【企業分析】KeyHolderの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024年6月21日更新

はじめに

株式会社KeyHolder(以下、KeyHolder)は、東京都渋谷区に本社があるエンターテインメント系事業グループを束ねる持株会社です。

アイドルグループやタレントなど多数の知的財産(IP)を活用したイベント企画・グッズ開発販売・イベントスペースの運営管理といった事業で躍進しています。

この記事では、KeyHolderへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。

KeyHolderがどのような会社なのか
  • KeyHolderの就職難易度はどの程度か
  • KeyHolderの新卒募集要項について知りたい

ぜひ、最後までご覧ください。

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この記事の結論

先にこの記事の結論からお伝えすると、KeyHolder及び関連する子会社のほとんどが、新卒採用を実施していません。

持株会社であるKeyHolder本体は、中途採用も含めた公開採用を一切行っていないため、一切の業界内の実績や人材コネクションがない限り、直接入社する方法がない状況です。

一部のグループ会社で、新卒採用や中途採用、未経験者採用を行っているケースがありますが、グループ会社も専門的な集団で成り立っているのでKeyHolderのグループ会社だからではなく、その会社の業務や役割をしっかり把握したうえで応募をする必要がありそうです。

次の章から、各内容やその他就活に役立つ情報を紹介します。

株式会社KeyHolderについて

株式会社KeyHolder

出典元:株式会社KeyHolder

会社概要

KeyHolderが今の社名になったのは2017年のことです。

会社の成り立ちとしては、1960年代に海外輸入の大型ゲーム機(メダルゲーム)を中心としたゲームセンタ-営業をしていた事業にさかのぼります。

2000年代には、パチンコパチスロで有名なアルゼグループ(現・ユニバーサルエンターテインメント)の傘下に入ったことや、プライズ系に強みのあるゲームセンター運営「アドアーズ」のブランドを展開した企業でもありました。

しかし、これらアミューズメント関係の事業は現在は資本から完全に離れた状態となっています。

現在はタレントマネジメントやイベント企画、イベント運営のための不動産事業、グッズなどの企画販売といった事業が主軸であり、それぞれ専門分野に特化した複数グループ企業を統括する役割を果たしています。

特にKeyHolderといえばグループ会社「Zest」に所属するSKE48、持分法適用会社「乃木坂46合同会社」がマネジメントする乃木坂46などが有名です。

各事業セグメントの解説

株式会社KeyHolder 売上規模

KeyHolderの主な事業セグメントは以下の通りです。

以下の情報は有価証券報告書によって報告されたもので、グループ会社をふくめた売上となります。

事業部門活動内容
総合エンターテインメント事業タレントのマネジメント、イベント企画、イベントスペース運営、ゲームアプリ事業など
映像制作事業映像作成、スタッフ養成や派遣
広告代理店事業タレントキャスティング、広告事業

 

  総合エンターテインメント事業は113億円、映像制作事業は67億円、広告代理店事業は93億円となっています。

KeyHolderで働いている社員は?(2024年現在)

KeyHolderで働いている社員

KeyHolderのグループ連結従業員数は528人です。

ただしこの数字は臨時従業員やグループ内で出向した人数の累計を含み、グループ外企業へ出向した従業員は含まれません。

持株会社KeyHolder本体の従業員数は20名となります。

 

平均勤続年数は?

有価証券報告書によれば、KeyHolderの平均勤続年数は12.7年となっています。

東証スタンダード企業においては、平均勤続年数は約17年といわれており、平均よりは短いといえますが、平均勤続年数の集計対象となる社員数が20名のため、1人当たりの加重が大きく、他の企業と単純に比較することは難しいと言えます。

従業員数は20名に対し、平均年齢は41歳と発表されていますが、これも従業員数が少ないため年齢分布の指標としてはあまり正確とは言えないと考えられます。

なお、KeyHolderの代表取締役社長である大出悠史氏は1982年生まれです。

東証スタンダードには約1,400社ありますが、従業員数規模としては下位1%と東証スタンダードの中でも極めて従業員数が少ない会社と言えます。

なお、連結子会社528名として考えると、東証スタンダード企業としては上位20%ほどの規模感となります。

平均年収は?

