会社の評判の調べ方7つのポイント!就活に有効な情報とは
2024/8/27更新
はじめに
就活や転職を考えている人にとって、入社を検討している会社の評判はとても気になるでしょう。
今はインターネットでいろいろと調べることができますが、逆に情報が多すぎたり、信憑性に欠けていたりと、正しい情報にたどり着くのが難しくなっています。
この記事は、転職や就活をしている以下のような方に向けて書いています。
ぜひ最後までご覧ください。
- 志望している会社はあるけれど、実際はどうなのか知りたい
- 現場で働いている人の声を聴きたいけれど、どうしたら知れるのかわからない
- リアルな会社の評判を調べる方法がわからない
そこで本記事では、転職や就活に有効な会社の評判を調べる方法を7つ紹介します。
この方法をすべて実践することで、表面上だけでなく、より会社のリアルな実態や雰囲気を知ることができます。
就職や転職は、人生における大きなターニングポイントのひとつです。
入社してからのミスマッチを防ぐために、事前調査は妥協せず、良い部分と悪い部分がはっきりと分かるまで、突き詰めることをおすすめします。
また、各業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
会社の評判の調べ方7つのポイント
順番に一つずつ解説していきます。
口コミサイトを確認してみる
まずは、口コミサイトで気になる会社の評判を確認しましょう。
口コミサイトとは、元社員や現役の社員が実際に働いた経験をもとに、会社の評判を投稿したり、就活生が選考状況や面接時の印象・エントリーシートの内容などを投稿したりするサイトを指します。
おすすめの口コミサイトは以下の6つです。
最後の6つ目は番外編として、中小企業などあまりネット上に情報がない企業についての調べ方を紹介しています。
- en ライトハウス(旧:カイシャの評判)
- 転職会議
- 就活会議
- キャリコネ
- 楽天みん就
- 番外編
一つずつ特徴について解説します。
また最後に、口コミサイトを閲覧する上での注意点についても、解説しているので、あわせてご確認ください。
1.ライトハウス(旧カイシャの評判)
ライトハウスは人材業界大手の「エン・ジャパン」が運営する口コミサイトです。
口コミ数が1,330万件と日本最大の投稿数を誇り、豊富な情報量が特徴です。
- 会社の成長性、将来性
- 事業の優位性、独自性
- 実力主義
- 活気のある風土
- 20代成長環境
- 仕事を通じた社会貢献
- イノベーションへの挑戦
- 経営陣の手腕
会社の将来性や企業価値等に重点を置いた評価となっているので、バリバリ働きたいと考えている人にとっては参考になる点数といえます。
2.転職会議
転職会議は会員数が700万人以上と、日本最大級です。
また口コミからの総合評価に加えて、過去数年の業績情報もグラフ化しているので、非常に参考になります。
- 企業の成長性、将来性
- 企業の安定性
- 給与水準
- 仕事のやりがい
- 企業の理念と浸透性
- 入社難易度
- 福利厚生
- 教育研修制度
入社難易度が評価基準に含まれているので、これから入社を検討している人にとっては有益な情報といえるでしょう。
そのほか、平均年収や残業時間などの情報もまとめられています。
3.就活会議
就活会議は、口コミによる総合評価に加えて、エントリーシートの内容やインターンの体験記などの情報があることが大きな特徴です。
エントリーシートについては、質問とその回答がセットになって記載しているので、これから就活を検討している人にとっては非常に参考になります。
- やりがい
- 年収・評価
- スキルアップ
- 福利厚生
- 成長・将来性
- 社風・文化
4.キャリコネ
キャリコネの特徴は、給料明細情報を見られることです。
基本給、賞与をはじめとして、各種手当からサービス残業の有無まで確認ができます。
就活や転職の主軸が年収である人は、キャリコネの情報を確認してみましょう。
- 労働時間の満足度
- 仕事のやりがい
- ストレス度の低さ
- 休日数の満足度
- 給与の満足度
- ホワイト度
5.みん就(旧:楽天みん就)
みん就は社員の口コミはなく、就活の選考状況に特化したサイトです。
- 年間登録者数は36万人
- 口コミ企業数は2.9万社
- 先輩やライバルの情報がリアルタイムでわかる
- 13万5,200社の内定者の体験記が見れる
- 25万3,000件の志望動機が確認できる
- インターン体験記が読める
エントリーシートの内容や面接でどんなことを聞かれたのかといった情報が多く、これから就活を始める人にとっては必見のサイトといえます。
6.番外編:帝国データバンク
最後に番外編として、あまりネット上にデータがない中小企業等のデータを調べる方法を紹介します。
それはズバリ、「帝国データバンク」に調査依頼をすることです。
企業が新たに取引をする際に、取引相手の信用度を確認するために、本来は帝国データバンクを利用しますが、信用度=企業の安定性・将来性ということなので、転職を考えている人にとっても有益な情報となります。
上場していない企業は決算情報等を公開する義務がないので、入社したいけれど、その会社の将来性が不安という人は検討してみてはいかがでしょうか。
1件あたり数万円ですが、これから働く会社の将来性を知るための費用としては、決して高くはない金額です。
口コミサイト閲覧時の注意点
