ANAのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024年1月29日更新
はじめに
この記事ではANAへの就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にANAならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、ANAが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、ANAの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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ANAの概要
出典元
Shiodome City Center 2018 – 全日本空輸 – Wikipedia近鉄グループホールディングス株式会社|企業情報 (kintetsu-g-hd.co.jp)
初めにANAとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
ANAとは
ANA(正式企業名:全日本空輸株式会社(ALL NIPPON AIRWAYS CO.,LTD))は、2012年に設立された日本最大手の航空会社です。
東京都港区に本社を構え、定期航空運送事業、不定期航空運送事業、航空機使用事業、その他附帯事業を行っています。
全国各地に事業所を展開しているのみならず、海外にも事業所を構え、人々の航空運送を支え続けています。
ANAの採用難易度
ANAの採用難易度は比較的高いとされています。
コロナ化の煽りを受けた影響で航空会社に多大なる影響がもたらされた結果、コロナ化前までは採用人数が例年800~900人だったところ、2022年には新卒募集を行っていませんでした。
コロナが少しずつ落ち着いてきたこともあり今後はまた募集がはじまる可能性が高いですが、募集人数は過去に比べると少ない可能性が高いため、採用難易度が高い可能性があるでしょう。
参照ページ
【就職難易度は?】ANA(全日本空輸)採用大学ランキング|学歴フィルター,倍率,選考フローも | 就活の教科書 | 新卒大学生向け就職活動サイト (reashu.com)
ANAの採用大学
ANAの採用大学の実績は以下の通りですが、難関大学以上の採用実績となっており、所謂学歴フィルターは存在していると考えられます。
<大学院> オハイオ州立大学、キングスカレッジロンドン、台湾大学、東京大学、慶應義塾大学、芝浦工業大学、東京都立大学、神戸大学、早稲田大学、大阪市立大学、大阪大学、電気通信大学、東海大学、東京工業大学、東京農工大学、東京理科大学、東北大学、北海道大学、名古屋大学、立教大学、立命館大学、横浜国立大学 <大学> カリフォルニア大学バークレー校、京都大学、慶應義塾大学、東京大学、東京外国大学、東北大学、一橋大学、関西学院大学、関西大学、九州大学、国際基督大学、上智大学、神戸大学、青山学院大学、早稲田大学、筑波大学、中央大学、東洋大学、同志社大学、法政大学、立教大学、チュラーロンコーン大学、ブリティッシュコロンビア大学、ケント州立大学、広島大学、鹿児島大学、芝浦工業大学、新潟大学、成蹊大学、筑波大学、東京海洋大学、日本大学、名古屋工業大学、明治大学、横浜国立大学 |
採用実績のある大学を見ると、特定の大学からのみ採用されているわけではなく、さまざまな大学から採用をしていますが、比較的偏差値の高い大学の出身者が多いため選考難易度は高いです。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
参照ページ
ANAが求める人材とは?
ANAではお客様に安心と信頼を届けるため「挑戦し続ける」「強く生まれ変わる」「いつもお客様に寄り添う」気持ちを持った人材を求めています。
「心の翼」をもって、永続的にこれからの社会の発展に貢献し、「夢あふれる未来」創りの一翼を担っていくことを掲げており、時代に沿った対応が求められる企業です。
新卒採用では客室乗務職、グローバルスタッフ職、運行乗務職、エキスパートスタッフ職の募集がかけられており、希望に合わせた職種にエントリーします。
どの職種でも求められる人物像は変わりありませんので、ANAの求める人物像に合わせた対策を行いましょう。
ANAではどの職種も文系理系問わずに募集されていますが、それぞれに応募条件や求める人物像が異なります。
客室乗務員であればお客様に寄り添ったサービスを行えるように日々感性を磨くと共に柔軟性が求められることはもちろん、お客様と直接対応する中で頂いた意見を改善点として自社に伝えるマーケティング能力も求められるでしょう。
グローバススタッフ職であればIT企画/開発、 デジタルやデータ活用のデザインなど、ビジネスのデジタル変革を推進する業務をはじめ、経理、会計 (決算・税務) ファイナンス、 資金管理、 管理会計、 IRなどの経理・会計・財務関連業務までありとあらゆる専門巣k理宇が求められます。
所属する部署に応じた専門スキルが必須となるため、エントリーシートにもスキルアピールを行うことが大切です。
詳しくは公式ホームページにも記載がありますのでチェックしてみましょう。
ANAはワクワクする未来を共に創れる人材を求めている
ANAではグローバルな視点で共に安心と信頼をお客様に届けられる人材を求めていることはもちろん、ワクワクする未来を共に創れる人材を求めています。
お客様に安心安全な空の旅を届け、多様化する社会に伴ったお客様へ寄り添う力を身に付けた人材を採用する傾向にあります。
めまぐるしい時代の変化に取り残されることなく、共に進化していく向上心や対応力、柔軟性が必須になると言っても過言ではありません。
国内外を問わずに多数の事業所を構え、全国、世界各国に赴く機会も増えるからこそ、環境に即座に対応できる人間力も求められます。
固定観念に囚われることなく、人・企業・社会に寄り添い、時代と共に進化し続けられる人材かどうかもポイントです。
ANAではこのように多くの事が求められるからこそ、エントリーシート作成時は1つ1つのポイントを押さえた上で作成を進めましょう。
参照ページ
ANAの各社の採用方向性の違いは?
