【企業研究】ゴールドマン・サックスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2026/07/06更新

外資系投資銀行の最高峰を目指す就活生にとって、ゴールドマン・サックスは憧れであり、同時に「どこから手をつければよいか」という不安の対象でもあります。「部門が多すぎて何を志望すればいいかわからない」「ESで何をアピールすれば他の候補者と差がつくのか」「録画面接ってどう対策するのか」こうした疑問を解決しないまま選考に臨んでも、突破は難しいのが現実です。

ゴールドマン・サックスは投資銀行部門・証券部門・アセット・マネジメント部門・エンジニアリング部門など多彩な部門で新卒採用を行っており、部門ごとに求められるスキルセットや選考の特性が大きく異なります。「金融業界に入りたい」という漠然とした動機ではなく、志望部門とキャリアビジョンを有機的に結びつけた準備が選考突破の条件です。

この記事では、実際にゴールドマン・サックスの選考を受けた学生の声を踏まえながら、選考フロー・ES傾向・面接対策・採用大学の傾向・インターン活用法・入社後の待遇まで、就活生に必要な情報を網羅的にまとめています。これからゴールドマン・サックスの選考に挑む新卒就活生が、準備の具体的な方向性を見つけるための記事です。

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ゴールドマン・サックスとは

ゴールドマン・サックスは1869年にマーカス・ゴールドマンが米ニューヨークで創業した投資銀行であり、現在は世界60カ国以上に拠点を持つグローバルな金融サービスグループです。投資銀行業務・マーケット(証券)業務・資産運用業務を三本柱とし、各国の大企業・政府機関・機関投資家を主要クライアントとしています。日本ではゴールドマン・サックス証券株式会社が東京・六本木に本社を置き、1974年の日本市場参入以来、半世紀以上にわたって国内の資本市場で重要な役割を果たしてきました。「金融業界の人材輩出企業」としても知られており、OBが国内外の要職に就いている例が多数存在します。

会社概要・基本情報

ゴールドマン・サックス証券株式会社は、ゴールドマン・サックス・グループ(本社:米国ニューヨーク)の日本法人として、国内の主要機関投資家・事業会社・政府系ファンドなどを対象に、M&Aアドバイザリー・引受業務・トレーディング・資産運用など幅広いサービスを提供しています。社内の主要なコミュニケーション言語は英語が基本であり、グローバルなチームとの日常的な協働が業務の中心に置かれています。東京オフィスには国内外の精鋭が集結しており、入社後から高い水準の業務に取り組める環境が整っています。

日本市場での事業展開と位置づけ

ゴールドマン・サックスが日本に進出した1974年は、日本の資本市場の国際化が始まる時期と重なっており、以来同社は国内の大型M&Aや大型IPOのアドバイザリー業務を数多く手がけてきました。JPモルガン・モルガン・スタンレー・バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチなど国際的な競合他社と並び、日本の新卒採用市場では最難関の外資系金融機関の一つです。外資系金融機関の報酬水準・業務の高度さ・グローバル感という3要素を高い次元で持ち合わせる企業として、国内難関大学の就活生に強く意識されています。

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ゴールドマン・サックスの主要部門と仕事内容

ゴールドマン・サックスの選考に挑む上で最初にすべきことは、目指す部門を明確にすることです。同社には「フロントオフィス」と「ミドル・バックオフィス」という大きな区分があり、その中に投資銀行部門・証券部門・アセット・マネジメント部門・エンジニアリング・コントローラーズ・オペレーションズなど複数の部門が存在します。2026年度の新卒採用ではアセット・マネジメント部門・コントローラーズ部門・エンジニアリング・証券部門・投資調査部門・ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント オペレーションズ(東京・シンガポール)の各部門で募集が行われ、最大4部門まで同時に併願できる仕組みになっています(参考:外資就活ドットコム「ゴールドマン・サックス2026年度新卒採用情報」、2024年発表)。

投資銀行部門(IBD)

