中外製薬はインターン優遇があるって本当?インターン内容と選考対策も紹介
2024/8/23更新
はじめに
本記事では中外製薬のインターンシップや、選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。
結論から言うと、中外製薬はインターンシップの参加で選考が優遇されます。
その詳細は、インターンシップ参加で本選考に進め、選考ステップが免除されるというものです。
そのため、インターンシップ参加の段階から、本選考で内定がでるレベルまで対策を進めておくのが望ましいでしょう。
勿論インターンシップのほうが合格者数の枠も多いですが、エントリーする就活生もレベルが高い場合が多いです。
確実にインターンに参加したいと考えているのであれば、対策は必須です。
特に以下のような就活生に向けて記事を執筆しています。
- 中外製薬の選考に参加したいけど、なにから初めていいか分からない
- 中外製薬の選考対策を知りたい
そんな就活生に向けて執筆しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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中外製薬の基本情報
出典:中外製薬株式会社 – 医機なび ~就活生のための医療機器業界情報発信WEBマガジン~
社名 | 中外製薬株式会社 |
本社所在地 | 東京都中央区 |
主な事業内容 | 医薬品の研究、開発、製造、販売および輸出入 |
会社設立 | 1943(昭和18)年3月 |
中外製薬株式会社は、医師の処方が必要な「医療用医薬品」に特化している会社です。
特に、がん領域に強みを持つ製薬会社であり、抗体医薬品において国内シェアNo.1を誇っています。
2002年にスイスのロシュ社と提携し、現在では医薬品業界の時価総額で国内首位となっています。
がん領域だけでなく、関節リウマチや血友病などの領域でも新薬開発に取り組んでおり、有効な治療法の確立していない病気の新薬を開発し、十分に満たされていない医療ニーズの充足に貢献しているのです。
中外製薬に必要とされる人材像
中外製薬の採用メッセージは「すべての革新は患者さんのために」です。
中外製薬は、あらゆるステークホルダーに期待され、信頼される「トップ製薬企業」を目指しています。
また、イノベーションを追求し、患者さんと社会に貢献し続けるという使命を掲げており、その使命に共感し、志をともにできる人材を求めています。
この激動の時代だからこそ、誰かに指示をされて動くのではなく、自ら新しい方法を考え、自ら行動できる「道を切り拓く人財」を私たちは求めています。
求める人物像の詳細について下記のように公表しています。
- 誰かの指示を待っているのではなく、自分で新たな方法を生み出せる方
- 自分の意思をもって行動でき、道を切り拓ける方
上記の求める人物像以外でも、パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。
各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
そして次に、「未来の中外製薬」が求めている人物像を予測しましょう。
これは少し手間ですが、IRや企業が掲げている目標などを確認するのが1番手っ取り早いです。
最終面接では役員や社長が面接官になる場合が増えますが、彼らは一緒に働くわけではなく、未来のために企業の方針を決めていく人たちになります。
そういった方々に自身をアピールする際には、自分がこの会社に入ることで未来に変化を与えることができるとイメージさせることが大事です。
ですので、終盤の面接では、この学生と一緒に働きたいか、ではなく、「この学生は未来の企業にとって必要か」で判断されることがあると思っておいたほうがいいです。
中外製薬のインターンに参加するメリット
インターンに参加するメリットを紹介していきます。
以下の要素をチェックしてみましょう。
内定に直結しやすくなる
中外製薬のインターンシップは内定に直結していると言われています。
インターンシップ参加者の中で良い人材だと判断された場合、本選考でも有利になりやすいです。
しかし、インターンシップのそもそもの目的は、自社や業務内容の理解を深めてもらうことです。
ここですぐ内定が出なくとも、参加すること自体が採用担当者へのアピールになります。
さらに、インターンに参加しなかった学生より業界理解・企業理解を深められ、志望動機や自己PRの質を高められることで内定率が高まるでしょう。
企業理解に役立つ
インターンシップでは、説明会や職場紹介などが行われ、本選考に役に立つので参加したいところです。
中外製薬の採用試験を受ける予定がある場合は特に、インターンシップに参加すること自体が有利になります。
実際の会社での仕事内容などを聞けるので、本選考に向けた予行演習にもなるというメリットもあります。
企業理解に役に立つということを踏まえ、インターンシップへの参加を積極的に検討しましょう。
自己分析になる
インターンに参加するメリットは、自己分析ができることです。
インターンに参加することで、自分に足りないスキルを見つけられたり、やりたい仕事が見つかったりと自己分析に繋がります。
興味のある会社のインターンに参加することで、これからどういう道を進みたいか考えるきっかけにもなるのがインターンです。
