出版業界のエントリーシートの対策法を徹底解説

出版業界のエントリーシートの対策法を徹底解説

2024年2月18日更新

はじめに

この記事では、以下に該当する人へ向けて、エントリーシートの書き方や対策方法について詳しく解説しています。

  • 出版業界への就職を目指している人
  • エントリーシートの記入方法に不安を感じている人

内定の獲得が困難を極める出版業界は、エントリーシートの対策が必要不可欠です。

そこで、出版業界特有のエントリーシートについて、実際の記入例をもとに、志望動機や自己PRの方法の書き方を詳しく解説します。

よくある例文のような内容では、出版業界でエントリーシートを突破することが困難です。

押さえておくべきポイントを解説しているので、ぜひ参考にしてください。

出版業界が求める人物像の特徴や選考の重要ポイントも詳しく解説しています。

出版業界の内定を目指している就活生はぜひ最後までご覧になり、内定を勝ち取ってください。

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出版業界の概要

出版業界の概要

出版業界の内定を目指すなら、まずはどのような業界なのかを知ることが大切です。

出版業界とは

出版業界は、出版社を中心に4つの分類に分かれています。

  • 出版社:出版する書物の企画や制作、販売促進
  • 編集プロダクション:出版社に変わって企画や制作、校正など編集を行う
  • 出版取次:出版された書物を販売する書店へ届ける
  • 書店:読者へ販売

出版業界における市場は、紙媒体における出版物の減少に伴い、全体的に低迷傾向にあるものの、電子書籍市場は拡大傾向です。

特に、耳で聴くオーディオブックや注文販売を行うプリントオンデマンドは、右肩上がりで市場を拡大しており、出版業界は新たな変革時期に突入しています。

出版業界の採用難易度

出版業界の採用難易度は非常に高いと考えられます。

もともと出版業界における各企業は1社ごとの社員数が少なく、わずか数名の新卒採用枠においては狭き門です。

さらに就活生には人気の業界であることも影響し、採用難易度が高くなっているのです。

出版業界の採用大学

出版業界には数多くの企業がありますが、全体的に難関大学を超える採用大学の実績が多くあり、学歴フィルターは存在すると考えられます。

以下は、出版業界の中でも就活生から人気の高い講談社における採用大学です。

<大学>

東京大学、早稲田大学、慶応大学、明治大学、京都大学、北海道大学、上智大学、一橋大学、立教大学、中央大学、東海大学、大阪大学、東京工業大学、大阪芸術大学

 

過去の採用実績を確認すると、旧帝大から日東駒専まで幅広い採用実績があるものの、比較的偏差値の高い難関大学が多いため、選考難易度は非常に高くなっています。

以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。

【徹底解説】学歴フィルターはどこから?実態(エピソード)と突破方法

出版業界が求める人材とは?

就活スーツの男性 会社訪問イメージ

結論として、出版業界では好奇心があり、発想や企画に柔軟性を持って対応できる人材を求めています。

変革時期に突入している出版業界は、どの企業も今までとは違った新しい分野に挑戦できる人が必要です。

代表的な企業のパーパスは、以下の参照ページより確認してみてください。

参照ページ:代表メッセージ-講談社定期採用

参照ページ:採用メッセージ-集英社

知識や努力も必要ですが、何よりも想像豊かな個性を重視し、協調性のある人柄を求めていることも読み解くことができます。

また、コミュニケーション能力や熱意などを確認するための選考フローとなっていることも確認できます。

これらのことから、出版業界の内定を獲得したい就活生は、熱意や自己PRを言葉にできるよう訓練が必要です。

参照ページ:内定者の就活振り返り-集英社

出版業界各社の採用方向性の違いは?

出版業界の仕事はさまざまで、出版社の場合は職種によって採用の方向性が異なります。

会社全体の流れを取り仕切る管理部門では、人事や総務、経理を含め、国内外へのコーポレートブランドを管理するため、知識や語学力などマネジメント力が必要です。

営業部門では、流行や時代の流れに敏感なことが求められ、ビジネス戦略として立案や交渉など社内外におけるコミュニケーション能力を必要とします。

出版物ごとのメディア内容に合わせて業務をおこなう編集や技術部門では、特に発想力や想像力を必要とし、社内のサポート役としてコミュニケーション能力も求められます。

新たな道を切り開く発想力と、新しい分野へ挑戦できるポジティブ思考を必要としていることは共通しており、多くの企業でフレックスタイムの勤務制を構築し、ワークバランスへの配慮など福利構成を充実させています。

