クールビズで臨む就活|第一ボタンはとめるべきかを解説

クールビズで臨む就活|第一ボタンはとめるべきかを解説

2024/9/27更新

はじめに

カーボンニュートラル(脱炭素)への関心が高まり、その取り組みの一環として「クールビズ」を推奨する企業が増えています。

近年の就活でも、「クールビズでお越しください」「ノーネクタイでお越しください」といった面接案内が増えてきています。

このような案内を受け取ったときに、具体的にどのような服装で行けばいいか迷う人もいるかもしれませんね。

この記事では、以下のような疑問を持つ就活生を対象としています。

対象の読者
  • クールビズってそもそもなに?
  • クールビズではシャツの第一ボタンをとめるの?
  • クールビズの際のシャツに関する注意点は?

この記事では、これらの疑問にお答えしています。

クールビズ時のシャツ選びに迷う人に役立つ情報を網羅しているので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、以下の記事ではクールビズの際の服装とマナーに関する疑問点を解説しています。

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就活の際はクールビズでも第一ボタンはとめよう

就活の際はクールビズでも第一ボタンはとめよう

クールビズはジャケットやネクタイを省いた軽装スタイルであるため、第一ボタンをとめたほうがいいのかどうか迷うかもしれませんね。

一般的には、クールビズでも第一ボタンをとめることが推奨される傾向にあります。

クールビズの期間は涼しさを重視するので、実際のビジネスの現場では第一ボタンを開けて仕事をしている人が多いです。

しかし、採用を目指す就活生は礼儀正しさや見た目の印象も重要になりますので、第一ボタンをとめて面接に臨むことをおすすめします。

第一ボタンをとめることで、清潔感やきちんとした感じを演出することできるからです。

ただし、面接中に「ボタンを外してもいいですよ」と面接官から促された場合には、「失礼します」といって素直に外しましょう。

また、クールビズでノーネクタイのスタイルを指定された場合、第一ボタンをとめるべきかどうかは、多くの就活生が悩むポイントです。

一般的な就活マナーでは、ノーネクタイでも第一ボタンをとめることが推奨される傾向があります。

第一ボタンをとめることで、清潔感や品位、謙虚さを保つことができるからです。

第一ボタンをとめて襟元が整った印象を演出し、よりビジネスライクな外見をアピールしましょう。

そもそもクールビズとは?