ANAでは2022年の新卒採用募集はなし、2023年からは募集を再開しておりますが、採用人数は数十名程度と人数が非常に絞られており、採用倍率は200倍以上と考えられています。
新卒採用よりも中途採用を積極的に行っていましたが、新卒採用を現在再開したことで、少しずつ倍率も下がる可能性は期待できるでしょう。
とは言え競合他社に比べるとコロナ化の煽りを受けたにも関わらず、現在業績上り坂の大手企業ですので、採用倍率は依然として高い可能性があります。
客室乗務職では2023年4月から2024年3月までの間に専門学校・高等専門学校・短期大学・4年制大学または大学院の文系学部・理系学部(全学部)を卒業または修了見込みの方を対象に新卒募集が行われました。
学歴フィルターはないと考えられますが、やはりアピールポイントの1つとしては学歴も判断基準であると言わざるを得ません。
ですがやはり求められるのは、即戦力になり得る特技を持っているかが一番のポイントです。
語学力、接客力、その他高い技術力や目を見張る能力を持っている就活生は、新卒かどうかに関係なく採用率が高まる傾向にあります。
またお客様の命を預かる場面も多々あるからこそ、臨機応変な対応力、瞬発的に何が出来るのか、状況判断力も求められるのがANAの特徴です。
まずは書類選考で全てが判断されてしまいますので、エントリーシートを書く際には資格取得や学生時代に経験したこと、アルバイト経験などアピールできるポイントがあれば積極的にエントリーシートに盛り込み、まずは興味を持たれるように努めましょう。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が就活生の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、就活生がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、就活生がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私がコンサルティング業界を志望する理由は2点ある。 理由:1点目は、周囲を巻き込みながら問題解決できる私の強みはコンサルティング業界で最大限に発揮されると考えるからです。 具体例:私はバイトリーダーとして塾の運営を行っている。運営においては、問題共有する場を設けたり、生徒との個人面談を担当することで諸問題を解決してきました。 結び:この強みを発揮できると考えコンサルティング業界を志望します。 理由:2点目は、幅広い業界に深く携わることにより様々なスキルを吸収し、成長したいと考えるからです。 具体例:現代ではコロナウイルスやIT、グローバル化により日々社会が激しく変化していいます。その変化に適応し、活躍していくためには自身の能力を高めていくことが不可欠です。 コンサルティング業界では幅広い業界の企業をお客様とし、課題解決のための様々な戦略提案や、ニーズを満たすため日々インプットできる環境にあり、志望理由にマッチします。 結び:そのため、自身の成長できる環境があるという点からコンサルティング業界を志望します。 |
ANAの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
例えばANAであれば経営理念として掲げている『「挑戦し続ける」「強く生まれ変わる」「いつもお客様に寄り添う」気持ち、「心の翼」をもって、永続的にこれからの社会の発展に貢献し、「夢あふれる未来」創りの一翼を担っていきます』思いをエントリーシートにも盛り込むことが必須です。
お客様に安心と信頼を届けるベースとして、誠実で信頼のおける人間かどうかはもちろん、柔軟性や対応力があるか、お客様へ寄り添う気持ちがあるか、向上心を持って物事に臨めるかなどが重要なポイントと言えるでしょう。
過去の経験からこれらのポイントをアピールできる内容をエントリーシートに盛り込むことを大切にしてみてください。
大事なのは数ある代替可能業界がある中で、なぜANAを選ぶのかを論理的に説明することです。
またインターンに臨んだ経験がある場合は、極力インターンシップを通じて学んだ経験をエントリーシートに盛り込みましょう。
実戦経験を積んだ上で感じた内容と、想像で書く内容はやはり重みが異なります。
