【女性編】就活シャツの第一ボタンは?選び方や注意点も解説
2024/9/27更新
この記事の監修者
杉崎 聖輝(キャリアアドバイザー リーダー)
東京学芸大学卒業後、6年間中学教員として勤務。2000人以上の生徒との関わりで人の良さを見出す力を磨く。ソフトテニス部顧問として部活指導も経験。現在は株式会社ナイモノに転職し、キャリアアドバイザーとして活躍。教育現場での経験を活かし、自己分析から選考対策まで、1人1人の価値観を大切にした就活サポートを提供。適性のある業界・業種の発見や差別化されたガクチカ作りが得意。就活初心者や不安を抱える学生・チャレンジ精神旺盛な20代向けのサポートに力を入れている。
東京学芸大学卒業後、6年間中学教員として勤務。2000人以上の生徒との関わりで人の良さを見出す力を磨く。ソフトテニス部顧問として部活指導も経験。現在は株式会社ナイモノに転職し、キャリアアドバイザーとして活躍。教育現場での経験を活かし、自己分析から選考対策まで、1人1人の価値観を大切にした就活サポートを提供。適性のある業界・業種の発見や差別化されたガクチカ作りが得意。就活初心者や不安を抱える学生・チャレンジ精神旺盛な20代向けのサポートに力を入れている。
はじめに
就活に取り組む女性の中には、服装マナーとしてシャツの第一ボタンをとめるべきか、とめなくてもよいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、第一ボタンをどうすればいいか、シャツの選び方、服装が与える印象の重要性などについて徹底的に解説します。
対象は以下の疑問を持つ就活生です。
- 就活の場で女性シャツの第一ボタンはとめなくてはいけないのか
- シャツの種類によって第一ボタンの扱い方は異なるのか
- 第一ボタンをとめると苦しいときの対処法は?
この記事を読むことで、シャツ選びや第一ボタンをどうするか問題に関する疑問や服装マナー、選び方もわかるようになります。
服装に関する疑問を解決した上で就活に集中できますので、ぜひ最後まで目を通してください。
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就活における第一ボタンはどうする?
女性用のシャツには大きく分けてレギュラーシャツ(レギュラーカラーシャツ)とスキッパーシャツの2種類があります。
第一ボタンをとめるかについても、この2種類によって違いがあります。
レギュラーシャツ
レギュラーシャツは襟の一番上までボタンのあるタイプのものです。
就活の面接では第一ボタンをとめるのがマナーとなります。
第一ボタンをとめることによって、きちんとした印象を与えられ、誠実で真面目な印象を示せるでしょう。
逆に第一ボタンをとめなかったり、襟をスーツの外に出して着用したりすると、常識のない人だと思われるかもしれません。
スキッパーシャツ
スキッパーシャツは一番上にボタンのない、襟元の開いたデザインが特徴で、開襟タイプのものになります。
スキッパーシャツは開襟スタイルで着用するものなので、就活の面接など正式な場においても、襟をスーツの外に出したり、襟元を開けた状態にしたりするのが正しい着用スタイルになります。
首元が開いているので、女性らしい柔らかく、明るい印象を与えられるでしょう。
とはいえ、首元が見えすぎたり、襟がだらしなく見えたりしないように気をつけてくださいね。
なお、厳密には第一ボタンを外しているわけではなく、とめた状態で着用するものですが、ボタンの位置が低く襟元が開くため、レギュラーシャツとは異なった印象を与えることができます。
企業は就活の男女の服装を評価の対象にしている
企業は就活生の服装を注意深くチェックしています。
服装を通して、常識や社会性がある就活生なのかを見極めているのです。
就活生にとって服装が重要である理由を詳しく見ていきましょう。
選考の判断材料
企業側の立場から考えると、採用活動は社運に関わる重要事項のひとつであり、短時間で今後一緒に働いていく人を決定していく作業となります。
