【企業研究】ゼンショーホールディングスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2023年10月28日更新
はじめに
国内最大手外食企業であるゼンショーホールディングスは、身近にある人気企業です。就職するにはどのような企業研究が必要なのでしょうか。ここではゼンショーについて、業界の概要、事業内容、新卒採用選考フロー、社風、求める人材、競合他社比較、採用大学、ホットニュースを紹介しています。基本的な情報を網羅しているので、企業研究の第一歩にふさわしい記事となっています。これを読めば、ゼンショーについての理解をさらに深めることができるでしょう。
ファストフード業界
ファストフード業界は、ハンバーガーを中心に、手軽に注文して短時間で提供する店舗チェーンです。他にも、フライドチキン、ドーナツ、サンドイッチなどを含みます。また、和風メニューのチェーンには、牛丼やセルフサービスのうどん店も含まれます。
なお、外食産業についての記事が以下にあるので、ぜひ参考にしてください。「【就活生必見】外食産業の就活って? ブラックって本当?」
ファストフード業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひ読んでください!「【業界研究ガイド】業界一覧」
事業内容
ゼンショーグループは、人々が日常生活で不可欠な「食事」に関して、安全かつ美味しい食品を提供することを通じて、顧客の健康と生活を支えます。展開している事業について、5つに分けて紹介していきます。
国内外食事業
「すき家」を含む日本を代表する牛丼チェーンを中心に、ハンバーグ、パスタ、和食、焼肉など幅広いジャンルのレストラン、さらには回転寿司、うどん、ラーメン、コーヒーショップなど、多彩なファストフード店を展開しています。
海外外食事業
積極的なグローバル展開において、「すき家」ブランドを世界中に拡大し、その国や地域で安全で信頼性のある食のインフラを確立し、地元の人々の生活を向上させることを志向しています。使命は、食を通じてさまざまな地域社会に貢献し、人々の生活をより豊かにすることです。主な国は、中国、ブラジル、タイ、マレーシア、メキシコなどです。
小売事業
グループ全体での連携を徹底し、仕入れ、物流、資金管理、スタッフ教育など、あらゆる側面でシナジー効果を最大限に発揮しながら、安全性、品質、価格のすべてにおいて高い水準を保つスーパーマーケットチェーンを提供しています。たとえば、マルヤ、マルエイ、アバンセなどが挙げられます。
介護事業
高齢者住宅および有料老人ホームの運営を行っており、人生の後半を迎える皆様が安心で楽しい日々を送れるよう、高品質かつ安全な食事と快適な生活環境を提供しています。たとえば、かがやき、エンネルグなどが挙げられます。
サポート事業
業務管理および経理管理のソフトウェアシステムを提供し、店舗のデザインから建設、調理器具の製造、食材の調達、輸送などの物理的なサポートを行い、多角的にグループの事業を支援しています。
新卒選考フロー
ゼンショーは全学部全学科対象の、総合職を募集しています。新卒選考フロー、webテスト、ES、面接についてかいせつしていきます。
選考フロー
選考フローは、以下の通りです。会社説明会、一次選考(適性検査)、二次選考、一次面接、二次面接、最終面接の順です。
Webテスト
Webテストの試験科目は、図形問題と記憶力問題です。図形問題は多くありますが、記憶力問題は1問のみとなっています。基本的な内容のため、対策は特に必要ありません。不安な場合は、SPIの対策を行っておくようにしましょう。
ES
ゼンショーでは、ESの提出を課していません。
面接
面接では、自己PRと志望動機の基本的なことを聞かれます。自己PR関連ではたとえば、「自己紹介」「大学生活について」「アルバイトについて」などが挙げられます。志望動機関連ではたとえば、「志望動機」「志望度」「キャリアプラン」などが挙げられます。談笑のような形式で進むため、肩の力を抜いて臨めるでしょう。
社風
社風は、風通しが良く挑戦できる雰囲気にあります。一方で、やや保守的でトップダウン型の一面もあるようです。やる気次第ではやりがいが感じられるでしょう。
求める人材
求める人材について把握しておくことで、どのような自己PRや志望動機が評価されやすいのかが見えてきます。以下に紹介するので、ぜひ参考にしてください。(引用:リクナビ)
まずは、「自主性を発揮できる個人」です。仕事は、自分から創り出すものであり、自発的な行動が重要です。ゼンショーは、新しいアイデアを生み出し、挑戦の精神をもって自ら行動できる個人を探しています。
つづいて、「変化に適応力のある人」です。国際社会は大きな変革の途中にあります。
迅速に変化を受け入れ、固定観念にとらわれずに柔軟に適応し、既存の枠組みを打破し、自己向上を果たすことが求められます。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競合他社との比較は、企業研究において欠かせません。なぜこの業界にしたのか、さらになぜこの企業にしたのかを面接で問われるからです。以下に比較表を作成したので、ぜひ参考にしてください。
売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 | |
ゼンショーホールディングス | 7799億6400万円 | 644万4000円 | 44 | 風通しが良く挑戦できる |
日本KFCホールディングス | 999億2600万円 | 767万3000円 | 50 | 熱意がある人が多い |
日本マクドナルド | 3523億円 | 587万円 | 52 | 実力主義で挑戦できる |
吉野家ホールディングス | 1680億9900万円 | 718万7000円 | 42 | やや保守的だが挑戦できる |
