【企業研究】キャタピラーの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024年2月22日更新
はじめに
キャタピラーは、アメリカ・イリノイ州に本社を構える建設機械業界において世界を代表する建設機械メーカーです。
製造施設、物流施設、マーケティング施設、サービス施設、研究開発等の関連施設、ディーラーなどを合わせると全世界で500か所以上のオフィス・店舗を展開しています。
今回は、そんなキャタピラーの中でもキャタピラージャパン合同会社の企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介します。
この記事ではキャタピラージャパン合同会社の就職に興味がある以下のような就活生を対象に企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
・キャタピラージャパン合同会社の事業内容が気になる
・キャタピラージャパン合同会社の就職難易度を知りたい
・キャタピラージャパン合同会社の選考対策としてどのようにすれば良いかわからない
また、建設機械業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
結論からお伝えすると、キャタピラージャパン合同会社の就職難易度は、難易度は高いと考えています。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、競合他社と比べると難易度が高いといえるでしょう。
また、採用大学も日本国内でも偏差値帯が高く技術力が高い学校の実績に集中しているうえ、専門スキルの修得だけでなくグローバル企業で活躍するために必要なコミュニケーション能力も求められます。
選考対策として、大学在学中の取り組みや留学経験の有無など人柄に関する質問が多い傾向から自己分析と足跡の振り返りが重要です。
特に志望する部門の確認とその理由が聞かれるので、志望動機も含めてしっかりと事前準備を進めた上で面接や選考に進むようにしましょう。
商材は配属される販売部門によって異なりますが、建設機械の性能やシステム関係に関わる業務がメインになります。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
キャタピラージャパン合同会社について
参照:https://w-hyogo.jp/case/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%BF%E3%83%94%E3%83%A9%E3%83%BC/
会社概要
キャタピラージャパン合同会社は、鉱業用機器、建設機械をはじめ、オフロード用ディーゼル、天然ガスエンジンやディーゼル電気機関車などの製造および販売が主な事業内容です。
キャタピラージャパン合同会社は、地球環境に配慮した低炭素による革新的な製品開発やサービスの提供に力を入れているグローバル企業であり、本社のあるアメリカだけでなく、世界各都市に開発施設や支店を有しています。
主な事業は、建設作業、資源産業、エネルギーおよび輸送の3つを展開する中で、今後も建設機械業界をリードし、社会の発展に貢献し続ける企業として注目を集めています。
参照ページ
各事業別の売上規模
キャタピラージャパン合同会社は2021年度の売上高約1,600億円で、北米や欧州での建設機械の需要が上向いた背景から、売上高は前年比の25%アップです。
業績は好調に推移しています。
新型コロナウイルスにより停滞していた住宅建設業界も復調の兆しも見えています。
今後も建設機器の販売に加えメンテナンスなどのサービスの需要が高まっていくでしょう。
業績は右肩上がりに推移していくものと予測されています。
参照ページ
各事業セグメントの解説
キャタピラージャパン合同会社の主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
建設機械部門 | 油圧ショベル、ブルドーザー、ホイールローダー、グレーダー、コンパクター、クレーンなど。建設現場の建設機械の製造。 |
開発部門 | 油圧ショベルの設計と製造に加え機械の性能向上や新機能の開発。アスファルトフィニッシャの開発にも力を入れている。 |
製造部門 | 環境に配慮した機械の開発、省エネルギー、低騒音性など持続可能な建設機械の製造。 |
販売部門 | 建設機械、鉱山機械、発電機、エンジンなどの販売。保守点検、修理、部品の供給などのアフターサービスにも取り組む。 |
普段イメージする建設機械業界としてのキャタピラージャパン合同会社は、豪快で力強い会社です。
しかし実際には環境に配慮した建設機械の開発や設計に始まり、クライアントのニーズに応える企業努力が各部門で連携しサービスを展開しています。
また、各セグメントはキャタピラージャパン合同会社の多角的な事業戦略とクライアントへの適応能力を示しており、建設機械業界において製造、販売、アフターサービスが三位一体となることで世界各地で活躍する製品を生み出しています。
以下の参照ページで紹介するのでぜひ確認してみてください。
キャタピラージャパン合同会社で働いている社員は?
