採用人数が多い企業トップ100!企業の特徴やリサーチ方法も
2024/9/25更新
はじめに
就活生は「売り手市場」「買い手市場」という言葉をよく耳にしませんか。
コロナ禍で採用を控えていた企業も再び新卒採用に注力していることから、現在は近年まれにみる「売り手市場」となっています。
厚生労働省から発表された有効求人倍率は1.28倍です。
これは、就活生1人あたりに、1.28社が内定を出すということをあらわしており、現在の就活が「売り手市場」であることを示しています。
本記事では、以下のような就活生を対象に、採用人数が多い企業100社を紹介します。
- 採用人数が多い企業が知りたい
- 採用人数が多い企業の特徴を知りたい
- 採用人数が多い理由を知りたい
また、採用人数が多い企業のリサーチ方法、採用人数が多い業界や採用人数を知るメリットにいたるまで徹底的に解説していきます。
志望企業を見つけるうえで、採用予定数を把握しておくことは非常に重要です。
本記事で紹介する内容を参考に、企業選びを進めてくださいね。
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新卒採用人数が多い企業ランキングトップ100
2020年入社実績を参考にした、新卒採用人数が多い企業ランキングを公開します。
まずはランキングをご覧ください。
【新卒採用人数が多い企業ランキングトップ100】
順位 | 社名 | 採用人数(20年入社) |
1 | 三菱電機 | 880 |
2 | 大和ハウス工業 | 810 |
3 | 富士通 | 750 |
4 | スギ薬局 | 720 |
5 | パナソニック | 700 |
6 | 富士ソフト | 650 |
7 | 東京日動火災保険 | 639 |
7 | ニトリグループ | 639 |
9 | 三井住友銀行 | 600 |
9 | 日立製作所 | 600 |
11 | エイチ・アイ・エス | 575 |
12 | りそなホールディングス | 565 |
13 | 本田技研工業 | 557 |
14 | みずほフィナンシャルグループ | 550 |
15 | 三菱UFJ銀行 | 531 |
16 | スズキ | 530 |
17 | キヤノン | 522 |
18 | アクセンチュア | 500 |
18 | NEC | 500 |
20 | NTT西日本 | 499 |
21 | NTTデータ | 483 |
22 | 日本アイ・ビー・エム | 479 |
23 | 大和証券グループ | 450 |
23 | ノジマ | 450 |
23 | 綜合警備保障 | 450 |
26 | 積水ハウス | 445 |
27 | 日本調剤 | 440 |
27 | 三井住友海上火災保険 | 440 |
29 | 日本電産 | 430 |
30 | メイテック | 420 |
31 | 三井住友信託銀行 | 417 |
32 | あいおいニッセイ同和損害保険 | 410 |
33 | クリエイトエス・ディー | 400 |
33 | ソニー | 400 |
33 | NTTドコモ | 400 |
33 | 京セラ | 400 |
37 | セコム | 395 |
37 | 村田製作所 | 395 |
39 | 野村総合研究所 | 390 |
40 | デンソー | 385 |
41 | 凸版印刷 | 375 |
42 | SMBC日興証券 | 368 |
43 | 東芝 | 350 |
43 | 日産自動車 | 350 |
43 | 日本通運 | 350 |
43 | 川崎重工業 | 350 |
43 | 大塚商会 | 350 |
48 | NECソリューションズイノベータ | 349 |
49 | 野村証券 | 339 |
49 | マツモトキヨシ | 339 |
51 | 山崎製パン | 338 |
52 | ダイキン工業 | 337 |
53 | 大成建設 | 333 |
54 | 大東建託グループ | 331 |
54 | システナ | 331 |
56 | IHI | 326 |
57 | アビームコンサルティング | 325 |
58 | 日本製鉄 | 323 |
58 | ココカラファイン ヘルスケア | 323 |
60 | 三井不動産リアルティ | 320 |
60 | 清水建設 | 320 |
62 | NTT東日本 | 300 |
63 | 青山商事 | 289 |
64 | 一条工務店 | 295 |
65 | スターツグループ | 293 |
66 | 明治安田生命保険相互会社 | 290 |
67 | 株式会社セブン‐イレブン・ジャパン | 287 |
68 | 大林組 | 286 |
68 | TIS | 286 |
70 | KDDI | 283 |
71 | アルプス技研 | 280 |
72 | SCSK | 279 |
73 | 総合メディカルグループ | 275 |
74 | JA全農 | 257 |
75 | セイコーエプソン | 256 |
76 | マツダ | 255 |
77 | SUBARU | 251 |
78 | みずほ証券 | 250 |
78 | ゆうちょ銀行 | 250 |
78 | PwC Japan | 250 |