投資銀行部門(Investment Banking Division)は、企業のM&A(合併・買収)・IPO(新規株式公開)・社債発行・増資といったファイナンシャル・アドバイザリー業務を担当するフロントオフィスの中核部門です。国内外の大企業に対して財務戦略全般の助言を行い、数百億〜数千億規模のディールを完結させる役割を担います。新卒では「アナリスト」として入社し、財務モデリング・ピッチブック(提案資料)作成・業界・市場リサーチなど多岐にわたる業務を担当します。業務強度は高く長時間の業務になることもありますが、習得できる金融スキルと業界内のネットワークは他では得難い水準です。金融市場の中でも「企業の意思決定を最上流で支える」ことに魅力を感じる就活生に向いた部門です。

証券部門(マーケット)

証券部門は株式・債券・為替・デリバティブなどの金融商品の売買仲介(セールス&トレーディング)を担います。マーケットの動向に常にアンテナを張りながら瞬時の判断力とリスク管理能力を発揮し、機関投資家向けの高度なサービスを提供する部門です。セールス職では顧客との関係構築とソリューション提案が中心となり、トレーディング職では市場への直接的な売買執行とポジション管理が業務の軸となります。ゴールドマン・サックスの証券部門は特に国内機関投資家向けのサービスにおいて強い存在感を持っています。

アセット・マネジメント部門

アセット・マネジメント部門は、機関投資家・富裕層・年金基金などの資産を運用・管理する部門です。長期的な投資戦略の立案・ポートフォリオ管理・リスク評価が中心業務となります。ゴールドマン・サックスのアセット・マネジメント部門は世界規模で機関投資家向け資産運用ビジネスを展開しており、日本国内でも大規模な資産の運用管理を手がけています。緻密な分析力と長期的視点を持つ人材が求められる部門であり、投資銀行部門やマーケット部門とは異なる働き方を好む就活生にとって有力な選択肢です。

エンジニアリング部門

エンジニアリング部門は、ゴールドマン・サックスの金融サービス全体を支えるテクノロジー基盤の構築・運用・継続改善を担います。同社はフィンテック・AI・量子コンピューティングなど最先端技術への投資に積極的で、高度な技術力を持つエンジニアを積極採用しています。エンジニアリング職の選考では、通常のSPIに加えてHackerRankと呼ばれる英語コーディングテストが課されることが他部門との大きな違いです(参考:外資就活ドットコム「ゴールドマン・サックス2026年度新卒採用情報」、2024年発表)。理工系・情報系の学生のみならず、高水準のプログラミングスキルを持つ文系学生も選考の対象となります。

就活ハンドブックに寄せられた学生の声によると、ゴールドマン・サックスの選考を受けた学生は、語学力と専門的な法律・規制知識を組み合わせることで自身の独自性を打ち出した事例があります。部門に合わせた強みの打ち出し方が選考では問われます。

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コントローラーズ・オペレーションズ部門

コントローラーズ部門は財務・会計・税務・財務報告などの管理機能を担い、オペレーションズ部門はトレードのバックオフィス業務・決済処理・クライアントサービスなどを担当します。フロントオフィスと直接比較されることも多いですが、会社全体のオペレーションを正確かつ安定的に支える基盤機能として非常に高い専門性が求められます。オペレーションズ職では東京のほかシンガポールでの勤務機会もあり、早期からグローバルな環境で働けることが魅力の一つです(参考:外資就活ドットコム「ゴールドマン・サックス2026年度新卒採用情報」、2024年発表)。

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就職難易度と採用傾向

外資系金融の中でも最難関クラスに位置するゴールドマン・サックスの選考は、世界水準の優秀な学生との競争が前提です。就活情報サービス「就活会議」による集計では、選考難易度が5点満点中5.0点と評価されており(参考:就活会議「ゴールドマン・サックス証券の就職難易度・採用大学」、2025年集計)、国内の全就活生の中でも最高水準の難易度です。だからこそ、早期からの情報収集・自己分析・選考対策が合否を大きく左右します。