人事担当者から「一緒に働きたい」と思われる人になることが重要であり、その判断事項のひとつに服装も挙げられます。
人の第一印象は5秒ほどで決まると言われています。
その要素の多くは外見によるものであることからも、服装の与える影響は大きいことがわかるのではないでしょうか。
ここでいう外見とは、容姿の美しさというよりは、清潔感や服装マナーが守られているかといった部分です。
組織の中で働き、共通の目的意識の中で業務を遂行していくという会社員の特性上、規律やマナーを守ることは、社会人として最低限の必要事項になります。
服装は社会人としての基本的なマナーと捉えている
仕事を進めるには社内の人だけではなく、社外のさまざまな立場の人と関わらなければいけません。
社外の人と信頼関係を築くためには、失礼にならない服装をすることが必要です。
面接だけではなく、入社後も第一印象が重要になることを覚えておきましょう。
仕事をする上では、その場に適した服装をすることが欠かせません。
相手に違和感を与えるような服装は「社会人としての基本的なマナーが身についてない」と思われてしまい、信用されにくくなります。
また、自分勝手な人だと思われるかもしれません。
このように、ビジネスの場において身だしなみは重要なものなのです。
服装マナーが守られていないということは、それだけで企業に与える印象が大きくマイナスとなってしまいます。
就活が不利にならないためにも服装で評価を下げないことが大切といえるでしょう。
服装以外にも面接時のマナーについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
また、「就活時に眼鏡を外したほうがいい?」という疑問に対しては以下の記事で解説しています。
就活における女性のシャツの使い分け方
の場面ではどのようにシャツを使いわけたらいいのか、悩む人も多いのではないでしょうか。
先ほど解説したように、レギュラーシャツとスキッパーシャツでは相手に与える印象の違いがあることから、志望する業界や業種によって使いわける必要があります。
レギュラーシャツは着用している人が多いタイプなので、さまざまな業界に対応することができます。
そのため、どちらのタイプにするか迷ったときには、レギュラーシャツを選択すれば無難です。
一方で、スキッパーシャツは明るく活発で華やかな印象をもたれやすい傾向にあります。
営業職や接客・販売などの行動力が問われる職種や、マスコミ業界・IT業界などといった積極性や主体性が求められるような企業の面接に向いています。
一方で、堅実さが求められるような金融や公務員などの業界、業種では避けたほうが無難です。
基本的には上記の2種類を使いわけることが一般的ですが、業界によってはカットソーを検討してもいいでしょう。
例としては、おしゃれな着こなしが評価されやすいアパレル、美容、ブライダル業界などが挙げられます。
自分が目指している業界や業種のイメージから相手にどのような印象を与えたいかによって、着用するシャツを選択してください。
なお、リクルートスーツとブラウスについて詳しくは以下の記事で解説しています。
また、女性のスーツはパンツスーツとスカートスーツ、どちらを選んでも問題ありません。
そして、スーツもシャツと同様清潔感があって、しわのないものを着用しましょう。
メイクは厚塗りや派手なものは避け、ナチュラルメイクが無難です。
下記の記事ではOB・OG訪問時の服装の注意点について詳しく解説しています。
第一ボタンが苦しいときの対処法2選
就活においてシャツは第一ボタンまでとめるのがマナーですが、体型によっては首元が苦しくなるケースもあります。
苦しいまま、面接に臨むと体調が悪くなるかもしれません。
ここでは、第一ボタンが苦しいときの対処法を見ていきましょう。
自分のサイズに合ったものを選ぶ
第一ボタンが苦しくなる要因として最も考えられることは、サイズが合っていないことです。
自分の体型に合っているシャツであれば、第一ボタンをとめても苦しいと感じることはあまりありません。
試着をせずに購入したり、自分の首周りのサイズがわからないまま購入したりしてしまうことは避けましょう。
