クレディセゾンのエントリーシートを徹底解説
はじめに
この記事では、この記事では、株式会社クレディセゾン(以下クレディセゾン)への就職を目指す学生に対して、エントリーシートの書き方を詳しく解説します。
クレディセゾンで重視される人材像や求めるスキルを踏まえ、効果的なエントリーシートのアピール方法から実際の記述例などを具体的に紹介。
また、採用選考の流れや重要なポイントについても詳細に解説するので、クレディセゾンの内定を目指す就職活動生にとって役立つ情報ばかりです。
ぜひ、最後まで読んでください。
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クレディセゾンの概要
まずは、クレディセゾンについて紹介します。
クレディセゾンは、1951年に創立された日本の金融業界を代表する会社です。
本社は東京都豊島区東池袋にあり、クレジットカードの発行や金融関連のサービスを主な事業としています。
特にクレジットカード事業で知られ、セゾンカードやUCカードなどのブランドを持っています。
クレディセゾンは、かつて西武百貨店や西友などと共にセゾングループの中核的存在であり、現在でも西武グループとの関連が深いです。
また、アメリカン・エキスプレスとの提携も行っており、豊富なカードラインナップを提供しています。
経営理念として「サービス先端企業」と掲げ、顧客満足主義の実践や取引先との相互利益の尊重、創造的革新の社風創りを大切にしています。
クレディセゾンは1980年代から、金融業界に革新をもたらしてきました。
従来の枠を超える即与信・即発行、サイレンス決済、永久不滅ポイントなど、顧客本位のサービスを次々に導入し、業界に大きな変化を起こし続けています
また、2019年には社員のアイデアを事業化するための社内ベンチャー制度「SWITCH SAISON」を開始。
すべての社員が参加資格を持ち、アイデアの提案から事業化までのサポートがあり、採用された案件には部署の立ち上げや人事異動も可能です。
こういった斬新なアプローチにより、クレディセゾンは顧客の利便性を高め、クレジットカード業界の発展に貢献してきたことが評価されています。
クレディセゾンの採用難易度
クレディセゾンの採用難易度は高いといえます。
偏差値が高い早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、青山学院大学などからの応募者が多いため、競争が激しいことが予想されます。
また、クレディセゾンは競合である三菱UFJニコス、オリコ、ジャックスと比較して直近3年間の採用人数が最も少なく、このことも採用難易度を高めているといえるでしょう。
クレディセゾンの採用大学
クレディセゾンの採用大学の実績は以下の通りです。
国公私立大学・大学院から幅広く採用しているため、学歴フィルターはないようです。
<大学・大学院> 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、青山学院大学、立教大学、明治大学、法政大学、中央大学、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学、明治学院大学、学習院大学、首都大学東京、横浜市立大学、東京女子大学、大妻女子大学、神戸大学、関西大学、関東学院大学、同志社大学、立命館大学、龍谷大学、京都産業大学、近畿大学、関西外国語大学、武蔵大学、武蔵野大学、日本女子大学、京都大学 |
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
クレディセゾンが求める人材とは?
クレディセゾンでは、社員一人ひとりがチャレンジする意欲を持ち、心理的安全性を高める協働風土の中で活動するという行動指標(コンピテンシー)を重視しています。
特に「チャレンジ」という言葉は、クレディセゾンの人財開発や人事制度にも取り入れられており非常に重要なキーワードです。
参照ページからも確認してください。
また、採用担当者からのメッセージとして、クレディセゾンで活躍している社員には「本質へのこだわり」「未知への挑戦」「オープンな関係性」「目的志向のPDCAサイクル実行」の4つの要素が共通していると紹介されています。
さらに24年度の選考の特徴を見ると、学生時代、夢中になった経験や個性である「夢中力」をアピールしてほしいと記載もあります。
この観点からも、クレディセゾンは新しい挑戦に積極的で、変化を恐れない姿勢を持つ人材を求めてることがわかります。
参照ページ:
クレディセゾンの採用方向性の違いは?