採用大学の傾向

ゴールドマン・サックスの採用実績大学には、東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学・慶應義塾大学・早稲田大学・東京外国語大学・上智大学などが挙げられています(参考:就活会議「ゴールドマン・サックス証券の就職難易度・採用大学」、2025年集計)。国内トップ大学からの採用が中心ですが、評価されるのは大学名だけではありません。就活ハンドブックに寄せられた学生の声によると、上智大学の学生が選考を受けた際、インターナショナルスクールで培った多言語能力と法学の専門知識を核心的な強みとして提示していた事例があります。「何ができるか」「何に取り組んできたか」という実績が大学名以上に評価される傾向が強い企業です。

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選考難易度の実態

ゴールドマン・サックスの選考が「最難関」と言われる背景には、国内外の優秀な学生が集まる競争環境に加え、各選考ステップで求められるクオリティの高さがあります。ESでは具体的な経験と論理的な構成力が問われ、テストでは高い知的処理能力が試されます。録画面接では2分という制限時間の中で要領よく回答を組み立てる力が評価され、部門別面接では金融業界への深い知識とコンピテンシーの両面が問われます。形式的な準備や暗記だけでは突破できないため、根本的なコミュニケーション能力と思考力の地力を高めることが選考対策の土台となります。

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新卒採用の選考フロー完全解説

ゴールドマン・サックスの新卒採用は「マイページ登録→エントリーシート提出→テスト受検→ウェブ録画面接→部門別面接」という5段階で進みます。各ステップの特性を事前に理解した上で段階的に準備することが、選考を着実に突破するための基本戦略です。特に「録画形式のウェブ面接」は多くの就活生が初めて経験する形式であり、フォーマットへの慣れが選考結果を左右する要因の一つとなります(参考:外資就活ドットコム「ゴールドマン・サックス2026年度新卒採用情報」、2024年発表)。

エントリーシート(ES)の傾向と対策

エントリーシートでは、志望動機・学生時代に最も力を入れたこと・就職活動の軸などが設問として出題される傾向があります。最大4部門まで同時に併願でき、ESは全部門共通で使用されます。また、エントリーシートの内容によっては応募していない他部門の選考に招待される可能性もあるため、特定の部門だけに偏った記述よりも、自分の強みと金融業界全体への関心を幅広く表現した内容が有利に働きます。

就活ハンドブックに寄せられた学生の声によると、実際に選考を受けた学生(上智大学・26卒・女性)は「複雑化・高度化する国際金融市場の中で、金融機関が健全かつ透明に機能し続けるための規制対応業務に強い意義と魅力を感じている」という独自の視点を志望動機の核心に据えていました。「金融業界に興味がある」という一般的な表現ではなく、業界内の特定課題領域に自分の経験と関心を接続した具体性が、多くの候補者との差別化につながります。

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SPIテスト・HackerRank

書類選考を通過した学生は、テストセンターでSPI(総合知的能力テスト)を受検します。エンジニアリング部門を志望する学生は、さらにHackerRankと呼ばれる英語のオンラインコーディングテストも受検します。HackerRankはアルゴリズム・数学的思考力・コーディング能力を英語で問うテストであり、プログラミング経験の有無にかかわらず対策が求められます。エンジニアリング部門の選考ではこの二重のテストを突破する必要があるため、理系・情報系の学生であっても英語でのコーディング問題に慣れる練習期間を設けることが有効です(参考:外資就活ドットコム「ゴールドマン・サックス2026年度新卒採用情報」、2024年発表)。

ウェブ面接(録画形式)

ウェブ面接は録画形式で実施され、所要時間は約20分です。面接官が同席するリアルタイム形式とは異なり、設問ごとに2分以内で録画回答を行うという特殊なフォーマットです。設問内容はソフトスキル(自己紹介・リーダーシップ体験・チームワーク)に関する質問に加え、応募部門固有の質問も含まれます(参考:外資就活ドットコム「ゴールドマン・サックス2026年度新卒採用情報」、2024年発表)。