クールビズとは、日本の夏に行われており、環境対策を主な目的とした衣服の軽装化の取り組みです。

2005年に環境省が提唱し、その後企業や組織に広く浸透してきました。

ここではクールビズについて紐解いてみましょう。

クールビズの期間

クールビズの期間は通常、毎年5月1日から9月30日までの約5カ月間にわたり実施されます。

ただし、地域や企業によって異なる場合もあるため、就活時には企業の指示に従うことが重要です。

クールビズと私服の違い

「クールビズ」と聞いても、解釈が曖昧で、どれくらいの軽装なら許容されるのか迷う人も少なくないもの。

まずはクールビズの定義を押さえておきましょう。

クールビズは、日本の夏季のビジネスシーンにおける特別なスタイルで、ジャケットやネクタイを省き、より涼しい軽装で過ごすスタイルのことを指します。

クールビズの背景には、地球温暖化や環境問題への対策として、エネルギー消費や温室効果ガスの排出削減を促す目的があります。

特に、冷房やエアコンの使用を控えることで電力消費を抑え、環境負荷を軽減する取り組みが重視されています。

クールビズの基本的なスタイルは、ジャケットを着用せずにシャツやブラウス、スラックスやスカートなどを組み合わせます。

ただし、企業によっては半袖シャツを認める会社もあります。

クールビズは軽装を推進するものですが、ラフな格好が許されるわけではないことに注意が必要です。

軽装とはいえ、ビジネスマナーを踏まえた服装が求められることを覚えておきましょう。

なお、以下の記事では就活で襟がない服を着てもいいのかについて解説しています。

就活とクールビズの関係

クールビズが定着している企業が増えていることから、就活生に軽装で来社することを指定することもめずらしくありません。

「少しでも涼しい服装で就活に集中してほしい」という配慮なので、指定通りの軽装で選考に臨むとよいでしょう。

とはいえ、真面目な就活生の中には「選考という重要な場に軽装で行ってもいいのかな」と心配になる人もいるかもしれませんね。

また、具体的に「ノージャケット、ノーネクタイ」と指示があればいいのですが、そうではない場合、判断が難しいものです。

どうしても、心配であればジャケットとネクタイを用意しておきましょう。

通気性のよい素材のジャケットもあるので、上手に活用してください。

第一ボタンをとめると首元がキツイ場合の対処法

第一ボタンをとめると首元がキツイ場合の対処法

就活生の中には第一ボタンをとめるとキツさを感じる人もいるかもしれませんね。

特に、体型やシャツのデザインによっては窮屈に感じることがあります。

そうなると面接に集中することが難しくなるので、以下の対処法を検討するとよいでしょう。

①サイズの合ったシャツを入手する

第一ボタンをとめるのがきつい場合は、自分の体型に合ったサイズのシャツではない可能性が高いです。

既製品でもさまざまなサイズのシャツがあり、身幅や首回りなどが適切なサイズであれば、第一ボタンをとめても快適に着用できます。

したがって、窮屈さを感じるのであれば、店員に採寸してもらい、自分のサイズに合ったシャツを入手しましょう。

体型に合ったシャツを着ることで面接に集中できます。

②セミオーダーを活用する

首回りが太かったり、手が短かったりする場合に手の長さに合わせたシャツを購入すると、首回りがジャストフィットしない、といったケースも考えられます。

その場合は、セミオーダーシャツがおすすめです。

セミオーダーシャツは、自分の体型に合わせて一部の寸法を調整できるため、第一ボタンをとめることがきつい場合でも、快適な着心地を実現できます。

セミオーダーシャツは、一般的なオフィスウェアを取り扱っているメンズウェアの専門店や一部のファッションブランドで購入できます。

また、インターネット上のオンラインショップでもセミオーダーシャツを購入することが可能です。

セミオーダーシャツの価格は、ブランドや素材、仕立て、デザインなどによって異なります。

一般的には数千円から1万円程度の価格帯で提供されることが多いですが、高級な素材やデザインを選ぶ場合は、それ以上の価格帯になることもあります。

なお、以下の記事ではリクルートスーツにブラウスを着てもいいか、について解説しています。

就活のクールビズに合うシャツの選び方

就活のクールビズに合うシャツの選び方

「クールビズと言われても、どんなシャツを選んだらいいのかわからない」という人もいるでしょう。

クールビズスタイルでは、快適さとビジネスシーンにふさわしい外見を両立させるために、シャツの選び方が重要です。

適切なシャツを選ぶことで、第一ボタンをとめた際の快適な着心地や清潔感を演出することができます。

以下に、クールビズに合うシャツを選ぶ際のポイントについて解説します。

体型に合ったサイズの選び方

シャツのサイズ選びは、クールビズスタイルにおいて特に重要なポイントです。

サイズが合わないシャツは、着用時に窮屈さを感じたり、第一ボタンをとめた際に首元がきつく感じたりする原因となります。

体型に合ったサイズを選ぶことで、快適な着心地を得ることができますので、以下のチェックポイントを押さえておきましょう。

サイズ選びのポイント
  • 首回り:指で軽く2本分の余裕があるかどうかを確認する
  • 肩幅:肩のラインがきちんと合っているかを確認する
  • 袖丈:手首から2〜3cmくらいの余裕があるかをチェックする
  • 身幅:胸周りや腰回りが窮屈にならないように選ぶ(ダボつきに注意)

