アウトソーシングテクノロジーのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/7/25更新
はじめに
アウトソーシングテクノロジーとは、エンジニアの派遣や請負によって、技術支援をおこなっている人材サービス企業です。
数ある企業の中でも最大のエンジニア在籍数を誇り、人材の教育にも力を入れて取り組んでいます。
この記事では、アウトソーシングテクノロジーへの就職を検討している就活生に向けて、エントリーシートの書き方や過去質問、記載例までを紹介します。
また、エントリーシートの完成度を高めるために欠かせない企業概要や過去の採用実績、求める人材像などの情報も合わせて解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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アウトソーシングテクノロジーの概要
まず、初めにアウトソーシングテクノロジーとはどんな企業なのかについて紹介します。
アウトソーシングテクノロジーとは
株式会社アウトソーシングテクノロジーは、2004年12月1日に設立された比較的新しい企業です。
企業や官公庁などが必要とする技術を提供する技術アウトソーシング業界に属し、課題に対して人とテクノロジーの力で解決する役割を担っています。
アウトソーシングテクノロジーは、業界屈指のエンジニア在籍数を誇っており、日本有数の大手上場メーカーを中心におよそ4,800社に技術支援をおこなっています。
IT・医薬・教育・機会などのセグメントを幅広く扱うグループ会社があり、その事業規模は業界随一です。
アウトソーシングテクノロジーでは、優れた技術の提供だけでなく、次世代人材の育成にも力を注いでおり、エンジニアとしてのスキルアップや成長への期待は高いといえます。
アウトソーシングテクノロジーの採用難易度
アウトソーシングテクノロジーの採用難易度は低いといえるでしょう。
これは、東洋オンラインが公表する「入社が難しい有名企業ランキング」において上位200社圏外であることからも明らかです。
アウトソーシングテクノロジーの採用倍率は、ITエンジニア職で8倍、最も低い設計開発エンジニア職では0.47となっています。
競合企業であるリクルートスタッフィングが53〜104倍、パーソルキャリアのエンジニア職は426〜577倍と倍率が高いため、競合と比較すると採用倍率の低さが際立ちます。
しかし、2025年卒IT部門では人気が高まっているため、応募数の増加に伴って、採用難易度が高まる可能性も考えられるでしょう。
アウトソーシングテクノロジーの採用実績は以下の通りです。
国公立大学から市立大学まで幅広い大学の学生を採用しています。
また専門学校や短大からの採用をおこなっていることから、学歴フィルターはないと考えられます。
<大学> 東京大学、愛知県率大学、大阪大学、金沢大学、名古屋市立大学、東北大学、一橋大学、福岡大学、関西大学、中央大学、同支社大学、法制大学、明治大学、神奈川大学、提供大学、東洋大学、日本大学、日本大学、モノづくり大学、名城大学、専修大学 <大学院> 青山学院大学、関西学院大学、学習院大学 <専門学校> 神戸電子専門学校、情報科学専門学校、東京デザインテクノロジーセンター専門学校、トライデントコンピュータ専門学校、日本工学院専門学校 |
採用実績のある大学を見ると、一橋大学や中央大学のような偏差値の高い大学も含まれていることがわかります。
決して倍率は高くありませんが、気軽に採用を受けられる企業でもないようです。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
アウトソーシングテクノロジーが求める人材とは?
アウトソーシングテクノロジーでは、求める人材像を公表していません。
アプリ開発やITコンサルティング・最先端技術など、ITに関わる幅広い事業と職種があるアウトソーシングテクノロジーでは、社員の将来の可能性を大切にしています。
現状やりたいことがなくても、入社後にやりたいことが変わっても柔軟に対応できるだけの幅を持ち、常に挑戦できる環境が整っています。
型にはめず、柔軟に対応できる点はアウトソーシングテクノロジーの強みと言えるでしょう。
求める人材像を設けず、「ありのまま輝こう」というフレーズに就活生のありのままを理解し、どうなっていきたいかを尊重して実現させる企業であり続けるという決意が示されています。
新卒採用サイトでは触れられていませんが、アウトソーシングテクノロジーが管理するWantedlyの採用担当者インタビューでは、求める人物像として「モノづくりに情熱を持っている人」「コミュニケーションがしっかり取れる人」を挙げてます。しかし、wantedly記事の内容はあくまでも一人の採用担当者の意見でしかないので、一つの考え方として参考程度にとどめておいてください。
アウトソーシングテクノロジーでは、新卒採用サイト以外にもWantedlyやnote、InstagramなどのSNSなど様々な媒体を利用して情報発信をおこなっているので、一度目を通してみると良いかもしれません。
アウトソーシング各社の採用方向性の違いは?