就活ハンドブックに寄せられた学生の声によると、一次面接(ウェブ形式)を受けた上智大学の学生は、自己紹介の場面で大学での専攻・習得言語・インターナショナルスクールでの経歴を端的に伝えることで選考担当者に強い印象を与えることができたと報告しています。2分という短い時間の中で自分の強みをコンパクトに伝えるためには、事前に繰り返し練習して「削ぎ落とす」作業が必要です。

ゴールドマン・サックスの選考を受けた学生の面接レポートを読む

部門別面接

録画面接を通過した学生は、部門ごとの面接に進みます。複数回の面接が設定されることが一般的で、専門的な知識・論理的思考力・人物評価が総合的に行われます。面接での頻出質問として「なぜ他社ではなくゴールドマン・サックスなのか」「困難を乗り越えて目標を達成した具体的な経験」「チーム内での自分の役割」「業務における優先順位のつけ方」などが挙げられます。また、最終的に「この人と働きたい」と思わせる人物的な魅力と誠実さも評価の軸となるため、知識面の準備だけでなく、自分らしさを自然に表現できる状態を作ることが長期的な対策につながります。

外資系企業のインターンシップと本選考の対策法を詳しく見る

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ゴールドマン・サックスのインターンシップ

ゴールドマン・サックスのインターンシップは、本選考への重要な足がかりとして機能するプログラムです。インターンシップへの参加経験が志望動機の具体化につながるだけでなく、場合によって本選考での早期選考ルートへのアクセスにつながることもあるため、3年生の早い段階から準備を始めることが効果的な戦略となります。競争が非常に激しいことで知られるインターン選考においても、本選考と同等の質の高い準備が求められます。

インターン選考フロー

インターンシップの選考は「エントリーシート→SPIテスト→面接(複数回)」という流れで進みます。面接では本選考と同様に、志望動機・学生時代に力を入れたこと・ゴールドマン・サックスを選ぶ理由・チームでの経験などが問われます。インターンシップの参加部門はエンジニアリングやオペレーションズなど特定の部門に限られる年度もあるため、目指す部門に応じた情報収集が必要です。インターンに参加した学生にとっては、実際の業務環境を体験しながら「自分がここで働けるか」を確認できる、替えのきかない機会となります。

ゴールドマン・サックスのインターン選考対策を詳しく見る

早期選考ルートの活用

インターンシップへの参加は、本選考における早期選考ルートへの入り口となる可能性があります。夏のインターンで高評価を得た学生が秋以降の早期選考に招待されるケースが存在するため、3年生の4〜6月から準備を開始してサマーインターンへの参加を目指すことが、多くの就活生にとって最も効率的な戦略の一つです。インターン選考に向けてESや面接の準備を早期に積み重ねることで、本選考本番にも余裕をもって臨める実力が身につきます。志望度の高い就活生ほど早期から動き出すことが、選考突破への近道となります。

面接は準備が9割と言われます。以下の質問集で頻出パターンを一通り確認しておくだけで、本番の受け答えに余裕が生まれます。

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ゴールドマン・サックスが求める人材像

ゴールドマン・サックスは「グローバルな金融市場を通じて社会に貢献するためにチームで取り組み、革新的なアイデアをもたらすことができる人材を求めている」と公式の採用情報で明示しています(参考:Goldman Sachs Japan Careers)。採用で評価されるのは単なる頭の良さや語学力だけでなく、コラボレーション・誠実さ・社会的責任への意識を含む多面的なコンピテンシーです。

グローバルな語学力とマインドセット

ゴールドマン・サックスの業務の多くが英語で行われるグローバル環境であるため、英語での実務コミュニケーション能力は基本的な要件の一つです。ただし英語力は手段であって目的ではなく、「国際的な視野を持って問題を捉えられるか」「異文化背景を持つチームメンバーと協力して成果を出せるか」というグローバルなマインドセット自体が本質的に評価されます。就活ハンドブックに寄せられた学生の声によると、実際に選考を受けた上智大学の学生は「小学校・中学校をインターナショナルスクールで過ごし、複数の言語を話すことができる」という語学力とグローバルな経験を面接で強みとして提示しており、そのバックグラウンドが選考官に響いていたことがうかがえます。

