【企業研究】プレサンスコーポレーションの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】プレサンスコーポレーションの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年11月18日更新

はじめに

プレサンスコーポレーションは、西日本最大級の総合デベロッパー(不動産開発業者)です。

1997年に創立した比較的若い企業ではあるものの、新築分譲マンションの発売個数ランキングにて全日本で2位、近畿圏、名古屋市内、東海・中京圏では11年以上も継続して1位を獲得しています。

 

また、プレサンスコーポレーションで高く評価されている分譲マンション「プレサンスシリーズ」は、土地の仕入れ、設計、開発から分譲、管理までを社内で一貫しておこなっているという点が特徴的です。

 

社内で一貫しておこなうことにより、「厳選された最高の立地」「生活動線や採光・通風などを考え抜いた設計プラン」「使い勝手がよく快適な毎日を約束する設備や機能」「エレガントで都市空間をハイセンスに演出する仕様・外観」など「住む人の視点」が随所で具体的なカタチとなって実を結んでおり、高く評価されています。

 

今回は、そんなプレサンスコーポレーションの企業研究をおこないます。

事業や業界での立ち位置など基本的な内容のほか、ホットニュースとともに今後の企業の展望や可能性も探っていきます。

また、選考対策に悩む人に向けた新卒選考フローや就職偏差値、採用大学なども見ていきましょう。

事業内容

プレサンスコーポレーションは「マンションの分譲」と「マンション投資」の2つを事業の柱としていますが、総合ディベロッパーのため土地開発のさまざまな事業に携わっています。

ここでは、プレサンスコーポレーションが展開している事業について幅広く解説します。

ファミリー分譲マンション事業

高品質かつ快適な住環境をファミリー向けに提供することに焦点を当てている分譲住宅の販売事業です。

都心・ネームバリュー・駅近をコンセプトにした「プレサンスロジェ」や、次代への資産として受け継がれる住まいをコンセプトにした「プレサンスロレジェンド」、コンシェルジュカウンターの設けられている「プレサンスタワー」など、「プレサンスシリーズ」の新築分譲マンションを家族向けに展開し、デザインや施設に家庭生活に適した工夫を凝らしています。

 

地域の需要に合わせた計画と開発をおこない、住民のライフスタイルやニーズにマッチした住まいを提供しているだけでなく、環境にも配慮しており、持続可能な建築やエネルギー効率の向上に取り組んでいる点が魅力です。

 

プレサンスコーポレーションのファミリー分譲マンションは、家庭向けの魅力的な住宅として、高い信頼性と品質が評価されています。

 

投資用分譲マンション事業

不動産投資家向けに魅力的な分譲マンションを提供しています。

大阪・名古屋・京都・神戸・東京・横浜の6つのエリアで投資用物件として新築の分譲マンションを建設しており、高い賃貸需要のある地域に焦点を当てているのが特徴です。

市場の需要に合致した計画を実施し、購買者に安定した賃貸収入をもたらす洗練されたデザインと魅力的な住環境施設に注力しています。

 

プレサンスコーポレーションの投資用分譲マンションはその高い専門知識と信頼性により、投資家に安心感と安定した利益を提供しています。

賃貸事業

住宅、商業、オフィススペースなど、約2,2万件の多様な物件において不動産賃貸サービスを提供しています。

主に入居者との契約仲介や物件の運営管理を担当しており、入居率は97%とかなりの高稼働率です。

ハイクオリティな居住環境や働きやすい商業空間を提供し、入居者や賃貸物件所有者のニーズに応えています。

ホテル事業

本社のある大阪で3つのホテル(宿泊施設)を経営しています。

プレサンスコーポレーションのホテル事業はケプトン社との共同開業した京都の3つ星ホテル「CAMPTON KIYOMIZU led by pressance」から始まっており、現在はプレサンスグループで「ホテル・アンドルームス新大阪」「ホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋」「WBFなんば元町」の3つの宿泊施設を運営しています。

