【例文あり】他社の選考状況の答え方!面接を突破に必要な事
2024年10月
はじめに
面接で、他社の選考状況を聞かれる際にどんな回答をするかによって企業への印象が大きく変わります。
他社の選考状況は、面接で問われる可能性も高く、面接で返答に困らないためにも、企業が選考状況を尋ねる意図や理由を事前に理解しておきましょう。
この記事では、他社の選考状況を聞かれた際の上手な言い回しやその際の注意点、回答例文などを丁寧に解説していきます。
- どのように他社の選考状況を問われるのか理解したい人
- 他社の選考状況を問われた際のNG回答が知りたい人
- 他社の選考状況の回答の仕方が知りたい人
さらにこの記事では面接を控えている上記のような就活生を対象に、解説を行っています。
要点を掴んでぜひ最後までご覧ください。
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企業が他社の選考状況を聞くのはなぜ?
面接の際に、企業は自社への志望度の高さや熱意、企業選びの軸を知るために、選考状況について質問をします。
他社の選考状況を聞く理由とは一体何なのか。
その理由を下記で詳しく説明していきます。
ぜひ面接を受ける際の参考にしてみてください。
志望度や本気度を確認するため
企業の面接官は、内定したら本当に自社に入社してくれるのかを質疑応答を通して確認したいと考えています。
その回答から自社の志望度の高さや熱意を把握します。
その理由は志望度が高く、入社意識の高い人材を採用するです。
各選考フローを通して、採用者を決定し自社に入社してくれる人材であるかを見極めながら選考を行います。
近年の就活では、複数の企業の採用試験を同時に受ける人が多いため、他社と比較したり差別化を狙って聞くことがあります。
採用にはたくさんの労力を費やすため、効率的に採用活動を進めるためにも、他社の選考方法を参考程度にしている企業も数多くあります。
複数企業の選考を受けていたとしても、不採用になるということにはなりません。
何より企業は、面接での質疑応答から伝わる就活生の熱意や考え方を重視しています。
他社の選考スケジュールを確認するため
新卒採用の選考スケジュールは企業によって異なります。
他社のスケジュールをチェックし、自社での採用の際に参考にする場合があります。
なぜなら選考の過程が把握できると、他社の内定が出るタイミングも予想しやすくなり、企業にとって選考の段取りやスケジュールの調整がしやすくなるからです。
他社と比較して選考スピードが遅いと、優秀な人材を逃してしまう可能性が高くなります。
しかしそれは企業にとって大きな損失になるため、避けなければなりません。
それゆえ正確に内定が出る時期を把握して、自社選考の際に参考にするのです。逆に選考が速すぎても辞退者が増える可能性があるため、選考タイミングの帳尻を合わせるため、選考期間を調節する場合もあります。
選考は適切なスピードで進めることが何より大切です。
企業のスケジュールの確認方法やコツは下記の記事で解説しています。
ぜひ、参考にしてみてください。
就活の軸や基準を知るため
他社の選考状況を聞くことによって就活生がどのような基準で企業や業界を選び、志望しているかという就活の基礎となる軸を確認することができます。
さらに就活生の価値観や今後のキャリアプラン、展望などを把握し、自社との相性を測る狙いがあるともいえます。
特に、就活軸にブレがないかどうかをチェックします。
就活を行う上で共通する軸があることは、将来像を明確にもっていると判断されるため、良いイメージを与えます。
たとえば他社の状況を聞かれた際に一貫したストーリーで回答するのが望ましいです。
そうすることで、就活に対する解像度が高い点や、自身のキャリアについて熟考されていると印象を与えることができます。
それゆえ、IT企業への志望度が低いと認識されてしまいます。
就活軸の有無は、エントリーしている企業から垣間見え、その情報を通して自社への志望度が高いかどうかを見極めているのです。
他社から得ている評価を確認するため
他社の選考を聞くのは、就活生が他社から受けている評価をチェックするためでもあります。
なぜならエントリーシートの内容だけでは、就活生の人柄を把握するのが困難だからです。
より深い人間性の部分を知るために質疑応答を繰り返し、企業とマッチするかどうかの判断材料にしています。
他社からの評価がすべてではありませんが、大きな判断材料になります。
たとえば、同業他社の選考が最終面接まで進んでいる場合は優秀な人材だと判断できますが、他の選考がすべて落ちている場合は、何かしらの問題を抱えている人材ではないかという推測をされてしまいます。
なぜ他社の選考状況を聞かれると答えづらいのか?