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論理的思考と端的なコミュニケーション

ゴールドマン・サックスの面接で一貫して重視されるのは「論理的に考え、端的に話せるか」という能力です。設問に対して結論→根拠→具体例の順で明快に回答できるかどうかが評価の核心に置かれます。録画面接では2分という制限時間の中でこの能力が問われ、部門別面接では複数のインタビュアーからの様々な角度の質問に対してブレることなく論理的に答える力が必要とされます。外資系投資銀行を目指す就活生には、STAR法(Situation・Task・Action・Result)などのフレームワークを活用して自分の経験を構造化し、どのような問いにも即座に整理して回答できる状態を作る訓練が効果的です。

チームワークとリーダーシップへの姿勢

ゴールドマン・サックスは個人の卓越したパフォーマンスだけでなく、チームとしての成果創出を非常に重視する文化を持ちます。面接では「チームで活動する上での自分の役割とその経験」「チームの中で発生した困難をどのように乗り越えたか」という質問が頻出します。リーダーとして引っ張るだけでなく、状況に応じてフォロワーとしてチームを支える役割も担える柔軟性が高く評価される傾向があります。「自分一人で成し遂げた実績」よりも「チームの中で自分がどう貢献したか」という視点で経験を語れる準備をしておくことが、この企業の選考では特に有効です。

監修者からのアドバイス

監修者からのアドバイス
三好 達也(キャリアアドバイザー)

上記のコンピテンシー(論理的思考・チームワーク・グローバルマインドセット)は、ゴールドマン・サックス特有のものではなく、外資系投資銀行全般で共通して評価される要素です。これらを「選考の場で伝えられる状態」に整えるには、一人での対策には限界があります。自分の経験をどう選考に響くストーリーに変換するか、キャリアアドバイザーへの相談を通じて具体的なフィードバックをもらいながら磨くことが、対策の精度を大きく高めます。

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ゴールドマン・サックスの入社後の待遇

外資系投資銀行の中でも特に報酬水準が高いことで知られるゴールドマン・サックスは、成果に対する対価として手厚いボーナス制度を持ちます。一方、業務の高度さや責任の大きさから求められるパフォーマンス水準も相応に高く設定されています。入社後のキャリアの方向性を考える上でも、報酬体系・働き方・人材育成制度の全体像を把握しておくことが有用です。

給与・ボーナスの体系

OpenWorkに寄せられた従業員の評価データによると、ゴールドマン・サックス証券の給与水準は国内金融機関と比較しても高い評価を受けています(参考:OpenWork「ゴールドマン・サックス証券 年収・給与制度」、2025年集計)。給与体系はベース給与とボーナスで構成され、ボーナスはその年の個人パフォーマンスおよびチーム・会社全体の業績を反映する構造となっています。新卒フロントオフィス職については部門に関わらず入社時点での年俸水準が統一されているとの声が複数寄せられており(参考:OpenWork「ゴールドマン・サックス証券 年収・給与制度」、2025年集計)、年次が上がるにつれてパフォーマンスに応じた報酬差が拡大していく構造です。

人材育成と研修制度

ゴールドマン・サックスは若手社員の育成に積極的に投資しており、入社後には業務に関する体系的な研修プログラムが用意されています。1〜2年目のアナリストについては退社時間に関する目安が設けられるなど、若手が成長できる環境への取り組みが行われています(参考:OpenWork「ゴールドマン・サックス証券 年収・給与制度」2025年集計)。また、世界60カ国以上の拠点に展開するグローバルネットワークを活用した社内異動や海外勤務の機会も存在し、長期的なキャリア形成において多様な選択肢を持てる点が同社の魅力の一つです。

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選考対策:志望動機と面接準備

ゴールドマン・サックスの選考を突破するためには、「なぜ他の外資系投資銀行ではなく、ゴールドマン・サックスなのか」という問いに対して、明確かつ独自性のある回答を準備できていることが前提条件となります。業界全体への関心を語るだけでは不十分であり、競合他社との具体的な差異と自分のキャリアビジョンを有機的に結びつけた志望動機が求められます。この差別化ができているかどうかが、書類・面接の各ステップで合否を分ける大きな要因になります。