素材の特性と選び方

素材選びもクールビズスタイルにおいて重要な要素になります。

季節や環境によって適した素材を選ぶことで、快適な着用感を保つことができます。

一般的にビジネスシーンで選ばれる主な素材とその特徴について紹介します。

素材特性
綿(コットン)通気性があり吸湿性が高く、肌触りが良い。快適な着心地を提供する定番素材。
ポリエステルシワになりにくく、耐久性に優れる。アイロンが不要なため、忙しいビジネスパーソンにも便利。
リネン暑い季節に適した素材で、通気性が良い。サラっとした触り心地が特徴。

 

季節や環境に適したシャツを選ぶことで、不快感が減り就活に集中できます。

夏は通気性の良い素材を選ぶことで汗ばむことを軽減できます。

以上のように、クールビズに合ったシャツを選ぶ際には、サイズ選びと素材選びを慎重に行うことをおすすめします。

就活の場でボタンダウンシャツはNG

襟にボタンが付いているシャツをボタンダウンシャツといいます。

襟の見栄えが良くなり、おしゃれな印象を与えます。

しかし、就活のような正式な場では、ボタンダウンシャツはカジュアルすぎるためふさわしくありません。

なお、以下の記事ではインターン時の服装について詳しく解説しています。

就活でクールビズを指定された際のチェックポイント

「メラビアンの法則」によれば、「人間の第一印象は見た目が55%」といわれています。

また、第一印象を変えるのは大変なもので、悪い印象が一旦ついてしまうと、面接中に覆すのは難しいでしょう。

印象を良くするためには身だしなみがとても重要です。

したがって、ここからは服装がクールビズである旨を伝えられた際に、身だしなみをチェックする方法を紹介します。

シャツのシワや襟のヨレをチェックする方法

クールビズスタイルでは、ジャケットを着用しないことが多いため、シャツのシワや襟のヨレが目立ってしまい印象が悪くなりやすいです。

特に夏場など暑い季節は、汗をかきやすく、シャツにシワができやすいもの。

面接でクールビズ指定の前日・当日には、以下の方法でシャツの状態をチェックしましょう。

チェック項目
  • シャツをアイロンでしっかりとシワがないように仕上げる(あるいは、クリーニングに出す)。
  • 襟のヨレを整えるために、襟元を手で整えて平らにし、シワを伸ばす。

シミや汚れに注意

面接では、シャツにシミや汚れがあると不潔な印象を与えてしまいます。

特にクールビズスタイルでは、シャツが露出する部分が多いため、シミや汚れが目立ちやすいです。

面接の前に、シャツにシミや汚れがないかをよく確認しましょう。

特に食事の際に付着した食べ物の跡や、ペンのインクなどに注意してください。

第一ボタンをとめる前の姿勢やシャツの整え方

第一ボタンをとめる前の姿勢やシャツの整え方も重要なポイントです。

以下のように注意しましょう。

注意点
  • シャツを着る前に背筋を伸ばして正しい姿勢を整える。第一ボタンをとめる際も、背中が丸まらないように姿勢を意識する。
  • シャツの第一ボタンをとめる前に、襟元や袖口などの部分を整える。シャツの襟が立っているかを確認し、袖口がきちんと整っていることを確認する。

これらのチェックポイントに気を配ることで、清潔感を保ちながら、クールビズスタイルを実践できます。

細部まで気を配る姿勢が、面接官に好印象を与えるでしょう。

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さいごに

クールビズを導入している企業が増え、就活の場も例外ではありません。

涼しい服装が許されるのは嬉しいことですが、カジュアル過ぎるのはNGです。

クールビズとはいえ、シャツの第一ボタンをとめるのがマナーであることを覚えておきましょう。

クールビズに適した服装にすることは大事ですが、同時に常識や誠実さを持ち合わせていることを示すことも重要です。

この記事を参考に就活にふさわしい服装を心がけましょう。

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