人助けできる仕事|人に寄り添いたい人におすすめの職種27選

人助けできる仕事|人に寄り添いたい人におすすめの職種27選

2024/9/27更新

奥田恵(キャリアアドバイザー)

この記事の監修者

奥田恵(キャリアアドバイザー)

新卒から営業職で活躍し、全国1位の成績を収めた。その後、さらなる成長と挑戦を求めて現在はナイモノのキャリアアドバイザーに転身。年間で500人以上の学生の就職支援に携わり、人材・不動産・営業など幅広い業界への支援実績を持つ。一人一人の学生に真摯に向き合い、早期の内定獲得と充実した就職活動の提供に尽力している。

新卒から営業職で活躍し、全国1位の成績を収めた。その後、さらなる成長と挑戦を求めて現在はナイモノのキャリアアドバイザーに転身。年間で500人以上の学生の就職支援に携わり、人材・不動産・営業など幅広い業界への支援実績を持つ。一人一人の学生に真摯に向き合い、早期の内定獲得と充実した就職活動の提供に尽力している。

はじめに

「福利厚生が良い」「誰もが知っている大手企業」など、就活の軸は人それぞれでしょう。

なかには就活の軸として「人助けができる仕事」を上げている就活生もいるのではないでしょうか。

しかし、人助けができる仕事は漠然としているため、どのような仕事があるのかを調べることは難しいです。

そこで、本記事では人助けができる仕事を27個紹介します。

以下のような人を対象としているため、1つでも当てはまる人は必見です。

対象の読者
  • 人助けができる仕事に就きたい
  • どのような仕事が人の役に立つのか知りたい
  • 幅広い職種を知ったうえで就活をしたい

それぞれの職務内容や求められるスキルも紹介するので、自分に向いていそうな仕事を選び、詳しく調べてみてください。

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人助けをしたい人におすすめの仕事27選

人助けをしたい人におすすめの仕事27選

ここからは人助けができる職種を紹介します。

それぞれ職務内容や対象となる困っている人が異なるため、自分の考えとマッチしている職種はどれであるのかを探してみてください。

平均年収と求められるスキルも紹介しますが、企業や人によって異なるので選考を受ける企業の給与待遇や求める人物像を確認してください。

どのような業界があるのか就活全体の大枠を知りたい人は、以下の記事もご覧ください。

①看護師

看護師は傷病者の看護や医師の補助作業を行う職業です。

つまり、看護師は身体面で困っている人の助けになることができます。

看護師になるためには、大学や専門学校などで教育を受けて看護師国家試験に合格する必要があります。

看護師の平均年収は508万円です。

求められるスキル
  • 体力面・精神面でのタフさ
  • コミュニケーション能力
  • 患者に対する観察力

②介護士

介護士とは、介護施設で高齢者の生活を補助する職種です。

また、介護施設だけではなくホームヘルパーなど高齢者の自宅へ介護をしにいくこともあります。

介護士は資格の正式名称ではありませんが、介護に関する職種をまとめて介護士と呼ぶことが多いです。

介護士になるための資格はなく、介護サービスを提供している企業に入り研修等を受けることで介護士になれます。

介護士の平均年収は270〜400万円となっています。

求められるスキル
  • 専門的知識・技術
  • 観察力
  • コミュニケーション能力

③薬剤師

薬剤師とは調剤や医薬品の供給、その他の薬事衛生など薬品に関わる業務を行う職種です。

扱う薬にはさまざまなものがあり、身体的・精神的に困っている人を薬を通して助けることができます。

薬剤師になるには、薬学科など薬剤師養成課程を修了して国家試験に合格しなければなりません。

薬剤師の平均年収は500〜700万円です。

求められるスキル
  • 業務の正確さ
  • 薬に対する専門知識
  • 冷静な判断力

④救急救命士

救急救命士とは傷病者が病院や診療所に搬送されるまでの間、救急救命措置を施す職種です。

主に重度の傷病者が一刻を争う際に、早急に対処をすることによって命を救うことができます。

救急救命士になるためには2つのルートがあり、1つは救急救命士の養成校で2年学んだ後に救急救命士の国家試験に合格する方法です。

救急救命士は消防署勤めのため、勤務するためには消防官採用試験にも合格しなければなりません。