クレディセゾンでは、ゼネラル職と呼ばれる部署にとらわれず、幅広い領域で活躍できる人材を募集しています。
ゼネラル職には、異動の有無に応じて以下の3つのコースがあります。
- エリア(A)コース
- ナショナル(N)コース
- ブロック(B)コース
エリア(A)コースは転居を伴わない異動のみのコース。
ナショナル(N)コースは全国または海外で転居を伴う異動があるコース。
ブロック(B)コースは特定のエリア内で転居を伴う異動があるコースです。
勤務地や異動の可能性に応じて3つのコースから選択が可能ですが、採用の方向性には違いがないようです。
各コースの詳細については、参照ページから確認できます。
参照ページ:新卒採用募集要項
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ESの書き方の手順は以下の通りです。
- 自己分析をして、自分の強みを把握する。
- 志望動機の明確化し企業への関心を具体的に表現する。
- 結論ファーストを意識し、重要なポイントから書き始める。
- 5W1Hを活用して具体的に説明する。
- 文章を練り直し、誤字脱字をチェックする
この手順で書くことで、結論ファーストのアプローチで重要なポイントを強調し、5W1Hを用いて具体的なエピソードを詳述することで、自分の能力が応募企業でどのように役立つかが明確に伝わります。
以下が、金融業界への志望理由の例文です。
私の強みは、チームでのコミュニケーション能力と危機管理能力です。 この強みは、大学時代のアルバイト経験で培われました。私が飲食店でリーダーを務めた際、ある繁忙期にスタッフの急な欠員が発生しました。 私はすぐ他のスタッフを集めて状況を共有し、それぞれの得意分野を考慮して仕事の役割を再配分しました。 例えば、接客が得意なスタッフにはフロアを任せ、調理のスピードが速いスタッフにはキッチンを任せるなど、効率的な業務分担を実施しました。その結果、通常時以上の業務スピードと高いサービス品質を保つことができ、顧客満足度を維持しつつ前年の売上を20%も超えることができました。 この経験から、私はチームでの協力と状況に応じた臨機応変な対応の重要性を学びました。金融業界は、常に市場の変動に対応しチームでの連携が求められる環境です。 私は、この業界で私のコミュニケーション能力と危機管理スキルを活かし、更なる成長を目指したいと考えています。 |
クレディセゾンの企業風土を文章に取り入れる
クレディセゾンは、「サービス先端企業」として、社会への新しい価値提供に注力しています。
社員の挑戦を後押しする文化を持ち、人事制度でもこれを反映しています。
エントリーシート作成時には、この企業文化を理解し、自身の挑戦意欲や成長への熱意を示すことが重要です。
これがエントリーシートの通過率を上げるための鍵となります。
参照ページ:挑戦する風土づくり
クレディセゾンのエントリーシートの位置付け、及び対策方法
クレディセゾンのエントリーシートの位置づけは、応募者の強み、価値観、キャリア目標が、クレディセゾンの目指す方向性や価値観とどのように結びついているかを判断していると考えられます。
企業がエントリーシートの設問別に見ている点は、以下のように分類されます
- 志望動機(見られている点:企業選びの理由、企業への理解と熱意)
- 自己PR(見られている点:個人の強みや特技、失敗・成功体験)
- 趣味・特技(見られている点:人柄・性格、どんな人か知る)
- 学生時代の経験(見られている点:学業や部活、アルバイト経験など)
- 将来のキャリアプラン(見られている点:企業での目標と成長計画が具体的か)
- 業界特有の質問(見られている点:業界知識、専門技術、市場動向の理解度)
- 企業風土に関する質問(見られている点:企業風土との相性)
また、クレディセゾンでは「夢中になった経験」を問う質問も出ています。
これらの設問に対する対策を事前に準備しておきましょう。
過去のESの質問内容と記載例
クレディセゾンの選考においてESで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
ゼネラル職のエントリーシート
・志望動機を教えて下さい。
【記載例】
貴社の革新的なビジネスモデルと個性を活かす社風に魅了され、貴社での就職を強く望んでいます。 大学時代、私は金融工学のコースで学び、同時にプログラミングスキルを磨きました。 あるプロジェクトでは、実際の市場データを用いて投資戦略を開発し、そのアルゴリズムをプログラム化する責任を担いました。 このプロジェクトでは、従来の分析手法ではなく、機械学習とデータサイエンスの技術を応用し、市場の動向を予測する新しいモデルを構築しました。この経験から、複雑な市場動向を解析し、技術を駆使して解決策を提案する能力を身につけました。 貴社は金融とテクノロジーの融合において業界をリードしており、特にデジタル決済の分野での革新性が際立っています。私の学んだ金融工学とプログラミングのスキルを活かす最適な会社が貴社です。 また、貴社のチャレンジを歓迎する社風は、私の創造性を発揮するのに理想的な環境であり、チームの一員として大きく成長できると確信しています。 |
ポイント:結論ファーストで始まり、5W1Hが意識されているので読みやすい文章です。クレディセゾンでのキャリアが個人の成長と企業の目標の両方にどのように貢献するかを示しています。
また、企業の特徴や業界動向に対する理解と興味を表現することも重要です。志望動機を作成する際には、自分の経験や目標が企業のニーズや文化とどのように一致するかを明確にすることが求められます。
趣味・特技
・マイブームを教えて下さい。(200字以下)
【記載例】
私のマイブームは、オンラインの語学交換です。海外の友人と英会話を楽しんでおり、異文化理解とコミュニケーション能力が高められました。 |
私のマイブームは最近買った一眼レフカメラでの写真撮影です。自然の美しさや日常の一瞬を捉えることで、観察力と感性を磨いています。 |
