旅行代理店のES(エントリーシート)対策法を徹底解説

旅行代理店のES(エントリーシート)対策法を徹底解説

2024年2月24日更新

はじめに

旅行代理店はツアーなどの企画や宿泊先の手配、旅行業者の企画したツアーなどを仲介して販売を行う仕事です。

旅行代理店に就職するにはコミュニケーション能力や旅行に対する熱い情熱、お客様のニーズへの理解などが求められます。

 

また、旅行代理店で成功を収めるためには、特定の資質や能力が求められるでしょう。

ここでは旅行代理店に適した就活生の特徴となぜ旅行代理店がこれらの資質を重視するのかに焦点を当てて紹介します。

 

旅行代理店への入社を目指す就活生は、企業理念や会社に貢献できるようなスキルを持っている必要があります。

この記事を通じて、旅行代理店で働きたいあなたが、自分自身をアピールする方法について徹底解説していきます。

ぜひ、最後までお読みください。

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旅行代理店の概要

スーツ姿の女性

旅行代理店の主な仕事はツアー企画の仲介販売です。

 

旅行会社と旅行代理店の違いは以下になります。

旅行会社・・・旅行商品を販売する

旅行代理店・・・旅行会社の商品を代理で販売する

 

旅行代理店と旅行会社の大きな違いはツアーなどの商品を販売できるかできないかという点になります。

また、旅行代理店は自ら旅行プランを立てることはできません。

旅行代理店は旅行ツアー全般のお世話係的な存在です。

 

数多くある旅行商品の中から旅行の希望者に商品を提案するといったイメージを持っておくと良いでしょう。

気になる旅行業界の就職難易度ですが、20代の働き方研究所Re就活によると2015年卒就職人気ランキングではJTBグループが上位に入っています。

2015年卒 就職人気企業ランキング
順位業界企業名
1旅行・ホテル・ブライダルJTBグループ
2レジャー・アミューズメントオリエンタルラン

3運輸・倉庫ANA(全日本空港)
4医薬品・化粧品・トイレタリー資生堂
5商社(総合・専門)伊藤忠商事
6銀行・信金三菱東京UFJ銀行
7運輸・倉庫JAL(日本航空)
8運輸・倉庫JR東日本(東日本旅客鉄道)
9旅行・ホテル・ブライダルHIS(エイチ・アイ・エス)
10銀行・信金三井住友銀行

 

引用ページ:20代の働き方研究所Re就活

 

就活生にも人気だということがわかります。

人気代理店は以下のような企業です。

  • 楽天
  • 西日本観光サービス
  • 対馬旅行センター

 

このような背景を踏まえ、旅行代理店は就活生に人気があり、就職する難易度は高めです。

旅行代理店への就職はスキルのアピールなどが面接やエントリーシートで重要になります。

旅行代理店の採用難易度

旅行代理店での就職難易度について、特に大手旅行代理店のJTBグループの西日本観光サービスを例にとって考察します。

JTBグループの西日本観光サービスは社員を大切にする社風で、人材教育に力をいれている企業です。

 

選考プロセスはエントリー、会社説明会、エントリーシート・適性検査、個人面接(数回)、そして内々定という流れになっています。

JTBグループの採用大学にはトップクラスの私立や知名度の高い私立からの採用が多めの傾向にあります。

しかし、特定の大学からの採用が多いわけではないため、多様な背景を持つ学生が採用される可能性は高いです。

 

学歴フィルターはないと言えるでしょう。

大手旅行代理店からの採用難易度を考慮すると、業界全体的に難易度が高いとは必ずしも言えないでしょう。

 

旅行代理店業界ならではの「コミュニケーション力」と「お客様のニーズへの理解」を重要視している点を考慮すると、業界ならではの難しさはあるのが現状です。

企業側から何を求められているのかをしっかり理解をしたうえでの対策を進めていきましょう。

旅行代理店の採用大学

旅行代理店の採用大学に関して、JTBグループの西日本観光サービスから例を紹介します。

 