採用倍率が非常に高い事が見こまれるからこそ、エントリーシートの通過率を高めるためにも、極力ANAにちなんだ内容を盛り込むことが大切です。
参照ページ
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、就活生の人柄や考え方を判断する設問が多い傾向にあります。
文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は企業理念に沿った人材をアピールする文章が含まれているかどうか、自身で考えて行動できる人材かという点に注目しています。そのため、企業に提出する前に必ずこれらの部分を確認することを推奨します。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:誠実さ、向上心、柔軟性、お客様への寄り添い力)
(b) 企業理念に沿った人材かを測る設問(見られている点:安心と信頼をお客様に届けられる人材かどうか)
(c) 将来の展望系(見られている点:熱意、将来性)
(d) 客観視(見られている点:自身の特性を把握し盛り込めているかどうか)
(e) その他(特技・経歴)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
ANAの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
グローバルスタッフ職のエントリーシート
- 自身のゼミ、研究室、研究テーマにおいてどのようなことを発表し、何を学んだか。
- 今後より深く学びたい事はあるか。あればどんな内容か。
【記載例】
・自身のゼミ、研究室、研究テーマにおいてどのようなことを発表し、何を学んだか。 私は○を研究するゼミに所属をしていました。社会にとって有意義で魅力的な商品は何かを研究していく中で、真に人々に求められる物は○であるということに気がつき、正解のない問に進んでいくことに楽しみを見つけました。 答えを決めつけることなく本質を考え続け、いかに顧客満足度に繋げるか、○を研究することで新たな発見があったことをきっかけに、自身も物事を追求し続けることを忘れてはいけないと改めて実感しました。 ・今後より深く学びたい事はあるか。あればどんな内容か。 現在○という内容を○学の観点から研究しています。研究すればするほどなぜ○○はこのようなことになったのか興味をそそられ、探究心が尽きません。 ○は歴史的に見れば○と思われていますが、○による一説では異なる意見が提供されています。 私自身研究を進めている段階ではありますが、正解がまだ見付かっていない問に関して、より深く突き詰め、答えを見つけ出したいと考えています。 |
ポイント: 自身が実際に実際に行った研究と絡めながら、向上心や探究心をアピールし、柔軟性を文章に盛り込む工夫をすることを忘れてはいけません。
可能であればANAにちなんだ研究内容を盛り込むと一層興味を持たれやすいですが、研究内容や実際経験がANAにちなんでいない場合は、自信のある内容で臨みましょう。
面接に臨んだ際にもエントリーシートの内容にはほぼ確実に触れられますので、詳細を話せない内容を記入するのは避けた方が賢明です。
また志望動機を書く際には、なぜ競合他社ではなくANAを選んだのか、企業理念に基づいた答えを踏まえながら記載しましょう。
まとめ
この記事では、ANAの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
ANAは「挑戦し続ける」「強く生まれ変わる」「いつもお客様に寄り添う」気持ちを大切に、社会貢献を行える人材を求めています。
国内外を問わずに人々の生活を支え続ける大手企業だからこそ、安心と信頼を生み出せる人物かが新卒にも求められるでしょう。
特にANAではお客様の命を預かる場面も多々あり、いざという時に柔軟な対処ができるかどうかなども重要なポイントです。
言われたことだけをやる人材ではなく、臨機応変に対応できる人間力があるかを判断される場面もあるため、エントリーシートを作成する際だけではなく、面接対策も並行して行いましょう。
この記事が、ANAの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。