DICのエントリーシートの対策法を徹底解説

DICのエントリーシートの対策法を徹底解説

2024/6/21更新

はじめに

この記事ではDIC株式会社の選考を突破し、内定の獲得を目指しているものの、エントリーシートの作成に不安を覚え、上手く書けないと感じている就活生の方に向けてエントリーシートの書き方について詳しく解説していきます。

DICに特化したエントリーシートでのアピール方法や押さえるべきポイント、実際の記載例など様々な観点から分かりやすくアドバイスしていきます。

また、DICが求める人物像の特徴や、選考情報に関しても詳細にお伝えしますので、DICへの就職を目指す学生の方は、ぜひ最後まで目を通していってください。

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DICの概要

DIC株式会社とは

出典元:DIC株式会社 (dic-global.com)

 

まずはじめに、DICとはどのような企業なのかを簡単にご紹介します。

DICとは

DIC株式会社は、東京都に本社を置く化学メーカー企業であり、印刷インキ、有機顔料、合成樹脂など数多くの製品を開発・製造・販売しています。

主要となる印刷インキ以外にも顔料、塗料、液晶材料、接着剤、フッ素化学品、プラスチック成型品、モジュールなど様々な製品を取り扱っており、これまで手掛けてきた製品は30万を超えます。

現在は従業員総数22,000人以上を抱え、世界60ヵ国以上で事業を展開する日本有数の化学メーカーとして日々新しいサービスの開発に手を広げている最中です。

DICの採用難易度

DICの採用難易度は高いとされています。

2023年に東洋経済ONLINEが発表した「入社が難しい有名企業ランキングトップ200社」では、DICが98位にランクインしており、日本でも有数の入社の難しい企業となっています。入社難易度の数値は60.4と高く、対策なしに内定を得ることは不可能に近いでしょう。

応募者数も多く、倍率も10倍以上に達することも頻繁にある他、応募者も旧帝大以上や難関大学クラスが大勢いるため、選考を通過するにはライバルたちとの過酷な競争を勝ち抜く必要があります。

また、大手化学メーカー企業の中では採用人数が100名以下とそこまで多くないため、採用枠自体が少な目なことも倍率を上げている要因と言えるでしょう。

しかし、コロナの影響で2019年頃は採用人数が60名ほどだったのが、2024年は96名の採用を予定していたりとチャンスは広がりつつあります。

対策は必須ですが、状況次第で内定に大きく近づくことも可能でしょう。

 

DICの採用大学

DICの採用大学の実績は以下の通りですが、難関大学を中心に一定以上のレベルを持つ大学からの採用が目立ちます。

学歴フィルター時代は設けられていないと考えられますが、レベルの高い学生が内定を得やすい以上、自然と採用大学のレベルも上昇していると言えるでしょう。

〈大学〉
北海道大学、東北大学、筑波大学、東京大学、京都大学、東京工業大学、一橋大学、大阪大学、近畿大学、神戸大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、中央大学、金沢大学、広島大学、岐阜大学、九州工業大学、新潟大学、高知大学、工学院大学

 

採用実績のある大学を見ると全国の国立大学やトップクラスの私立大学からの採用が多く、偏差値の高い大学が目立ちます。

その他にも採用している大学は多数あるため、標準クラスの私立大学からの採用もあると考えられますが、大部分は比較的難関クラスの大学が多いと言えるでしょう。

以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。

DICが求める人材とは?

DICの採用サイトでは求める人材について直接書かれてはいませんが、採用サイトにあるメッセージの一部から求めている人材の予測が可能です。

実現したい夢や挑戦したい仕事、築きたいキャリアなどが実現できるように活躍の場を用意しているといった点や、豊富な研修制度を用意して常にステップアップの手助けができる環境を整えている点からチャレンジ精神に溢れた人材を求めていることがうかがえます。

DICは技術職、生産職、事務職の3つの職種で応募をしていますが、それぞれの職種で求める能力が違います。

下記に簡単に紹介するので希望する職種によって参考にしてください。

職種によって求める人物像
  • 技術職:専門知識を活かしたい方、知識をつけるのに前向きになれる方
  • 生産職:新しいものを取り入れ挑戦できる方、若手でもアイデアを出し恐れず挑戦する方
  • 事務職:お客様や相手企業のニーズを聞き出し提案できる方、コミュニケーション能力のある方