81 | 鹿島 | 247 |
82 | ファーストリテイリンググループ | 245 |
83 | JPホールディングスグループ | 244 |
84 | 竹中工務店 | 237 |
84 | 東急リバブル | 237 |
86 | 旭化成グループ | 230 |
87 | キーエンス | 230 |
88 | エービーシー・マート | 230 |
89 | 三菱重工業 | 230 |
90 | 住友生命保険相互会社 | 229 |
91 | サイバーエージェント | 229 |
92 | 三菱電機ビルテクノサービス | 229 |
93 | ライフコーポレーション | 225 |
94 | JFEスチール | 225 |
95 | イオンフィナンシャルサービス | 224 |
96 | オリックス | 223 |
97 | 富士電機 | 223 |
98 | 千葉銀行 | 221 |
99 | 岡三証券 | 220 |
100 | 住友電気工業 | 218 |
ランキングを見ると、全国に店舗や営業網を持っている大企業が名を連ねています。
くわえて、業績が好調なドラッグストアや製造小売の企業もラインクインしてることが読み取れます。
企業研究をする際に、企業の規模に比べて新卒採用の人数を制限、またはストップしている企業は注意が必要です。
業績不振や人員調整など、何らかの原因で企業の業績に直接影響を与える人件費を抑えようとしていることが想定されます。
ニュースや企業のサイト、またはIR情報を細かくチェックしておきましょう。
ランキングを見て知らない企業があれば、ぜひ検索してみてください。
日本には隠れた優良企業がたくさん存在しているので、就活の際には積極的に情報収集を行い、自分の理想の企業を見つけ出しましょう。
ランクイン企業を3社ピックアップ!
採用人数が多い企業ランキングにランクインした企業を3社紹介します。
どのような事業を展開しているのかそれぞれチェックしてみましょう。
①三菱電機
出典元:三菱電機
採用人数が多い企業ランキングのトップを飾った三菱電機。
三菱電機は東京都に本社を置く、総合電機メーカーです。
一般消費者からすると、冷蔵庫やエアコンなどの家電製品を扱っているイメージがありますが、実は宇宙産業、通信、交通など多くの分野でその技術力を発揮しています。
グループ連結の社員数は約15万人、売上高は約5兆円となっていることから、事業の大きさが読みとれます。
このようなビジネスを維持、発展させていくために多くの人材を必要としているのです。
以下の記事で三菱電機の企業分析を行っていますので、ぜひ参考にしてください。
②大和ハウス工業
出典元:大和ハウス工業
大和ハウス工業は、大阪に本社を置く住宅メーカーです。
戸建住宅、マンション、賃貸など幅広く手掛け、事業を全国に展開しています。
住宅の販売網を維持、拡大していくために多くの人材を必要としているのです。
また、一般向けの居住住宅だけではなく、物流倉庫、医療施設、生産工場の建設など、多くのビジネスプロジェクトを手掛けています。
大和ハウス工業について、以下の記事で詳しく企業研究を行っていますので、あわせてチェックしてみましょう。
③富士通
出典元:ともにSXの実現へ | 富士通
富士通は神奈川県に本社を置く、総合電機メーカーです。
PC関連商品を強みにしているイメージがありますが、通信システム、情報処理システムなどさまざまなサービスを提供しています。
2022年にはIT企業として国内シェア1位、世界で10位に輝くなど広く事業を展開しています。
多種多様なビジネスを全世界で展開していくために、多くの人材を必要としているのです。
以下の記事で富士通について、詳しく企業研究を行っていますのであわせてご覧ください。
採用人数が多い=内定が獲得しやすいわけではない
採用人数が多い企業であるからといって、内定が獲得しやすいわけではありません。
理由は以下の2点が考えられます。
理由
- 応募者が多いから
- 誰でも応募できるから
①応募者が多いから
新卒採用人数が多い企業は、企業の規模が大きく、さらに知名度も高い場合がほとんどです。
そのため、就活生は「内定を得るために応募する」という構図になります。
採用人数が多い企業は本当に入社したいという就活生だけではなく、内定を得ることを目的とした応募者が増え、倍率が高くなるのです。
「内定の獲得のしやすさ」といった観点で考えるのであれば、「倍率」をチェックする必要があります。
以下の記事で就職先の倍率に関する考え方をまとめていますので、参考にしてください。
②誰でも応募できるから
採用人数が多い企業は、「とにかく人がほしい」「何としてでも人員を確保したい」というのが本音です。
そういう企業の募集要項は、文系・理系、学部・学科、既卒・第二新卒を問わず、どんな就活生でも応募できます。
そのため、「何がしたいのかハッキリしていない」「本当に入社したい会社ではない」「とりあえず内定がほしい」という就活生が多数応募するため、結果的に倍率が高くなってしまいます。
また、「内定はゴールではなくスタート」です。
入社してから自分が活躍している姿をイメージできる企業に入社するのが一番です。
採用予定数に惑わされて自分の「就活の軸」がぶれないように注意しましょう。
なぜ採用人数が多いの?
