【就活に活かせる?】16Personalitiesを活用した自己分析方法とは
2023年1月25日更新
はじめに
就活では、自己分析が非常に重要です。
モチベーショングラフを書いたり、周囲に聞き込みをするなどして、一生懸命自己分析をしているのではないでしょうか?
「自己分析をしすぎて迷子になっている…」
「逆に自分の強みが分からなくなってきた」
「強みだと思っていたものが本当にそうなのか疑問…」
しかし、自己分析を重ねるうちに、上記のような悩みや疑問を抱える人は少なくありません。
そこで本記事では、自己分析に活用できるツールとして16Personalitiesをご紹介します。
性格診断テストとして知られる16Personalitiesはどのようなものなのかといった点や、具体的な診断方法、そして自己分析に活用する方法をご紹介します。
自己分析に行き詰ってしまっている人はもちろん、自己分析に活用できるようなヒントを知りたい方は、ぜひ最後までお読みくださいね。
- はじめに
- 16Personalitiesって何?
- 16Personalitiesの診断方法とは?
- 16種類のPersonality
- ①分析家カテゴリー:建築家
- ②分析家カテゴリー:論理学者
- ③分析家カテゴリー:指揮官
- ④分析家カテゴリー:討論者
- ⑤外交官カテゴリー:提唱者
- ⑥外交官カテゴリー:仲介者
- ⑦外交官カテゴリー:主人公
- ⑧外交官カテゴリー:広報運動家
- ⑨番人カテゴリー:管理者
- ⑩番人カテゴリー:擁護者
- ⑪番人カテゴリー:幹部
- ⑫番人カテゴリー:領事官
- ⑬探検家カテゴリー:巨匠
- ⑭探検家カテゴリー:冒険家
- ⑮探検家カテゴリー:起業家
- ⑯探検家カテゴリー:エンターテイナー
- 16Personalitiesを自己分析に活用する方法
- 希望企業の傾向があれば把握しておく
- 16Personalitiesを活用してスムーズな自己分析をしよう!
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16Personalitiesって何?
16Personalitiesとは、無料で行うことができる性格診断テストです。
テストは12分以内に回答することが求められ、中立を含む7段階で回答します。
テストの回答は人間が持つ感覚・直観・感情・思考といった4つの心理的領域を元に分析され、その結果として16種類のパーソナリティーに分類されます。
また、16種類のパーソナリティーだけではなく、前進思考を表す「Assertiveness」のAタイプ、敏感気質を表す「Turbulence」のTタイプにもそれぞれのパーソナリティーが分類されます。
16Personalitiesの診断方法とは?
16Personalitiesは無料でテストを受けることができます。
以下よりアクセスし、12分程度の時間がある時にテストを受けてみましょう。
https://www.16personalities.com/ja
なお、16Personalitiesは何度でも無料で受けることができるため、一度だけではなく複数回受けることが可能です。
16種類のPersonality
ここまで、16Personalitiesについての概要をご紹介してきました。
では具体的に、どのようなパーソナリティーがあるのでしょうか。
16種類のパーソナリティーを詳しく見ていきましょう。
①分析家カテゴリー:建築家
「INTJ-A」「INTJ-T」に該当するパーソナリティーである建築家は、全人口のわずか2%しかいません。
戦略性に長けており、想像力が高く決断力がある一方で、引っ込み思案な側面もあります。
野心に対して表立つ熱量が少ないことから、好奇心を内に秘めているタイプと言えるでしょう。
【長所】
・合理的
・様々な情報に精通している
・決断力があり独立欲が強い
・オリジナリティが高い
【短所】
・批判的かつ傲慢
・やみくもに従うことが苦手
・社会生活へのフラストレーションが高い
②分析家カテゴリー:論理学者
「INTP-A」「INTP-T」に該当するパーソナリティーである論理学者は、全人口のわずか3%しかいません。
平凡であることを嫌い、独特の視点や知性を誇りとしています。歴史に残る科学的発展に関与してきた哲学者や建築家は、この論理学者タイプが多いとされています。
【長所】
・分析的
・好奇心旺盛
・オープンマインドで受け入れ力が高い
・常に真実を気にかける
【短所】
・鈍感
・完璧主義
・自分の思考に自信がありすぎる
③分析家カテゴリー:指揮官
「ENTJ-A」「ENTJ-T」に該当するパーソナリティーである指揮官も、全人口のわずか3%しかいません。
無常なほど合理的であるがゆえに、生まれ持ったカリスマ性と共に権威を示すことに長けています。指導者に多く、自分自身に課した目標は何事も達成してしまうパワーが特徴です。
【長所】
・意思が強く自信に満ちている
・不合理を嫌う
・カリスマ性と刺激性
