オンライン面接でカンペはアリ?バレずに活用するコツと注意点を解説
2025/8/26更新
はじめに
新型コロナウイルスの影響で、オンライン面接が就活の新しい常識となりました。
企業側にとっても効率やコスト面でメリットが大きく、今後も広く活用されていく見込みです。
一方で就活生にとっては慣れない環境での面接に戸惑うことも多く、カンペの使用について悩む方も少なくありません。
この記事では、オンライン面接でのカンペ活用法を詳しく紹介します。
メリット・デメリットに加え作り方や配置方法、万が一バレてしまった場合の対処法まで解説します。
面接官が重視するのは「自然な会話になっているか」であり、カンペを読んでいる印象を与えない工夫が必要です。
この記事を参考に、安心してオンライン面接に臨みましょう。
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オンライン面接でカンペはアリ?
結論としてオンライン面接でカンペを使うこと自体は「バレなければ問題なし」と考える企業が多いです。しかし、面接官が重要視しているのは 「読んでいるように見えないか」ではなく「会話として成立しているか」 です。
NIKKENの調査によれば56.5%が「問題ない」と回答する一方、43.5%は「好ましくない」と答えています。
では、カンペはどのくらいバレやすいのでしょうか。同調査では面接官の72.2%が「カンペ使用に気づいたことがある」と回答しています。つまり、かなり高い確率で見抜かれる可能性があることが分かります。
主な原因は「目線の動き」「不自然な話し方」などで、採用担当者は特に会話が自然に成立しているかを重視しています。これらの原因を理解し適切な対策を講じることで、カンペを自然に活用することが可能です。
さらに、カンペ使用を問題ないと考える面接官がいる理由は次の通りです。
- 「人柄が伝われば問題ない」
- 「重要なのは話の内容なので問題ない」
- 「考えをまとめて伝えられることを評価」
一方で、好ましくないと考える面接官が挙げる理由は以下の通りです。
- 「対面による面接と同じ姿勢で臨んでほしい」
- 「人間性や能力を判断しにくい」
- 「受け答えが不自然になる」
これらの意見から分かるのは、カンペはあくまで補助的な手段であるということです。面接官に「読んでいるだけ」と思われないよう、会話として自然に成立させる工夫が不可欠となります。
参考:日研トータルソーシング
オンライン面接でカンペがバレる3つの原因
カンペは便利ですが、使い方を誤ると面接官に見抜かれるリスクがあります。
では、面接官はどのような点に注目しているのでしょうか。カンペがバレる主な原因は、次の通りです。
- 目線が横や下に動いてしまう
- 書き言葉のまま話してしまう
- 棒読みになり感情が伝わらない
ここからは、それぞれの原因について詳しく解説していきます。
目線が横や下に動いてしまう
まず、カンペがバレやすい最大の原因は、目線の動きです。カンペを見るとどうしても目線が横や下に動きがちになります。普段の会話なら見られないこの不自然な動きが、面接官に「カンペを見ているのでは?」という疑惑を抱かせるのです。
文字を読む必要があるため画面を注視し続けられない点も、バレる要因となります。
書き言葉のまま話してしまう
オンライン面接でカンペを使う際、バレやすい2つ目の要因は「書き言葉」のまま話してしまうことです。普段の会話では、口語的で自然な話し言葉を使います。
しかしカンペに書かれた内容は事前に準備された文章のため、どうしても書き言葉になりがちです。
書き言葉は文法的に正しく丁寧ですがその分、硬く形式ばった印象を与えます。
面接官は表情や声のトーンだけでなく、言葉遣いからも緊張度や自然さを判断しています。
そのためカンペの文章をそのまま読むと、「固くぎこちない」「何かを見ているのでは」と思われる可能性があります。原稿を読んでいるような不自然な話し方は、面接官に違和感を与えてしまうのです。
棒読みになり感情が伝わらない
オンライン面接でカンペを過度に使用すると、どうしても「棒読み」になってしまいがちです。棒読みとは抑揚がなく、感情がこもっていない話し方のことを指します。
まるで原稿を読んでいるかのような単調な話し方は、面接官に「何か読んでいるのか」と思わせることがあります。また、「熱意が感じられない」といったマイナスの印象を与えてしまう可能性もあるのです。
採用担当者は「自然な会話が成立しているか」を重視しています。原稿をなぞるだけの受け答えでは、人柄や熱意を伝えられない点に注意しましょう。
以上の点から、カンペがバレやすいことが分かります。では、オンライン面接でカンペを使うメリットとデメリットはあるのでしょうか。次の章で詳しく見ていきましょう。
オンライン面接におけるカンペ使用のメリット&デメリット
カンペの使用はオンライン面接で心強いサポートとなる一方で、使い方を誤ると逆効果を招く可能性もあります。以下にカンペのメリットとデメリットを整理し、効果的な活用方法を探っていきましょう。
オンライン面接でカンペを使用するメリット3選
オンライン面接においてカンペを使用することには、以下のようなメリットがあります。
