就活の自己PR動画で内定率アップする方法と注意点を解説

就活の自己PR動画で内定率アップする方法と注意点を解説

2024/8/30更新

はじめに

最近は選考の一環で自己PR動画の提出を求める企業も増えています。

しかし、動画でのアピール方法が分からずどのように撮影したらいいのか頭を抱えてしまう学生も多いはず。

新しい形式で戸惑うことも多いかもしれませんが、実はコツさえつかめれば簡単に面接官を惹きつける動画が撮影できるのです。

そこで今回は、内定率がアップする自己PR動画の撮影方法と注意点を解説していきます。

以下のようなお悩みのある学生は必見ですので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

就活生の悩み
  • 動画でのアピール方法が分からない
  • 動画を上手に撮影するコツは?
  • 内定率を上げるためのポイントを知りたい

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就活で自己PR動画が求められている理由とは

就活で自己PR動画が求められている理由とは

もうすでにPR動画を作成した経験がある学生は知っているかもしれませんが、ここで簡単に背景をおさらいしておきます。

背景
  • 採用選考を効率化したいから
  • 就活生の志望度を知りたいから
  • 書類で見えない人柄を知りたいから

企業だけの都合に思えるかもしれませんが「自分らしさ」を伝えることができれば、立派なアピールの場になるのです。それぞれ具体的に見ていきましょう。

採用選考を効率化したいから

採用活動が始まると、企業には数百から数万人のエントリーシートが集まります。

従来では担当者が一つひとつを確認していましたが、これは少々負担となるでしょう。

文章を読み、頭で理解し「適正なのか否かなのか」を判断するのは、想像以上に体力が必要です。

そこで自己PR動画があれば、より少ない時間で同等以上の内容が把握できます。

学生の声色や表情などから「温度感」も感じられるため、企業との適性も判断しやすいです。

企業と学生の相性を早い段階で把握できれば、双方ともに有効に時間を活用できるでしょう。

就活生の志望度を知りたいから

学生の雰囲気を通して「どのくらい熱量があるのか」を知ることができます。

「熱量」は数値化して客観的に判断できるものではないですが、結局「人対人」の関わりによって採用は決まります。

つまり、目に見えない「想い」を重視する業界・企業が増えている証拠とも言えるでしょう。

また、志望度が高くリサーチも入念にしているのなら、話せる話題がたくさんあるはずです。

一方、志望度が低くリサーチが甘いと「何を話そう」「話せる話題があまりない」などとなり、PR動画の内容も薄くなります。

「志望度の高さ」と「PR動画の内容」が必ずしも比例するわけではないですが、採用担当者はきちんと見抜いてくるため、選考通過には下準備が重要です。

書類で見えない人柄を知りたいから

「リーダーシップがある」「論理的思考能力が高い」などが書面でわかっていても、学生自身の「人となり」まではわかりません。

PR動画を見れば企業は「人となり」を含めて「この子はなら馴染んでくれそうだ」とイメージができます。

即戦力になる学生を採用するのももちろん大事ですが、環境に適応することで真価を発揮する人もいるでしょう。

そのためにも企業は、学生の「人となり」を早い段階で把握しようとしているのです。

就活の自己PR動画の撮り方はフリップ式がおすすめ

結論から伝えますと、フリップ式なら動画に慣れていない就活生でも簡単におこなえます。

なぜなら厚紙やスケッチブックに概要を書いて、話す内容を覚えておけば完成だからです。他に特別なことをしなくていいので、話す内容に集中できます。

具体的な内容は以下の通りでまとめるのがおすすめです。

フリップ式の内容
  • はじめ|名前・大学・学部・学科
  • 2枚目〜|学生時代に力を入れたこと
  • おわり|入社後に「何をしたいか」「どう活躍したいか」