平均勤続年数は?
キャタピラージャパン合同会社の平均勤続年数は15年です。
建設機械業界の中では、比較的社員の出入りが少ない職場といえるでしょう。
平均年収は?
キャタピラージャパン合同会社の平均年収は、767万円でした。
全国平均が458万円であることを考えると、全国平均より高い水準です。
同じ「建設機械業界」の上場企業平均年収は、509万円でした。
平均残業時間は?
キャタピラージャパン合同会社の平均残業時間は、1ヶ月あたり20〜30時間でした。
建設機械業界で働く従業員の平均残業時間は23.0時間のため、業界内では平均よりも少ない残業時間といえます。
平均ボーナス額は?
キャタピラージャパン合同会社の平均ボーナス額は、約350万円でした。
役職や勤続年数によって金額の違いがあるため、立場によって金額は大きく異なることは留意点です。
また、キャタピラージャパンは年俸制のため、1/16を毎月もらいつつ、ボーナス付きは2ヶ月分をもらうという配分です。
どんな文化なの?
キャタピラージャパン合同会社の雰囲気は、完全に外資企業です。
製造関連部門については、まだ年功序列の色合いが残っているようです。
会社を支える建設機械業、資源開発機械産業、エネルギーおよび輸送機械事業の3つの部門を通じて事業を支え、総合建設機械メーカーとして業界トップクラスの地位を確立しています。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競合含む年間売上高
競争が激しい建設機械業界の業界の中で、キャタピラージャパン合同会社の立ち位置がどこにあるかご紹介します。
売上高を参照し、他者と比較するとキャタピラージャパン合同会社は第4位に位置している企業だとわかります。
ただ、こちらは日本支店における売上高であるため、世界規模で見ると結果は違ってきます。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
小松製作所 | 3兆5,434億円 | 747万円 | 59 | 風通しがよく若手が成長できる |
豊田自動織機 | 3兆4,798億円 | 793万円 | 57 | 保守的で向上心が少ない慎重派 |
クボタ | 2兆6,787億円 | 811万円 | 59 | チームワークを重視 |
キャタピラー | 1,600億円 | 760万円 | なし | 社員のチャレンジを推奨 |
キャタピラージャパン合同会社の新卒募集要項について
以下にキャタピラージャパン合同会社の新卒募集要項についてまとめました。
初任給は315,120円〜となっており、他業種と比較してもかなり優遇されている点は嬉しいところです。
また、賞与は年2回支給、昇給は年1回となっています。
福利厚生は財形貯蓄、融資、年金制度などが揃っており、住宅補助や保養所があるのも助かる点です。
ただ、年功序列が色濃く残っている部分もあるので、勤務先での人間関係を良好に保つ必要があるので、職場の風通しなど気になる方は面接や説明会なので事前に確認しておきましょう。
各項目 | 詳細 |
初任給 | 315,120円〜 |
昇給 | 年1回 |
賞与 | 年2回 ※4月1日入社の場合は、初年度は年1回 |
休日休暇 | 休日;日曜日、土曜日、祝日、GW、夏季休日、年末年始 休暇:有給休暇22日/年、転勤、結婚、出産など各種休暇あり。 |
諸手当 | 時間外、深夜、休日労働割増金、通勤交通費など |
勤務地 | 明石事業所:兵庫県明石市魚住町清水1106-4 |
求める人材
キャタピラージャパン合同会社では、求める人材として下記のものを公表しています。
1.チャレンジ
どんな環境でも飛び込んでいき主体的に自分を高めていける、しなやかな強さを持った人」を掲げており、自分で考えて挑戦するモチベーションのある人物を重視しています。
2.責任感
お客様の現場を止めないことに使命を持ち、自分の仕事をきっちりとアフターサービスまで、丁寧かつ迅速に取り組む姿勢を持ち続けることが重要です。
3.発展
社員1人1人の成長が会社の発展につながっていることを理解し、社会課題の解決や、世の中の変化を見極める力を事業を通じて発揮することが、社会貢献およびお客様貢献に繋がり企業価値を高めます。
