企業が求めるエントリーシートのゼミ活動の書き方!

企業が求めるエントリーシートのゼミ活動の書き方!

2024/9/24更新

はじめに

就活のエントリーシートには必ずと言っていいほど、ゼミ活動に関する質問があります。

でも、ゼミ活動についてどのように書けば良いか分からないと感じる就活生も多いでしょう。

特に、初めて書く人にとっては、漠然とゼミ活動について書けと言われても戸惑うかもしれません。

そこで、この記事ではエントリーシートでゼミ活動について書く際に注意すべき5つのポイントを解説します。

企業がエントリーシートを通じて知りたいことを意識することで、自然と書くべき内容が見えてきます。

この記事を参考にして、必要な部分を無駄なくアピールできるエントリーシートを作成し、内定を勝ち取りましょう。

この記事では以下のような就活生を対象にしています。

対象の読者
  • ゼミ活動の書き方が分からない
  • 企業がエントリーシートで何を見ているか知りたい
  • 効果的なアピール方法を学びたい

また、ゼミに関する具体的な対策を知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

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企業がゼミ活動から知りたいこと

企業がゼミ活動から知りたいこと

企業がエントリーシートにおいて、ゼミ活動について質問するのは、以下の5つのポイントを知りたいからです。

ポイント
  • 人柄
  • 論理的思考力
  • 目標達成力
  • 問題解決力
  • 協調性 

企業はこの5つのポイントを通してあなたが「入社後も会社で活躍できるかどうか」を知りたいのです。 

人柄

ゼミ活動を行うにあたり、以下のポイントを知ることによって、あなたの人柄を確認しています。

確認したいこと
  • なぜそのゼミを選んだのか
  • 周囲と協力して、ゼミ活動を行えたか
  • 困難に直面したとき、あなたがどんな行動をしたのか
  • どんな性格なのか
  • ネガティブなのか、ポジティブなのか
  • 何に関心があるのか
  • 何に感動するか

企業はあなたの人柄をみて、自分たちの社風に合っているかどうかを確認しています。

エントリーシートを書く際は、あなたがどんな人柄なのかが伝わるような文章にすることを心がけましょう。

論理的思考力

仕事で成果を出すためには、論理的な思考力が必要不可欠です。

ゼミ活動の内容説明や、ゼミに取り組む姿勢を見ることで、あなたの論理的思考力や、論理的な文章がかけるかどうかなどを確認しています。

エントリーシートに書く内容が、論理的に正しい文章になっているかどうか、しっかりと確認しましょう。

また相手に必要なことを、分かりやすく伝える能力についても見られているため、ゼミ活動の概要はなるべく簡潔に書くことをオススメします。

エントリーシートを書いた後は、ゼミの先輩や教授などの第三者に見てもらい、論理的でわかりやすい文章になっているかどうかを確認してもらうのも、アピール力の高いエントリーシートにするために有効です。

目標達成能力

どんな仕事にも、必ず目標があります。

もちろん仕事に取り組む姿勢やプロセスも大事ですが、営利企業である以上、目標を達成して、結果を出すことが求められるでしょう。

ゼミ活動を通じて、あなたがどのように目標を達成するか、結果を出すことができる人材なのかを企業は見ています 。 

エントリーシートを書くときは、以下を定量的に書くようにしましょう。定量的というのは、例えば、「努力した」「頑張った」という抽象的な表現ではなく、「◯◯件のレポートを提出」「出席率100%」「売上を20%増加させた」といったように、具体的な数字で表すことです。

書くこと
  • どんな目標を掲げて
  • どのような方法で
  • どの程度達成したのか

嘘はいけませんが、どんなささいな成果も、全て盛り込むくらいの気持ちで、自分の課題達成力をアピールしましょう。

問題解決能力

仕事をしていると、必ず何か問題に直面します。

もちろん、先輩や上司に助けてもらいながら、問題を解決していきますが、全てを頼っていては仕事になりません。

問題に直面したときに、解決策を自分で考えて、実行できる人材を、企業は求めています。

問題についての具体的なエピソードとともに、その問題に対して、どのように考え対応したかをしっかり書いて、問題解決能力の高さをアピールしましょう。 

協調性

仕事では周囲の人と協力して取り組む必要があります。 

どんなに優秀な人でも一人でできることには限界があるので、周囲の人とうまくコミュニケーションをとりながら、仕事を進めていかなければなりません。

ゼミ活動を通して、あなたの協調性や、周囲を巻き込む力を確認しています。

エントリーシートのゼミ活動で盛り込むべき内容

エントリーシートにゼミ活動について記載する際は、以下の要素を具体的に盛り込むことが重要です。

各ポイントをしっかり押さえることで、選考担当者にあなたの学びや成長、企業への適性をアピールできます。

要素
  • ゼミのテーマ、概要
  • ゼミを選んだ理由
  • ゼミの目標と達成度
  • ゼミ活動で生じた問題
  • ゼミ活動で学んだこと
  • ゼミ活動と志望企業の関連性

