学研が行っているインターン内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/6/23更新
はじめに
本記事では学研のインターンシップや、選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。
結論から言うと、学研のインターンシップは1day仕事体験と長期インターンシップの2種類あり、どちらにも参加可能です。
しかし、1day仕事体験については、応募人数が多いと抽選で選抜となるでしょう。
詳細については不明でしたが、インターンシップに参加することで優遇されるケースが多いため、本選考同様レベルまで対策を進めることがおすすめです。
特に、長期インターンシップにエントリーする就活生のレベルは高い傾向にあり、志望度の高い学生が集まってくるため、事前準備が欠かせません。
また、インターンシップを経験することにより、学研の業務内容に実際に触れることができ、教育業界の知見を深めることもできるため、今後の就活への大きな学びが得られるでしょう。
この記事は、特に以下のような就活生に向けて記事を執筆しています。
- 学研を志望している
- 学研のインターンシップに参加するか悩んでいる
- 学研の選考対策を知りたい
このような就活生の疑問を解消しているので、ぜひ最後までお読みください。
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学研の基本情報
出典元:Gakken
社名 | 株式会社Gakken(Gakken Inc.) |
本社所在地 | 〒141-8416 東京都品川区西五反田二丁目11番8号 |
主な事業内容 | 出版・コンテンツ事業 グローバル事業 医療・看護出版コンテンツ事業 園・学校・社会人事業 教室関連事業 ECオンライン事業 広告事業 |
関連子会社・研究所 | 株式会社地球の歩き方 株式会社Glats 株式会社エリアマーケット 株式会社学研データサービス 株式会社Gakken LX 学研教育総合研究所 |
株式会社Gakken(ガッケン)は、学研ホールディングス傘下の企業であり、出版事業・教育事業を中心に展開しています。
現在では、高齢者向け介護事業などの医療福祉分野も幅広く手がけています。
株式会社Gakkenは国内のみならず世界にも進出しており、紙の本からデジタルサービスまで、さまざまなコンテンツを創造する出版社です。
2022年10月1日、「学研教育みらい」を存続会社として「学研プラス」「学研メディカル秀潤社」「学研出版サービス」と合併し、総合出版社の株式会社Gakkenとなりました。
主に発行している教科書は、小学校用では保健・道徳、中学校用では保健体育・道徳です。
学研は、1990年代からアルファベット表記の「Gakken」をブランドに取り入れています。
これは、学研グループの祖業である出版事業・教育事業を継承し、国内外で幅広く展開するという決意を表しているのです。
学研に必要とされる人材像
学研の新卒採用では、興味のある仕事に情熱とやる気を持って取り組める仲間を募集しています。
求める人材としては、下記のようなものが挙げられました。
- 時代の流れを敏感に察知し、ニーズを読み取り、マーケットに対して新たな価値を想像/創造できる人財
- 今までにない事業に挑戦し続け、最後までやり切るチャレンジ精神を持った人財
- チームワークで課題解決にあたり、周囲を巻き込みながらリーダーシップを発揮できる人財
さらに、下記の内容に興味のある学生を募集しています。
- 学習参考書・絵本・児童書・雑誌の編集
- 語学・リスキーリング
- 新規事業の立ち上げや事業開発
- デジタル商品の開発
- 海外営業
- サイエンス分野(図鑑や科学キット)
公式サイトに掲載されている社員紹介を見ると、従来の常識にとらわれずチャレンジするアイデアマンが多く存在します。
ここから学研は、社員の挑戦を積極的に支援する社風がうかがえます。
そのため、好奇心旺盛な方や上昇志向の高い方が多くの機会を活かせる環境と言えるでしょう。
学研のインターンに参加するメリット
学研のインターンに参加することによるメリットは、主に3点あります。
企業理解を深めることができる
インターネット上でも企業について調べられますし、説明会・座談会、OB・OG訪問などで説明を受けることもできるでしょう。
しかし、聞いただけでは理解できないことも多くあります。
特に業務内容については、頭で考えているのと実際に体験してみるのとでは、想像とまったく異なるのです。
自分では向いていないと思っていたことにやりがいを感じたり、その反対で、やりたかったことなのに、満足感や充実感を得られないこともあるでしょう。
インターンシップを通して実務経験を積むことで、企業や業界に対する理解が深まり、入社後に予想外の状況に遭遇して後悔する「ミスマッチ」を防ぐことができます。
また、「自分のやりたい仕事がわからない」という人も、さまざまなインターンシップに参加することで、自らの適性や向き不向きを実感し、将来の職業選択に向けて方向性を見出すことが可能です。
本選考で優遇される可能性がある
学研のインターンシップは、内定に直結しているわけではありません。
