【インターン対策】丸紅のインターンに合格する秘訣とは?
2023年2月24日更新
はじめに
丸紅を志望する学生にとって、最初の壁となるのがインターンへの合格です。
もちろん最終的なゴールは内定獲得のため、いきなり本選考に挑戦しても構いません。
ですが、内定に繋がる可能性があるものは積極的に参加しておくべきだと言えるでしょう。
しかし、このような疑問や不安を抱く就活生は少なくありません。
「競争率が高そうだからそもそも自分は無理かも…」
「どのような対策をしておけば合格できる可能性は上がるの?」
そこで本記事では、そもそも丸紅とはどのような企業であるかということをはじめ、インターンに合格する秘訣を伝授します。
丸紅に興味がある人はもちろん、総合商社の選考を検討している人はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
丸紅のインターンは難易度が高い!?
丸紅のインターンの倍率は公表されていませんが、難易度はかなり高いことが予想されます。
参考までに、本選考の倍率は68倍(参照:就職四季報2018年度版)となっており、インターンもほぼ同様もしくはそれ以上の倍率であることが容易に想像できます。
本選考は毎年100~120名程度の採用がありますが、インターンはそれよりも少ない参加人数であることが予想されるため、必然的に倍率も高くなっている可能性があります。
インターンは本当に丸紅を受けたい人ではなく、自分の実力を試したいといった観点で応募している人もいる可能性があるため、本選考より倍率が高くなってしまうのはもはや必然と言えます。
いずれにしても狭き門であることには変わりなく、事前にしっかりと対策をしてインターン選考に備える必要があります。
丸紅とは
丸紅のインターン対策についてご紹介する前に、まずは丸紅という企業に対する理解を深めていきましょう。
丸紅は総合商社の中でも特に大きな規模である「5大商社」のうちのひとつです。
「5大商社」の中には、丸紅以外に三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠商事があります。
中でも丸紅は、財閥系の商社ではなく、繊維系の商社から大きく発展した企業として知られています。
1949年に設立され、世界各国に132拠点、4,379名を超える従業員を抱えています。
様々な事業の中で、特に電力事業に強みを持っている点が特徴です。
世界各地にも発電所を持っている点は、他の5大商社と比較しても圧倒的な強みです。
近年では再生可能エネルギーなどに力を入れており、今後も電力事業での発展が期待されています。
また、風通しの良い社風を強みとしており、年功序列の風潮も強くありません。
若いうちから実力に応じて活躍できる点は、丸紅ならではの特徴です。
丸紅には学歴フィルターはあるの?
では、丸紅に学歴フィルターはあるのでしょうか。
学歴フィルターについて明言されているわけではありませんが、一定の学歴が必要であることは過去の採用実績から推測できます。
参考までに、以下が2021年度の採用大学内訳です。
早稲田大学:16人
慶應義塾大学:15人
一橋大学:10人
大阪大学:8人
京都大学:7人
神戸大学:5人
明治大学・青山学院大学・東京大学:4人
上智大学:3人
九州大学・東京工業大学ほか :2人
(参照:サンデー毎日 2020年8月30日号)
MARCH以上の大学が内定者の大半を占めていることから、一定の学歴フィルターがあることが分かります。
もちろん学歴によって書類時点で落とされる可能性は低いですが、このことを理解した上で対策を行うことが求められます。
インターンに参加すると本選考が有利?
「インターンに参加すると、本選考に優遇されるのでは?」と感じる人がいるかもしれません。しかし、実際のところ本選考に有利というケースは少ないようです。
例えば、本選考でESが免除になるなど、分かりやすい優遇措置はありません。
しかし、インターンの成績優秀者であれば本選考への参加がスムーズにいったケースもあるため、ただインターンに参加するのではなく、インターンで爪痕を残すことが重要だと考えることができます。
丸紅のインターンとは?
2023年に実施されるインターン「Marubeni Internship 2023」は、丸紅の各事業のインプットを行った上で、ビジネスアイディアを創出する内容となっています。
単日開催ではなく3日間に及び開催されるため、全日参加できることが条件となります。
なお、学年は問わないため3年生に限らず、1・2年生でも参加することが可能です。
具体的な内容としては、全事業部の業務に共通する「新規事業」に関した業務体験ができます。現場社員との接点を10名以上持つことができるだけでなく、現場社員から直接フィードバックを貰える点もインターンの大きな魅力です。
オンラインではなく対面で実施されることから、社員の雰囲気や企業の雰囲気を体感できる点も大きな魅力となっています。
丸紅のインターンの選考フロー
では、丸紅のインターンの選考フローを見ていきましょう。
なお、この選考フローは2023年度のインターン情報を参考にしています。
エントリー
インターンへエントリーするためには、丸紅のページへ登録する必要があります。
採用サイトの応募フォームから遷移する丸紅のページへ登録してエントリーを完了しましょう。
マイナビの会員IDを持っている場合は、マイナビからもエントリーが可能です。
自身の都合に合わせ、管理しやすい方法でエントリーするのがおすすめです。
書類選考
書類選考はいわゆるエントリーシートによる選考だと考えるのが良いでしょう。
「丸紅で活かせる自分のPRポイント」や、「学生時代1番頑張ったこと」などが質問される傾向があります。
中でも丸紅は、「自分の特徴をどのように丸紅で活かすのか?なぜ活かせると思っているのか?」といった観点を重視した質問をしがちです。
この質問に回答するためには、丸紅がどのような事業を行っており、文化・風土はどのようなものなのかを正しく理解しておくことが求められます。
