ハウス食品のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/5/18更新
はじめに
この記事ではハウス食品への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にハウス食品ならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、ハウス食品が求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、ハウス食品の内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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ハウス食品の概要
出典元:ハウス食品新卒採用サイト
初めにハウス食品とはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
ハウス食品とは
ハウス食品は、カレーのルーや、カレーのレトルト食品、フルーチェなどの食品が有名です。バーモンドカレーなどのロングセラー商品を取り扱っています。
東京都千代田区に東京本社を、大阪府東大阪市に本店・大阪本社を置く、カレールーを中心とする日本の大手食品メーカーです。
1913年から始まった会社です。1960年に「ハウス食品工業」と変更し、現社名である「ハウス食品」に至ります。
ハウス食品は、日本各地に支店や工場を持っています。ハウス食品は、海外にも事業を伸ばしています。
人気商品の安定した供給や新製品の開発など、多岐にわたる仕事を行い、高品質なサービスを提供し続けています。
ハウス食品の採用難易度
ハウス食品の採用難易度はかなり高いとされています。
就職倍率は、27.3倍ほどです。募集人数に対して、応募人数が多くなっています。
採用大学は、様々な大学からの採用があるものの、マーチ以上の大学からの採用が多いです。また、東京大学や京都大学のような一流大学から多くの応募があるため、ライバルのレベルも高く採用への道は険しいといえます。
ハウス食品の採用大学
ハウス食品の採用大学の実績は以下の通りですが、難関大学以上の採用実績となっており、所謂学歴フィルターは存在していると考えられます。
<大学院> 大阪大学、京都大学、筑波大学、東京大学 <大学> 青山学院大学、茨城大学、愛媛大学、大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、大妻女子大学、岡山大学、香川大学、関西大学、関西外国語大学、関西学院大学、学習院大学、東京大学、京都大学 |
採用実績のある大学を見るとマーチレベル以上の大学となっており、最難関大学と呼ばれる偏差値の高い大学の出身者もいて選考難易度は高いです。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
ハウス食品が求める人材とは?
結論から言うと、ハウス食品のパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
ハウス食品の求める人材には次のように書かれています。
- 新しいもの、自分の知らない未知の領域を積極的に探求し、関心の幅を広げることができる人
- 現状に満足せず、新たな目標に向かって積極果敢にチャレンジする人
- どんなに困難なときでも前を向き、 自ら進んで歩み出すことができる人
- 自分自身の知識経験だけでなく、仲間の知識経験もつなぎ、新たな視点で考えることができる人
こちらの要素をエントリーシートや面接などでアピールしましょう。
また、入社前に必要な知識やスキルは入社時に必須ではない職種もあります。しかし研究などの職種は専門知識がいる仕事で、理系の大学を卒業予定の方が優遇されるでしょう。営業などの職種は、特別なスキルがなくても問題はありません。
ハウス食品各社の採用方向性の違いは?
ハウス食品では、新卒採用の求める人材において「向上心」を挙げています。ありたい自分の実現に向けて日々努力を重ね、今日よりも明日一歩前進できるよう自らを磨き続ける強い気持ちのことを指してます。
ハウス食品の企業理念は「食を通じて、家庭の幸せに役立つ」です。このような企業理念に共感して応募する人もいるでしょう。そのことをエントリーシートや面接などで伝えると良いです。
ハウス食品には、何社か支店や工場があります。基本的に採用方向性は変わらないといって良いでしょう。
基本的に、本社や支店、工場なども同じ指針で採用となる場合が多いです。地域在住の新卒の方で、地方の支店や工場につきたいという方も変わらない指針と思って良いでしょう。しかし地方ですと、その会社の雰囲気によって合う人が選ばれる場合もあります。例えばこのスキルを持った人はいるから、こちらのスキルを持った人がほしいなど。しかし基本的な対策を行えば問題ないでしょう。
ハウス食品では、営業・業務職、研究職、品質職、生産技術職、専門職などがあります。その中から自分に合った職種を選択します。
選考ステップやスケジュールに関する詳細は、ハウス食品のマイページで案内されています。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
エントリーシートで企業がチェックしているポイントを紹介します。
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、応募者がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が食品業界を志望する理由は2点あります。