・戦略的な思想家
【短所】
・頑固で支配的
・傲慢かつ冷酷で無慈悲
・他人の感情を重んじない
④分析家カテゴリー:討論者
「ENTP-A」「ENTP-T」に該当するパーソナリティーである討論者も、全人口のわずか3%しかいません。
一般的な考え方に疑問を投げかけ、意見をぶつけ合いながら物事を根底から覆すことは好きですが、細かな管理などの実働が必要になると途端に嫌になってしまいます。自分の主張を証明すること以外に楽しみを覚えることが、仕事で活躍する上で重要になります。
【長所】
・知識が豊富
・スピーディーなアイディア出しが得意
・ブレインストーミングが得意
【短所】
・退屈になりやすく、同じ目線で周囲がいることが難しい
・議論的にも関わらず鈍感さを持ち合わせている
・実用的な問題を嫌う
⑤外交官カテゴリー:提唱者
「INFJ-A」「INFJ-T」に該当するパーソナリティーである提唱者は、全人口のわずか1%未満と非常に少ないパーソナリティーです。
生まれながらに道徳観を持ち合わせた理想主義者であるため、地に足を付けたような現実味がある目標を達成しながら、永続的に前向きな影響を与えることに長けています。
【長所】
・表面的な要素で判断せず、洞察力が高い
・強い信念と価値観を持っている
・利他的
【短所】
・自分を抑えがち
・批判に敏感になりやすい
・燃え尽き症候群になりやすい
⑥外交官カテゴリー:仲介者
「INFP-A」「INFP-T」に該当するパーソナリティーである仲介者は、全人口のうち4%ほどとなっています。
真の理想主義者として、物事をより良くするための方法を模索しています。また、何より調和を好み、同じ考えの人を見つけて共に過ごす空間を喜びとしています。
【長所】
・繊細ゆえに共感力が高い
・寛大かつ受容的
・自分の良心に従って行動する
【短所】
・感情の調整が難しい
・対立がストレスとなるため、他の人を喜ばせることに必死
・自己批判的
・孤独を感じやすい
⑦外交官カテゴリー:主人公
「ENFJ-A」「ENFJ-T」に該当するパーソナリティーである主人公は、全人口のうち2%ほどと非常に少ないです。
生まれながらに自信を持っており、人が羨むような強い個性で人々を導いていきます。一方で他人に対する興味・関心が過剰に高く、他人を信じすぎてしまう一面があります。
【長所】
・決断力があり刺激的
・約束や責任をきちんと果たす
・受容的
【短所】
・過度な理想主義
・他人を無意識のうちに見下してしまう
・他人に対して激しく変化を求めすぎる
⑧外交官カテゴリー:広報運動家
「ENFP-A」「ENFP-T」に該当するパーソナリティーである広報運動家は、全人口のうち7%を占めています。
直感的な気質を活かし、場の空気を取り持ちながら他人との交流を楽しむ傾向があります。また、強く自由を求めており、自立心が高い点も特徴です。
【長所】
・想像力に富みオープンマインド
・思いやりのある聞き手
・心温かく親しみやすい
【短所】
・自分に対して妥協しがち
・過度に順応的
・過度に楽観的
⑨番人カテゴリー:管理者
ISTJ-A」「ISTJ-T」に該当するパーソナリティーである管理者は、全人口のうち13%を占めるとされています。
最も数が多いパーソナリティーとして知られ、伝統や規則、規範を重んじる組織で特に重宝される存在です。状況分析や事実確認を通して、仮定では無い情報から実践的な術を見つけることを好んでいます。
【長所】
・強い責任感
・明確で合理的な決定を好む
・秩序を守り、実行する
・知識を活かした「何でも屋」
【短所】
・構造化されていない組織で実力を発揮しにくい
・意図せず無神経な発言をしてしまう
・頑固で反受容的
⑩番人カテゴリー:擁護者
「ISFJ-A」「ISFJ-T」に該当するパーソナリティーである擁護者も、全人口のうち13%を占めるとされています。
内向型にも関わらず優れた対人能力を持ち、計画性と柔軟性を兼ねています。時間を掛けて細部までこだわり、求めている以上の責任を果たす点が特徴です。
【長所】
・物事を中途半端にせず責任を果たす
・何事にも献身的に取り組む
・他人を助けることが好き
【短所】
・過度に謙虚
・自分の感情を抑圧しがち
・変化に対しては消極的
⑪番人カテゴリー:幹部
「ESTJ-A」「ESTJ-T」に該当するパーソナリティーである幹部は、全人口のうち13%を占めています。
職場では模範を示して行動し、惰性や不正行為を嫌います。不誠実な行動や言動には怒りを露わにするなどして、みんなのための行動を常に意識するよう求めています。
【長所】
・忠誠心や忍耐力が強い
・ルールや構造、役割の明確化が得意
・優れた管理者
【短所】
・慣例を重んじる
・社会的地位を重視しすぎる
・感情表現と共感力の欠如
⑫番人カテゴリー:領事官
「ESFJ-A」「ESFJ-T」に該当するパーソナリティーである領事官は、全人口のうち12%を占めています。
