伊勢湾海運のエントリーシートの対策法を徹底解説

伊勢湾海運のエントリーシートの対策法を徹底解説

2024/5/28更新

はじめに

この記事では伊勢湾海運(以下伊勢湾海運)への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。

特に伊勢湾海運ならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。

また、伊勢湾海運が求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、伊勢湾海運の内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。

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伊勢湾海運の概要

伊勢湾海運株式会社とは

出典元:伊勢湾海運株式会社

 

初めに伊勢湾海運とはどんな企業なのかを簡単に紹介します。

伊勢湾海運とは

伊勢湾海運株式会社は港湾運送業界に属し、港湾運送、倉庫、貨物利用運送、海上運送、通関、陸上運送、航空運送代理店、梱包、特定労働者派遣、一般廃棄物および産業廃棄物の運送ならびに再生処理、各種代理業、鉄鋼、といった幅広いサービスを提供している企業です。

伊勢湾海運は、「新時代の戦略的輸送を見据えた多様な流通業務への挑戦」を掲げており、社内の各部門ががっちりスクラムを組む物流のプロフェッショナル集団として、各種輸送システムの充実と技術革新にアプローチを重ねてきています。

さらに、入社前から入社後までの教育研修を提供しており、新入社員研修、港湾ゼミナール、海外研修、フォローアップ研修など、多岐にわたる研修を実施しています。これにより、従業員一人ひとりが自身のスキルを磨き、業務に取り組むことができます。

また、伊勢湾海運は、社会とともに持続的な成長と企業価値向上への挑戦を目指しています。そのためには、最新の物流技術を活用したソリューションの提供が不可欠です。そのため、伊勢湾海運は、物流技術の研究開発にも力を入れており、新たな技術の開発と既存技術の改善に取り組んでいます。伊勢湾海運は物流とともに常に変化し、躍進を続けています。

 

伊勢湾海運の採用難易度

港湾運送業界の中での伊勢湾海運の立ち位置をご紹介します。

売上高を参照し他社と比較してみても、伊勢湾海運の売上高はそこまで高くありません。

しかしながら、一般企業と比較すると、優秀な企業であることがわかります。

理由として以下の要因があると考えています。

理由
  • 大型貨物の運送:名古屋には有名な製造業が多く、その製造品である大型貨物を多く取り扱っている。
  • 名古屋港において高い競争力:名古屋港においてネームバリューがあり、高い競争力をもち、横のつながりも強い。また、様々な事業展開をしているため、競合が少なく、競合による脅威にさらされることが少ない。
  • 社会情勢に左右されにくい:社会インフラとして必要である業界のため、コロナ禍でも仕事が大きく減ることはなく、安定している。

以上の要素により伊勢湾海運は名古屋でも有数の有名企業であると考えられます。

伊勢湾海運の採用大学

伊勢湾海運の採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えます。

<大学>

愛知学院大学、愛知大学、青山学院大学、亜細亜大学、神田外語大学、水産大学校、中央大学、中京大学、中部学院大学、名古屋外国語大学、名古屋商科大学、名古屋女子大学短期大学部、名古屋短期大学、名古屋大学、南山大学、日本大学、名城大学、早稲田大学

ほか

 

上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、伊勢湾海運は多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。

よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。

しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。

 

伊勢湾海運が求める人材とは?

結論から言うと、伊勢湾海運のパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。

 

伊勢湾海運の採用方向性の違いは?