アウトソーシンググループでは、分野ごとに複数のグループ企業が存在しています。
例えば、電気・電子・輸送機器の分野は、株式会社アウトソーシングテクノロジーと株式会社アネブル、医療品・医療関係の分野は、RPMとアドバンテック株式会社というようにグループ内でそれぞれの企業が役割を担っています。
ここでは、アウトソーシングテクノロジーが属するIT・ロボティックス分野のグループ企業3社とそれぞれの採用の方向性について紹介します。
株式会社デーコム
IT・ロボティクス分野に属するグループ企業1社目は、株式会社デーコムです。
デーコムは、システムの受託開発を事業の主力として位置づけ、開発や設計・運用などのサービスを提供しています。
株式会社デーコムの採用情報にも求める人材像の記載はありません。
しかし、企業紹介ページに目を通すと、経験ではなく社員一人ひとりの熱意や自ら学ぶ姿勢を重視していることが読み取れます。
株式会社スマートロボティクス
IT・ロボティクス分野に属するグループ企業2社目は、株式会社スマートロボティクスです。
スマートロボティクスでは、ロボットやIoT機器・ドローンなどの自社製品開発や受託開発事業に取り組んでいます。
スマートロボティクスがビジョンとして掲げるのは、「誰もがロボットを使いこなし、社会全体へ浸透する未来の実現」です。
日々、技術が進化していく業界であることから自分の領域にとどまらず、積極的に他の分野にも挑戦していくことが重要とされています。
株式会社モバイルコミュニケーションズ
IT・ロボティクス分野に属するグループ企業3社目は、株式会社モバイルコミュニケーションズです。
モバイルコミュニケーションズでは、移動体通信の基盤となるシステム開発やコールセンターへの人材派遣や電波調査・登録調査等の事業をおこなっています。
株式会社モバイルコミュニケーションズも求める人材像は公表していませんでした。
しかし、代表のメッセージでは、自社を「道場」のように考え、未経験からでもスタートしやすい仕事にチャレンジする、好きな事・極めたいことを見つけたら経験を積める場所と位置づけています。
上記3社がIT・ロボティックス分野に属するグループ企業であり、各社の採用の方向性です。
アウトソーシンググループでは、共通して自ら学ぶ姿勢や社員個人を尊重することを重視しています。
そのため、採用において明確な基準を設けず、将来について一緒に考え、進んでいける人材が求められているといえるでしょう。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートにおいて、企業は自社で長期的に活躍できる人材であるか、企業文化や価値観に相違がないかを重要視しています。
その理由の一つが、就活生とのミスマッチを未然に防ぎ、早期離職者を出さないためです。
企業にとって新卒採用は、未来の企業を担う人材を確保するための先行投資にあたります。
そのため、早期離職の可能性のある人材はリスクでしかありません。
早期離職を完全に防ぐことは不可能ですが、少しでもリスクを減らすため、選考の段階から就活生と企業間で価値観の違いがないか、長期的に活躍できる人材なのかを見極めています。
そのほか、長期的なキャリア支援や人材育成、新入社員が活躍できる環境を整えるためにも必要な項目として、重要視されています。
企業が重要視しているポイントを意識したエントリーシートを作成することで、企業の価値観にあった人材であることをアピールが可能です。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートに苦手意識を持つ就活生の方も多いのではないでしょうか。
記載する内容ももちろん重要ですが、採用担当者に興味を持って読んでもらえなければ意味がありません。
そこでおすすめなのが、PREP法を用いて書くことです。
PREP法とは、結論、理由、具体例、結論の流れに則って伝える手法のことです。
PREP法を活用することで、話を簡潔に分かりやすく伝えることができます。
PREP法は、文章構成の基本でもあり、意識するだけでわかりやすい文章を作成することができます。
<PEEP法とは>
P(Point)…結論
R(Reason)…理由
E(Example)…具体例
R(poinnt)…まとめの結論
PREP法では、必ず結論が冒頭に来るようになっています。
エントリーシートにおいて一番初めに結論を述べることはとても重要なことと言えます。
なぜなら、企業には数多くのエントリーシートが送付されてきており、すべてのエントリーシートの最後まで目を通すことが難しいためです。
提出書類を作成する場合は、自分本位ではなく、読み手側の立場を考慮することも重要です。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が貴社を志望した理由は、2つあります。
理由①:まず、1つ目は、しっかりとした教育環境が整っていることです。
プログラミングは、土台となる基礎がしっかりできていないと業務をこなすことが困難だと考えているためです。
理由②:続いて2つ目は、自由を大切にする社風です。
社員のやりたいことに対して柔軟に対応できるだけの選択肢があり、可能性の幅を限定しない考え方に魅力を感じたからです。
具体例:教育環境においては、業界初の研修スクールが設けられ、30年続く老舗スクールで基礎からしっかり学ぶことができます。