ホテル事業では、「利用者のニーズを叶えることができる、おもてなしのある宿泊施設」をコンセプトにサービスを提供しています。

海外事業

ベトナムのホーチミンやアメリカのロサンゼルス、ハワイなど海外の主要都市にて都市開発事業を展開しています。

特に、アメリカのロサンゼルスにておこなわれている「イングルウッド 共同住宅プロジェクト」では、三栄建築設計と共同で現地法人MPD Realty.co.ltdを設立しており、事業主としてプロジェクトを進めています。

近隣にはフットボールスタジアムが建設予定、併設して商業施設の建設も予定されているなど、今後の発展が期待できる都市開発となっています。

新卒選考フロー

プレサンスコーポレーションの選考フローは職種によって異なり、下記の通りとなっています。

 

▽営業職

①WEBエントリー
②会社説明会
③履歴書の受付
④一次面接(個人面接)※状況によりWEB面接も可能
⑤二次面接(個人面接)
⑥最終面接(個人面接)
⑦内定

 

▽管理系・専門系総合職/一般職

①WEBエントリー
②会社説明会
③履歴書の受付
④書類選考
⑤一次面接(個人面接)※状況によりWEB面接も可能
⑥最終面接(個人面接)
⑦内定

 

営業職は一般職と比べて書類選考がなく、面接回数が1回多いことより、スペック面よりも人柄を重視した採用活動をおこなっていることが伺えます。

逆に、一般職は、営業職よりも高水準に一定以上のスペックを持った人材を重視して採用活動をおこなっています。

 

そのため、選考対策としては、営業職は「誠実な人柄をいかに見せられるか」という人柄部分を重視、一般職は「書類・面接ともにそつなくこなせるか」というスペック面を重視して行なう必要があります。

 

希望職種に併せて対策をおこなう必要があるため、エントリー前に今後のキャリアを含めて自分の進みたい進路を明確にしておきましょう。

WEBエントリー

「マイナビ」もしくは「リクナビ」のどちらかの専用フォームからエントリーをおこないます。

会社説明会

プレサンスコーポレーションの会社説明会です。

会社説明会は「対面型」を中心にしていますが「Live配信型」も用意されています。

 

対面型では、オフィス見学もできるため、実際の職場や従業員の雰囲気を感じられる点が魅力です。

しかし、遠方の勤務地を希望しているなど、対面型で参加できない方向けとしてLive配信型説明会を用意しており、Zoomのウェビナー機能を使っての1時間15分程度の生配信説明会をおこないます。

 

なお、会社説明会は人事から会社概要の説明があった後、現場社員による質疑応答がおこなわれます。

 

質疑応答は、自分の知りたい情報を現場の生の声で聞ける貴重な場というだけでなく、面接前に入社への熱意をアピールできるチャンスの場となっています。

1対1の対面型説明会のため、より熱意をアピールするために事前に聞くことをリストアップして積極的に質問するのがおすすめです。

面接

面接は、学生1:社員1~2の個人面接です。

基本的には、大阪本社の企業オフィスでおこなわれますが、一次面接のみ、状況によってWEB面接が可能となっています。

面接時間は30分程度で、志望動機や学生時代に力を入れたことなど一般的な内容を質問されます。

 

少し厳格な雰囲気で、質問の意図に沿っていない回答をおこなった場合、再度質問がおこなわれて答え直しとなることもあるため、聞かれた質問にスムーズに答えられるよう繰り返し面接練習するのがおすすめです。

 

なお、プレサンスコーポレーションでは人柄を重視した採用活動をおこなっているため、回答はコンパクトに、できるだけはきはきと回答することを意識して面接練習をすると良いでしょう。

社風

プレサンスコーポレーションは分譲マンションの営業がメインの企業というだけあり、良くも悪くも社風は「成果主義」というところにあります。

 

通常の企業なら差を感じることのある男女の性別の違いもプレサンスコーポレーションでは関係ありません。評価は売り上げベースでおこなわれます。

また、売り上げは業績給として給料にも反映されるため、モチベーションにも繋がります。

 

なお、成果主義とはいえ、社内の風通しはいいようで、上司はやる気を引き出すのが上手い方が多く、若手は次々に営業をおこなうことでやる気を見せやすい環境です。

求める人材

プレサンスコーポレーションでは求める人材として下記のものを公表しています。

1.「まっすぐ」な思いや姿勢、行動ができる誠実な人材

コーポレートサイトの採用ページにも記載のある通り「真っ直ぐ(まっすぐ)」な人材を求める人材として公表しています。

 