「はじめ」と「おわり」は変えずに「2枚目〜」の中身をいろいろと工夫してみるのがいいでしょう。

学業、アルバイト、サークルなど大学生活で力を入れて成し遂げたことをまとめてみてください。

自己PR動画に載せる内容はESと同じで大丈夫

「自己PR動画に載せるものって何がいいんですか?」と質問をいただいたことが何度かあります。指定がない限りはエントリーシートに書く予定のものと同じで大丈夫です。

「学生時代に力を入れてきたこと」「自分の強み」などを一度文章に書いてから、ふたたび動画にまとめればスムーズにできます。

ただし、より自然に「自分の想い」を届けるためには、内容をきちんと理解して覚えておく必要があります。まったく理解もせず「ただ言葉だけの暗記」は、不自然さが残りイメージもよくないので気をつけてください。

内定率がアップする自己PR動画を上手く見せるコツ

内定率がアップする自己PR動画を上手く見せるコツ

ここからは、内定率がアップする自己PR動画を上手く見せるコツを4つ紹介します。

コツ
  • 友達に向かって話すイメージをもつ
  • 清潔感のある服装を心がける
  • 背景は無地でスッキリさせる
  • 何度も反復して練習をする

友達に向かって話すイメージをもつ

動画の先には「人」がいるのを忘れないでください。

また、あまりに緊張しすぎると内容がぎこちなく伝わる可能性があるため「友達に話すような感覚」を意識すると、自然に話せます。

リラックスした雰囲気で伝えることができれば、高評価に繋がる可能性があります。

プレゼンテーションや大人数の前で話すときも「誰か一人に向けて話す」のを意識すると、緊張感もほぐれて的確に言葉が選べるようです。

話し慣れていない学生は、ぜひ試してみてください。

清潔感のある服装を心がける

自己PR動画では、清潔感のある髪型・服装を心がけましょう。

服装に関しては、スーツであれば問題ありません。

シワが目立たないきれいなシャツに、男性であれば前髪を分けて、女性であれば結んでいるのがおすすめです。

業界・企業によっては私服でもよい場合があるので、指定があるかどうかを今一度確認しましょう。

第一印象がよいだけで相手に好印象が与えられるので、気を抜かずに準備をしてください。

背景は無地でスッキリさせる

背景がごちゃごちゃしていると、画面に入る情報量が増えるため、自己PR動画に集中できないことがあります。

そのため、背景がスッキリしている部屋での撮影が最適です。

白地の背景であればシンプルで見栄えも良く、道具を用いて説明する際にも見やすいでしょう。

自宅で撮影するのが難しければ、学校で先生に相談して部屋を貸してもらうのが確実です。

何度も反復して練習をする

そして最後は動画撮影に限りませんが、何度も練習するのが大切です。

撮影するための環境作りは一度おこなってしまえば、継続する必要はないですが、話す内容は一回だけの練習では物足りません。

フリップを使用する場合は、話しながらページをめくっていかなければいけないため、ある程度の慣れが必要です。

「もうこれ以上は必要ない。大丈夫」と思っていても、撮影当日まで何度も練習しておきましょう。

話す内容がすらすらと脳内で再生されるレベルまでしっかり練習すれば、自信をもって自己PRできますよ。

就活における自己PR動画を撮影する際の注意点

動画撮影のコツと同じくらい知っておいてほしい注意点がありますので、次をご覧ください。

注意点
  • 差別化を狙って目立とうとしない
  • 映像が暗くなりすぎないようにする
  • 声のトーンが小さくならないようにする

注意点を押さえつつ、他の学生や先生に確認してもらうとなおよいです。では、それぞれ見ていきましょう。

差別化を狙って目立とうとしない

他の就活生と違いをつくるために、目立とうとする学生がいますが、裏目に出る可能性が高いのでおすすめできません。

そもそも「差別化=優位」ではないため、他人と比較をせずに、自分ができることに集中している方が成果が出ます。

大切なのは隣にいる学生の出来具合より、あなたを見てくれる企業に「想い」を届けることです。

「どんな自己PRにしよう」「どうやったら自然に伝えられるだろうか」などを何度も考え、練習することに時間を割きましょう。