事前に企業分析をしっかりと行い、質問への回答を準備しましょう。
また、丸紅に関する質問以外に、自分自身について回答を求める質問も多くあります。書類選考時点ではしっかりと自己分析を終わらせて、簡潔な文章で提出することが重要です。
Web面接
無事に書類選考に通過すると、Web面接があります。
面接は対面ではなくWeb上で実施されるため、遠方に住んでいる場合も安心して参加することが可能です。
Web面接の実施方法は年度によって異なりますが、グループ面接で実施される場合が多いようです。
書類選考時の書類を元に質問されることが多いため、自身がどのようなことを書いたのか、Web面接前に改めて確認しておくのが良いでしょう。
また、疑似面接などを通じて事前に質問されるポイントを確認しておくことも大切です。
この2つの関門を突破すると、無事にインターンへ参加することができます。
インターンに合格するポイント
では、どのようなポイントを押さえておくとインターンに合格できるのでしょうか。
合格のためのポイントを3つご紹介します。
丸紅が求める人物像を理解する
丸紅の事業などから企業分析を行うことはもちろん大切ですが、丸紅が求める人物像を理解することも大切です。
丸紅は、「とがった丸になれ」というキャッチコピーを掲げ、新しい時代に対応できる新たな力を求めています。
「多様性」を価値創造の源泉として、年次や性別に捉われず、それぞれが強みを発揮することを大切にしていることから、自分自身の強みを言語化し、相手に伝えることの重要性が見えてくるのではないでしょうか。
自分自身の強みを磨きながら、常に高い志を持ち、従来の常識に捉われずどんどん行動していくことを重視していることを理解した上で、自分の強みを抽出してみるのが良いでしょう。
丸紅が良いという理由を明確にする
丸紅は電力分野に強みを持つ商社ですが、一般的に商社が扱う事業分野には大きな違いはありません。事業ではなく、企業の雰囲気やそれぞれの事業規模によって差別化されている側面が大きいと言えます。
そのため、あらゆる商社の中で「なぜ丸紅なのか」ということを自分の言葉で話せるようにしておくことは非常に重要です。
数ある商社の中でなぜ丸紅が良いと思ったのかを自分の言葉で伝えることが、選考突破のひとつのカギになるでしょう。
ただし理由を伝える際は、「〇〇と比較したから丸紅が良い」という表現ではなく、「丸紅だからこそ〇〇が良い」という表現になるよう注意が必要です。
他社と比較をしてしまうと、他社を落としているように見えてしまう可能性があります。
丸紅の良い理由をきちんと伝えることだけを重視し、言葉選びを行うことが大切です。
インターンに合格した時のメリット
では最後に、インターンに合格するとどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
インターン合格時のメリットを把握しておくことで、インターン選考の対策にもより力を入れることができるのではないでしょうか。
採用サイトでは分からない情報収集ができる
インターンに参加すると、採用サイトでは分からないような情報を収集することができます。
もちろんOB・OG訪問をするという手段もありますが、どうしても1対1で実施するという仕組み上、一度にたくさんの社員に会うことはできません。
しかしインターンであれば、一度にたくさんの社員に会うことが可能です。
丸紅のインターンでは社員がフィードバックをするという仕組み上、3日間の間に10人以上とコミュニケーションを取ることができます。
社員がたくさん集まると、社員同士のコミュニケーションの様子を垣間見ることもできるため、よりリアルな社内の雰囲気を垣間見ることが可能です。
また、不明点は社員へ直接質問することができるため、人事に質問するよりもリアルな現場の声を知ることができるでしょう。
ライバルたちの実力を知ることができる
インターンでは、他の参加者と一緒に新たなビジネスアイディアを考えていきます。
そのため、本選考ではライバルになり得る学生たちの実力を知ることができます。
本選考並み、もしくは本選考以上の倍率を潜り抜けてきた猛者たちだからこそ、その実力に圧倒されることもあるでしょう。
しかし、他のインターン生の良いところは積極的に自分自身に取り入れたり、自分では気付かなかった角度の社員への質問などを通じて、自分への恩恵もたくさん受けることができるはずです。
ぜひ他のインターン生とも積極的にコミュニケーションを取ることで、どのような学生がインターンに合格しているのかを確認してみると良いでしょう。
本選考に参加しやすくなる
本選考に優遇されることはないとしても、インターン参加前よりも確実に丸紅に関するたくさんの情報をインプットできているはずです。
その情報を元に選考に臨めば、選考時の質問への回答などでは有利にはたらくはずです。
また、インターンでは丸紅の業務だけではなく、そもそも総合商社がどのような仕事をしているのかという説明を受けることができます。
企業分析だけではなく、業界分析も合わせてできるような形になるため、これらで会得した知識が本選考に進むために有利にはたらく可能性が高いでしょう。
事前にきちんと対策してインターンへの切符を掴もう!
いかがでしたか?
本記事では、そもそも丸紅とはどのような企業であるかということをはじめ、インターンに合格する秘訣をご紹介してきました。
丸紅のインターンへ合格するためには、事前にしっかりと準備を行うことが大切です。
準備を丁寧に行っても、高すぎる倍率や学歴フィルターの可能性などから、なかなか選考には突破できないかもしれません。
しかし何も準備をしないで臨むよりも、丁寧に準備をして臨むことは重要ではないでしょうか。
丸紅はOB・OG訪問を積極的に受け付けていますが、インターンは多くの現場社員に一気に会える貴重な機会です。
いきなり本選考に臨むのも良いですが、丸紅の志望度が高い人はぜひインターンにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。