新卒採用人数が多い本当の理由は、次の2つです。
理由
- 事業を拡大しようとしているから
- 事業規模が大きいから
採用人数が多い理由をしっかりと理解しておくことが大事です。
①事業を拡大しようとしているから
企業が継続・発展するためには、事業を拡大することが必須です。
そのためあらゆる企業は、事業を拡大するために新規事業の開拓や新規顧客の獲得、新商品の開発・製造などを積極的に行っています。
また、ターゲットを海外に移し、事業規模の拡大を目指しています。
つまり、あらゆる部門で新たに多くの人員が必要になりますので、採用人数が多くなるのです。
どのような分野に進出しようとしているかをリサーチしておくと、選考の際に役立つのでおすすめです。
②事業規模が大きいから
採用人数が多い理由は、事業規模が大きいからです。
銀行や小売店などは、全国に支店や販売網を持っています。
それぞれの支店や店舗がそれぞれの地域で重要な役割を果たしているのです。
全国津々浦々の販売網を維持しようとすると人員が必要になりますよね。
したがって、採用人数が多くなるというわけです。
総合職の募集にくわえ、地域職を導入している企業をイメージしてもらえればわかりやすいでしょう。
新卒採用人数が多い業界
新卒採用人数が多い企業は特定の業界に集中している傾向があります。
理由としては、業界の規模や成長性、そして業界特有の人材需要などが考えられるからです。
新卒採用人数が多い業界としては、以下が挙げられます。
- 金融
- メーカー
- IT
これらの業界は、支店・営業所の維持や大規模なプロジェクトを手掛けるための人材確保が必要です。
また、製品を生産・販売するための人材が必要となるため、採用人数が多い傾向にあります。
それぞれの業界を細かく見ていきましょう。
①金融業界
金融業界は、銀行・証券・保険など、お金に関わるビジネスを行う企業が集まる業界です。
この業界は、全国各地でサービスを展開しており、営業網や店舗網の維持に人員を確保する必要があります。
また、金融商品の開発やリスク管理、顧客対応など、専門的な知識を持った人材が求められるため、新卒者を多く採用し、自社で育成する傾向が強いです。
②メーカー業界
メーカー業界は、自動車・家電・食品など、さまざまな製品を生産する企業が集まる業界です。
製品を開発し、生産・販売するためには、技術者や営業など多種多様な人材が必要となります。
また、大規模な工場を世界各地で稼働させる必要があるため、新卒者を多く採用する傾向にあります。
長期的に育成することで、企業の成長とともに人材を育て上げることを重視しているのです。
③IT業界
IT業界は、ソフトウェア開発・システムインテグレーション・インターネットサービスなど、情報技術に関わるビジネスを行う企業が集まる業界です。
デジタル化が進む現代社会において、IT業界は急速に成長しており、新たな技術の開発やサービスの提供により、多くの人材を必要としています。
また、技術の進化が速いため、新卒者を多く採用し、最新の技術を学ばせることで、企業の競争力を保つ傾向があります。
新卒採用人数の調べ方
新卒採用人数は、企業の採用情報サイトや就職情報サイト、そして各種就職フェアなどで確認することができます。
また、企業のIR情報や業界別の統計データなども参考にすると良いでしょう。
①採用情報サイト
企業の採用情報サイトは、新卒採用の人数を直接確認する最も直接的な方法です。
多くの企業が採用情報を公開しており、なかには新卒採用の人数も含まれています。
また、当該年度の採用予定数を調べるのはもちろんですが、過去の採用人数を公開している場合がありますので、あわせてチェックしてください。
採用予定数の推移をチェックして、企業分析に活用しましょう。
②就職情報サイト
就職情報サイトは、多くの企業の採用情報を一元的に確認できます。