店員に採寸してもらい、試着をしたうえで首元に指1本分程度のゆとりがあるサイズのものを選ぶことをおすすめします。
市販のもので合うサイズがなければ、オーダーメイドを検討するのも一つの手段です。
サポートグッズを使用する
スケジュールに余裕のないケースや、金銭的な理由で新しいシャツを購入するのが難しい場合は、ボタンエクステンダーなどのサポートグッズを使用するとよいでしょう。
第一ボタンに取り付けるアイテムで、シリコン製の部分とボタン部分で構成されています。
サポートグッズを使用することで、首周りに2cmほどの余裕ができるため、苦しさから解放されるでしょう。
第一ボタン以外の就活における女性用シャツの注意点7選
ここまで女性用シャツの第一ボタンの注意点を主に紹介してきましたが、ここでは女性用シャツの選び方や注意点を7つ紹介します。
シャツの色は白がおすすめ
就活の場では、シャツの色は白で無地のものが無難です。
水色やピンク、ストライプなど色や柄が付いたシャツもありますが、カジュアルな印象につながりやすく、就活には向きません。
白であれば金融や公務員など堅いイメージの業界やベンチャー企業など自由なイメージのある業界など、どんな場面でも対応できます。
ただし、一部の業界や企業では薄い色付きのシャツを着ても問題ないケースがあります。
自分が目指す業界で許容されるシャツの色をチェックしておきましょう。
シャツの袖の長さはジャケットからはみ出さないくらい
シャツの袖はジャケットからはみ出さない程度の長さにしましょう。
購入時にはシャツだけではなく、スーツとシャツを一緒に試着して確認するのがおすすめです。
試着したときに腕を下ろしてみて、手首の長さが最適な袖丈です。
シャツは形状記憶のタイプがおすすめ
就活生は連日のイベントや動き回る機会が多くなりがちです。
シワになりやすかったり、毎回アイロンをかける手間があったりと、忙しい時期には負担になります。
形状記憶タイプのシャツを選択すれば、そのような手間が生じにくいため便利です。
裾の長さにも注意
シャツ選びの際には、裾の長さにも注意が必要です。
裾が短いと立ったり座ったりを繰り返すうちに、スカートやパンツからシャツが出てしまうことがあります。
そうなってしまっては、だらしない印象となるため、裾が長めのものを選びましょう。
バストサイズの合ったものを選ぶ
シャツはバストサイズが合っているかを確認することも大切です。
バストのトップよりも10cm程度の余裕があるサイズが目安になります。
小さすぎると窮屈だったり下着が透けてしまったりする可能性があります。
また、大きすぎてもボタンを閉めたときに胸元が開きやすくなったり、シワになりやすかったりするので注意してください。
定期的にクリーニングをして清潔に保つ
面接官は清潔感のある服装を好む傾向にあります。
学生らしい爽やかな印象を与えるためにも、シワやシミが付いたものは避けるべきでしょう。
特に白で無地のシャツは汚れが目立ちやすいので、こまめにチェックすることをおすすめします。
定期的にクリーニングに出すことで、自宅ではケアしきれない汚れにも対処することが可能です。
シャツは3~4枚程度は準備しておく
就活時期は説明会や面接など、連日イベントが続く機会も多いもの。
また、受ける業界や企業によってシャツの種類を変える必要があるかもしれません。
そのため、シャツは少なくとも3〜4枚程度は用意しておくことが望ましいでしょう。
さいごに
女性のスーツスタイルでは、第一ボタンをとめるのがマナーです。
就活や面接の場において服装をはじめとする第一印象は非常に重要です。
第一印象からマナーや常識、コミュニケーション能力まで判断する面接官もいます。
また、レギュラーシャツとスキッパーシャツのどちらを選ぶかは自分が志望する業界や企業に合わせてください。
シャツの色は白を選び、清潔に保つことに気を配りましょう。
身だしなみは、志望する業界や職種、企業に適応する姿勢を示すためにも重要です。
適切な服装マナーを実践し、内定に一歩近づきましょう!