もしかすると、すでに他社の選考状況について、聞かれたことがある方もいるかもしれません。
んぜ、そのように質問されたら、答えづらいのかを考えてみましょう。
実は第一志望ではないと見抜かれそうだから
企業を選ぶ際に志望企業順位をつけて就職活動をしている方も多いでしょう。
そのため、他社の選考状況を聞かれた時に志望順位がバレてしまうのではないかと心配してしまうこともあるかもしれません。
ただ、志望順位があることは企業側も把握して面接をしているため、仮に第一志望ではないと分かっても、それだけで不採用になることはないでしょう。
大切なのは、志望順位に関わらず、しっかりと企業研究をおこない、志望度をアピールすることです。
志望動機をありきたりな内容ではなく、それぞれの企業に合ったものにできていれば、採用担当者に次の選考に進んでもらってもいいと思ってもらうことができます。
一貫性のない人間だと思われそうだから
基本的に就職活動はさまざまな業界や職種に応募することもあるため、業界や職種に一貫性がないこともありえます。
一貫性がないと不採用になるかもと思ってしまい、答えづらさを感じてしまうことになるのです。
そもそも、就活は自分の将来を決めるために行っているので、むしろ一貫性を気にして可能性を閉ざしてしまうことにもなりかねません。
仮に選考中の企業に一貫性がなくとも、なぜそうした就活をしているかを明確に答えることができれば問題ないでしょう。
しかし、なんとなくで選考を受けていると、採用担当者にもネガティブに映ってしまいます。
それを避けるためにも自分の気持ちをしっかりと言語化できるように準備しておく必要があります。
他社からの評価を知られたくないから
就職活動が順調かどうかは人それぞれです。
選考状況を聞かれて、上手くいっていないことを伝えるのは気が引けてしまうこともあるかもしれません。
他の選考状況が仮によくなくても悲観することはないのです。
その理由としては、事細かに伝える必要はないためです。
採用担当者も学生から聞いた選考状況の裏を取るわけではないので、伝えたくないなと思ったら、伏せておく方法もあります。
マイナスに思われそうと感じたら、選考結果は伏せておいても問題はありません。
他社の選考状況を答えるときのポイント
他社の選考状況を聞かれた際は、長々と答えるのではなく、わかりやすく簡潔に伝えることをいちばんに心がけましょう。
この際、すべての企業を伝える必要はありません。
さらに企業への自己アピールも併せて回答ができるとベストです。
それ以外にも、他社の選考状況を答えるときに意識したいポイントはいくつかあります。
- 数社のみの近況状況を伝える
- 熱意をアピールする
- 一貫性を意識しながら企業選びの軸を伝える
順を追って具体的に解説していきます。
数社のみの近況状況を伝える
他社の選考状況を答える際は、数社だけの詳細を伝えましょう。
すべて答える必要がない理由は、それだけで就活の軸や企業への熱意、選考の日程が把握できるからです。
情報を伝えすぎてマイナスなイメージを与えてしまうのは避けましょう。
「現在△△株式会社と◯◯株式会社を受けています。△△株式会社の1次面接を今週末に受ける予定です。◯◯株式会社は来週に最終選考を受ける予定です。他社の選考を受けていますが、その中でも御社が第一志望です。」と、企業名だけでなく、現在の選考状況も踏まえながら工夫して伝えましょう。
熱意をアピールする
他社の選考状況を簡潔に伝えるだけではなく、熱意を伝えるようにしましょう。
仮に他に受けている企業が第一志望だった場合、必ず第一志望だと伝える必要はありません。
それよりもインパクトを残すためにも自身のアピールにつながるような情報も併せて伝えることが重要です。
それでも第一志望の企業に落ちてしまった場合、入社してもいいという気持ちならば、第一志望と伝えるのはありです。
志望度が高くないという印象を与えてしまうと、企業は選考を継続すべきか検討しなければなりません。
選考の継続を中断しないためにも、優先順位自体が高いことはしっかり面接で伝えましょう。
なお、いくつかの企業間で迷っている場合は、正直に伝えても問題はありません。
あくまでメインは選考状況の確認であるため、志望動機を伝える時のように長々と話さないように注意しましょう。
一貫性を意識しながら企業選びの軸を伝える
他社の選考状況を聞かれる理由として、企業選びなどの就活の軸を知りたいという目的もあります。
就活においてしっかりとした軸を持っているかどうか、基盤のある考えの元で就活を行っているのかどうかを企業は判断します。
就職活動を行う上で、自分の就職活動の軸を明確にしておくことは必須なので自己分析を必ず行いましょう。
就活の軸に正解はなく、人それぞれ異なって当然です。
例えば、同じ業界や職種を選ぶ人がいれば、似たような立ち位置や社風で企業を選んだり、今後のキャリアプランを目標に自分に合う企業を探す人もいます。
就活の軸を決定する際は、自分なりの基準で問題ありません。
たとえどんな基準であろうと自己理解があるというところを企業は見極めています。
就活の軸が整えば、必然的に一貫性はでてきます。
他社の選考状況を聞かれた際の回答例文をケース別にご紹介!