ゼミのテーマ、概要

まずはどんなゼミ活動を行っていたか、知ってもらうことから始まるので、簡潔に書きましょう。

たまに「テーマ」と「概要」の違いが分からないという人がいますが、ゼミ活動の卒業論文でいうタイトルがゼミのテーマ、要旨が概要のイメージで進めてください。

ゼミを選んだ理由

なぜそのゼミを選んだかということは、 あなたの人柄を知る上で非常に重要な情報となります。

ここが曖昧だと、 「芯のない人なのかな」という印象を持たれてしまうので、しっかりと明確な基準で選んだことをアピールしましょう。

以下のように、体験に基づいたエピソードを入れることと、人柄が分かるような理由もあるとなお良いです。

私は「〇〇」といった書籍を読んだ影響で、「△△」に興味を持ち、「□□ゼミ」を選考しました。

私は留学を通して、「〇〇」の文化への関心が高まり、「□□ゼミ」を希望しました。

ゼミの目標と達成度

あなたの目標達成力をアピールするために、以下の点を明記しましょう。

書くこと
  • 定量的な目標
  • 目標達成のためのアプローチ
  • 定量的な達成度

ここでもできるだけ、定量的に書くのがポイントです。

なかでも達成度は具体的な数字が出ると、ゼミの様子が伝わりやすいでしょう。

ゼミ活動で生じた問題

ゼミ活動を進める上で、生じた問題について以下の手順で書きましょう。

書くこと
  • 生じた問題の内容
  • 問題に対して、どのような対応案を立案したか
  • 対応により、どのように問題が解決したか
  • 同じような問題を起こさないための仕組み作り、対策

特に最後の対策については、記載ができていない人が多いです。

仕事の中での失敗から学んだノウハウやナレッジなどを、仕組みに落とし込める人は、企業全体の生産性向上に貢献できる人材として、重宝されます。 

このような観点も入れて、周りと差をつけましょう。

ゼミ活動で学んだこと

企業は常に成長していく人材を求めています。

成長していく人材とは、どんな活動からも学びを得ようとします。

あなたがゼミ活動や困難に直面した経験を通して学んだことをしっかりと書きましょう。 

入社後にどのように活かしていくかといった点もあると、より好印象です。

ゼミ活動と志望企業の関連性

ゼミ活動と志望企業との関連性を示すことは、エントリーシートを効果的に仕上げるために重要です。

まず、自分が取り組んだゼミのテーマや活動内容が、志望する企業や業界にどう関連しているかを考えましょう。

例えば、ゼミで取り組んだプロジェクトが企業の業務内容と一致している場合、その経験を通じて身につけたスキルや知識が入社後にどのように役立つかを説明します。

この関連性を明確にすることで、企業にとって魅力的な就活生であることをアピールできます。

エントリーシートのゼミ活動の書き方9つのポイント

エントリーシートのゼミ活動の書き方9つのポイント

エントリーシートのゼミ活動の書き方のポイントは以下の9点です。

書き方のポイント
  • ゼミを選んだ理由を書く
  • テーマ、概要は簡潔に書く
  • ゼミでの具体的な取り組みを書く
  • 課題解決のエピソードを書く
  • 自分の人柄や思考のプロセスが分かるように書く
  • 周囲を巻き込んだようなエピソードがあるとベター
  • 大きな成果を出している必要はない
  • 嘘は書かない
  • ゼミ活動から得た学びを入社後にどう活かすかを書く