2つ目のルートは、消防士になった後に経験を積んで、救急救命士国家試験に合格する方法です。

早く救急救命士になりたい場合は、1つ目のルートを選択しましょう。

救急救命士の平均年収は300〜700万円と幅広いです。

求められるスキル
  • 状況をすばやく察知する判断力
  • いかなる状況であっても最適な行動を取る冷静さ
  • 適切な処置を施す専門知識

⑤消防士

消防士とは火災が起きている地域へ赴き、火災現場の消火活動や傷病者の応急措置・搬送などを行う職種です。

また、火事のみならず、災害発生時には救急活動を行います。

消防士になるためには、各自治体が実施する消防士採用試験に合格する必要があります。

消防士の平均年収は400〜600万円です。

求められるスキル
  • 肉体的な体力
  • 機敏さ
  • 冷静ですばやい判断力

⑥自衛隊

自衛隊とは国の平和を守るという使命のもと、領土・領海・領空を守る活動や災害時の捜索・救助・医療などの対応を行う職種です。

今本記事を読んでいるみなさんの中で、直接自衛隊に助けられたと実感したことがある人は少ないかもしれません。

しかし、災害時などに国民のために仕事をしているのは自衛隊です。

自衛隊に入るには、高校・大学を卒業後に自衛隊採用試験に合格するか、防衛大学などの教育機関を卒業する必要があります。

自衛隊の平均年収は300〜600万円です。

求められるスキル
  • 使命感
  • 肉体的な体力
  • 規範意識

⑦社会福祉士

社会福祉士とは福祉・医療に関する相談援助の専門家として認められた国家資格であり、福祉や医療に関する相談援助の仕事を行います。

ソーシャルワーカーと呼ばれることもあります。

地方公務員の社会福祉士になるには、地方上級試験の福祉職や社会福祉職の合格が必須です。

国家公務員の福祉職になるには、総合職試験で人間科学区分を選択して受かる必要があります。

平均年収は300〜600万円となっています。

求められるスキル
  • コミュニケーション能力
  • 相手の立場になって真摯に聞く姿勢
  • 課題解決能力

⑧医療事務員

医療事務員とは病院やクリニックなど、医療機関で患者の応対、書類整理、医療費の計算などを行う職種です。

看護事務、クラークなどさまざまな呼び方がありますが、医療現場で事務作業を行っているといった点では共通しています。

医療事務員になるための資格等はなく、未経験でも受け入れている病院もあります。

しかし、何かしらの医療に関わる知識を持っていると、優遇される可能性は高いでしょう。

医療事務員の平均年収は250〜400万円です。

求められるスキル
  • 業務の正確さ
  • パソコンスキル
  • 医療保険に関する知識

⑨保育士

保育士とは、乳児から小学校入学前の保育を必要とする子どもを預かり、預かっている間に保育をする仕事です。

共働き世帯が増えている昨今、女性もキャリアを諦めずに働くためには、保育士はなくてはならない職種と言っても過言ではありません。

保育士になるには、保育士資格を取る必要があります。

専門学校などで専門課程を学ぶか、保育士試験を受けるかの2つの方法があります。

保育士の平均年収は250〜400万円です。

求められるスキル
  • 子どもが好きな気持ち
  • 責任感
  • リーダーシップ

⑩ホームヘルパー

ホームヘルパーは訪問介護員であり、介護保険法において訪問介護をする職種です。

介護内容は食事補助、排泄、入浴、家事などです。

ホームヘルパーは資格を持っている必要はありませんが、資格の有無によってできる業務が異なります。

多くのホームヘルパーは、介護職員初任者研修を受講し、資格を取得します。

ホームヘルパーの平均年収は200〜350万円です。

求められるスキル
  • 体力
  • コミュニケーション能力
  • 観察力

⑪臨床心理士

臨床心理士とは、臨床心理学に基づいて人間の心の問題にアプローチする専門家です。

また、対象となる人は個人だけでなく、医療機関や司法機関と連携することで地域社会へ介入することも少なくありません。

臨床心理士になるには、日本臨床心理士資格認定協会の試験に合格する必要があります。

臨床心理士の平均年収は400〜600万円です。

求められるスキル
  • 観察力
  • 精神力
  • 倫理観

⑫社労士

