印刷業界のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024年2月26日更新
はじめに
この記事では印刷業界への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説していきます。
特に、印刷業界ならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また印刷業界が求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、印刷業界の内定を目指す就活生は、是非最後までお付き合いください。
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印刷業界の概要
初めに印刷業界がどのような業界なのかを説明いたします。
印刷業界とは
日本の印刷業界は、高い技術力やサービスで知られています。
伝統的な印刷技術からデジタル印刷まで幅広く、書籍や雑誌、広告、パッケージングなど多岐にわたる印刷サービスを提供しています。
近年、デジタル化の進展に伴い、印刷業界もデジタル印刷技術の導入やオンデマンド印刷サービスの拡充に力を入れています。
また、DX化支援を導入している企業もあります。
さらに、環境に配慮した印刷材料や技術の開発にも注目が集まっており、持続可能なビジネスモデルへの移行が進んでいます。
例として、TOPPANホールディングスがあります。
TOPPANホールディングスは、業界最大手の印刷系企業です。
同社は、NAVINECT® クラウドや未来のチラシ®などを持っており、これらのツールで企業のDX化を支援しています。
さらに、日本の印刷機械業界は、高度な技術や革新的な開発によって国際的にも評価されています。
伝統的な印刷技術から最新のデジタル印刷に至るまで、日本の印刷機械メーカーは幅広い製品を提供しています。
特に精密な印刷品質と効率的な生産性に注目が集まっている印象です。
この業界は、自動車、電子、医療機器、パッケージングなどの多様な分野で使用される高度な印刷技術を開発しています。
例として、The Worldfolioの記事では、75年の歴史を持つ日本の印刷機械メーカーである桜井グラフィックシステムズが紹介されています。
同社は、自動車やバイオセンサー、ウェアラブルデバイスなどの様々な業界に製品を提供しています。
このことから、この分野で世界市場の大部分を占めています。
代表取締役社長である桜井隆太は、顧客固有のニーズに焦点を当て、受託製造などサービス指向のアプローチを強化していることを強調しています。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
参考:印刷業界ランキング
大手印刷業界の採用大学
印刷業界の大手の難易度や学歴フィルターを、過去の採用大学から予測していきます。
世間で高学歴と呼ばれる大学が多ければ、国からの支援金や科研費などが多い大学で成長できる学生を多く取り入れたいということでしょう。
今回は、印刷業界の売り上げ3位のNISSHAをご紹介します。
NISSHAの採用大学
京都大学大学院、大阪大学大学院、名古屋大学大学院、一橋大学大学院、東京工業大学大学院、京都大学、筑波大学、日本大学、立正大学 |
NISSHAでは、大学院生を多く採用しています。
そのことからも、非常に優秀な学生のみを採用していることがわかるでしょう。
印刷業界全体的な傾向は分からないものの、求められる大学のレベルは高い傾向にあるといえます。
参考:リクナビ 2024
印刷業界が求める人物像とは?
印刷業界は通業の印刷だけでなく、DX化を推進するなどBtoB要素が非常に強いです。
クライアント先にいる消費者の心理や、クライアントの想いをくみ取らなければなりません。
そのことから、多様な趣味や教養や専門性を持つ人々を採用する事が重要だと考えられます。
下記に、印刷業界での職種での採用方向の違いの特徴について紹介します。
印刷業界の職種での採用方向性の違いは?