採用選考のステップやスケジュールは、出版業界各社で異なるため、各企業の採用ページで確認してください。

エントリーシートで企業がチェックしているポイント

ポイントの概要

エントリーシートでは、就活生の志望動機や性格など、自社の業務に適切かどうかを重点的に判断しています。

どのような経験があるのか、1つの物事に対してどのような考え方を持っているのか、人物像や適性を知りたいと考えています。

どのような分野で活躍が期待できるのかを見極め、採用後の指標にするためです。

また、出版業界では、モチベーションの高さや忍耐力も、エントリーシートによる重要チェックポイントとなっています。

常に新しい企画に対して高いモチベーションが求められるため、仕事に対する意欲や未来志向な気持ちを確認しているのです。

そして何より、「なぜ出版業界だったのか」「なぜ他の企業ではなく、その企業を志望したのか」という点を、明確に示すことが重要であると覚えておいてください。

選考を通過しやすいエントリーシートの書き方

エントリーシートは、結論から書き始めると言葉に説得力を持たせることができます。

  1. 結論を提示する
  2. 結論に至った理由を明確に記入する
  3. 説得力のある理由にするため具体例を出す
  4. 再び結論に結びつける

上記の順番でエントリーシートを記入すると、テーマを絞った内容になり、論理的な構成となることから相手に伝わりやすくなります。

以下に例文を作っているので、ぜひ参考にしてみてください。

【結論】私が出版業界を志望する理由は2点です。

【理由①】1点目は、想像した先に起こるできごとを予想し、想像を現実に変えることが楽しみな私なら、出版業界こそが強みを発揮できると考えています。

【具体例①】塾のバイトリーダーを務めており、どうすれば生徒が楽しく学業に取り組めるかという点で、授業やイベント、教室の雰囲気作りなど、様々な角度から企画してきました。

【結論①】想像力や企画力の強みを、出版業界で発揮したいと考え志望しました。

【理由②】2点目は、雑誌や書籍など流行の最先端に立ち発進できるスキルを身につけ、自分自身の成長に繋げたいと考えているからです。

【具体例②】コロナ禍で「楽しみ方」について考えたとき、WEBやSNSを使って流行を追う楽しみを知りました。しかし世間のニーズを満たす発信には限りがあると感じ、私自身も発信するスキルを身につけたいと強く感じるようになりました。

【結論②】インプットとアウトプットに携われる環境が出版業界にはあるという点で、志望に至りました。

出版業界の価値観やカルチャーを文章に取り入れる

文章の中に企業理念を取り入れると、出版業界の中からその企業を選択した理由にマッチさせることができます。

エントリーシートの選考を突破するためには、「なぜこの企業を選んだのか」を明確にすることが大切です。

出版業界では各社でさまざまな出版物があり、企画や戦略などを将来の自分に置き換えて文章を考えることも可能です。

エントリーシートで大切なことは、「なぜ出版業界なのか」と「なぜこの企業なのか」、「なぜその職種なのか」の3つのなぜについて、論理的に説明できる内容にすることだと言えます。

参考資料:採用メッセージ-小学館

エントリーシートの位置付け、及び対策方法

PCを使う手

出版業界においてエントリーシートの位置付けは、志望動機や人物像に対して論理的な思考を持っているかを判断する重要なセクションだと捉えておきましょう。

文章構造や内容も評価していますが、何よりも自己アピールや求められる人物像との接点を論理的に伝えられているかという点に注目しています。

そのため、企業に提出する前には必ずエントリーシートの内容を見直し、設問ごとに明確な回答ができているかの確認が大切です。

出版業界の企業では、設問別の回答を以下のように分類しています。

設問選考基準
志望動機企業研究など熱意や情報収集のスキル
過去の経験コミュニケーション能力や企画・想像力
未来目標未来志向や社会貢献性
価値観個性や協調性
その他長所や論理性

 

エントリーシートの対策では、設問の意味を理解し、採用担当者が納得できる内容を記入することが大切です。

対策をするうえで必要な情報を「エントリーシート対策記事」にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

参照ページ:ジョーカツ エントリーシート

過去のエントリーシートの質問内容と記載例

出版業界の選考において、エントリーシートで問われたことのある設問と記載例を紹介します。

出版業界のエントリーシート

出版業界が求める人物像は共通する部分も多いですが、超難関とも言われる講談社のエントリーシートを例にして、どのようなポイントに注意すべきかを解説します。

志望動機

・あなたが選んだ第一・第二志望分野の中でやってみたい仕事とその理由を具体的に書いてください。

【記載例】

◯第一志望:女性誌

やってみたい仕事:外面だけでなく、内面もキレイになることの大切さを伝える雑誌づくり

理由:今、日本は中国やインド等の、他国の急激な成長の影にすっかり隠れてしまっていると言われています。そんなときだからこそ、国民の半数を占める女性がもっと成長しなければならないと感じています。