KeyHolderの平均年収は約568万円といわれています。

東証スタンダード上場企業の平均年収は665万円といわれており、平均としては下回る数字となります。

年収幅や業績の振れ幅が大きい業態となるため、こちらも単純比較は難しいですが、同様に類似の事業を行う企業の数字と比較してみます。

 

平均残業時間は?

残業時間について、正確な公開情報がないため信ぴょう性の確認はできませんが、類似のエンタメ業界の多くは年俸制を採用しており、自分自身の裁量の中で仕事を行っていくケースが多いようです。

実際のところの業務量についても、時期によってまちまちであり、また、近年までコロナ流行によるイベント自粛などが続いたこともあったためか、残業時間が極めて多いといった情報は確認できませんでした。

各種イベントが活況に行われている情勢となっていることで、コロナ前に比べて業務量が大きく増えていくのか、それともコロナ期間の間に生み出された様々な施策や、働き方改革と呼ばれる業務時間や業務量の削減が影響を出すのか、現時点ではそれらを把握する情報が十分にはありません。

平均ボーナス額は?

KeyHolderでは、賞与はなく、年俸制となっています。

他業種では、年俸制を12分割以上で実施し、毎月の給与とは別に報酬を上乗せする形で賞与を支給する形や、業績賞与や特別賞与といった形で支給するケースもあります。

KeyHolderがそういった賞与に当たるような支給を行っているかどうかは確認できませんでした。

 

どんな文化なの?

会社の成り立ちが極めて異例なため、実際の会社登録された年数にしては、どちらかというとベンチャー・フロンティア企業に近いような社風であることがインターネット上から確認可能です。

縦割り・年功序列の雰囲気は一切なく、年齢による優劣もなく、実力主義で組織自体はフランクな社風であると言えます。

しかし、企業形態が非常に複雑であり、また、かなり流動的な短期プロジェクトが多い業態となることから、コミュニケーションや各種業務関連の調整が非常に難しいといった声もありました。

一口にエンタメといっても、業態や取り扱う業務が様々に存在し、仕事内容も実施する企画やプロジェクトによってかなり柔軟に変わることから、特定の技能に長けたスペシャリストというよりも、現場の把握や調整能力といった高度な管理能力を求められるようにみえます。

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

主にエンタメ業界では、ある程度組織の大きな場合であれば新卒の定期採用を行っている場合もありますが、そもそも新卒採用を行っていないケース(または中途採用と同等の基準で採用を行うケース)があり、KeyHolderもその主たる企業となります。

特にKeyHolderに関しては、公開された中途採用もないため、例え中途採用であっても、なんらかの業界実績や人材のコネクションがなければ、入社することが極めて難しい会社となります。

KeyHolderの新卒募集要項について

KeyHolderでは新卒募集及び外部からの中途採用は行っていません。

持株会社であるKeyHolderに就職することができる可能性のある方法としては、グループ会社に就職し、出向や異動といった形で入社するチャンスがあるかもしれません。

もしくはKeyHolderの株式30%をもつ親会社となるJトラスト株式会社から出向する可能性もありますが、Jトラストは金融サービスの会社であり、KeyHolderは資本関係としてのつながりにすぎないため、もし出向する場合は、あくまでも経営的な立場による出向となると考えるのが一般的です。

グループ子会社はそれぞれ専門とする業務であり、KeyHolderはこれらを統括する持株会社という存在のため、財務経理人事といった共通の本部機能以外は、業務内容は根本的に異なります。

「KeyHolderで働く」事を目標とするために子会社への入社を志望することは、キャリアプランとしてはアンバランスで不確実性も高いように思われます。

KeyHolderグループとして、新卒採用を行っているのは10ANTZだけとなります。

それ以外では、未経験採用がありますが、この場合、新卒内定という対応ではありませんので、翌年3月の卒業を待ってくれません。

逆で言えば、最終学歴の未経験採用として内定した場合は、在学中のまま就業することとなりますが、これ自体に実は法律上の制約はありません。

ただし、大学・就職先それぞれで必要な責務(大学であれば単位、会社では契約に基づく就業)が無ければペナルティとなることは十分理解しましょう。

もしくは、大学を卒業した後で通常の中途採用と同じようなフローで採用を受ける形となります。

求める人材

KeyHolder 求める人材

KeyHolderグループでは、「世の中の常識にとらわれない独創性と誠実さを通じて幸せで豊かな未来を作ります」という企業理念があります。

KeyHolderグループは以下のような経営方針を打ち出しています。

KeyHolderグループの経営戦略
  • 新たな独自IPコンテンツの創出
  • グローバル基準の映像コンテンツの創出
  • 広告分野における新規販路開拓・デジタル領域の拡充