実際にこの会社で働くためには、どんなスキルが必要なのか理解できる場合もあります。
自分の適性が分かったことで志望度が高まったという人や、他にやりたいことが見つけられたという人も。
インターンは自己分析に繋がる良い機会ですので、ぜひ積極的に参加しましょう。
モチベーションを上げられる
インターンに参加することでこの会社で働く自分の姿が想像でき、この会社に入りたいというモチベーションにつながることも。
インターンでは実際に働く社員さんや、インターンに一緒に参加する学生と関われます。
さまざまな人と関わることで、モチベーションアップにもつなげることが可能です。
インターンに参加することによって、入社後に携わる仕事について知ることができるのです。
そのため、インターンに参加するメリットは大きいと言えるでしょう。
インターンに参加し、本選考へのモチベーションを上げていってください。
実践的なスキルを身につけられる
通常のインターンシップでは、実際のプロジェクトに参画し責任を持って業務を担当できることが多いです。
そのため、学生は興味のある業界のさまざまな業務を通して、実践的なスキルを身につけられます。
インターンは学習では得られない貴重な体験ができ、実社会で通用するスキルを身につけられるため、将来のキャリアアップにも大きく役立つでしょう。
インターン先の社員からの指導・サポートを受けられる
インターンシップでは、学生に対してその企業の社員さんによる丁寧な指導・サポートを受けられる場合が多いです。
学生は仕事上の不安や課題について気軽に相談し、解決策を見つけられます。
経験豊富な社員さんから直接指導を受けることでスキルアップはもちろん、社会人としてのマナーや心構えも学べます。
中外製薬が行っているインターン内容
中外製薬で過去に実施されていた4つのインターンについて概要を紹介します。
- データサイエンティスト職 長期インターンシップ
- 【研究職】冬インターンシップ
- 【開発職】夏・冬インターンシップ
- 【MR職】冬インターンシップ
一つずつ、詳しく見ていきましょう。
データサイエンティスト職 長期インターンシップ
「データサイエンティスト職 長期インターンシップ」の概要は、以下の通りです。
概要 | 製薬業界について理解し、データサイエンティスト職の仕事・価値について学びます。 また、グループディスカッションを通じて自己内省に繋げ、学生生活や今後の活動に役立てられるプログラムが用意されています。 ワーク後には社員の方からフィードバックもあります。 実施内容: ・各職種についての講義・理解 ・設定されたテーマに対する課題取り組み ・グループディスカッション ・社員との交流 【グループディスカッションの詳細】 各コースについての理解を深めるための体感ワークを実施します。 体感ワークは各コースでの実際の業務内で起こりうるテーマについてディスカッションを行います。 ディスカッション例 ・オミクスデータを用いた患者病態予測の数理モデル開発 ・リアルワールドデータを用いた副作用発生予測 等 |
開催時期 | 2024年7月~9月のうち1,2ヵ月(職種により異なる) |
勤務日数 | 5日、夏季冬季等長期休暇のみ就業可 7~9月中1か月以上(応相談) |
勤務時間 | 7時間以上、応相談 7時間45分 |
場所 | WEB(ZOOM or Teams) |
人数 | 10 ~ 30人未満 職種により定員が異なります。 |
報酬 | 時給 1,113円 ~ |
福利厚生 | 情報なし |
保険加入 | 必要なし。 オンラインのため保険適用はありません。 |
交通費・宿泊費 | オンラインのため支給なし |
応募資格 | 情報なし |
求める人材 | 将来、製薬業界でデータサイエンティストとして活躍したい方 |
雇用形態 | 情報なし |
応募の締切日は、2024年6月30日です。
大学3年の6月までに締切があることを考えれば、インターン参加に向けた対策は遅くとも大学3年の4月には始めておきたいところです。
【研究職】冬インターンシップ
「【研究職】冬インターンシップ」の概要は、以下の通りです。
概要 | 計5日間実施され、1〜4日目はオンライン、5日目が対面というハイブリッド形式です。 専攻分野によって内容は若干異なりますが、5日間の大まかな流れは下記の通りです。 1日目:中外製薬の企業説明と座談会(2~3時間程度) 2日目:研究職の職種説明と質疑応答、ワークなど(終日) 3日目:ワーク(終日) 4日目:成果報告会に向けた質疑応答(3時間程度) 5日目:成果報告会・研究概要発表 参加者は薬学部や化学・生物系を専攻している学生が多いです。 また、ワークはグループワークよりも個人で行うケースワークがメインとなっています。 |
開催時期 | 11月~3月のうち、5日間 |
時間 | 不明 |
雇用形態 | 不明 |
場所 | オンライン(一部、対面) |
人数 | 不明 |
交通費・宿泊費 | 情報なし |
応募資格 | 情報なし |
応募締切に関する情報は、残念ながらありませんでした。
しかし、開催時期が11月~であることを考えると、インターン参加に向けた対策は遅くとも7月には始めておきたいところです。
【開発職】夏・冬インターンシップ
「【開発職】夏・冬インターンシップ」の概要は、以下の通りです。