印刷業界の営業職と製造職は、新規採用において「異なる人材」を掲げています。
まずは、営業職の印刷業界の人材の求める人物像について紹介していき、続いて製造業種について紹介していきます。
営業職種の求める人物像の特徴
1、コミュニケーション能力:コミュニケーションでは、クライアントの需要を理解するだけでなく、信頼関係を築くことが重要です。
顧客との会話で明確かつ説得力のあるコミュニケーションを行うことが必要です。
2、関係構築スキル:法人営業では、BtoCよりも特定のクライアントと長期的な関係を築き、継続的なビジネスに繋げることが重要です。
これには、信頼や相互理解を基とした関係の構築が必要です。
3、交渉スキル:価格や契約条件に関する交渉は、法人営業の重要なフェーズです。
スムーズな交渉を進めるために、データなどに基づいた説得力のある議論とお互いの妥協点を見出すことが必要です。
4、市場分析能力:クライアントの業界や市場の動向を理解し、それに基づく提案を示す能力が重要です。
例えば、市場分析を通じ、クライアントにとって最適なソリューションを提案できるようになります。
5、製品知識:自社の製品やサービスについて深い知識を持つことが、クライアントに対して役立つ情報を提供するため、重要です。
6、プレゼンテーションスキル:分かりやすく、説得力のあるプレゼンテーションを行うことで、製品やサービスの価値をクライアントに伝えることが重要です。
7、時間管理能力:複数のクライアントを同時に管理するため、効率的な時間管理が重要です。
8、問題解決スキル:法人営業では、予期せぬ問題や障害に直面することがあります。
これらの問題を解決する能力が必要です。
また、クライアントに対して最適なソリューションを提案する際にも重要です。
これらの法人営業に重要な要素を持ったガクチカを提示することは、印刷業界の採用担当者や役員から魅力的な人財に見えるでしょう。
製造職種の求める人物像の特徴
1、技術的知識:志望する企業の印刷技術に対する深い知識が必要です。
様々な印刷プロセスだけでなく、インクの特性や紙の種類や質感などに関する理解も必要です。
2、注意力と精密さ:印刷業界では、微細な箇所に対する高い注意力が重要です。
例えば、色の違いや印刷の位置の正確さなど、細かい誤差が品質に大きな影響を与えるため、少しの異変に対する注意力が必要です。
3、問題解決能力:印刷プロセスで生じる予期しない問題に対応する力が重要です。
ここでは、機械の調整やプロセスの修正などが含まれます。
4、機械に対する知識:印刷に使用される機械の操作に習熟することは重要です。
ここでは、印刷機の設定やメンテナンス、突発的な事案に対して機械特性をいかしたトラブルシューティングなどが含まれます。
5、品質管理:印刷物の品質を一貫して高水準に保つための知識やスキルも重要です。
ここでは、印刷品質のチェックや品質基準の遵守、不良品の識別などが含まれます。
6、円滑な作業管理:それぞれのプロジェクトのタスクにおける締め切りに間に合わせるため、緻密な作業計画と管理が重要です。
7、チームワークとコミュニケーション:製造過程は多くの場合、チームにおける作業が必要です。
このことから、同僚や上司、他の部門との円滑なコミュニケーションが重要です。
8、安全意識:機械操作に対する安全規則やプロトコルの遵守が重要です。
これらに関するガクチカを示すことで、採用担当者に魅力的に映るでしょう。
特に、機械を用いて実習や研究を行ってきた学生が闘いやすいでしょう。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
エントリーシートでは、過去に何をしてきたのかを「表現された過程」を読むことで能力を量ります。
また、文章の書き方から、どの程度ビジネスで活躍できる基礎的な要素を持っているかを確認します。
「表現された過程」からは、その人がどのような人なのかを推し量ります。
企業は、就活生がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるか知りたいと考えています。
これは、個々の能力や性格が企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めていくためです。
また、就活生がその企業で働くモチベーションが十分にあるかどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、よりよいパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があるでしょう。
エントリーシート作成のポイント
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは、結論から書き始めると読みやすさが増します。
そのためにもPREP法を使うといいでしょう。
これはPoint(結論)やReason(理由)、Example(具体例)、Point(再結論)を指し、これらを用いることで分かりやすい文章や説明ができます。
- 結論
- 結論に至った理由
- 理由を強調するための具体例
- 最後に再び結論
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、論理的な構成になり、読み手の理解が深まります。
論理的に文章を組み立てることで、採用者側に論理的思考力が高い人財だと評価されるでしょう。
以下の他業界の例文を参考にしてください。