ゼミを選んだ理由を書く

ゼミを選んだ理由をエントリーシートに書く際には、自分の興味や目標に基づいた選択であることを示すことが重要です。

単に「必修だったから」や「興味があったから」ではなく、どのような理由でそのゼミを選んだのかを具体的に説明しましょう。

例えば、将来的に〇〇の分野で活躍したいと思い、そのために〇〇の研究ができるゼミを選んだ、などと書くと、企業はその選択に納得感を持ちやすくなります。

テーマ、概要は簡潔に書く

内容は簡潔にわかりやすく書きましょう。

ここではあなたが論理的な文章を書けるかどうか、わかりやすく他人に伝えることができるかどうか、といったことも見られています。

あまり専門的な用語は使わず、誰が見てもわかりやすい内容にしましょう。 

自分のゼミ活動にあまり詳しくない友人に見てもらって添削してもらうのがオススメです。

ゼミでの具体的な取り組みを書く

ゼミでの具体的な取り組みを記載する際には、具体的なエピソードを交えて書くと効果的です。

例えば、ゼミで行ったプロジェクトや研究について、どのような課題に取り組んだか、チームでどのように役割分担をして進めたか、直面した問題をどのように解決したかなどを具体的に記述します。

また、その結果としてどのような成果を得たのか、どのような学びがあったのかを明確に伝えることが大切です。

課題解決のエピソードを書く

ゼミ活動において直面した課題や問題をどのように解決したかをエントリーシートに盛り込むことは、非常に効果的です。

課題解決に向けてどのようなプロセスを踏んだのか、その過程で自分がどのように成長したのかを具体的に書きましょう。

例えば、研究の途中で予期せぬトラブルが発生したが、チームで協力して解決策を見つけ、結果としてプロジェクトを成功させた、などのエピソードを通じて、自分の強みやスキルをアピールすることができます。 