社労士は労働法や社会保険に精通し、企業や個人に労務関連のアドバイスを行ったり、雇用契約や労働条件の遵守を支援したりする職種です。

給与計算や労働紛争の解決策を提案し、労働環境の改善に努めていきます。

社労士の平均年収は400〜600万円です。

勤務社労士と開業社労士の2種類があり、開業社労士は自身の事務所を構えているため、平均年収はさらに上がります。

求められるスキル
  • 法律に関する知識
  • 労務管理能力
  • コミュニケーション能力

⑬弁護士

弁護士は、法的問題に対する専門的な助言や代理業務を行います。

クライアントの権利を守り、契約の交渉や法廷での代理人として活動し、訴訟手続きを進行させる役割を持っている職種です。

弁護士になるためには、法科大学院を出るか予備試験に合格して司法試験に合格しなければならないため、非常に難易度は高いです。

弁護士の平均年収は700〜1,000万円となっています。

しかし、弁護士は1,000万円を超えている人も多く、人によって年収にばらつきがあります。

求められるスキル
  • 法律に関する知識
  • 分析力
  • 交渉力

⑭警察官

警察官は犯罪の防止や取り締まり、交通安全の維持、事件の捜査などを担当する職種です。

市民の安全を守るために巡回やパトロールを行い、必要に応じて容疑者の拘束や取り調べを行うほか、証拠の収集や事件の解決に取り組んでいきます。

警察官になるためには、警察官採用試験に合格した後に警察学校に入り、卒業する必要があります。

警察官の平均年収は400〜600万円です。

求められるスキル
  • 肉体的な体力
  • 協調性
  • 冷静な判断力

⑮教師

教師は、学生の教育と成長を支援する役割を果たしている職種です。

授業の計画や教材の作成、生徒への指導や学習のサポートを行い、個々の能力に合わせた教育プランを提供しています。

また、学校環境の整備や保護者・自治体との連携も重要な業務です。

教師になるには、教員採用試験に合格しなければなりません。

教師の平均年収は400〜600万円となっています。

求められるスキル
  • 教育に対する理解
  • コミュニケーション能力
  • スケジュール調整能力

⑯ホワイトハッカー

ホワイトハッカーはセキュリティ専門家であり、システムやネットワークの脆弱性を評価し、悪意ある攻撃から守るための対策を講じる職種です。

セキュリティテストやペネトレーションテストを実施し、システムの強化や修復を行います。

平均年収は500〜800万円です。

求められるスキル
  • ネットワークに関する知識
  • セキュリティに関する知識
  • プログラミングスキル

⑰インストラクター

インストラクターは専門的な知識やスキルを持つ人々に対して、トレーニングや指導を提供します。

ヨガインストラクター、食事インストラクターなど指導する内容は多岐にわたっているため、自分の強みや知識が活かせるものを選ぶことが重要です。

インストラクターの平均年収は300〜500万円となっています。

求められるスキル
  • 指導内容に対する専門知識
  • 指導力
  • コミュニケーション能力

⑱キャリアカウンセラー

キャリアカウンセラーは、個々のクライアントの職業的な目標やキャリアプランをサポートする専門家です。

クライアントのスキルや興味を評価し、適切な職業選択や進路を提案し、必要なスキルやトレーニングをアドバイスします。

必須の資格はありませんが、国家資格であるキャリアコンサルタントを取得しておくとカウンセラーとしてのキャリアの幅が広がります。

平均年収は300〜500万円です。

求められるスキル
  • コミュニケーション能力
  • 情報収集力
  • スケジュール管理能力

⑲就活・転職エージェント

就活・転職エージェントは、求職者と企業をつなぐ役割を果たしている職種です。

具体的には求人情報を提供し、適切な職種や企業を紹介し、面接の準備や助言を行います。

近年転職が当たり前になっているので、就職・転職エージェントの需要は高まっています。

平均年収は300〜500万円です。

求められるスキル
  • コミュニケーション能力
  • ヒアリング能力
  • 情報収集力

⑳ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、個人や家族の資産管理やライフプランをサポートする職種です。