結論:私は、様々な人々を支援できる銀行領域に強い興味があります。 理由:何故なら、より多くの人々が笑っていることが私の生きがいだからです。 具体例:例えば、焼肉屋のアルバイトでは、オペレーションを改善し、顧客満足度を高めて、多くのお客様が笑顔になりながらお食事をされていました。 このことから、私は強い生きがいを感じて、より多くの人々が笑顔になることを目指しています。 結論:したがって私は、より多くの業界の企業が活躍するために重要な銀行領域を強く志望します。 |
以下のような書き方もあります。
はじめに、~~。
次に、~~。
また、~~。
さらに、~~。
加えて、~~。
その結果、~~。
貴社に入社した後は(または、「したがって」など)、~~。
このような表現を使うことで、論理的な書き方をアピールできるでしょう。
下記は、理数系の論文の書き方を基に抽出したフレームです。
私は、銀行業界を志望しています。 焼肉屋のバイトをしていた時に、お客様が笑顔になる瞬間にやりがいを感じました。 また、銀行業界は、多くの企業に対して有志をしていることから、多くの企業が活躍することを手助けしていると考えています。 さらに、私は、多くの企業が活躍することで、笑顔になる人が増えると考えています。 |
言葉遣いに注意する
エントリーシートは、企業が就活生の人柄や能力を判断するための重要な書類です。
そのため、言葉遣いには特に注意が必要です。
以下の点に注意して、言葉遣いを正しくしましょう。
- 話し言葉を書かない
- 「ですます調・である調」の混在はしない
- 誤字脱字に注意する
- 主語と述語は近くに書く
- 面接で聞かれることを想定し、盛った話を書かない
- 一文を長くしない
- 学生言葉は使わない
それぞれについて詳しく解説していきます。
話し言葉を書かない/「ですます調・である調」の混在はしない
話し言葉は、基本的に親しい関係性の中で使われます。
エントリーシートは、企業と応募者の関係性が浅い状態で提出します。
このことから、話し言葉を使うと、「常識がない、社会人としてのマナーが身についていない」という印象を与えてしまいます。
また、「ですます調・である調の混在」も、読みにくいだけでなく、誤解を招く原因となります。
さらに、それぞれが混同することで気遣いができないとみなされてしまうでしょう。
誤字脱字に注意する
誤字脱字は、不注意や勉強不足といった印象を与えます。
不注意なところがあると、どのような仕事でも致命的なため大きく減点されてしまうでしょう。
就活生の文章力も疑われてしまうため、エントリーシートを作成したら必ず誤字脱字がないか丁寧にチェックしてください。
他の友人とチェックを行うことも効果的です。
主語と述語は近くに書く
主語と述語が離れていると、文章がわかりにくくなります。
そのため、主語と述語はなるべく近くに書きましょう。
主語と述語が近い例文:
「私は運動をします。」
この文では、「私は」という主語と「します」という述語が近く、内容が伝わりやすいです。
主語と述語が離れている場合:
「私は、健康を保つために、近くの公園を一周し、ジョギングなど運動します。」
この文では、「私は」という主語と、「します」という述語の間に多くの単語が入っています。
文章を書くことに慣れていれば、主語と述語を離しても分かりやすく書けるでしょう。
しかし、多くの人は綺麗な文章の執筆に慣れていないため、控えることをおすすめします。
面接で同じことを聞かれることを想定し、盛った話を書いてはいけない
面接では、エントリーシートの内容に基づいた質問をされることがあります。
そのため、エントリーシートには事実に基づいた内容を書きましょう。
誇張して書いてしまうと、面接で嘘がばれる可能性が高くなります。
そうなれば嘘を平然と付く人として信頼されないため、落とされてしまうでしょう。
一文を長くしない
一文が長すぎると読みにくく、内容が理解しにくくなります。
学生言葉は使わない
学生言葉は社会人として活用されません。
社会人らしくビジネスシーンで通用する言葉を使いましょう。
印刷業界の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、合格率が上がります。
印刷業界であれば、コミュニケーション力やチームワーク、クリエイティブ性やデザイン感覚が大事な要素になるでしょう。
このような価値観やビジョンを文章の中で取り上げてください。
もちろん上記の様な基本理念が必ずなければいけないとは限りません。
例えば、印刷業界では特に「デジタル化への対応」に特化した提案が評価されます。
その強みを活かしてやりたいことや、いかに自分が企業の将来像にマッチしているか文章で伝えましょう。
大事なのは、数ある会社やや代替可能業界がある中で、なぜ「印刷業界」を選ぶのか論理的に説明をすることです。
エントリーシートの位置づけ、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるといいでしょう。
もちろん文章の内容も評価の対象です。
しかし、最も注目されるのは、文章の構造そのものに問題がないか、文の論理展開に問題がないか、齟齬がないかです。
企業にエントリーシートを提出する前に、論理展開や文章構造の見直しをすることをおすすめします。
設問別に企業が見ている点は、以下の通りに分類されます。
(a)志望動機系(企業に見られている点:熱意、情報取集能力やモチベーション)