これらの特化は競合企業との差別化を図る部分となっており、実現することができれば、KeyHolderグループの企業価値がより高まることが期待できるでしょう。

また、エンタメ業界は有名で規模が大きくても非上場としている企業が多くあります(例:吉本興業、ホリプロ、ワタナベエンターテインメントなど)。

非上場にしている理由は各企業の様々な戦略があるため一概に良し悪しを判断することはできませんが、上場をするからには、株主に対して正確できめ細かい情報公開と、確実な成果が求められます。

特に東証上場においては、2022年から市場区分が見直されたことによって、上場の継続するための要件がより厳しくなってきました。

上場によって、コンプライアンスやガバナンスといったルールや枠組みが厳しくみられていく中で、エンタメ業界として上場していることの意義が試される環境にあると言えます。

上場しているからと言って、成功が保証されているわけでも、安定性が担保されているわけでもありませんが、透明性をもって成長を確約していかなければならないという環境は、自然と社員一人一人に高い目標意識が求められると考えられます。

新卒採用のフロー

上記の通り、KeyHolderではグループ企業も含めて新卒採用を行っていません(2024年6月時点)。

唯一、年次の新卒採用を実施しているのは、グループ会社の一つ株式会社10ANTZです。

株式会社10ANTZ

2025年の新卒採用スケジュールは以下のようになっています。

10ANTZ新卒採用プロセス
  • 採用ページからエントリー
  • エントリーシート提出
  • スキルテスト実施(オンライン)
  • 面接(計3回、オンラインと対面)
  • 内定

選考期間はおよそ1か月としています。

10ANTZの募集職種が専門職系であるためか、エントリーシートの内容が中途採用クラスの実務レベルを問われる内容となっています。

大学で専攻しているか、サークル活動やアルバイトなどによって募集職種に関する実務経験がないと、エントリーシートを通過すること自体がかなり難しい可能性が高いように思われます。

採用大学

KeyHolderでは社員の出身大学について公開されていません。

IR資料によって取締役などの経歴を確認できますが(企業情報ページや有価証券報告書では社会人以降の経歴のみ)いずれも大手商社やメガバンク出身者となっており、これらの企業に入社するためには、相応の学力を持った大学出身者が多いことは、一般的に広く知られています。

もちろん取締役と同等の経歴を社員が持っているとは限りませんが、著名な会社に入社し、豊富な社会人経験と実績のある方が責任者を務めているのは、他の上場企業の取締役と同じような傾向です。

企業の登録年数で言えば老舗の位置づけながら、2017年に大きく会社としての方向性が変わった時点で、組織状況も関連企業も全くの別物となっていますので、おそらく年功序列的な雰囲気もなく、学歴フィルターもない実力主義で動いているといえるでしょう。

就職偏差値・難易度

KeyHolderは、そもそも新卒採用を行っていないため、就職偏差値として測定することが不可能となります。

さらにいえば、グループ会社では、中途採用含め、公開採用自体行われていないので、KeyHolderグループへの入社をするには、業界内である程度の実績を積み、KeyHolderグループとの何らかのコネクションをもって打診することができるかどうかとなるので、偏差値や難易度という尺度で言えば測定不能なレベルで極めて高い、といえるでしょう。

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

KeyHolder及びそのグループ企業を新卒で入社することは、学力フィルターや競争率の問題ではなく、そもそも公開募集をしていないという点で、現実的にかなり難しいことが考えられます。

KeyHolderグループ企業とどうしても仕事をしたいと考えている場合は、一旦別の会社でキャリアを積むなかで人間関係を広げていき、一定の成果を基にして中途採用に応募する、などが正攻法のプランとなりそうです。

ただし、KeyHolderはエンタメ業界としては貴重な東証スタンダード上場企業ですので、業界が何を考え、どのように株主還元できるかの情報公開をしているかを勉強することは業界研究として非常に有用であるとも言えます。

ぜひ、今回の興味を就職活動に役立ててみてください。

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