私は、女性一人ひとりが「かわいくなること」だけを追及せず、もっとしっかりと社会や自分のキャリアを考えるようになれば、まだまだ日本は伸びていくと思います。したがって、女性が見かけだけではない、「本当の美人」を目指すことをコンセプトとした、新しいタイプのファッション誌を、私はつくりたいです。

具体的には、働く女性のライフプランや実際の業務を紹介する特集や、キャリアアップのための「資格カタログ」、金融の基礎知識を分かりやすく解説するページ等に重点を置いた、「今まで普通のファッション誌しか読んでこなかった人」にも、社会に出るということについて、深く考えてもらえるような雑誌をつくっていきたいです。

◯第二志望:児童書

やってみたい仕事:日本中の子どもたちに読書の楽しさを知ってもらうための本づくり

理由:私が小学生だった頃、教室の隅や図書館に置いてある「青い鳥文庫」が大好きでした。

当時の私にとって、文庫は読みやすいストーリーや表紙のイラストのかわいさ、平易な漢字にもつくふりがながあったので、活字に苦手意識のあった私でも楽しく読むことができました。

今や私は立派な「文学少女」。本から様々なことを学び、今の私があります。「本なんかつまらない」と思っている子どもたちに、私と青い鳥文庫のような「出会い」を経験してもらいたいです。

◯第一・第二志望以外で興味のある分野

女性コミック誌:「なりたいワタシ」を少女たちが考えるきっかけとなるコミック誌をつくりたいです。

わたしの「なりたいワタシ」はなかよしの“怪盗セイント・テール”でした。いつも一生懸命に悪に立ち向かうその姿に、ずっとあこがれていました。正義を貫く自分でいたい、という思いは、なかよしを卒業した今でも変わりません。

自分の理想像について考え、そのために努力するのは素晴らしいことだと思います。そんなきっかけをつくるコミック誌をつくりたいです。

 

将来像を描くにあたって、経験をもとにして納得性を高めていることは評価できます。

読んだ本がきっかけで出版業界を目指したという内容が多くなる傾向があります。

しかし本のタイトルや感想だけでは、エントリーシートによる選考を突破できません。

目にした本をきっかけに自分の何が変わったのかも含めて伝えるようにしておきましょう。

自己PR

・ あなたの学生生活を報告してください。他人と比べて誇れるところがあれば、具体的に書いてください。

興味があることには積極的にチャレンジし、全力でそれに取り組み続けました。

具体的には次の2つの活動に力を入れてきました。

①IT系ベンチャー企業での長期インターン(2年間):ゼロからのスタートでも、自分のできる仕事からこつこつ取り組み、1年経つころにはプロジェクトリーダーを任されるまで成長することができました。

②学生団体の立ち上げとフリーペーパーの配布:高校生の時から持っていた問題意識から、大学受験生向けのフリーペーパーを作成することに決め、学生団体を立ち上げました。

私は渉外係と紙面デザイン係という2つの役職を兼任し、持ち前の「粘り強さ」を発揮して成果を出しました(渉外係:広告料205万円の獲得、紙面デザイン係:編集ソフトの使い方を独学で習得し、40頁のデザインを担当)。

 

求められる人物像とのマッチを自己PRにしていることは、高い評価ができます。

自分の成長と結果を具体的、かつ簡潔に伝えており、読み手にも伝わりやすくなっています。

しかし、客観的な自分の長所が不足しており、経験をもとにどんな仕事へ繋げられるのかという点も含めておくと良いでしょう。

まとめ

この記事では、出版業界の会社概要やエントリーシートの書き方や選考のポイントについて解説しました。

出版業界は、いま電子書籍の拡大によって変革時期を迎えています。

そのため、新しい分野に挑戦し続ける忍耐力と、想像力や想像を形に変える行動力を備えた人材を求めています。

時代の流れをいち早く捉え、固定観念に囚われない人材は高く評価されているのです。

エントリーシートを記入する際は、求められる人物像に沿った内容にすることを心掛け、多くの企業の中から志望した理由を明確に記入することが重要です。

ぜひこの記事を参考に、出版業界で内定を勝ち取ってください。

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