自分の人柄や思考のプロセスが分かるように書く

あなたの人柄や、あなたがどんな考え方をしているか、ということが伝わる文章にすることを心がけましょう。

企業はあなたの人間性が分からないと、自分たちの会社に合っているかどうかが判断できません。

「自分はこんな人間なんだ」とアピールすれば、入社後のミスマッチを防ぐことができます。

周囲を巻き込んだようなエピソードがあるとベター

企業はリーダーとなる人材を求めています。

リーダーとは周囲を巻き込みながら、大きな目標を達成していく人のことです。

ゼミ活動を通じて、より多くの人を巻き込んだエピソードがあると、リーダーシップをアピールできて非常に好印象となります。

そのようなエピソードがあれば、ぜひ書いていきましょう。 

大きな成果を出している必要はない

「大きな成果を出していないとエントリーシートに書けませんか?」という質問がよくありますが、そんなことはありません。

もちろん大きな成果を出しているに越したことはありませんが、そもそも学生にそこまで期待している企業は少ないです。

成果の大きさよりも、設定した目標を達成するために、どのような考え、どのように行動し、どのように問題解決をしてきたか、ということを企業は重要視しています。

小さな成果であってもしっかりと立てた目標を達成していれば面接官からは高評価を得られます。

嘘は書かない

自己アピールをすることは面接では非常に重要ですが、嘘を書くのはやめましょう。

自分が経験していないことだと、面接ではボロが出てウソだと見抜かれてしまうリスクがあります。

この人は仕事でも嘘をつくのかなという印象をもたれ、不合格の可能性が高くなります。 

そもそも前述した通り、成果の大きさよりも、目標達成のためのプロセスのほうが重要です。

実績の範囲内で、最大限アピールできるような内容にしましょう。

ゼミ活動から得た学びを入社後にどう活かすかを書く

ゼミ活動から得た学びを、どのように入社後の業務に活かすかを具体的に伝えることがエントリーシートでのアピールポイントです。

例えば、ゼミ活動で身につけた論理的思考力やチームワークを、どのように仕事に活かすかを考え、それを具体的に記述します。

このように、ゼミ活動と企業の業務内容を関連付けて説明することで、企業にとって自分が価値のある人材であることを強調することができるのです。

エントリーシートにゼミ活動を書く際の注意点

エントリーシートにゼミ活動を書く際の注意点

エントリーシートにゼミ活動を書く際には、いくつかの注意点があります。

これらを押さえておくことで、より効果的なエントリーシートを作成できます。

専門用語は避け、わかりやすく記載する

エントリーシートを書く際には、専門用語をできるだけ避け、簡潔でわかりやすい表現を心がけることが重要です。

特に、ゼミ活動で使った専門的な用語や学術的な表現は、読み手が理解しやすい形に変換する必要があります。

例えば、「〇〇のようなもの」「〇〇界の〇〇のような」といった比喩を使って説明するなど、読み手が一度読んだだけで理解できる文章を目指しましょう。

ゼミ活動がどのように役立つかを明示する

ゼミ活動が志望企業にどのように役立つかを明確に示すことは、エントリーシートでのアピールを成功させるために不可欠です。

例えば、自分がゼミで学んだ知識やスキルが、企業の業務にどのように貢献できるかを具体的に記述します。

この関連性を示すことで、企業は自分が即戦力として働けるかどうかを判断しやすくなります。

文字数制限に応じた情報の取捨選択とバランス

エントリーシートには文字数制限がある場合が多いため、情報を取捨選択してバランスよく記述することが求められます。

全ての内容を詰め込みすぎると、読みづらくなるだけでなく、重要なポイントが埋もれてしまうことがあります。

そのため、特にアピールしたい点を優先して記述し、文字数に合わせて内容を調整することが大切です。

エントリーシート例文

具体的な エントリーシート の例文を紹介します。 

例1:「これまでの学生生活で、最も熱心に取り組んだ学業について教えてください。(例:研究室、ゼミ、資格取得、留学など)どのような内容に取り組んだか具体的にご説明ください。」

留学先のゼミ活動で、「論文執筆作業の効率化」に取り組んだ。班員達が役割を把握しておらず、作業効率の悪さを感じた。そこで、班員の特性に合わせて仕事を振った。結果、適材適所が功を奏し、チームをまとめた。

【ポイント】

ゼミ活動の概要、当時の問題点及びその解決策を端的にまとめていて素晴らしい概要説明となっています 。

 

例2:「これまでに直面した困難をどのように乗り越えたか、その具体的な経験を教えてください。また、その経験を通じて学んだことは何かを教えてください。」

大学のディベートゼミで、他大学との交流戦の代表メンバーに選ばれ、勝利した経験です。本番前のテストマッチでは1対24という結果で大敗し、本番までに修正する必要がありました。そこで、立論の根拠が薄いことが問題だと考え、論の補強に努めました。その中で類似する判例を調査したり、学説を整理したりして勝ち筋を模索しました。

この結果勝利し、自らの成長を実感するとともに、主体的に行動することの重要性を学びました。この経験から、社会に出た後も主体的に業務に携わることで、より一層成長していきたいと考えています。

 【ポイント】

困難の内容とその解決策が分かりやすく、定量的に書かれており読みやすいです。またそこから学んだことも簡潔に述べており、スッと頭に入ってくるエントリーシートになっています。

文系・理系別のゼミ活動の具体例

文系と理系では、ゼミ活動の内容が大きく異なるため、エントリーシートでの書き方もそれに応じて変わります。

文系の場合

経済学や社会学のゼミでは、データ分析や社会調査を行うことが多いです。

この場合、ゼミで取り組んだ具体的なテーマや、そのテーマに対してどのようなアプローチを取ったかを説明します。

例えば、「地域経済の活性化に関する調査を行い、地元企業との連携方法を提案した」と書くことで、企業に対して論理的思考力やコミュニケーション能力をアピールできます。

理系の場合

ゼミでの研究内容がより専門的になることが多いです。

工学や化学のゼミでは、実験や開発プロジェクトが中心となり、この場合、実験の目的や手法、結果として得られた知見を具体的に記述します。

例えば、「新素材の開発を目的とした実験を行い、特定の条件下で高い耐久性を持つ素材を発見した」と記述することで、問題解決能力や技術的なスキルを強調できます。

異なるゼミテーマによる書き方のアプローチ

ゼミのテーマによって、エントリーシートでのアプローチも変わります。

社会問題に関するゼミの場合

社会問題に焦点を当てたゼミでは、社会的な意義やその問題を解決するための具体的なアクションを強調すると良いでしょう。

例えば、「少子高齢化の問題に取り組み、地域コミュニティの活性化を目指したプロジェクトを進めた」と書くことで、社会貢献意識やリーダーシップをアピールできます。

技術開発に関するゼミの場合

技術的な研究や開発に取り組んだゼミでは、その研究がどのように実社会で応用されるかを明確に示すことが重要です。

例えば、「新型エネルギーの効率化を目指した研究を行い、具体的なエネルギー節約の方法を提案した」と書くことで、企業に対して技術革新への貢献度を示すことができます。

100字以内でゼミ活動を効果的にまとめる方法

限られた文字数の中でゼミ活動を効果的にアピールするには、ポイントを絞って簡潔に記述することが求められます。

100字以内でまとめる際には、ゼミのテーマ、活動内容、得られた成果の3点を押さえて書きましょう。

例えば、「○○ゼミで、地域の高齢者支援プロジェクトを企画し、成功裏に実施。住民の参加率を30%向上させることに貢献」といった形でまとめます。

これにより、ゼミでの活動内容が一目で分かり、成果もしっかりと伝わります。

ゼミに入っていない場合は?