口コミサイトは全体像を確認するのにはおすすめですが、以下の点に注意してください。
- 基本的にネガティブな情報が多い
- 定量的なデータを参考にする
口コミサイトは転職を検討している人や、元社員による投稿が多いので、ネガティブな意見が多くなる傾向があります。
ネガティブコメントは多くて当然という心構えで、口コミサイトを確認しましょう。
また、なかには口コミサービスを利用するために投稿をする人もいて、文字数稼ぎに適当なことを書いている人も一定数います。
より詳細に口コミサイトについて知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください
定量的なデータを確認してみる
次に気になる企業について、定量的なデータを調べます。
参考になるのは以下の情報です。
- 四季報
- 会社IR情報(会社ホームページ)
口コミサイトでもある程度定量的なデータは得られますが、これらの一次情報を定量的に見ることで、よりリアルに会社の実態を知ることができます。
特に以下項目が要チェックポイントです。
- 過去数年の売上高、営業利益の推移
- 純資産の推移
- 今後の経営方針
売上高や営業利益の推移を見ることで、業界における影響度や将来性をある程度予測することができます。
純資産は返済義務のない企業の資産なので、これが多いほど、安定している企業といえます。
今後の経営方針を見ることで、企業の未来が分かります。
企業の中長期的な経営計画、今後の業績の見通しについて説明している「中期経営計画資料」を確認しましょう。
今後はどのようなことに力を入れて経営していくのか、その経営方針に至った背景などを理解できます。
これらの一次情報を見ることで、入社を検討している会社の将来性を定量的に把握できます。
どうしてもデータが少ない場合は、前章で述べた「帝国データバンク」へ調査依頼をするのも一つの手です。
「そもそもIR情報って何?」「IR情報の探し方が分からない」「IR情報が複雑すぎてどうみたらいいの」と悩んでいる方は、こちらの記事にまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。
SNSで検索してみる
SNSでの検索もリアルな実態を知るために有用となります。
SNSでの検索は、主に仕事の愚痴などの生きた情報を探すことが目的です。
おすすめのSNSは、X(旧Twitter)やInstagramなど。
これらのSNSで、会社名+残業や、会社名+評判などで、調べてみて、ネガティブな投稿が多い会社は、要注意です。
会社名だけでなく、以下キーワードでも検索してみるのもおすすめです。
- 取締役の名前
- 地域名
- 支店名、工場名
- 人気製品、サービス名
企業の近隣住民への聞き込みをしてみる
特に工場勤務などを希望している人は、近隣住民の評判を聞いてみるのも有効です。
企業活動をする上で、地域住民への配慮ができているかどうかを確認することで、企業のコンプライアンス意識を知ることができます。
- 環境への配慮(騒音、悪臭等)
- 社員の行動
いきなり地域住民への聞き込みはハードルが高いかもしれませんが、人生のターニングポイントをより良いものにするため、思い切って聞いてみましょう。
OB訪問をしてみる
合同説明会のようなオフィシャルな場とは別に知り合ったOBからは、よりリアルな実態を聞くことができます。
現社員でも情報は得られますが、元社員のほうが良い面・悪い面を第三者の目線で教えてくれる可能性が高いでしょう。
- OB訪問用のマッチングアプリを使う
- 大学のキャリアセンターへ問い合わせ
- 知り合いに頼む
特に最近は「Matcher」や「ビズリーチ・キャンパス」など、マッチングアプリの種類が豊富にあるので、自分に合ったものを探して、活用してみてください。
インターンへ参加してみる
職場の雰囲気を知るには、実際に働いてみるのが一番です。
1日だけのセミナー形式、数日間の短期、数カ月の長期インターンなど、さまざまな種類があるので、自分に合ったものを選びましょう。
勤務時間以外での懇親会などのフランクな場でリアルな実態を聞き出せるとベストです。
実際に選考を受けてみる
実際に選考を受けるのも効果的です。
選考には、企業分析をした人たちが集まって、グループワークをする機会があるので、そこで積極的に情報交換をしましょう。
また、ほとんどの企業で、エントリーシートの提出や面接は必須ですので、それに向けての対策・準備は必要です。
基本的に聞かれやすい「なぜこの職種なのか」「なぜこの業界なのか」「この会社で何をしていきたいのか」については、事前に用意をしておきましょう。
一般的な面接対策を紹介している記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
業界ごとによく聞かれる質問などもありますので、事前に調べて対策しておくと安心です。
さいごに
今回はリアルな会社の評判を知るための調べ方7つを紹介しました。
おさらいしておきましょう。
- 口コミサイトを確認してみる
- 定量的なデータを確認してみる
- SNSで検索してみる
- 近隣住民に聞き込みをしてみる
- OB訪問をしてみる
- 実際に選考を受けてみる
これらを実践して、企業研究をすれば、入社後の会社とのミスマッチを減らすことができます。
転職や就活中の方はぜひ参考にして、素晴らしい会社生活をスタートしましょう!