心底社交的であり、友人や家族を喜ばせることに生きがいを見出す一方で、自分の見た目や他人の名声に高い興味・関心を抱いています。自分が重宝されているという自覚があるうちは、どんな役割でも積極的にこなす点が特徴です。
【長所】
・繊細で温かみがある
・他人と繋がりをつくることが得意
・強い義務感を持っている
【短所】
・自分の社会的地位を気にしすぎる
・批判に対して防御的になりすぎる
・人と違うことを極端に恐れる
⑬探検家カテゴリー:巨匠
「ISTP-A」「ISTP-T」に該当するパーソナリティーである巨匠は、全人口のうち5%ほどです。
冷静な理性と持ち前の豊富な知的好奇心を活かし、自らの手や目で探索することを好んでいます。常に思考錯誤をしながら新たなものを生み出すことに喜びを感じるパーソナリティーです。
【長所】
・豊富かつ斬新なアイディア
・多少のリスクは楽しめる
・リラックスした状態を維持している
【短所】
・鈍感かつ頑固
・目新しさを好む
・状況のコントロールを失いやすい
⑭探検家カテゴリー:冒険家
「ISFP-A」「ISFP-T」に該当するパーソナリティーである冒険家は、真の芸術家と言い換えることができます。
内向型である一方で、人々やアイディアとの繋がりには常に刺激を受けています。常に人生に刺激を求めていることから、危険な道にはまりやすいタイプでもあります。
【長所】
・想像力豊かで芸術的
・情熱的
・強い探求心
【短所】
・長期的な約束や計画が苦手
・常に独立を好む
・感受性が高くストレスを感じやすい
⑮探検家カテゴリー:起業家
「ESTP-A」「ESTP-T」に該当するパーソナリティーである起業家は、周囲への影響力が高いパーソナリティーです。
注目されることを好むがゆえに、危険をはらんだ人生にもなりやすいでしょう。自分自身の道徳基準に従って行動するため、望まない評価を受けることが少なくないという特徴があります。
【長所】
・物事の変化や変化の必要性に気付く能力が高い
・社交的
・大胆かつ合理的
【短所】
・全体像を掴むことが苦手
・感情に疎い
・瞬発的に行動するためリスクを伴う
⑯探検家カテゴリー:エンターテイナー
「ESFP-A」「ESFP-T」に該当するパーソナリティーであるエンターテイナーは、この世界を一つの舞台と捉え、常にスポットライトを欲しています。
美的感覚を強みとしており、自分の見た目にも十分に気を遣う一方で、自分が全てではないことも理解しているという特徴があります。
【長所】
・芸術的かつ創造的
・優れた対人スキル
・観察力
【短所】
・批判に対して脆弱
・集中力がなく退屈しやすい
・臨機応変な行動を求めるため計画性が無い
16Personalitiesを自己分析に活用する方法
ここまで、16のパーソナリティーを紹介してきました。
ぜひ一度診断テストを受けてみて、自分と照らし合わせてみることをおすすめします。
では、この結果はどのように自己分析に活かすべきなのでしょうか。
<h3>自分が気付いていない長所や短所を理解する
多くの人は、16Personalitiesの結果を腑に落ちたと感じることが多いようです。
しかし、先に紹介したそれぞれのパーソナリティーの特徴や、各パーソナリティーごとの解説を読むと、自分では自覚していなかった長所や短所があるのではないでしょうか。
それぞれのパーソナリティーの解説はもちろんですが、長所・短所を深く読むことで、自分が気付いていなかった内容があるかもしれません。
16Personalitiesは自分自身が回答するテストですが、回答には自分では見えにくい客観性が備わっています。ぜひ今一度、解説や長所・短所を読み直してみてはいかがでしょうか。
希望企業の傾向があれば把握しておく
近年、16Personalitiesを自己紹介などで活用する企業が増えています。そのため、企業によっては自社の傾向をブログやオウンドメディアで公開しています。
検索して情報が出てくる場合には、自分のパーソナリティーと照らし合わせて、実際にその企業で働くイメージをしてみるのが良いかもしれません。
また、公開していなくても、人事に質問すると自社の傾向を把握している可能性があります。
もちろん16Personalitiesの結果が全てではありませんが、自己分析だけではなく、企業との相性を確かめるために活用するのもおすすめです。
16Personalitiesを活用してスムーズな自己分析をしよう!
いかがでしたか?
本記事では性格診断テストとして知られる16Personalitiesはどのようなものなのかといった点や、具体的な診断方法、そして自己分析に活用する方法をご紹介してきました。
16Personalitiesは、あくまでも自己分析をサポートしてくれるツールに過ぎません。
しかし、すでに長所や短所が言語化されているため、自己分析に行き詰っている人にとっては、非常に参考になるのではないでしょうか。
自分のパーソナリティーをしっかり読み込むことで、自分でも気付いていなかった長所や短所を見つけてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。