また、次世代の人材育成にも力を入れて取り組んでおり、エンジニアの在籍数は業界一を誇ります。
アウトソーシングテクノロジーには、10種類もの職種があるため、自分の目指すキャリアに合わせて選択できるのもポイントです。
結論:貴社でなら、自身のキャリアとじっくり向き合いながら、学ぶ事が出来ると感じ志望致しました。
アウトソーシングテクノロジーの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
企業は、自社で長く活躍してくれる人材を求めています。
そのため、「なぜこの会社を選んだのか」「この会社のどこに魅力を感じたのか」を明確に伝えることは、エントリーシートを書くうえで重要なポイントの一つです。
例えば、アウトソーシングテクノロジーでは「この世界にある、あらゆる“はたらく”を
革新する企業に」をミッションとして掲げ、日常的な”はたらく”という行動に対して、より良い環境を提供することを目指しています。
志望理由として、理念やビジョンをあげる方も多いですが、必ずしも理念やビジョンに触れる必要はありません。アウトソーシングなら、挑戦し続ける姿勢や幅広い業務領域などについて取り上げるのも良いでしょう。
大事なのは、数ある企業の中から、なぜ「アウトソーシングテクノロジー」を選ぶのかを説明することです。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
企業はエントリーシートを通じて、就活生の人となりや価値観、長期的に活躍してくれる人材であるかを知りたいと考えています。
エントリーシートには、決まったフォーマットがありません。
しかし、志望動機や自己PRのような定型質問があるのは、それぞれの質問がある程度共通の意図を持っているからです。
例えば、志望動機であれば、企業は自社を選んだ理由や、魅力を感じたポイントを知ることを目的としています。
このように、企業からの質問には必ず企業が知りたいことが隠れています。
下記に、設問ごとの企業が見ているポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてください。
(a) 就職活動について:就活の軸や心がけていること
(b) これまでの経験:ネガティブなことに対して向き合うことができるか
(c) 将来について:志望度の高さや理念やビジョンの相違がないか
(d) 価値観や個性:業務に適応するスキルの有無や適性
(e) その他:素直な人間性
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
アウトソーシングテクノロジーの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
・当社に魅力を感じた部分を教えてください。(150文字以上200字以内)
【記載例】
私は、貴社の充実した研修制度に魅力を感じております。
以前プログラミングについて学んだ経験がありますが、土台となる基礎がしっかり身についていないと、実際の現場で活躍することは難しいと痛感しました。
貴社では、次世代人材育成にも積極的に取り組んでおり、30年続く老舗スクールの蓄積されたノウハウは、現場でも役立つと考えています。
ポイント:企業が力を入れていることに言及しつつ、自身の経験を盛り込むことで、ただ強みに共感したわけではなく、経験に基づく考えてあることを伝えるように意識しています。
・現在学んでいる分野で興味のあることや、研究内容・ゼミ活動について教えてください。(150文字以上200字以内)
【記載例】
私が大学のゼミ活動の一環として力を入れて取り組んでいるのが、地域のプロモーションビデオの作成です。
プロモーションビデオを作成するにあたって、現地に足を運び実際に体験したり、地元の方のお話をきいたりと積極的にフィールドワークを行っています。
いろんな方にお話を聞く中で、方向性を見直すなど日々努力を重ねています。
調査や再検討、改善のフローについては、貴社業務でも活かせると考えております。
ポイント:文字数が限られているため、力を入れてきた内容を深追いせず、経験から学んだことが業務でどのように活かせるかを伝えることを重視しています。
まとめ
この記事では、アウトソーシングテクノロジーの選考を検討している就活生に向けて、エントリーシートを書くポイントや記入例を紹介しました。
アウトソーシング業界は、他の業界と比較すると馴染のない業界かもしれません。
しかし、エントリーシートの書き方や選考の進み方については、他の業界と何も変わりません。
アウトソーシンググループでは、明確に求める人材を公表していないようです。
そこには、決められた未来ではなく、これからどんな未来にも変えていけるといったメッセージが込められているのではないでしょうか。
グループ全体が大切にしている”自由”は、10種類の豊富な職種や一人ひとりのキャリアに寄り添う姿勢によって体現されています。
まずは、企業のことや自分自身のことをしっかりと理解し、求められることに対して、自分がどのように活躍できるのかを明確に提示できるように準備を整えましょう。
エントリーシートは、自分だけで完結させず、第三者の客観的な視点から見てもらい、アドバイスを元にブラッシュアップすることをおすすめします。