JTBグループの採用実績には、多様な大学院および大学が含まれています。

【大学】

法政大学,早稲田大学,明治大学,関西学院大学,東洋大学,西南学院大学,上智大学,立教大学,立命館大学

【大学院】

早稲田大学大学院、関西学院大学大学院、上智大学大学院、立命館大学大学院、青山学院大学大学院、近畿大学大学院

 

理系の大学院では上智大学などの難関私立大学が含まれており、文系大学では早稲田大学、明治大学、などの上位国公立が採用実績に含まれています。

上記の採用実績を見ると、JTBグループは特定の学歴フィルターを厳格に設けているわけではなく、幅広い大学出身者が採用されていることが分かります。

 

最難関大学から比較的容易な大学まで、さまざまな背景を持つ学生が採用されていると言えるでしょう。

これは、多様性を重視する企業姿勢を反映しており、学歴だけでなく、個人の能力やポテンシャルを評価する傾向があることを示しています。

 

JTBグループには学歴フィルターは存在しない可能性が高いです。

なお、旅行代理店は競合会社も学歴フィルターがない企業は多く、さまざまな偏差値の大学から採用しているようです。

 

採用大学のランクに関しては以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

【徹底解説】学歴フィルターはどこから?実態(エピソード)と突破方法 | 就活ハンドブック (jo-katsu.com)

旅行代理店が求める人物像とは?

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旅行代理店の仕事内容は大きく分けて以下の4つがあります。

  • ツアープランナー
  • カウンターセールス
  • アウトセールス
  • 仕入れ

 

上記4つの仕事内容から旅行代理店が求める人物像は以下の3つが考えられます。

  • 計画を考えるのが好きな人
  • 好奇心旺盛で旅行が好きな人
  • コミュニケーション能力が高い人

計画を考えるのが好きな人

ツアープランナーやカウンターセールス、アウトセールスの仕事では企画の提供をお客様にする機会があります。

お客様が旅行において求めるものはさまざまです。

 

お客様に合わせた計画を考えることが重要になります。

そのため、計画を考えるのが好きな人を旅行代理店は求めています。

好奇心旺盛で旅行が好きな人

旅行代理店の仕事は取り扱う商品が非常に多いため、覚える仕事量は膨大です。

そもそも旅行に興味のない人は旅行代理店の仕事に向いていないでしょう。

 

また、トレンドの把握も必要です。

旅行に対しての熱い思いを持ち、好奇心旺盛な人が旅行代理店の求める人物像です。

 

コミュニケーション能力が高い人

旅行代理店の仕事はお客様と接する機会が多いです。

そのため、コミュニケーション能力が高い人は重宝されます。

 

ツアープランナー、カウンターセールス、アウトセールスにおいてもお客様と接する機会は避けては通れないでしょう。

学生時代からコミュニケーション能力を高めておくと旅行代理店へ志望するときの強みになります。

旅行代理店の採用方向性

旅行代理店の採用の方向性についてまとめると以下のようになります。

 

  • 旅行代理店への熱い情熱

旅行代理店では旅行に関する幅広い知識や旅行業界に対する強い興味や情熱がある人材が求められます。

採用されるためには旅行ツアーのトレンドやなぜこの旅行代理店なのかなど熱い情熱を持っている必要があります。

 

  • コミュニケーション能力

旅行代理店はお客様と接する機会が非常に多い職種です。

これはどの旅行代理店であっても必要不可欠な能力になります。

コミュニケーション能力の高い人材は旅行代理店に欠かすことのできない存在になるため、強くアピールをしていきましょう。

 

  • 自分で考えて行動できる人

旅行代理店では自分で考察し、他社に負けないような提案が必須になります。

数多くの旅行代理店で生き残るためには良い提案が必要不可欠です。

自分自身で魅力を伝えられるような人材は重宝されるでしょう。

 