(引用:2022年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)、ライトハウス、【2023年版】外食業界・産業の就職偏差値&年収ランキングを解説するぞ!!、2023年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)、有価証券報告書、2023年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)、有価証券報告書、2023年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)、有価証券報告書)
就職偏差値については、次の記事で詳しく述べているため、ぜひ参考にしてください。「【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング」
以上の情報から見られるように、ゼンショーは売上高が他社より大きくなっています。なぜなら、外食事業の他にも事業があるからです。また、世界各国でビジネスを展開している点も大きいでしょう。色々なことに挑戦できる機会があるので、大きなやりがいを感じることができるかもしれません。
採用大学
ゼンショーの採用大学は、以下の通りです。(引用:リクナビ)
愛知学院大学、青山学院大学、亜細亜大学、茨城大学、岩手大学、宇都宮大学、追手門学院大学、桜美林大学、大阪学院大学、大阪経済大学、大阪工業大学、大阪国際大学、大阪産業大学、大阪商業大学、大阪市立大学、大阪大学、大阪府立大学、大谷大学、岡山大学、小樽商科大学、香川大学、鹿児島大学、神奈川工科大学、神奈川大学、金沢工業大学、金沢大学、関西外国語大学、関西大学、関西学院大学、神田外語大学、関東学院大学、関東学園大学、学習院大学、北九州市立大学、北里大学、九州共立大学、九州国際大学、九州産業大学、九州情報大学、九州大学、京都外国語大学、京都産業大学、京都大学、京都府立大学、近畿大学、岐阜経済大学、熊本大学、久留米大学、慶應義塾大学、工学院大学、甲子園大学、高知大学、甲南大学、神戸学院大学、神戸大学、国学院大学、国際基督教大学、国士舘大学、駒澤大学、埼玉工業大学、埼玉大学、佐賀大学、札幌学院大学、札幌国際大学、札幌大学、静岡大学、芝浦工業大学、秀明大学、湘南工科大学、尚美学園大学、信州大学、城西大学、上智大学、駿河台大学、成蹊大学、成城大学、西南学院大学、摂南大学、専修大学、大正大学、高崎経済大学、高千穂大学、拓殖大学、玉川大学、大東文化大学、千葉工業大学、千葉商科大学、千葉大学、中央学院大学、中央大学、中京大学、筑波大学、帝京大学、帝塚山大学、桐蔭横浜大学、東海大学、東京外国語大学、東京経済大学、東京工科大学、東京工業大学、東京国際大学、東京大学、東京電機大学、東京農業大学、東京理科大学、東北学院大学、東北工業大学、東北大学、東洋大学、鳥取大学、同志社大学、獨協大学、長崎総合科学大学、長崎大学、名古屋大学、奈良大学、新潟大学、日本体育大学、日本大学、八戸工業大学、阪南大学、姫路獨協大学、弘前大学、広島工業大学、福井工業大学、福井大学、福岡大学、福島大学、佛教大学、文教大学、法政大学、北海学園大学、北海道教育大学、北海道情報大学、北海道大学、武蔵大学、武蔵野大学、武蔵野美術大学、室蘭工業大学、明治学院大学、明治大学、名城大学、明星大学、桃山学院大学、山形大学、山口大学、山梨学院大学、横浜国立大学、横浜商科大学、横浜市立大学、酪農学園大学、立教大学、立正大学、立命館大学、龍谷大学、流通科学大学、流通経済大学、麗澤大学、和歌山大学、和光大学、早稲田大学
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以上のように、日本全国のみならず世界各国で、多種多様な人材を採用しています。様々な大学があることから、学歴フィルターは存在しないと言えるでしょう。
ホットニュース
ゼンショーに関する最新のニュースを追うことで、現状や課題、将来について見通すことが可能です。ここでは、いくつか最近の代表的なニュースを取り上げて紹介しています。ニュースを読む練習になるので、ぜひ参考にしてください。
1つ目は「<東証>ゼンショーホールディングス3日続伸「海外1万店」」という記事です。株価に関する記事ですが、値動きの原因を探ることで最新状況を確認することが可能です。記事の内容は、ゼンショーについて3日連続で株価が上昇しており、前の営業日と比べて97円(1.43%)高の6842円まで上昇しているといったものです。この上昇の背後には、日本経済新聞の7日付朝刊に掲載された記事が影響していると言われています。この記事によれば、ゼンショーは2024年3月期までに、海外の店舗数を国内外で初めて1万店まで拡大する計画を立てているとのことです。なお、2023年3月末時点での海外店舗数は5759店でした。この急速な出店拡大による企業の成長に期待が高まり、株価は上昇トレンドが続いています。海外展開の加速が期待されるでしょう。
つづいて、「「ゼッテリア」1号店が開業 ゼンショーの調達力生かす」という記事です。こちらは新店舗のニュースになります。新メニューや新店舗のニュースは、発表されたらすぐに確認しておきましょう。ニュースの内容は次の通りです。2023年4月20日、ロッテリアは東京都内に新型バーガー店「ゼッテリア」の最初の店舗をオープンしました。ゼッテリアは、バーガー店「ロッテリア」の進化版として位置づけられ、高品質で手頃な価格の「絶品バーガー」シリーズを提供し、また、公正な価格で仕入れられた「フェアトレード」コーヒーなども取り扱います。この新しいコンセプトのバーガー店では、親会社であるゼンショーの食材調達ネットワークなどを活用し、幅広いメニューで顧客を迎えます。2023年4月に、日本の最大手外食企業であるゼンショーHDがロッテHDからロッテリアを買収しました。この買収により、ロッテリアのファストフード運営のノウハウと、ゼンショーグループの強力な商品調達力が結集しました。現在、ゼッテリアの今後の出店計画や、既存のロッテリア店舗の名称変更などについては、具体的な計画が未確定の段階です。
まとめ
ここまでゼンショーについて、業界の概要、事業内容、新卒採用選考フロー、社風、求める人材、競合他社比較、採用大学、ホットニュースを紹介してきました。ゼンショーは、外食事業の他にも事業を展開している大企業です。そのため、色々なことに挑戦できるでしょう。ぜひこの記事を参考に、さらなる企業研究を進めていってください。