概要 | 開発職のインターンは夏と冬に開催され、どちらもオンライン形式で、夏は1~2日間、冬は5日間です。 実施内容の詳細は下記の通りです。 ・会社説明、職種説明 ・グループワーク ・発表 開発職の参加者は研究職と同様に、薬学系や化学・生物系の学生が多いです。 |
開催時期 | 夏:7月~9月のうち、1日~2日 冬:11月~3月のうち、5日間 |
時間 | 不明 |
雇用形態 | 不明 |
場所 | オンライン(一部、対面) |
人数 | 不明 |
交通費・宿泊費 | 情報なし |
応募資格 | 情報なし |
応募締切に関する情報は、残念ながらありませんでした。
しかし、夏の開催時期が7月~であることを考えると、夏のインターン参加に向けた対策は遅くとも3月には始めておきたいところです。
【MR職】冬インターンシップ
「【MR職】冬インターンシップ」の概要は、以下の通りです。
概要 | 2日目が対面、他がオンラインで計5日間のハイブリッド形式のインターンシップです。 実施内容の詳細は下記の通りです。 1日目:中外製薬及びMR職の業務内容についての説明 2日目以降:「MR処方獲得ワーク」「オンライン面談」などの実践的なワークを実施 MR職のインターンは、研究職や開発職と比較して現場での実践的なワークが多いのが特徴です。 また、MR職の参加者は理系だけでなく、文系の学生も参加しています。 |
開催時期 | 11月~3月のうち、5日間 |
時間 | 不明 |
雇用形態 | 不明 |
場所 | オンライン(一部、対面) |
人数 | 不明 |
交通費・宿泊費 | 情報なし |
応募資格 | 情報なし |
応募締切に関する情報は、残念ながらありませんでした。
しかし、開催時期が11月~であることを考えると、インターン参加に向けた対策は遅くとも7月には始めておきたいところです。
中外製薬のインターン選考対策
概要
中外製薬はインターンが内定に直結する可能性があるため、インターンまでにある程度準備を進めておく必要があります。
通常のインターンシップは興味本位で体験しにきたという学生も多いですが、中外製薬のインターンでは早期選考ルートに乗ろうとバッチリ対策してくる学生も多いです。
業界理解・企業理解を入念に行った上で、当日に早期選考ルートに乗れるようアピールしましょう。
就活の準備にかかる時間は人それぞれですが、なるべく余裕を持って就活対策を始めておきましょう。
選考フローごとの選考対策
自己分析
自己分析をすることで、自身の長所・短所、得意・不得意を客観的に把握できるでしょう。
それらの自身の特徴を理解した上で、中外製薬の求める人物像にマッチするようにアピールすることを意識しましょう。
定番の志望動機やガクチカだけでなく、「他の企業ではなくて、なぜ中外製薬なのか」を考え抜きましょう。
業界研究・企業分析
業界研究や企業分析をすることで製薬・医薬品業界内での中外製薬の立ち位置、競合他社との違いが見えてきます。
また製薬・医薬品業界以外の気になる業界も分析することで、製薬・医薬品業界を客観視できるため、その他の業界研究も行いましょう。
そうすることで、志望動機や自己PRなどエントリーシート・面接の受け答えをより一段とレベルアップできるはずです。
エントリーシート作成
自己分析や企業分析をある程度進めたら、過去に出題されたエントリーシートをワンキャリアやユニスタイルなどで見つけて練習しましょう。
実際に書いたものをOB・OGや身近な社会人に見てもらい、気づきにくいミスや分かりにくい表現を指摘してもらうのがおすすめです。
以下に参考になる記事を紹介します。
面接・グループディスカッション対策
エントリーシートを突破したら、面接やグループディスカッション(GD)が行なわれるため、その対策も入念に行いましょう。
ここではエントリーシートで記載したことと一貫性をもたせつつ、具体的なエピソードを基に志望動機や自己PRを伝えます。
グループディスカッションでは他の参加者と協力しながら、どんな立ち位置で振る舞うべきかを意識しながら取り組みます。
いずれも1人で対策するのではなく、友達同士や面接イベントなどで集団で練習しましょう。
以下の記事も参考にしてください。
中外製薬のインターン選考の流れ
中外製薬のインターン選考の流れは以下の通りです。
コースによって、内容が若干異なる可能性もあるため、参加したいコースの選考フローは事前に確認しておきましょう。
- インターンシップ応募
- エントリーシート提出(大学での研究概要も)
- WEB適性検査
※上記の流れは、変更になる場合もあります。
まとめ
中外製薬のインターンについて解説していきました。
中外製薬では、インターンシップ参加で本選考に進め、選考ステップが免除されるため、インターンが内定に直結する可能性が十分にあります。
インターンに参加できれば、選考が優遇され、内定獲得まで有利になるためぜひ参加しておきたいところです。
こちらの記事で紹介した対策を実践して、インターンの選考突破を勝ち取ってください。
最近では、早期から就活を始める学生も増えており、インターンの倍率も高まりつつあります。
会社側のインターン実施目的が優秀な学生の早期取り込みであることも少なくなく、本来のインターンの目的とは少し趣旨が異なってきているのも事実です。
これまでにも増して、会社側は採用選考のためのツールとしてインターンを活用することが当たり前になってくるでしょう。
そのため、本番さながらの臨戦態勢で入念に準備して参加することが重要です。