これらはプレサンスコーポレーションが日本を代表する総合ディベロッパーになれた理由として、「時代の潮流に流されず、自分たちの使命を全うしてきたから」という裏付けから来ているもので、「まっすぐ」で誠実な思いや姿勢、行動にはそれだけ大きな価値があると考えています。

 

また、営業職がメインの企業のため、嘘偽りなく、関わるすべての方のために真剣になれる人材は顧客からの信頼を獲得しやすいといった点でも「真っ直ぐ(まっすぐ)」な人材を求めています。

2.協調するだけではなく一人ひとりの個性を活かせる人材

 

プレサンスコーポレーションでは、企業としてこれからも成長を続けるために社員に協調だけを求めていません。

 

日本は「和」の文化が定着しており、共感・協調・忖度など自分の意見を押し殺してでも、集団からはみ出さないようにすることを往々として求められます。

しかし、一人ひとりの意見が違うのは当たり前で、プレサンスコーポレーションはその多くの個性を活かしてこそ企業として更に大きく成長できると考えています。

 

そのため、グループ会社を含め全社員が一丸となって企業成長に貢献するにあたり、個性を活かしてより大きなシナジーを生み出せる人材を求めています。

就職偏差値・難易度および業界内での立ち位置

プレサンスコーポレーションの就職偏差値・就職難易度については現在公開されていないため、総合ディベロッパーの中でのプレサンスコーポレーションの売上高と平均年収を同業他社と比較してご紹介します。

 

就職偏差値・難易度については、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

 

会社名売上高平均年収就職偏差値社風
プレサンスコーポレーション1010億8360万円909万円成果主義
フジ住宅株式会社993億5997万円554万円「人」を大切にする
株式会社コスモスイニシア923億6600万円728万円フラット
三井不動産株式会社1兆7044億1600万円1263万円69挑戦

採用実績

プレサンスコーポレーションは国公立大学や有名私立大学だけではなく、中堅大学などを含めた幅広い大学から採用している実績があります。

採用大学

愛知県立大学、愛知工業大学、大阪大学、大阪青山大学、大阪経済大学、大阪工業大学、大阪国際大学、大阪商業大学、お茶の水女子大学、関西大学、関西国際大学、九州大学、京都学園大学、京都教育大学、京都産業大学、京都橘大学、京都文教大学、近畿大学、金城大学、金城学院大学、甲南大学、甲南女子大学、神戸大学、神戸学院大学、神戸国際大学、神戸女子大学、至学館大学、鈴鹿大学、創価大学、宝塚大学、中京大学、中京学院大学、中部大学、中部学院大学、東海大学、東海学院大学、同志社大学、同志社女子大学、獨協大学、日本経済大学(福岡)、阪南大学、梅花女子大学、文教大学、武庫川女子大学、名城大学、桃山学院大学、立命館大学、琉球大学、龍谷大学、流通科学大学、和歌山大学など

 

(引用:(株)プレサンスコーポレーション【東証スタンダード上場】採用実績|マイナビ2024

採用人数

 

採用年度男性女性合計
2023年度121名(予定)
2022年度631376名
2021年度32638名
2020年度551368名
2019年度52961名
2018年度57663名

 

(引用:(株)プレサンスコーポレーション【東証スタンダード上場】採用実績|マイナビ2024

まとめ

プレサンスコーポレーションは分譲・投資用マンションの販売を事業のメインに据えている西日本最大級の総合ディベロッパーです。

1997年に創立した比較的若い企業ですが、すでに西日本を代表する総合ディベロッパーに足りうる実績を残しており、今後の成長も期待できる企業となっています。

 

就活は持っている情報量によって、より有利に立ち回れるようになるため、気になった企業は調べておいて損はありません。

プレサンスコーポレーションに興味を持った方は、ぜひより深い企業研究をおこなってみてください。

上京を志す地方学生ならジョーカツ

首都圏の学生ならスタキャリ