  • お客様のニーズを的確につかめる人

旅行代理店ではツアーの提案が必須になりますが、なんでもおすすめすれば良いという訳ではありません。

お客様のニーズに適した旅行ツアーの提案が必要です。

お客様がどのような旅行にしたいか常に考えられるような人材が求められています。

 

  • 思いやりの心を持ち、気遣いができる人

旅行はお客様にとって貴重な思い出になりますし、金額も安いものではありません。

自分が提案したいツアーを売るのではお客様は満足してくれず、リピートには繋がりません。

相手のことを思いやれるような人材はお客様に感動されるため、企業からも求められます。

旅行代理店がES(エントリーシート)でチェックしているポイント

旅行代理店がエントリーシートを通じてチェックしているポイントは、求める人材から以下のようなものが上げられます。

 

  • なぜその旅行代理店なのか明確にしている人
  • 旅行に対して熱い熱意を持っている人
  • コミュニケーション能力が高い人

 

特に旅行代理店では「コミュニケーション能力の高い人」候補者を求めています。

たとえば、提案の的確さ、お客様へのニーズの理解、などが評価の基準になることが多いです。

 

また、なぜ多くある旅行代理店の中でその企業に応募するかの理由やどのように企業に貢献できるかなどもチェックポイントの1つです。

候補者に明確な動機があるか、求められます。

企業と価値観がフィットするかなども見極められるでしょう。

エントリーシートの位置付け、及び対策方法

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旅行代理店のエントリーシートでは論理的な構成と明瞭な結論が求められます。

以下のステップに沿って記述することが推奨されます。

 

  • エントリーシートを効果的に書くためには、「先に結論を示す」アプローチが推奨されます。まず、自分の主張や目標をはっきりと述べ、その後にその結論に至った背景や理由を展開します。

 

  • 具体的な経験や事例を引用して主張を補強することが重要です。これにより、あなたの考えが具体的であり、論理的であることを示すことができます。

 

  • 最後に、結論を再度強調することで、あなたのメッセージを強化し、読み手に印象を残します。個人のエピソードや経験を通じて、自己の価値観や業界への理解を示し、それがどのように自分のキャリア目標や業界への貢献につながるかを明確にすることが重要です。

 

(例文)

私は、健康と持続可能性を重視する旅行代理店でキャリアを築きたいと考えています。(結論)

貴社の持続可能な旅行代理店への取り組みに共感し、私の価値観と一致していると感じました。(理由)

貴社が進めている「XYZパン開発プロジェクト」は、旅行代理店における革新を牽引し、社会に影響を与えています。このようなイノベーションは、私が目指すキャリア方向と合致します。

(具体例)

私の専門知識と情熱を活かし、持続可能な旅行代理店に貢献し、貴社の更なる発展に寄与したいです。(結論)

また、地球に優しい製品開発を通じて、消費者に健康と環境保護の重要性を伝え、変革を推進したいと思います。

 

この方法で書くことで、応募者がどのような視点を持っているかが明確になり、理解しやすい論理的な構成になります。

また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。

ジョーカツ エントリーシート

旅行代理店の過去ESの質問内容

旅行代理店の選考においてエントリーシートで問われそうな質問についてそれぞれを紹介します。

 

・あなたが体験した旅行に関する忘れられないエピソードを教えてください。

(300字程度)

 

なぜ旅行代理店を志望したのかを教えてください。(300字程度)

 

・あなたが特におすすめする旅行とその魅力について紹介してください。(300字程度)

 

質問は、旅行代理店の選考過程において応募者の個性、能力、そして企業文化への適合性を評価するために用いられます。

旅行代理店に興味がある学生必見!就活の動向、選考対策、求められる人材像

旅行代理店の過去ESの質問に関する回答記載例

PCを使う手

旅行代理店の選考においてエントリーシートで問われそうな質問に関する回答記載例をそれぞれを紹介します。

 

・あなたが体験した旅行に関する忘れられないエピソードを教えてください。

(300字程度)

 