DICは印刷インキを手掛ける企業でしたが、これまで数々の事業や製品開発を手掛けてきたこともあり、常に新しいことに挑戦してきた企業です。

そのようなDICにはチャレンジ精神のある人材がマッチすると考えられるので、自分の体験してきたエピソードで何かに挑戦してきたものがないか振り返ってみましょう。

それと、DICは海外60ヵ国以上に進出しているグローバル企業でもあります。

社内の情報共有に英語を取り入れるなど英語と密接になっていることから、英語ができる人材は好まれやすいでしょう。

英語に自信がある方、TOEICで得点の高い方などは英語力をアピールするのもおすすめです。

DICの採用サイトには社員のインタビュー項目もあり、所属部署に応じて様々な社員の声を聞くことが可能です。

下記に一部抜粋して紹介します。

 

〈インタビュー例①〉

DICのエントリーシートの対策法を徹底解説の記事コメント
インタビュアー

DICに興味・関心を持ったきっかけは?

DICのエントリーシートの対策法を徹底解説の記事コメント
社員

DICは化学業界のなかでもさまざまな分野で世界トップシェアを持っていることやグローバルに多くの拠点や販路があり、グローバルに活躍できるチャンスがあると思ったからです。また、国内・海外の区別なく、営業に携われることも魅力でした。

 

〈インタビュー例②〉

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インタビュアー

会社選びのポイントはどんな点でしたか?

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社員

会社選びでは、三つのポイントを軸に就活に臨みました。①多分野にさまざまな製品を展開しているため売上げが安定していること②新規開発に積極的で若手の提案でも受け入れてくれる風土があること③海外展開が進んでおり日本の経済に依存していないこと。三つのポイントに一番合っていたのがDICで、迷わず入社を決めました。

 

〈インタビュー例③〉

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インタビュアー

DICを選んだ理由は?

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社員

将来は医療関連の仕事に就こうと思い、高専の生物化学システム工学科に入学し、バイオ技術などを学びました。就職活動で化学業界には幅広い選択肢があることに驚き、興味を持つようになりました。DICを知ったのは、会社説明会でOGの方の話を聞いたことがきっかけでした。OGの方は品質保証の業務をなされていた方で、その業務のやりがいと面白さを分かりやすく説明してくれたことが印象に残りました。

 

DIC各社の採用方向性の違いは?

DICには関連企業が多く、国内だけで20社以上のグループ企業が存在します。

複数のグループ企業がある中、強調されているのが多様性です。

DICグループでは「人財の多様性の確保と活躍推進」を重要テーマに位置づけているため、1人1人の個性を重要視しているようです。

多種多様な人々が集まり社内で活躍していくことで企業も成長していけると考えており、どんな個性のある人物でも受け入れる姿勢を持っています。

グループ会社によって細かい方向性の違いはありますが、異なる個性を持った人材を求めていると考えて良いでしょう。

一部を紹介すると、DICエステートでは障がいを持つ方でも強みを見つけて活躍の場を与えるなど幅広い人材が活躍しています。

DICマテリアルでは交替勤務が可能な方という明確な応募条件があり、企業によって応募条件が定められているところも多いです。

また、安全な作業ができる方、周囲の社員と協働できる方、課題解決や生産性改善に意欲的に取り組める方といったように求める人材像の指定もあるので、グループ内でも企業によって求めるものは若干変化するようです。

DICの関連企業に応募する場合は、各会社の採用方向性を確認しておきましょう。

 

エントリーシートで企業がチェックしているポイント

エントリーシートでは企業がチェックするポイントが存在します。

ただ、学生について知るだけではなく、会社にとって必要な人材であるか確認する大事なツールですので、エントリーシートにおける企業のチェックポイントを把握して企業が面接に通したくなるものを作成していきましょう。