それでも、本選考で優遇される可能性があるのです。
特に長期インターンの参加者は志望度の高さを示すことができ、アピールの機会が増えるでしょう。
また、そもそもインターンシップの開催目的は、自社や業務内容の理解を深めることです。
そのため、ここですぐ内定が出なくても、参加すること自体に意味があります。
インターンに参加してない学生より業界理解・企業理解を深め、志望動機や自己PRの質を高めることで採用担当者へのアピールになるでしょう。
その結果、内定率を格段に上げることが可能です。
実務を体験できる
学研のインターンシップは、「出版業界に興味がある」「出版社でのモノづくりのスキルを身に着けたい」という方が対象です。
長期インターン・1day仕事体験いずれも実務に近い体験ができるため、これらの業界に興味があるならぜひ参加してみましょう。
業務を体験できるだけではなく、実際に活躍している社員の方からのフィードバックももらえます。
学研の事業内容だけでなく、その業界についての知見を広めるチャンスや不安を解消できる貴重な機会です。
選考なく参加できるので、もしエントリーを悩んでいるのであればぜひ応募してください。
学研が行っているインターン内容
学研で過去に実施されていたインターンは以下の通りです。
- 夏の長期インターン
- 秋の仕事体験
- 冬の仕事体験
1つずつ、詳しく見ていきましょう。
夏の長期インターン
2023年度に開催されていた「夏の長期インターン」の概要は、以下の通りです。
2023年8月1日(火)~2023年9月29日(金) | |
職種 | 職種1:電子出版、まんが事業の業務サポート まんがポータルサイト「ガッコミ」を運営している電子出版部門での業務です。 ・まんが事業(編集、企画、サイト運営に関わるサポート業務全般) ・デジタル出版事業(データ整備、資料作成、電子書籍ファイル製作など、営業製作に関わるサポート業務全般) 職種2:小中学生向け参考書の編集サポート 「ひとつひとつわかりやすく。」「寝る前5分暗記ブック」シリーズなどのヒット作を生み出している編集部での業務です。 ・編集業務(企画立案、原稿チェック、校正) ・補助業務(リサーチ、資料収集) 職種3:児童向け雑誌の編集サポート 「キラピチ」「おえかきひめ」「最強のりものヒーローズ」などの児童向け雑誌の編集部での業務です。 雑誌業務全般を経験できます。 ・雑誌編集に関わるサポート業務全般(企画、編集、校正、プレゼント発送) |
場所 | 五反田本社ビル |
応募資格 | ・2025年に大学または大学院を卒業/修了見込みの方 ・平日4~6時間程度、週3日程度働ける方(勤務日や時間については部門とのご相談になります) ・五反田本社ビルに出社が可能な方 |
報酬 | 【時給】1200円 |
3つの職種の中で一番興味のある職種を選んでエントリーします。
平日4〜6時間程度、週3日働けることが条件であり、本社ビルに必ず出社しなければなりません。
ですので、地方にお住いの方は、東京に2ヶ月間滞在できるかも含めて検討する必要があります。
秋の仕事体験
2023年実施の秋の仕事体験の概要は、以下のとおりです。
開催時期 | 2023年11月1日 |
開催時間 | 午前(9時~12時半 予定) 午後(14時~17時半 予定) |
場所 | 株式会社Gakken本社ビル 東京都品川区西五反田2-11-8 学研ビル |
応募資格 | 出版業界や教育業界に興味のある方 ・2025年に大学または大学院を卒業/修了見込みの方 ・五反田本社ビルにお越しいただける方 |
報酬 | なし |
プログラムの構成は以下のとおりです。
【オフィスツアー】
Gakken東京本社の中を見学します。
社員が実際に働く様子や扱っている商品を実際に見ることで、会社についての理解度が深まるため、学研で働くイメージができるでしょう。
【グループワーク】
学研で働く社員が日々取り組んでいる実務の疑似体験をします。
具体的には、グループに分かれて協力しながら企画立案に取り組みます。
業務についてはインターネットでも調べられますが、細かな部分まではわかりません。
ここで体験しておくことは非常に勉強になり、入社後のミスマッチも減らせるでしょう。
【フィードバック】
社員が実際の仕事事情や、働く上で大切にしている視点をもとにフィードバックをしてくれます。
現在活躍している方からアドバイスをもらうことは、非常に貴重な機会です。
ここで得た知識はその後の就活にも役立ちます。
【座談会】
グループに分かれて学研の中堅社員・若手社員数名と交流します。
仕事のことや就活のことなど、疑問点について聞くことができるでしょう。
冬の仕事体験
2023年度に実施された冬の仕事体験の概要は、以下の通りです。
開催時期 | 2023年12月20日 |
開催時間 | (1)午前の回(9時~12時頃 予定) (2)午後の回(13時半~16時半頃 予定) |
場所 | オンライン |
報酬 | なし |
11月に対面で行われていたインターンシップのオンラインバージョンです。
プログラムの内容は下記のとおりです。
【グループワーク&フィードバック】
学研で働く社員が日々取り組んでいる実務の疑似体験をします。
他の就活生とグループになり協力しながら、企画立案に取り組むグループワークです。