ポイント:自分の趣味や特徴的な活動を簡潔に伝えることが大切です。文字制限があるため、ポイントを絞りつつ、自分の人柄や性格を反映させた答えを心掛けましょう。
また、面接時にはこの質問をベースに追加の質問が来ることがあるので、深掘りされた際の準備も大切です。
自己PR
・あなたの強みについて教えて下さい(200字以下)
【記載例】
私の強みは向上心と挑戦力です。 高価格帯のホテルでアルバイトをしており、最初は接客に不慣れでしたが、積極的に研修に参加し先輩のアドバイスを取り入れることで、接客スキルを大きく向上させました。 結果として、顧客アンケートで名指しでの評価を受けるようになりました。現在は、接客マニュアルの改修にも貢献し、新人教育のリーダーを任されています。 この経験により、積極的な行動は成長に繋がるという自信になりました。 |
ポイント:200文字と短い文字制限で簡潔に答える必要があります。例文では最初に結論ファーストで答えていて内容が伝わりやすい点が評価できます。
さらに、クレディセゾンの企業風土である「挑戦力」を踏まえ、課題を自分自身の行動で克服したエピソードを加えている点もポイントです。
自己PR・企業風土に関する質問
・あなたがこれまで夢中になって取り組んだ(取り組んでいる)経験を、クレディセゾンでどのように活かせるか自由にアピールしてください。
【記載例】
大学時代、私は音楽サークルのリーダーとして、新しい楽曲の編曲やイベントの企画に情熱を注いできました。この経験は、貴社においても大きな価値を持つと確信しています。 サークルでは、メンバーの様々な意見を取り入れながら、共同でコンサートの企画や練習スケジュール管理をしました。多様な背景を持つメンバーと協力し、目標に向かって一丸となることの大切さを学びました。 振り返れば、新しいアイデアを生み出し、それを実現するための計画を立て、チームを率いて目標を達成する「挑戦力」を磨く機会でした。 貴社で活躍するには、新しい金融技術やサービスに対する深い理解はもちろん、著しく変化する市場環境に適応させるための革新的なアプローチが必要だと感じています。私の音楽サークルでの経験は、貴社の挑戦を続ける環境での働き方に適しており、新しいプロジェクトやアイデアを推進する力になります。 また、音楽演奏は高度な集中力と綿密な準備が必要であり、貴社の詳細な分析や戦略的な計画にも活かせると考えています。 音楽サークルでのリーダーシップ経験は、クレディセゾンでのチームマネジメントやプロジェクト運営において、私の大きな強みになります。 |
ポイント:クレディセゾンで求められる人材像を意識して、文章が構成されている。
写真や絵を挿入できる応募シートが用意されることもある
過去のエントリーシートでは、写真や絵を挿入できる応募シートが用意されていたようです。応募シートの場合は、以下のポイントも押さえておきましょう。
- 演奏会やイベントの写真
- 活動と成果の図
- シンプルかつ調和されたデザイン
演奏会やイベントの写真
音楽サークルでの活動を示す写真を選びましょう。演奏中の写真やイベントの様子、チームとの協力が伝わるショットが適しています。チームワークとリーダーシップスキルを具体的に示します。
活動と成果の図
音楽サークルでの活動と、それがどのようにクレディセゾンでの役割につながるかを示す図を作成します。
例えば、プロジェクトの管理、チームビルディング、イベント企画などの経験を、金融業界でのプロジェクトマネジメントやチームワークにどのように適用できるかを表現します。
その際には、クレディセゾンが求める「挑戦力」「本質へのこだわり」「未知への挑戦」「オープンな関係性」「目的志向のPDCAサイクル実行」などのキーワードを意識しましょう。
シンプルかつ調和されたデザイン
写真や図は、エントリーシートの全体的なデザインに調和するように選んでください。シンプルで整理されたレイアウトを心がけ、情報の過剰な詰め込みは避けましょう。
音楽サークルの演奏写真や企画したイベントの写真があるとイメージが掴みやすいです。また、サークル活動で得た経験とクレディセゾンの経験を結びつける図があると要点が分かりやすくなり評価に繋がりやすいでしょう。
写真や図をうまく組み合わせることで、エントリーシートを印象的にし、試験担当社の記憶に残りやすくなります。
まとめ
この記事では、クレディセゾンの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
クレディセゾンは、1951年に創立された日本の金融業界を代表する会社です。
「サービス先端企業」として技術革新と顧客中心のサービスに重点を置き、デジタル決済の分野での革新性を追求しています。
そのビジョンは、新たな価値を提供することで金融業界に貢献し、社会全体の利便性を向上させることです。
求められる人材像は、「チャレンジする挑戦意欲」を持ち、イノベーションへの積極的な取り組み姿勢と、金融とテクノロジーの融合に関する深い理解がある人物です。
また、チームワークを重視し、自由でオープンな社風に適応できる協調性も重要な要素です。
エントリーシートの作成においては、個人の経験やスキルがクレディセゾンの目標やビジョンにどうマッチするかを具体的に示すことが重要です。
5W1Hを利用して志望動機を明確にし、具体的なエピソードを通して自身の能力や適性を示すことが効果的です。
また、クレディセゾンで働くことの独自性を強調し、他社との差別化を図ることも重要なポイントといえます。
この記事をもとに、自己分析を深め、エントリーシートや面接での自己表現を磨くことで、クレディセゾンの内定に一歩近づくでしょう。
また、クレディセゾンの企業文化や業界の動向についてさらに理解を深めるために、企業の公式ウェブサイトや業界関連のニュースを定期的にチェックすることもおすすめです。
準備を積み重ねることが、内定獲得への道につながります。