「ゼミに入っていない場合は、就活で不利なのでしょうか?」といった質問もよく見かけますが、そのようなことはありません。

ゼミ活動を行っていない場合は、アルバイト、クラブ活動、学業など、学生時代に注力したことを書きましょう。

書き方のポイントは、以下も参考にしてみてください。

ゼミ活動の代替となる経験のアピール方法

前述の通り、ゼミに入っていない場合、ほかの学業や課外活動、アルバイトなどをゼミ活動の代わりにアピールすることができます。

例えば、「学業では特に△△の授業に力を入れ、独自に研究を進めた」「アルバイトでチームリーダーとして多くの課題解決に取り組んだ」など、ゼミに匹敵する活動を強調します。

重要なのは、企業が求めるスキルや強みを持っていることを示すことです。

ほかの学業やアルバイトを活用した書き方の工夫

ゼミに代わる活動として、ほかの学業やアルバイト経験を具体的に記述する際には、その活動がどのように仕事に役立つかを明確に示すことがポイントです。

例えば、「アルバイトでは接客業務を通じてコミュニケーションスキルを磨き、顧客満足度を向上させるための提案を行った」など、具体的な成果を記述します。

これにより、ゼミに入っていなかったとしても、自分の経験が企業にとって価値のあるものであることを伝えられます。

空欄を避けるためのエントリーシート戦略

エントリーシートでゼミ欄を空欄にするのは避けるべきです。

ゼミに入っていない場合でも、何かしらの活動や経験を記述することで、アピールポイントを作ることができます。

例えば、「ゼミには参加していないが、大学でのプロジェクトや部活動で積極的にリーダーシップを発揮した」と記述し、自分の強みをアピールします。

また、ほかの項目でアピールできる内容があれば、それを活用してエントリーシート全体のバランスを取ることが重要です。

もし、ゼミに入っていなくても、ほかの活動を効果的にアピールする方法をこちらの記事で解説していますので、あわせて確認してみてください。

エントリーシートのゼミ欄の記載によくある失敗と回避法

エントリーシートにゼミ活動を記載する際には、よくある失敗を避けることが重要です。

ここでは、その代表的な失敗例とその回避方法について紹介します。

ゼミ活動と志望動機が一致しない場合

ゼミ活動が志望する企業や職種と直接関係がない場合、それをどう記載すべきかが悩みの種になります。

しかし、その場合でもアプローチ次第でアピールにつなげることが可能です。

ゼミで培ったスキルや考え方が、志望する企業でどのように活かせるかを考え、それを説明することで、関連性を示すことができます。

例えば、「ゼミで得た問題解決のアプローチを、志望企業の業務に応用したい」と記述すればOKでしょう。

内容が抽象的すぎる記載の改善方法

ゼミ活動の内容が抽象的すぎると、採用担当者に伝わりにくくなります。

具体的なエピソードや数字を使って説明することで、内容を明確にしましょう。

例えば、「ゼミでリーダーを務めた」というだけではなく、「ゼミのプロジェクトでリーダーを務め、5人のメンバーとともに××プロジェクトを成功させた」と記述します。

これにより、具体性が増し、企業に対してより強い印象を与えることができます。

記載内容の一貫性を保つためのチェックポイント

エントリーシート全体を通じて一貫性を保つことは非常に重要です。

ゼミ活動だけでなく、ほかの項目でも自分の強みや志望動機と矛盾しないように記載する必要があります。

そのために、エントリーシートを完成させる前に以下のポイントをチェックしましょう。

ポイントチェックすること
志望動機とゼミ活動の関連性両者が一致しているか確認する
全体の文体やトーン同じスタイルで書かれているかを確認する
具体性と一貫性具体的なエピソードを使いながら、内容が一貫しているかを確認する

 

これらのチェックポイントを押さえることで、企業に対して明確で一貫性のあるメッセージを伝えることができます。

さいごに

この記事ではエントリーシートのゼミ活動についての書き方のポイントを5つ紹介しました。 

企業はエントリーシートのゼミ活動の内容を見て、あなたの人柄や問題解決力、協調性など入社後に活躍するために必要な能力を持っているかといったことを重点的に見ています。

このような意図を知った上で、エントリーシートを書くのと書かないのでは大きな差を開くことができるでしょう。

この記事を参考に、企業の意図にミートしたエントリーシートを書けば、通過率もぐっと高まります。

ぜひ今回の記事を参考にして、第一志望への内定を勝ち取りましょう。

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