映像が暗くなりすぎないようにする

動画撮影に慣れていないと、設定の段階で損をしているケースがあります。

画面が暗いままだと、せっかくの素晴らしい自己PRも効果が半減するでしょう。

残念な結果にならないためにも、撮影前の設定はきちんとおこなっておいてください。

特に夜の時間や日差しが入らない部屋は、機材の設定だけでは明るさが足りない可能性もあります。

ライトなどの小道具を使用すれば、より理想的な自己PRに仕上がるでしょう。

声のトーンが小さくならないようにする

自分だけではあまり気づきませんが、声のトーンが小さくなる場合があります。

再生してみると思っている以上に、声が聞こえないことも珍しくないです。

機材の設定で音量をコントロールできますが限度があるため、できるだけ自分の声を大きくするように意識しましょう。

1メートル先の友人に話しかけるようなトーンでおこなうと自然なボリュームで伝わります。

機材相手に話していると声が縮まりがちなので、具体的な人物をあえて設定したり友人にチェックしてもらったりするのがおすすめです。

以下の記事では人事を惹きつける自己PR動画作成6ステップも紹介しているので、あわせてチェックしておきましょう。

就活の自己PR動画で使いたい小道具

ここからは、撮影する際に使うと動画のクオリティが各段にアップする便利な小道具を紹介します。

明るく見せるライト

ライトは顔や表情を明るく見せる効果があります。

自然光が不足している場合や部屋の照明が暗い場合でも、ライトを使用することで顔がはっきりと映り、清潔感のあるスッキリした印象を与えられます。

動画全体のクオリティを大幅にアップさせたい人は必須アイテムと言えるでしょう。

手ぶれを防ぐ三脚

三脚によって手ぶれを防ぎ安定した映像が撮影できるため、より見やすい動画が撮影できます。

さらに撮影中に自由に身振り手振りを使って自己PRできるため、より自然で魅力的なアピールも可能です。

自己PRの内容を考える3STEP

自己PRの内容を考える3STEP

最後に、自己PRが思い浮かばない人に向けて内容を考えるための3STEPを紹介します。

STEP1. 強みを発揮したエピソードを洗い出す

まずは、自分の強みを発揮した具体的なエピソードを洗い出しましょう。

学生時代の学業、アルバイト、サークル活動、ボランティアなどで、自分がどのようなスキルを発揮して貢献したかを振り返ります。

この際、成功体験だけでなく困難を乗り越えた経験や成長を感じた出来事にも注目すると良いでしょう。

エピソードを複数用意すれば、企業に合わせた柔軟な自己PRができますよ。

STEP2. 応募企業が求める理想の人物像をリサーチする

次に、応募する企業が求める理想の人物像をリサーチします。

企業の公式サイトや採用ページ、採用担当者のインタビュー、業界の動向などを調べて企業がどのようなスキルや特性を重視しているかを把握しましょう。

さらに企業理念やミッション、社風にも目を向けて自分の価値観や目標と一致する点があるか確認してみてください。

STEP3. 自分の強みと企業の理想像がマッチする部分を見つける

最後に、自分の強みと企業の理想像が重なる部分を見つけ、それを強調する形で自己PRをまとめます。

リサーチで得た情報をもとに、企業が求めるスキルや特性と自分のエピソードを結び付け、具体的な事例を用いて説明します。

どのようにその強みが企業で活かせるか、将来的にどのような貢献ができるかを明確に伝えることが大切です。

企業にとって価値のある人材であることをアピールできるよう、内容を磨き上げましょう。

さいごに

自己PR動画を撮影するのは初めての学生もいるでしょう。慣れないことをやるため、普段より下準備が必要です。しかし、その下準備に時間をかければかけるほどあなたの「熱量」「想い」が反映されます。企業にもきっと届いてくれるはずです。

また、「本当は熱量はあるけど、文章で伝えるのが下手」といった学生にも、動画でのアピール方法は好機です。この機会を活かさない手はありません。

企業の意図を理解し自分の将来を輝かせるためにも、素敵な動画撮影をして就活を乗り越えてください。

 

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