伊勢湾海運では求める人材として下記のものを公表しています。

求める人材
  • 貿易立国の日本において、国際貿易と国際貨物輸送の重要性を理解している人
    日本は貿易立国であり、国際貿易と国際貨物輸送は今後ますます重要な役割を担っていくと考えられています。
  • 時代の潮流や周辺環境に単に流されるのではなく、自身のアイデンティティを保ちつつ新たな発案(意見)ができる人
    刻々と変化する環境下では、自身のアイデンティティを保ちつつ、新たな発案(意見)をすることが求められています。自発的に行動をし結果を求める行動が大事だと考えています。
  • 自己PRや学生時代に頑張ったことを含めることができる人
    エントリーシートの提出時には、自己PRや学生時代に頑張ったことを含めることが求められています。

以上の3つは伊勢湾海運の考える伊勢湾海運の成長につながります。

エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。

 

エントリーシートで企業がチェックしているポイント

ポイントの概要

エントリーシートでは、企業が就活生応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。

企業は、就活生応募者がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。

これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。

また、就活生応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。

常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。

そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。

選考を通過しやすいエントリーシートの書き方

エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。

以下の順番を意識すると良いでしょう。

  1. まず結論を提示する
  2. 結論に至った理由を書く
  3. 理由を強調するために具体例を用いる
  4. 最後に再び結論を強調する

 

この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。

以下の例文を参考にしてください。

結論:私が港湾運送業界を志望する理由は2点あります。 

理由:1点目は、目標達成に向けてコツコツと努力を積み重ねられる私の強みは港湾運送業界で最大限に発揮されると考えるからです。

具体例:私は大学2年生のころに留学へいきました。最初はTOEICのスコアが低く、留学の推薦が受けられる程の成績に届いておりませんでした。しかし、毎日勉強する時間を確保し、大学で行われる外国語の授業はもちろん、通学や帰宅の際にリスニングの音声を毎日聞くことでリスニング力の向上につながりました。

結び:港湾運送業界で、このコツコツした努力を継続できる強みを発揮できると考え港湾運送業界を志望します。

理由:2点目は、自身のコミュニケーション力と語学力を発揮できると考えたためです。

具体例:語学の勉強に際してのリスニングはもちろん、私は大学内にいる留学生にも積極的に声をかけ、英語で会話する環境を作り上げました。 そのため、リスニング力の他にスピーキング力も鍛えられました。

結び:港湾運送業界では海外の方と関わることは避けて通れないと思います。その時に書類を読むだけではなく、会話を行い、その場でスムースなコミュニケーションが撮れることはこの業界において大きな強みになると考えています。

伊勢湾海運の価値観やカルチャーを文章に取り入れる

エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。例えば伊勢湾海運であれば、組織の三原則として創立以来守り続け、経営の根幹に置いている「悪をなさない」「利益を出す」「永続する」であったり、企業が大切にしている「凛」という言葉であったり、その他バリューやビジョンだったりを文章の中で取り上げましょう。

もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできます。

大事なのは数あるリース業界の企業や代替可能業界がある中で、なぜ「伊勢湾海運」を選ぶのかを論理的に説明することです。

 

エントリーシートの位置付け、及び対策方法

エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。

勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。

また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。

 

(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)

(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)

(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)

(d) 価値観系(見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)

(e) その他(長所・研究内容)

 

設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。

また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。

過去のエントリーシートの質問内容と記載例

伊勢湾海運の選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。

エントリーシート

自己PR

・自身の強みを教えてください

【記載例】

私の強みは目標達成に向けての努力の継続と語学力です。大学入学後、全額免除の留学制度を目指し、私の苦手な部分であるリスニングスキルを毎日2時間、半年間にわたって磨き上げました。時間が限られている中でも、早起きをして英語学習に取り組み、学内の留学生に声をかけ仲良くなるなど、自己管理能力とコミュニケーション能力を発揮しました。

その結果、TOEICスコアが450点から640点へと大幅に向上し、留学の内定を得ることができました。この経験は、私が壁にぶつかり困難な状況に直面したときでも解決策を見つけ、目標に向かって進むことができることの照明だと思っております。

私はこの強みを活かして、貴社でも目標に向けて努力を継続しながら業務に取り組むことを楽しみにしています。また、私の語学力を活かし、貴社の海外事業にも貢献し、必要な目標達成のために日々精進して参ります。

ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できます。また、企業ページや社長メッセージなどの内容を引用しているのも企業分析を行っていることが伝わり、評価される可能性があります。しかし、引用した上で「なぜ魅力的なのか」が薄いので、面接の時に聞かれる可能性があります。

 

志望動機

伊勢湾海運に興味を持った理由

【記載例】

私が伊勢湾海運に興味を持った理由は、その業界での長い歴史と信頼性、そして持続可能な海洋輸送への取り組みにあります。伊勢湾海運は、安全で効率的な海上輸送を提供することで、グローバルな物流と経済の発展に貢献してきました。これは、私が就職活動を通じて追求したい価値と一致しています。

また、貴社は日本一の港である名古屋港で高い信頼と実績を兼ね備えており、日本の貿易の大部分を占める海上輸送に不可欠な港湾運送業を通じて、社会インフラである物流そのものの基盤を支えているという点で興味を持ちました。

最後に、伊勢湾海運の人々の情熱と専門性に感銘を受けました。その組織文化は、個々の成長とチームワークの両方を奨励しており、私が自身のキャリアを築くのに理想的な環境だと感じています

ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できます。また、時系列に順序だてて、かつ端的に表現している点は評価ポイントに該当するでしょう。しかし上記の文章にある「変革をリードするITコンサルタント」は具体例としてイメージがしにくいものとなってしまっています。そのため、近年で起きた「ITによる変革」を例に挙げるとより伝わりやすくなるでしょう。

エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があることを念頭に置きましょう。

 

将来像

・将来なりたい人物像を教えてください。

【記載例】

私は、学生時代に培った経験を活かし、物流業界で活躍するプロフェッショナルとして、国際的なビジネスに貢献したいと考えています。大学での専門的な学習やインターンシップの経験を通じて、海上輸送の効率化や環境に配慮した持続可能な物流システムの重要性を理解しました。具体的には、これらの知識を活用して、物流システムの改善に取り組みたいと思っています。さらに、学生時代に参加したクラブ活動でのリーダーシップ経験を生かし、チームリーダーとして、メンバーの成長をサポートし、共に成果を上げることを目指しています。』

ポイント:最初に自身の行った活動の内容を述べ、そこから自身の成長になった経験などを述べているのは評価できます。

しかし、伊勢湾海運でこの経験を何に活かせるかを述べていないため、「入社後、どのように活躍できると思ったから」といった入社後のビジョンがあればより評価されると考えられます。

 

就活軸

・会社や仕事を選ぶ際に重要視していること。

【記載例】

私が会社や仕事を選ぶ際に最も重視しているのは、自分の価値観と企業のビジョンが一致することです。これは、自分の目指す方向と企業の目指す方向が同じであれば、自分自身の成長とともに会社の成長にも貢献できると考えているからです。また、自己成長を重視しているため、新しいスキルを学び、自己を高める機会を提供してくれる会社を選びます。さらに、私はチームで働くことを好み、オープンなコミュニケーションを重視します。互いに尊重し合い、アイデアを自由に共有できる環境がある会社を選びます。これらの要素が揃っている伊勢湾海運は、私が求める理想的な職場です。

まとめ

この記事では伊勢湾海運について解説していきました。

伊勢湾海運株式会社は港湾運送業界に属し、港湾運送、倉庫、貨物利用運送、海上運送、通関、陸上運送、航空運送代理店、梱包、特定労働者派遣、一般廃棄物および産業廃棄物の運送ならびに再生処理、各種代理業、鉄鋼、といった幅広いサービスを提供している企業です。

愛知では有名な企業で、名古屋港の中では横のつながりも強い企業であるため、安定している企業だと考えられます。

伊勢湾海運株式会社は学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあります。また、エントリーシートではテクニカルな質問は見受けられず、基礎的な質問が多いようです。しかし、地元で強い企業ということもあり、愛知に関連した意見などが言えると企業からの評判は良くなるかもしれません。企業研究や自己分析、就活軸などをしっかり見定めておきましょう。対策をしっかり行って選考に望んでください。

ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。

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