以上の採用メッセージは、キャタピラージャパン合同会社が世の中に貢献する企業であり続けるために必要な心構えとなります。
エントリーシートや面接中にこれらを意識した発言を行い、目標と高いモチベーションを持っている人材だと汲み取ってもらえるように選考に臨みましょう。
新卒採用のフロー
キャタピラージャパン合同会社の選考は、下記の通りの選考フローです。
面接では、大学生活で頑張ったこと、留学経験などに関する質問を通じて、人柄をチェックする項目が多いのが特徴です。
選考対策としては入社意欲があることはもちろんのこと、これまでの経験を活かしてどのような社会人として、どのような将来ビジョンを持って業務に取り組みたいか明確にしておきましょう。
新卒エントリー
キャタピラージャパン合同会社の公式サイトから、新卒エントリーボタンより必要事項を入力し、登録します。
エントリーシートには志望動機、自己PR、長所や短所、保有している資格などを入力し、Web上で送信して終了です。
会社説明会
キャタピラージャパン合同会社は会社の理解を深めてもらい、将来像をイメージしやすくする目的で、会社説明会を開催しています。
入社意欲のある方は必ず参加しましょう。
一次選考
Web適性検査は自宅でSPIを受講し、志望者の人柄や考え方などの傾向を把握するために実施されています。
キャタピラージャパン合同会社の求める人物像とミスマッチがないか深掘りします。
・面接
面接では、志望動機や強みや弱みなど一般的な質問が行われます。
PR事項に触れながら大学時代に取り組んでいたことやその成果、学びについて深掘りしていきます。
二次選考
・面接
最終面接でもある二次選考では、改めて志望動機と自己PRに関する質問があります。
入社後に困難な場面に出会った時どのように対応するのかなど、具体的な質問により志望者の本気度を見極め、会社の求める人物像にマッチしているか判断されます。
内々定
2回の面接を突破して内定が決まります。
上記の通り、各セクションでの選考目的は明確化されています。
大学時代に何に取り組んだのか、その理由を明確に答えられるように自己分析をしっかりしておきましょう。
採用大学
キャタピラージャパン合同会社の採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学および難関大学が多く採用されています。
青山学院大学、秋田大学、秋田大学大学院、茨城大学、茨城大学大学院、岩手大学、岩手大学大学院、大分大学、大分大学大学院、大阪大学、大阪大学大学院、大阪府立大学、大阪府立大学大学院、岡山大学大学院、小樽商科大学、鹿児島大学大学院、金沢大学大学院、関西大学、関西大学大学院、関西学院大学、学習院大学、九州工業大学、九州工業大学大学院、九州大学、九州大学大学院、京都大学、京都大学大学院、近畿大学、近畿大学大学院、岐阜大学大学院、熊本大学、熊本大学大学院、慶應義塾大学、慶應義塾大学大学院、工学院大学、工学院大学大学院、神戸大学他多数
上記には偏差値の高い難関大学が多数含まれています。
キャタピラージャパン合同会社の求める人物像レベルに合致するには、偏差値の高い学生が多い傾向にあります。
まとめると、学歴が重視されている部分もありますが、それと同じくらい就活生の高いスキルも求められています。
就職偏差値・難易度
ここまでの内容を踏まえて、キャタピラージャパン合同会社の就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は高いと言えます。
その理由として以下の2点が挙げられます。
・外資企業特有の実力主義の要素が強い
・グローバル企業ならではのコミュニケーション能力が求められる。
よって、日本語だけでなく、英語など語学力に秀でていることが重要です。
その上でシステムや専門スキルに関する興味関心をPRする必要があります。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください。
まとめ
今回はキャタピラーについて解説してきました。
この会社は重機業界の中でも、代表的な企業として知られています。
採用大学にしても、大学院から難関大学まで幅広く採用しているので、非鉄金属業界に興味がある人はぜひ応募してみることをおすすめします。