具体的には貯蓄、投資、保険などの分野でアドバイスし、将来の金融目標を達成するための計画を立案していきます。

必須資格はありませんが、知識が求められるので「ファイナンシャル・プランニング技能士」の資格を取得することをおすすめします。

平均年収は400〜600万円です。

求められるスキル
  • ヒアリング能力
  • 専門的な知識
  • 説明力

㉑コンサルタント

コンサルタントは、組織や個人に対して専門的なアドバイスや提案を行う職種です。

課題の分析や戦略策定、業務プロセスの改善を支援し、クライアントのニーズに合わせた解決策を提供していきます。

顧客の課題解決のためには、最適解を出せるように勉強し続ける姿勢が重要です。

平均年収は500〜800万円です。

求められるスキル
  • 分析力
  • 戦略策定能力
  • マネジメント能力

㉒カスタマーサポート

カスタマーサポートは顧客からの問い合わせや要望に対応し、製品やサービスに関するサポートを提供する職種です。

電話、メール、チャットなどを通じて問題解決や情報提供を行い、顧客満足度を高めることが目的となっています。

カスタマーサポートの平均年収は250〜450万円です。

求められるスキル
  • コミュニケーション能力
  • 問題解決能力
  • 対人折衝能力

㉓生活相談員

生活相談員は個人や家族に対して生活の課題や、困難に関する支援を行う職種です。

心理的なカウンセリングや情報提供、リソースの紹介を通じて、健康や福祉の向上をサポートします。

主な勤め先は介護施設です。

平均年収は250〜400万円です。

求められるスキル
  • カウンセリング能力
  • コミュニケーション能力
  • 福祉に対する知識

㉔国連スタッフ

国連スタッフは国際平和と安全保障、開発、人権など幅広い分野で活動していきます。

国際協力プロジェクトの実施、外交交渉、調査研究などを担当し、国際社会の発展に貢献する活動が主です。

国連スタッフの平均年収は職種・任地によって大きく変わるため、具体的な志望先ごとに確認しなければなりません。

求められるスキル
  • 社会貢献意識
  • マネジメント能力
  • 言語能力

㉖NGO職員

NGO職員は非営利団体で社会貢献活動を行っていきます。

支援プログラムの企画・運営、寄付募集、広報活動を担当し、環境、教育、人道支援などさまざまな分野で活動している職種です。

平均年収は250〜450万円となっています。

求められるスキル
  • 社会貢献意識
  • マネジメント能力
  • 対人スキル

㉗CSR担当者

CSR担当者は、企業の社会的責任活動を推進していく職種です。

環境保護、社会貢献、持続可能性の戦略策定や実施、報告書の作成などを担当し、企業の社会的価値向上に貢献するありとあらゆる活動を行っていきます。

平均年収は400〜600万円です。

求められるスキル
  • CSR戦略策定能力
  • コミュニケーション能力
  • 情報収集力

人助けができる仕事の選び方

人助けができる仕事の選び方

どのような仕事も誰かの役に立つものであり、見方によって「人助けができる仕事」は変わるでしょう。

したがって、人助けができる仕事は非常に数多くあります。

まずは、どのような観点で見ていくのかを知っておき、それを考慮したうえで具体的な職種の内容を見ていく方法がおすすめです。

どんな人を助けたいのか

人助けができる職種と一口に言っても、職種によって助ける人の対象は異なります。

たとえば、カウンセラーは心理的に困っている人、弁護士は法律の知識がなく困っている人、医師は病気を抱えてに困っている人など対象が大きく異なるものです。

また、助けるのは人だけでなく企業のサポートなど、集団に対して人助けをする仕事もあります。

業界分析や企業分析を始める前に、自分はなぜ人を助ける職種に就きたいと思ったのかを再度考え、どのような人を助けたいのかを明確にしておきましょう。

自分はどのようなことが得意か

人を助けることは簡単ではありません。

安易な気持ちで「人を助けたい」と職業を決めてしまうと、後から自分には向いていないと悩んでしまう可能性があります。

実際に人を助ける職業に就いている方の意見を聞くとつらいこともあり、長く続かずに人の入れ替わりが激しい職場も多い傾向にあります。

しかし、もともと自分が得意なことであれば、大変でもやりがいを感じながら業務に向き合えるのではないでしょうか。

人助けができる仕事に就きたいという軸以外でも、自己分析をして自分に向いている仕事を探すことは重要です。

入社前後のギャップで悩まず、活き活きと働ける職種につけるように徹底して自己分析を行いましょう。

就活で譲れない軸は何か

人助けをする職業でも、職業によって働き方、給与水準、休日日数などが異なります。

そして、これらのどれを重視するのかも人によって変わるものです。

自己分析から就活の軸を明確にし、譲れないものは何であるかを知っておくと入社後に後悔する可能性を低くすることができます。

就職する前から福利厚生や給与について考えることはイメージが湧きづらいため、OB訪問などで実際に働く人が重視すべき項目を知っておくといいでしょう。

就活の軸は以下の記事でまとめているので、軸が定まっていない人は参考にしてください。

【選考通過したエントリーシートを大公開】先輩就活生のエントリーシートを見れば選考通過のヒントが得られるかも?!

「エントリーシートに正解はあるのか」「書き方が良く分からない…」こんなことを考えたことはありませんか?

就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。

今回は、選考を通過したエントリーシートを20社分用意しました。

各エントリーシートにはポイント付きで解説しています。

この機会にぜひチェックしてください。
選考通過ES

さいごに

本記事では、人助けができる仕事を厳選して紹介しました。

「人助けができる仕事」といってもさまざまなものがあり、助ける対象も異なります。

専門的な教育課程を修了して試験に合格しなければいけないものや、資格がなくてもなれる職業もあります。

どの仕事でも責任感が問われるのが共通点です。

人の役に立っているという実感や感謝されることにやりがいを感じられる人は、向いている職業でしょう。

自分にとってどの職業が向いているかは、一つひとつ考える必要があります。

また、人助けができる職業を探す前に自己分析をしっかりとして、就活の軸を定めておくことが就活成功のカギです。

ぜひ、自分にピッタリの仕事を探してください。

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