(記載例)

私が体験した忘れられない旅行のエピソードは両親へサプライズ旅行を企画し、楽しめるプランを組んだ経験です。

その日、私は親への感謝の気持ちを伝えるためにサプライズ旅行に挑戦しました。

サプライズ旅行では計画から泊まる宿の予約まで1人ですべて実行し、旅行の難しさ、楽しさを学びました。

サプライズ旅行は無事に成功し、両親は大変感動していました。

この経験が私にとって旅行代理店でのキャリアを目指すきっかけになったできごとです。

また、この経験を通じて旅行の重要性について深く考えるようになりました。

お客様へのニーズに応える計画の必要性を強く感じました。

旅行の楽しさを感じたとともに、旅行代理店へ貢献したい意欲が高まった瞬間です。

 

ポイント

特定のエピソードを詳細に描写し、体験した感動や楽しさを伝え、情熱を示します。

また、実体験が旅行代理店業界への関心やキャリア志向にどのように影響したかを明確にしています。

 

・なぜ貴社の旅行代理店を志望したのかを教えてください。(300字程度)

 

(記載例)

私が旅行代理店を志望した理由は、旅行代理店のプロセスとその観光時期への影響に魅力を感じるからです。幼いころから、家族と一緒に旅行に行くことが大好きで、その楽しかった思い出は心に深い印象を残しました。

大学で観光学を学び、旅行に関する専門的な知識を深めたことで、この業界への興味はさらに強まりました。特に、お客様のニーズを理解することの重要性を理解し、御社に貢献したいと考えています。

また、旅行業界の今後の発展を見て、この分野でのキャリアを志望するようになりました。

旅行代理店の進歩に対する私の情熱は、お客様思考になりツアーの紹介をすることに特に焦点を当てています。

私は、お客様ニーズ分析を中心とした業務をし、旅行代理店に新しい価値をもたらすことを目指しています。

 

ポイント

大学で学んだ観光学の専門知識を活用し、志望理由に深みを出すと共に業界動向への関心: 旅行代理店の最新のトレンドと課題への理解を示し、その中での自身の役割をアピールしています。

 

・あなたが特におすすめする旅行とその魅力について紹介してください。(300字程度)

 

(記載例)

私が特におすすめする旅行先は大分県への温泉旅行です。

大分県は街の雰囲気がよく、温泉の効能も良質的なものが多いです。

大分県に旅行へ行くと、日頃の疲れを癒すために旅行が大切だということを改めて実感します。

また、大分県の旅行は地域の文化と伝統を反映しており、地元のコミュニティとの繋がりも感じることも可能です。

地元愛を感じられる大分県は地域経済に貢献しているという点で私にはとって特別な意味を持ちます。

さらに、これらの体験を通じて、旅行に対する新たな評価を見つけ、旅行にはさまざまなニーズがあることを理解することができました。

旅行に行くことが旅行をする人のニーズに応えられる人材になる貴重な機会だと感じています。

 

ポイント

具体的な旅行の体験をあげて旅行が特別な価値があり重要な側面があることを強調しています。

まとめ

この記事では旅行代理店の会社概要やエントリーシート(ES)の書き方について解説しました。

旅行代理店はお客様のニーズに応えれるようなツアーを販売を提供しています。

旅行代理店で活躍する企業は旅行に対する熱い情熱、コミュニケーション能力の高い人、自ら考えて行動できる人、そしてお客様ニーズに的確に応えられるような人材を求めています。

 

エントリーシートを書く際にはこれらの価値観に沿った内容を心がけることが重要です。

さらにこの記事では旅行代理店のキャリアで活躍するためにエントリーシートでどう表現するかにも焦点を当てています。

旅行の多様性やお客様ニーズへの理解がESを成功する鍵となります。

 

また、旅行に対する熱い情熱を持っていることが企業に貢献できることを強調することが重要です。

この記事が旅行代理店を目指すみなさんにとって有益な参考になることを願っています。

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