差別化された志望動機の作り方

志望動機を構築する際は、ゴールドマン・サックスが固有に持つ強み(特定業界でのM&Aシェア・グローバルなクライアント基盤・エンジニアリングへの投資姿勢など)と、自分のキャリアビジョンとの接点を具体的に説明することが求められます。「大きな仕事がしたい」「報酬が高い」という動機は他候補者との差別化になりません。「○○という金融課題に対して、ゴールドマン・サックスの○○部門の○○業務で貢献できる」という具体的な構造を持つ志望動機が説得力を生みます。

就活ハンドブックに寄せられた学生の声によると、実際に選考を受けた学生は「金融規制領域における国際的な規制の潮流と現地実務を橋渡しする役割として貢献したい」という独自のビジョンを軸に志望動機を構成し、法学の専攻・語学力・国際的なバックグラウンドを一本のストーリーで繋げることに成功していました。自分だけが語れる「なぜ私が、なぜゴールドマン・サックスで、なぜこの部門で」という三層の問いに答えられる志望動機が、選考での評価につながります。

ゴールドマン・サックスの選考を受けた学生のES回答例を読む

頻出面接質問と回答のポイント

ゴールドマン・サックスの面接では以下の質問が頻出します:「自己紹介をしてください」「学生時代に最も力を入れたことを教えてください」「就職活動の軸を教えてください」「なぜゴールドマン・サックスを志望するのですか」「困難な状況を乗り越えて目標を達成した経験を教えてください」「チームで活動する際の自分の役割を教えてください」「業務に優先順位をつける際の基準を教えてください」。

これらへの対応では、STAR法(Situation・Task・Action・Result)を用いた具体的な回答構成が基本です。「学生時代に力を入れたこと」や「困難を乗り越えた経験」については、体験談の羅列ではなく「その経験から何を学んだか」「その学びを入社後にどう活かすか」までを明示した構成が評価されます。面接では英語が求められる場面もあるため、主要な質問への英語回答練習も準備の一環として取り組んでおくことが望ましいといえます。

OB・OG訪問の重要性

ゴールドマン・サックスの選考では、社員と実際に話してカルチャーや具体的な業務内容への理解を深めていることが、志望動機の説得力に直結します。OB・OG訪問を通じて得た現場のリアルな視点を志望動機やESに反映させることで、公開情報だけに基づいた志望動機との差が生まれます。訪問の際には「志望部門の具体的な業務内容」「入社後に求められるスキルセット」「選考で評価されるポイント」を具体的に聞いておくことで、その後の対策の精度が大きく上がります。

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まとめ

ゴールドマン・サックスは世界有数の投資銀行として、外資系金融の中でも最難関の新卒選考を誇る企業です。投資銀行部門・証券部門・アセット・マネジメント部門・エンジニアリング部門など多彩な部門での活躍フィールドがある一方、書類から部門別面接まで各ステップで高いクオリティの準備が求められます。

選考突破のカギは3点です。第一に「なぜゴールドマン・サックスなのか」について独自性のある答えを持つこと。第二に録画形式のウェブ面接という特殊なフォーマットへの対応力を早期から磨くこと。第三にインターンシップを活用した3年生の段階からの早期準備を実践することです。

採用では学歴だけでなく「論理的思考力・端的なコミュニケーション能力・グローバルマインドセット・チームワーク」という実力ベースのコンピテンシーが評価の軸となります。就活ハンドブックに寄せられた実際の選考体験からも、語学力・専門知識・経験を一本のストーリーで繋げた候補者が選考に挑んでいることが読み取れます。自分の経験を選考に響く形に整理し、「なぜこの企業でなければならないのか」を言語化する作業に時間をかけることが、最終的な合格への近道です。ゴールドマン・サックスを目指す就活生は、まず志望部門を絞り込み、その部門での自分の強みの接点を言語化するところから取り組んでみてください。

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