- 安心感の獲得
- 抜けや漏れの防止
- 想定問答への備え
安心感の獲得
カンペは、面接という航海における羅針盤のような役割を果たします。事前に準備した内容をいつでも確認できる安心感が緊張を和らげ、自信を持って面接に臨む助けとなります。特に面接経験が少ない方やあがり症の方にとって、この安心感は大きな支えになるでしょう。
抜け漏れ防止
人はどんなに準備を重ねても、緊張や焦りで重要な情報をうっかり忘れてしまうことがあります。カンペは、そんなときの備忘録として発言をサポートしてくれる心強い味方です。特に複雑な情報や専門用語を扱う際には、正確な情報を伝える役割を果たします。
想定問答への備え
面接でよく聞かれる質問の回答を事前に準備してカンペにまとめておくと、落ち着いて答えることができます。特に自己PRや志望動機など、重要な質問の回答を練り上げておくことは面接成功への大きな一歩となります。
オンライン面接でカンペを使用するデメリット3選
メリットがある一方で、以下のようないくつかデメリットも存在します。
- 評価低下の可能性
- 不自然なコミュニケーション
- 臨機応変さの欠如
それぞれの内容を詳しくみていきましょう。
評価低下の可能性
カンペの使用を好ましく思わない面接官も一定数います。このような面接官にカンペを見抜かれると誠実さに欠ける印象を与え、評価が下がる可能性も否定できません。
不自然なコミュニケーション
カンペに頼りすぎるとどうしても棒読みのような話し方になり、感情が伝わりにくくなります。また自然な会話の流れに乗りにくくなり、コミュニケーションがぎこちなくなるリスクもあるでしょう。結果として熱意や人柄が面接官に伝わりにくくなってしまいます。
臨機応変さへの欠如
カンペは、事前に準備した内容に沿って回答することを前提としています。そのため、想定外の質問や変化球の質問に対して柔軟に対応することが難しくなります。
面接官は思考力や対応力を見極めたいと考えているため、型にはまった回答だけではアピールできない可能性があります。
カンペは、使い方次第で強力な味方にも、逆に足かせにもなり得ます。メリットとデメリットを理解した上で、効果的に活用することが大切です。
オンライン面接で自然に話すためのカンペの作り方3選
カンペは、使い方次第でオンライン面接を有利に進める強力なツールとなります。ここではカンペ使用時の注意点と、より自然に活用するためのポイントを紹介します。
- キーワードでわかりやすく
- カンペの配置に注意する
- 使用するツール別で配置方法を変える
キーワードでわかりやすく
カンペには文章ではなく、箇条書きやキーワードだけを記載しましょう。こうすることでカンペを読み上げるのではなく、キーワードを起点に自分の言葉で話せます。まるでマインドマップのようにキーワードから思考を広げ、自然な流れで回答を組み立てることが可能です。
また、回答の流れや重要なポイントを箇条書きで整理しておくと話が脱線するのを防ぎ、スムーズな受け答えができます。特に長めの回答や、複数の要素を含む質問に効果的です。
さらに文字は大きめに書くこともポイントです。小さすぎる文字だと画面に近づいて読もうとして、面接官にカンペの存在を気づかれる可能性があります。パソコンとの距離感を考え、無理なく読める文字サイズを選ぶことをおすすめします。
カンペの配置で目線に配慮
カンペを置く位置を次のように工夫することで、面接官にバレるリスクを最小限に抑えられます。
- カメラ周辺
- パソコンの後ろ
- 画面分割
たとえばカメラの近くにメモ書きや付箋を貼ると、カンペを画面に映さずに自然な目線で内容を確認できます。面接中に付箋が剥がれないよう、しっかり固定しておきましょう。
また、パソコンのモニターの後ろにカンペを置く方法も有効です。カメラからは死角になり目線も自然にカメラに向けられるため、面接官に怪しまれる心配がありません。
さらに、画面分割の活用もおすすめです。Wordやメモ帳などを使って画面を分割しカンペを表示させる方法は、オンライン面接ならではのテクニックです。この方法を使うことでカンペがカメラに映るリスクを大幅に減らせます。
使用するツール別で配置方法を変える
使用するオンライン会議ツールによって、以下のようにカンペの置き方を変えると自然な目線を保ちやすくなります。
- Zoom:カメラの近くに付箋を貼ると、画面を見ながら自然な目線で確認できる
- Google Meet:ブラウザ画面を分割して、カンペを横に表示させるのがおすすめ
- Microsoft Teams:仮想背景や画面共有と重ならない位置にサブモニターを置くと、目線を自然に保てる
各ツールの特性に合わせて、自分が最も見やすく自然に話せる方法を選びましょう。
オンライン面接でカンペを使って成功するための5つの対策
カンペは、オンライン面接という舞台で自分自身の魅力を最大限に引き出す魔法の杖となります。しかしその魔法を効果的に使いこなすには、入念な準備と実践が欠かせません。
ここでは、カンペを最大限に活用するための具体的なテクニックをご紹介します。
- リハーサルを重ねる
- 機材チェックは入念に行う
- アイコンタクトを意識する
- 笑顔を意識して自信を持つ