ポイントの概要

エントリーシートでは、企業が就活生がどういう考え方を持っており、自社にマッチできる人材であるかを最初に見定めるツールとなります。

企業と学生のミスマッチを防ぐためにエントリーシートを活用し、詳しく話を聞いてみたいと思った学生や自社に合いそうな学生を面接に通します。

また、エントリーシートの作り込みによって学生の企業に対する熱意が把握可能です。

志望動機の部分が浅かったり、ネット上の書き方を模倣したような手抜きのエントリーシートだと志望度が薄いことが分かるため、エントリーシートの段階で選別は厳しく行われます。

DICほどの有名企業であれば、応募者の数は膨大なものであり、1枚1枚のエントリーシートすべてに目を通し選定するのも一苦労です。

エントリーシートで手を抜くと最後まで読まれることなく、足切りにされてしまうでしょう。

選考を通過しやすいエントリーシートの書き方

エントリーシートは読みやすさが重要です。

前述した通り、膨大なエントリーシートの中から企業側の目を引く必要があります。

それには読みやすく、内容が頭に入りやすい、伝えたいことが伝えられている文章になっていることが好ましいです。

以下の書き方の順番を意識してみましょう。

エントリーシートで意識する書き方の順番
  • 冒頭に結論を書き、企業側が知りたいことを真っ先に伝える
  • 結論の理由を書き、自分の考えを伝える
  • 理由に説得力を持たせるために具体例を記載する
  • 文章の最後には再び結論を書いて納得のいく形で終わらせる

このような手順で書くことで相手に自分のテーマの焦点が伝わりやすくなり、文章も簡潔になるでしょう。

例文も下記に載せるので参考にしてください。

結論:貴社に採用していただいた場合は、新製品の開発によりさらなる事業拡大の力になりたいと考えています。

理由:私は新製品を開発していた実績があり、新しいものを作る開発力が強みだと考えているからです。

具体例:私は学生時代に開発の講義で新しいインク製品を作ったことがあります。開発の際には既存のインクを収集し、そこから液体薬品を加えて新しいインクを作り、実際に市販にも出すことができました。

結論:学生時代に得た経験を活かして、貴社でもこれまでにない新製品を作り、モノづくりを通して人々の生活を豊かにしていきたいと考えています。

DICの価値観やカルチャーを文章に取り入れる

膨大なエントリーシートの中で差別化をするには、志望動機の作り込みが重要です。

DICでなければならない理由が明確であれば、企業側も学生の熱意を汲み取り、詳しい話を聞いてみたくなるでしょう。

熱意が高ければ入社後もモチベーションを高く保ち、向上心を持ちながら業務にあたることが期待されるため、企業側としても志望動機の高い学生は欲しがる対象となります。

その企業でなければならない理由として、DICの特徴を挙げたり、企業理念や価値観を取り入れたりして他社との差別化を図るのがおすすめです。

例えば、DICは化学製品開発の枠組みを超えてヘルスケアやバイオ材料など、多岐に渡る事業を手掛けています。

新しいことにチャレンジできる風土で自分の能力を発揮したい、という理由で志望動機を作るなどDICでなければならない理由を考えてみましょう。

エントリーシートの位置付け、及び対策方法

エントリーシートの位置付けとしては、就活生の性格、適性、強みの把握と面接への準備を兼ねています。

どのような能力や考え方を持っている学生なのかを知り、自社にマッチする人材なのかを最初に見極める場として考えてください。

面接ではエントリーシートに沿って選考を進める企業が多く、エントリーシートの掘り下げもされることが多いです。

エントリーシートの完成度が高いほど、面接でも話が弾んだり、自分をアピールできたりして有利に働く可能性が高くなります。

エントリーシートでは自分の考え方や軸を明確に伝える必要があることから、自己分析が欠かせません。

自分がこれまで経験してきたことを振り返り、どういう考えや能力を発揮してきたのかを振り返ってみてください。

以下の項目に答えられるよう意識して、自分だけのエントリーシートを完成させていきましょう。

エントリーシートで掘り下げる内容
  • 自分の考え方はどのようなものか
  • なぜそのように思ったのか
  • 自分が経験してきたことはなにか
  • 経験の中で発揮された強みはなにか
  • 壁にぶつかった時にどう乗り越えたか
  • 経験から得たものはなにか
  • 学んだものをこれからどう活かすのか