その後社員から、実際の仕事事情や考える上で大切にしている視点をもとにフィードバックをもらえます。
【座談会】
グループに分かれて実際に活躍している中堅・若手社員数名と直接交流します。
仕事のことや就活のことなど気になることを質問できるため、ここで疑問点を聞いておき、不安を解消して本選考に挑むるようにしてください。
このインターンシップは、11月本社で開催したイベントと同様の内容です。
地方在住で参加できなかった方は、ここでエントリーするといいでしょう。
すでに参加した学生もエントリー可能です。
学研のインターン選考対策
概要
学研のインターンシップは内定に直結するとは明記されていません。
しかし、本選考で優遇される可能性はあります。
特に長期インターンシップへの参加は、就活を有利に進められるようになると言われています。
ですから、入念にとまではいわないものの、インターンシップで十分に自分をアピールできるまでの対策はしておいたほうが良いです。
企業・業界について理解した上で参加をすれば、インターンシップはより充実した内容になるでしょう。
また、自分がそれだけ企業に対して志望度が高いことを示せば、内定獲得に近づくことができます。
選考フローごとの選考対策
自己分析
自己分析をすることで、自身の長所・短所、得意・不得意を客観的に把握できます。
その結果から自身の特徴を理解し、学研の求める人物像にマッチするようにアピールすることを意識しましょう。
定番の志望動機やガクチカだけでなく、「他の出版社ではなくて、なぜ学研なのか」を示さなければならないことを押さえておいてください。
おすすめな自己分析の方法は、自分史やマインドマップです。
自分史とは文字通り自分の歴史のことであり、これまでしてきたことや考えを書き出します。
一方でマインドマップとは、思考を具現化するために用いる手法の1つで、自分の頭の中にある思考を蜘蛛の巣状に広げた図のことです。
自然な思考プロセスをそのまま近い形で書き出すことで、考えや記憶、アイデアの整理ができます。
いずれも詳しいやり方については以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
業界研究・企業分析
業界研究や企業分析をすることで、出版業界内での学研の立ち位置、競合他社との違いが見えてきます。
また、その他の興味のある業界も分析することで出版業界を客観視できるため、1つに絞ることなく業界研究も行っておきましょう。
そうすることで、エントリーシートや面接における志望動機や自己PRなどのクオリティーを上げることができます。
エントリーシート作成
自己分析や企業分析をある程度進めたところで、実際過去に出題されたエントリーシートをネットなどで探して練習しましょう。
学研で過去に記載された項目には、以下のようなものがありました。
- 自己PR
- 学生時代に力を入れていたこと
- あなた自身を表すキャッチコピー
- 「事件です!」というタイトルで “あなたに関する記事” を書いてください。
- あなたの学生時代が本(ノンフィクション)になります。ふさわしいタイトルを書いてください。
また、実際に書いたものはOB・OGや身近な社会人に見てもらうことをおすすめします。
自分では気づかなかったミスや分かりにくい表現を指摘してもらえるでしょう。
面接・グループディスカッション
エントリーシートを突破したら、その次の選考では面接とグループディスカッションが行なわれるため、その対策も入念に行いましょう。
多くの場合、面接はエントリーシートを元に進められます。
ここで重要なのは、エントリーシートで記載したことと一貫性をもたせつつ、具体的なエピソードを基に志望動機や自己PRを伝えることです。
学研の面接では、「グローバルに活躍したいか」や「海外経験について」を聞かれており、グローバル人材を求めていることがわかります。
ですので、語学力や海外留学などのエピソードが高く評価される可能性が高いです。
また、他社との位置付けについても問われていましたので、冷静に回答できるよう準備しておくことをおすすめします。
いずれも1人で対策するのではなく、友人同士や面接イベントなど集団で練習するようにしましょう。
学研のインターン選考の流れ
学研のインターンに選考はありませんが、定員よりも多くの応募があった場合は抽選となります。
参加できる可能性が高いため、学研の選考を受けようか悩んでいる方や、教育・出版業界に興味のある方は、1day仕事体験でもいいので参加しましょう。
志望度が高く、アピールを十分にしたい方は、長期インターンへの参加をおすすめします。
さいごに
近年、早期から就活情報を取りに行く学生が増えており、その中でインターンの重要性は高まってきています。
また、インターンを学生の適性把握や優秀層の早期取り込みの手段として活用する会社が増えており、本来のインターンの目的とは少し趣が変わってきています。
従来にも増して、企業側は採用選考のためのツールとして利用することが当たり前になってくるでしょう。
「所詮インターンだ」という軽い気持ちで臨むのではなく、本番さながらの臨戦態勢で、しっかりと準備して参加することが重要です。
この記事を参考に、ぜひ積極的にインターンシップに参加してみてください。