- 感情表現を重視する
それぞれの内容を詳しくみていきましょう。
リハーサルを重ねる
本番を想定し、カンペを使いながら練習を行いましょう。特に以下のポイントを意識します。
- 回答内容だけでなく、声のトーンや表情、身振り手振りも確認
- カンペを見るタイミングを自然に
- 表情豊かに、ゆっくりハッキリと話す
練習を重ねることで緊張を和らげ、自然な受け答えが可能となります。
機材チェックは入念に行う
オンライン面接では、機材のトラブルが評価に影響することもあります。
- カメラ・マイク・照明の動作確認
- インターネット回線の安定性をチェック
- 万が一トラブルが起きても落ち着いて対応できる準備を
アイコンタクトを忘れない
面接官とのコミュニケーションには、適度なアイコンタクトが不可欠です。
- カンペは必要なときだけチラ見
- 面接官の目を見て話す
- アイコンタクトで熱意や誠実さを伝える
笑顔を意識して自信を持つ
明るくハキハキした受け答えは好印象につながります。
- 表情を柔らかく、笑顔を意識
- 緊張しても自信を持って堂々と話す
- 笑顔で魅力を最大限に引き出す
感情表現を重視する
カンペを使う場合でも、自然な会話に見せるためには感情表現が重要です
- 声に抑揚をつけ、単調にならないようにする
- 表情を豊かに、適度に笑顔を見せる
- 「はい」「そうですね」など自然な相槌を入れる
- 熱意や誠実さを声・表情・仕草で補強する
こうした工夫を取り入れることでカンペを「読んでいるだけ」の印象にせず、あくまで会話の補助として自然に活用できます。
明るくハキハキとした受け答えは面接官に好印象を与え、笑顔が緊張を和らげ自分自身の魅力を最大限に引き出します。「自分はできる!」と自己暗示をかけ、堂々と面接に臨みましょう。
カンペがバレたときの対処法
どんなに準備を重ねても、不測の事態は起こり得ます。カンペの使用が面接官に見抜かれてしまった場合でも、慌てず冷静に対応することが大切です。こうした対応を心がけることで、ピンチをチャンスに変えられる可能性があります。
- 誠実な対応を心がける
- 落ち着いて自分の言葉ではなす
くわしく解説していきます。
正直に認め誠実な対応を心がける
カンペの使用を指摘されたら、まずは正直に認めましょう。言い訳やごまかしは逆効果です。カンペを使ったことを謝罪し、面接官の時間を無駄にしてしまったことへの反省を示します。
なぜカンペを使用したのか、その理由を簡潔に伝えるとよいです。緊張しやすい性格や、正確に情報を伝えたいという思いなどを率直に伝えましょう。
またカンペはあくまで補助ツールであり、自分の言葉で話せることをアピールすることも大切です。前向きな姿勢として今後の面接ではカンペに頼らず、自分の力で頑張る意思を伝えましょう。
落ち着いて自分の言葉で話す
カンペがバレてしまった後は、落ち着いて自分の言葉で話すことに集中しましょう。焦らず、ゆっくり丁寧に話すことを意識してください。緊張している場合は、一度深呼吸して気持ちを落ち着かせましょう。
その後もアイコンタクトを意識することで、誠実な姿勢を示せます。緊張で表情が硬くなりがちですが、意識して笑顔を見せるようにしましょう。
バレた後こそ、自分の言葉で想いを伝えることが大切です。「カンペがあるから大丈夫」と過信せず、想定される質問への回答を事前に対策しておきましょう。
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オンライン面接のカンペ使用に関するQ&A
オンライン面接でのカンペ使用について、よくある疑問にお答えします。これらの情報を参考にして不安を解消し、自信を持って面接に臨みましょう。
Q.カンペを使うのはズルいことですか?
A.カンペの使用自体はズルではありません。
ただし面接官によっては、カンペに頼りすぎる姿勢を好ましく思わない場合もあります。重要なのは、カンペを補助ツールとして効果的に活用し、自分の言葉で熱意を伝えることです。
Q.カンペの内容はどれくらい準備すれば良いですか?
A.カンペには伝えたいことの要点をまとめ、キーワードやフレーズを箇条書きで記載するのがおすすめです。
長文を書き込むと、読み上げるような話し方になり、不自然な印象を与えてしまいます。
Q.カンペを使わずに面接を受けるべきですか?
A.カンペの使用はあくまで個人の判断です。
自信を持って面接に臨めるなら、カンペを使わず挑戦するのも良いでしょう。ただし不安がある場合は、カンペを上手に活用することで、安心して面接に臨むことができます。
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さいごに
この記事では、オンライン面接におけるカンペの効果的な活用方法について解説しました。
カンペのメリット・デメリットや面接本番での活用術まで、具体的なテクニックを網羅しています。
最も伝えたいのはカンペは補助ツールであり、自分自身の魅力を最大限に引き出す手段であるということです。
カンペに頼りすぎず自分の言葉で熱意を伝え、自信を持って面接に臨むことが、オンライン面接成功の鍵となります。
ぜひこの記事を参考にカンペを上手に活用して、面接を成功させましょう。