これらのサイトを利用することで、自分が興味を持つ業界や企業の新卒採用の傾向の把握ができます。
就活の際に使用している就職情報サイトがあれば、気になる企業を検索してみましょう。
企業の採用ページに近い情報が掲載されていますので、参考になると思います。
③就職フェア
就職フェアは、直接企業の担当者と話すことができるため、新卒採用の人数だけでなく、その背景にある企業の方針や理由などを詳しく知ることができます。
複数社が集う就職フェアでは、1社について深く知ることはできませんが、多くの企業の情報を一度に得ることができるというメリットがあるのです。
気になる企業の採用予定数を一気にチェックしましょう。
④就職四季報
東洋経済新報社が発行している就職情報誌である就職四季報。
本書には、あらゆる企業の採用人数などの情報が掲載されています。
就職四季報は、信頼度が高く、数多くの就活生が活用してきた情報誌です。
各種就活サイトや企業から直接採用人数に関する情報が得られない場合は、就職四季報を活用しましょう。
新卒採用人数を知るメリット
新卒の採用人数を知ることは、就職活動をするうえでの重要な指標となります。
新卒採用の人数を知ることによって得られるメリットには、以下のようなことがあります。
- 企業規模を把握できる
- 企業の将来性やビジョンを把握できる
- 企業の働きやすさを確認できる
企業の規模を把握できる
新卒採用人数は、企業の規模を示す重要な要素です。
大規模な企業は、多くの新卒者を採用する傾向にあります。
なぜなら、ビジネスを広く展開するために多くの人材が必要だからです。
上位にランクインしている企業を見ればわかるように、日本国内にとどまることなく世界中でビジネスを展開している企業が多いです。
このように、採用人数からビジネスや企業の規模感を把握することができます。
企業の将来性やビジョンを把握できる
新卒採用人数の増減は、企業の事業拡大や縮小の指標となります。
多くの新卒者を採用する企業は、成長戦略を進める可能性が高く、安定した経営基盤を持っていると考えられます。
反対に、新卒採用を大幅に減らしていたり、ストップしていたりする場合は、事業になんらかの問題を抱えている可能性がありますので注意が必要です。
ニュースや企業のIR情報を注視しましょう。
企業の働きやすさを確認できる
新卒の採用人数を知ることは働きやすさの指標とすることができます。
採用人数を確認する際に、離職率をあわせてチェックしましょう。
退職を見越して大量に採用していないかどうかを確認することで、その企業の働きやすさや労働環境がみえてきます。
まれに離職率が非常に高い企業も存在しますので、注意してくださいね。
【選考通過したエントリーシートを大公開】先輩就活生のエントリーシートを見れば選考通過のヒントが得られるかも?!
「エントリーシートに正解はあるのか」「書き方が良く分からない…」こんなことを考えたことはありませんか?
就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。
今回は、選考を通過したエントリーシートを20社分用意しました。
各エントリーシートにはポイント付きで解説しています。
さいごに
新卒採用人数は、就職活動において重要な指標の一つです。
なぜなら、採用人数を知ることで、企業の規模や事業の拡大、人材育成の方針を把握できるからです。
しかし、新卒採用人数に注目しすぎると、自分のキャリアビジョンや働きたい業界を見失う可能性があります。
新卒採用人数だけでなく、企業の文化や働く環境、福利厚生など、ほかの重要な要素も見逃さないように注意が必要です。
あなたにとって最適な企業を選ぶためには、新卒採用人数を参考にしつつも、ほかの要素も総合的に考慮することが重要といえるでしょう。
この記事が、あなたの就職活動に役立つことを願っています。