(b)過去の経験(企業に見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c)未来目標系(企業に見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d)価値観系(企業に見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)
(e)その他(企業に見られている点:長所・研究内容)
設問で見られる点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
一般的なエントリーシートとして、問われたことがある質問や記載例を紹介します。
志望動機
・印刷業界を志望する理由をご記入ください。(600文字以下)
【記載例】
私はデザインを介して、人々の生活が豊かになることを目指しています。 デザインという観点から印刷業界を志望する理由は、複雑な印刷や技術的な見せ方の表現などを社会に送り出しているからです。 印刷業界というのは、紙に対してインクを用いて単純な図版を提供するだけでなく、様々な形の印刷元に対して、正確に表現を加えることも提供しています。 正確なデザインの表現が可能であれば、消費者のことを考えて作成されたデザイナーの想いを忠実に提供し、UXなどの観点もまた損なうことなく、100 %提供できると考えています。 これらのことを消費者に提供できれば、生活を豊かにする一助となることが期待できます。 さらに、優れたデザインの魅力をそのまま維持できれば、消費者が手に取る可能性が高くなります。 その商品やサービスが魅力的なものであればあるほど、それらのサービスの優れた広報を担うことになります。 現在の消費者は、インターネットの普及に伴って頭が良いため、デザインで最初の印象を受けて、商品やサービスの質を精査します。 このことから、消費者は、自分自身の生活に適した商品の一つとして印刷業界が担う広報の一部を参考にします。 これらのことから、私はデザインを介して多くの人々の生活が豊かになることが考えられる印刷業界を志望しています。 |
ポイント:最初にパラグラフを用いて結論を持ってきていることは評価できます。
また、現在の自分軸から大局観や企業の利益、業界の将来性などを客観的に文章にしていることで、印刷業界でのやりたいことやモチベーションが分かりやすくなっています。
自己PR
・自己PR(何かご自身でやり遂げた経験を具体的にご記入ください)。(500字)
少数の人数で構成された文化部のサブリーダーを行っている学生を想定します。
【記載例】
私の強みは、組織の活動に対して「縁の下の力持ち」と地道ながら活動をできることです。 私も含めて、サークルメンバー6人のかるた部に所属していました。 当初はリーダーが熱い想いを語ってメンバーを鼓舞するも、メンバーには届いておらず、一致団結していませんでした。 そこで私は、堅実な取り組みとしてモチベーションが低下している理由を見出すために、メンバーにヒアリングを行いました。 その結果、メンバーは求められる活動日数が多いため、高い参加意欲も持たない人ほどモチベーションが湧かないことがわかりました。 そこでリーダーと話し合いを行い、そもそも来ないメンバーに来てもらうことが重要だと説得しました。 その結果、週4日の活動日を週2日と有志の練習を別途設けて、メンバーが参加する心理的ハードルを下げる施策を行いました。 このことから、来ていなかったメンバーも少しずつ参加するようになり、サークル全体の意欲が高くなりました。 このように、地道なことを実行して、組織の運営を支えてきました。 貴社に入社したら、私はこの組織の運営能力で、部署の皆さんが全力を出して活躍できる環境づくりに貢献します。 |
ポイント
自身のこれまでの行動が、どのようなマインドで行われていたかが重要です。
なぜなら、企業の業務において活躍してくれそうだと感じるからです。
このような背景から、一貫性を大切にしたエントリーシート作成を心掛けることがポイントです。
しかし上記の「かるた部」の成果は、必ずしも印刷業界に就職した際の活躍する根拠とはなりません。
エントリーシートが通過しても面接で深堀りされる可能性があります。
その時に上記の活動をどのように会社に応用するか、反映させるかを具体的に示す必要があるでしょう。
まとめ
この記事では、印刷業界におけるエントリーシートに重要なことを記載しました。
これらの情報をもとに、ご希望の会社に入社できるように就活してください。
DX化については触れませんでしたが、個別具体的な情報を調べ、それをIT系コンサルに活用されているエントリーシート例と合わせることで、より良いエントリーシートになるでしょう。
このような背景を持つ印刷業界ですが、「環境配慮と持続可能性」についてもこれからの社会における存在意義として提案していくことが期待されます。
印刷プロセスについて一定の環境負荷が伴いますが、環境配慮型の印刷方法や、再生紙を利用した印刷など、持続可能な社会の実現に向けて行動していきましょう。
特に印刷業界では、誠実で好奇心旺盛で、常に学び続ける謙虚な人材が重要視されます。
また、社会の発展に寄与したいという強い意志や想いがある人も評価されるでしょう。
エントリーシートを書く際は、このような価値観に沿って書くことを心がけてください。
この記事が印刷業界への内定に一歩近づくことを願っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。