他社の選考状況は、どのように答えるのがベストでしょうか。
具体的な回答例をご紹介します。面接を受ける企業の志望度や選考状況によって適切な答え方は変わります。
それゆえ、ケースバイケースでそれぞれのパターンに合った回答が求められます。
実際の自身の状況にマッチするような、答えを事前に準備しておいてください。
回答例:他社の選考状況や今後のスケジュールを聞かれたら
只今3社で面接の選考を行っている段階です。
最も進捗が早い企業では、◯月◯日頃に選考結果が出て、今週中に入社意思の返事をする必要があります。
しかし私は御社を第一に志望しております。
可能であれば採用が決まる前に最終面接を組んでいただきたいなと思っております。
回答例:複数の企業の志望順位を聞かれたら
現時点では、御社と同業種である2社を志望し、検討している段階です。
まだ選考段階ですので、今後の面接を通していろいろと確認しながら検討したいと考えています。
現段階では、志望順位は特に決めておりませんが、◯◯という点においては、御社に非常に魅力を感じています。
回答例:志望している企業が複数ある場合
現在、御社とは異なる業界の、同業種である技術系の職種を中心に志望しています。
これから二次選考を受ける企業が1社あり、最終面接を受ける予定の企業が1社あります。特に機械関連の業界に興味があるため、御社でのキャリアアップを目指したいと考えております。
NGな回答方法を紹介
他社の選考状況を答えるときは、いくらポイントを抑えたとしても誤った回答をしてしまうと、企業にうまくアピールできません。
以下の注意点をしっかり留意しながら質問に答えるようにしましょう。
就活の選考に落ちてしまった企業は言わないのがベスト
他社の選考状況を回答するときに、既に落ちた企業を伝えるとマイナスなイメージを与えてしまうことになりかねません。
選考を伝える際は、現在選考中の企業や決定している企業の情報を1〜2つほど伝えるだけで十分です。
もし選考に落ちたことについて言及してしまうと、それは企業にとって良くない情報と捉えられ、評価が低い人材なのだと判断されてしまいます。
マイナスな印象は、選考の合否に大きく関わってしまう場合もあります。必要な情報のみを簡潔に伝えるよう、心がけるようにしましょう。
他社の内部情報は絶対に言わない
他社の選考状況を聞かれた際、企業の内部情報まで伝えないようにしましょう。
それらを伝えてしまうと、社会人としてのマナーが欠けていると判断されてしまうかもしれません。
企業には守秘義務となる厳密な情報が豊富にあるため、社外で話すと社会人として基本的なルールを破ることになります。
例えば、面接の内容や説明会の内容が挙げられます。
他社の選考内容は面接の際に言及されることはないため、必要以上に他社の情報は伝えないようにしましょう。
伝えるべき情報とそうではない情報が混合しないようしっかり区別しながら回答してください。
嘘をついたりごまかしたりしない
他社の選考状況を聞かれたとき、自身の印象やイメージを良くするために、誇張したり嘘をついてはいけません。
何より正直に伝えることが大切です。面接の際に嘘をついてしまうと、内容によっては嘘がバレてしまうパターンもあります。
もし、不信感を持たれてしまうと、合否に大きく影響する原因となります。
1度嘘をついてしまえば、辻褄を合わせようとさらに嘘を重ねる必要があります。
バレてしまい信用を失うというリスクを抱えないためにも、素直に回答しましょう
。しかし、すべての質問をありのままで答えると内容によっては不利になる可能性もあります。
そのような場合は、伝えるべきことを取捨選択するようにしましょう。
【例文付き】他社の選考状況に関するOK回答例他社の選考状況を面接で聞かれる理由は?回答時のポイントを例文付きで紹介
さらに、他社の選考状況以外にも面接対策は必要なため、ぜひ下記の記事も併せてご覧ください。
他社の選考状況に関するよくある質問
企業名を聞かれたらどうすればいい?
「他に選考を受けている他社の名前は絶対に言いたくない」という場合を除いて、企業名を伝えても問題ありません。
具体的な企業名を出すことにより、面接官に「この子は本当にうちの業界に興味を持っているんだな」と感じてもらいやすくなります。
企業名を挙げる時は、選考を受けている会社と同業界の会社があった場合は、そちらを伝えるのもおすすめです。
もし別業界の会社名を伝える場合は、選考を受けている理由とセットで伝えるようにしましょう。
最終面接で選考状況を聞かれなかったら見込みなし?
他社の選考状況を聞かれなかったとしても、見込みがないわけではありません。
その理由として、面接のスケジュールや質問内容は企業により様々だからです。
元々、他社の選考状況を聞かない企業もあれば、
面接が押していれば、あえてそのような質問を省くこともあります。
そのため、他社の選考状況を聞かれなかったとしても、落胆することなく、しっかりと自己アピールして熱意があることを伝えるようにしましょう。
さいごに
企業は他社の選考状況を聞くことで、志望動機や熱意、就職活動の軸などを知りたいと考えています。
そのため、他社の選考状況は正直に面接官に伝えましょう。また、回答の仕方によっては、自己アピールにつながる場合もあります。
回答例文などを参考にして、企業に志望度の高さや自身をアピールできるよう、準備しておきましょう。
質問に対する答えは、答え方は自分選考状況によって異なります。
状況に応じた答え方を押さえ、どんな会社の面接であっても好印象を残せるようにしておきましょう。
そして、面接を突破し、内定を掴み取ってください。
ぜひこの記事を参考にして面接対策に励んでください。