 

その他、対策する上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっていますので、そちらも参考にしてください。

過去のエントリーシートの質問内容と記載例

DICの選考でエントリーシートで問われたことのある質問と記載例を紹介します。

技術系職種のエントリーシート

やりたいこと

・DICに入社して挑戦してみたいことはなんですか?(300文字以内)

【記載例】

私が挑戦してみたいことは新技術を開発して特許を取ることです。

学生時代に工業系のゼミに所属しており、そこで永久機関で動く風車の開発をしました。風車の開発では既存の風車と変わり映えがせず、新しい風車を作りたいと思いました。そこでビー玉を転がして永久的にテコを動かし続けて動力を提供する風車を考案し製作に着手しました。最初は動力の計算が上手くいきませんでしたが、新たな計算式を利用することで計算が合うようになり、無事に開発ができました。この経験で自分で作った技術を世に残したいと思うようになり、特許を取ってみたいと考えるようになりました。

私の開発力を活かして新技術を生み出し、特許を取りたいと考えています。

ポイント

求める人物像でも解説しましたが、DICはチャレンジを推進する企業です。

技術系職種だけでなく、生産系職種や事務系職種でも同様の質問がされる可能性がありますので、自分の挑戦してみたいことを予め考えておきましょう。

記載例では結論で挑戦してみたいことを先に記載し、その後に自分の経験談に基づいた理由を伝えています。

300文字という決して多くない文字数の中で簡潔に伝える必要があるため、無駄のない文章を心掛けてください。

自分はこういう経験をしてきた、そこでこういう能力を発揮し、やってみたいことができた、経験で発揮された能力を活かして貴社でやってみたいことを実現させたい、というように自然に繋がる文章の作成を意識してみましょう。

事務系職種のエントリーシート

長所・短所

・あなたの長所と短所を教えてください。(300文字以内)

【記載例】

私の長所はまとめることが上手なことです。

大学時代に家電量販店の接客アルバイトをしており、お客様から希望の商品について要望を聞く機会が多くありました。お客様に合わせて商品の要望を聞くのですが、サイズや機能性、色など約10種類の要望項目を設けて希望に沿った商品を案内して成約率100%を達成しました。

短所は周りが見えなくなることです。

接客中にお客様と商談していると対応に夢中になってしまい、スタッフからの指示が聞こえなかったり、時間をかけすぎてしまったりすることがありました。余裕がないように思われるとお客様も不安にさせてしまうため、一定時間ごとに一呼吸置いて行動できるようにしていきたいと考えています。

ポイント

長所と短所をそれぞれ150文字あたりで分けて記載します。

文字制限が厳しいので自分の長所・短所とその理由だけを書くようにしましょう。

長所は自己PRを深掘りして見つけても良いですし、自己PRで話した強みや能力以外にも何か長所がある場合はここで回答すると良いでしょう。

短所を伝える際は最後に短所にどう向き合っていくのかも書くと評価に繋がります。

自分で欠点を理解しており、どのように対処するかが分かっている学生の方が問題解決能力に優れていると思われるでしょう。

また、短所は裏を返せば長所になり得る場合があります。

記載例だと周りが見えなくなるということは、考え方によっては一つの物事に集中する集中力があるということです。

短所だからといって悲観するのではなく、長所に転換する考え方を持ち、自分のアピールに活用していきましょう。

まとめ

この記事ではDIC株式会社の会社概要やエントリーシートを書く上でのポイント、書き方などについて解説しました。

DICは印刷インキや合成樹脂などをはじめ、数十万に及ぶ製品の開発や製造に携わってきた国内有数の化学メーカーです。

DICでは日々新しい事業に挑戦し、変革を意識していることから、チャレンジ精神に溢れ、自分のやりたいことを明確に持っている人材が求められています。

そのような人材をバックアップする育成環境や職場環境も用意されているため、自分の能力を発揮して新しいことに挑戦していきたいと考えている人は、エントリーシートに自分の熱意を書き込んでいきましょう。

この記事がDICのエントリーシート作成のお役に立てれば幸いです。

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