理由:1点目は、周囲を巻き込みながら問題解決できる私の強みは食品業界でも最大限に発揮されると考えるからです。
具体例:私はバイトリーダーとして塾の運営を行っています。運営においては、問題共有する場を設けたり、生徒との個人面談を担当することで諸問題を解決してきました。
結び:コミュニケーション能力や問題解決能力は、食品業界でも発揮できると考え志望します。
理由:2点目は、幅広い業界に深く携わることにより様々なスキルを吸収し、成長したいと考えているからです。
具体例:現代ではコロナウイルスやIT、グローバル化により日々社会が激しく変化しています。その変化に適応し、活躍していくためには自身の能力を高めていくことが不可欠です。食品業界では安定した企業をお客様とし、課題解決のための様々な提案や、ニーズを満たすため日々努力できる環境にあるため、志望理由にマッチしています。
結び:そのため、自身の成長できる環境があるという点から食品業界を志望しています。
ハウス食品の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。例えばハウス食品であれば「食を通じて、家庭の幸せに役立つ」であったり、その他バリューやビジョンだったりを文章の中で取り上げましょう。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。例えばハウス食品では特に「人気商品の多さ」、「ロングセラー商品がある」、「海外事業も行っている」ということが強みです。その強みを活かし、自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできます。
大事なのは数ある代替可能業界がある中で、なぜ「ハウス食品」を選ぶのかを論理的に説明することです。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
ハウス食品の選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
品質職のエントリーシート
志望動機
・今まであなたが一番努力したこと、その時に大切にしていた想いや考え(300字以内)
【記載例】
「現状を分析し、目標達成のために何をすべきかを考え、最適な努力を続ける」ことを大切にし、近畿大会出場を目標に10年間陸上競技に打ち込んだ。選手時代は順風満帆ではなく何度も怪我に苦しめられた。そこで、怪我の原因が左右の筋力差と、癖のある走り方にあると分析した。この分析をもとに、部活動に加え、不足している筋肉に集中した筋力トレーニングに努めた他、元オリンピック選手が主催する陸上教室に通い、正しい走り方を教わった。自分の走りを動画に撮り、確認しながら反復練習を行うなど、その時に出来る最大限の努力を継続した結果、念願の近畿大会出場を果たした。今後も、目標達成に向け、自ら考え挑戦していきたい。
ポイント:今まで一番努力したことが書いてあります。10年間陸上に打ち込むなどの努力が可能なことを伝えられています。
国際事業部のエントリーシート
志望動機
・新たな環境やグループで活動する際に心掛けていることはどんなことですか。それが分かるエピソードと合わせて教えてください。
【記載例】
対等に率直に話し合い、相手の意見もよく聞き尊重することです。高校の時にカナダに短期留学をし、現地校で日本文化イベントをやることになり、留学同級生と会議がありました。日本の夏祭りをテーマに話が進んでいたところ、ずっと沈黙していた同級生に気づき、私は「何か意見はありますか?」と聞きました。するとその人は、夏祭りをやりたくないという主張を強くしました。場にしらけた雰囲気が漂い、私は「そういう指摘はすごくいいと思います。でも、対案は?」と笑顔で言ったところ、対案はありませんでした。そこで、夏祭りのモチーフは変更せず、その指摘を出来るだけ活かすことにしました。イベントでは、その人は広報で人一倍活躍しました。
ポイント:相手の意見をよく聞き尊重するなど、心がけていることを伝えられています。
営業職のエントリーシート
志望動機
・今までにあなたが一番努力したことその時に大切にしていた思いや考えを教えて下さい
【記載例】
私が今まで一番努力したことは大学で所属する経済学ゼミにおけるゼミ活動です。私は人前で話すことがとても苦手でディベート大会のたびに失敗をしチームの足を引っ張っていました。しかしながら私は自分が実力を本番でもしっかりと発揮できるようになればチームの士気も高まるのではないかと思い、そのために人前で話す練習を行いました。具体的にはゼミの人達全員の前で毎日私が発表を行い、全員にフィードバックをしてもらうという練習です。うまくいかないことが初めは多く他の人の時間を奪っているようで罪悪感があり辛く感じましたが、少し発表がうまくなるたびにゼミの人達が喜んでくれたので私も話すことが楽しく自己の成長が嬉しくもありました。
ポイント:一番努力したことをしっかりと書けています。
営業職のエントリーシート
志望動機
・学生時代に力を入れて取り組んだこと
【記載例】
イベントを運営する学生団体の協賛部門長として、新しいアイデアでもって財政難の立て直しに尽力した。協賛企業を増やすために、新規にお願いする10以上の企業に足を運び、イベントの魅力を伝えるためにプレゼンテーションを行ったほか、これまで協賛をもらっていた企業の方と例年より密に話すうちに、これまで協賛金が減っていたのは出資することによる企業側にとってのメリットが不十分であったからだということが分かった。そこで、これまで通りイベントのパンフレットに広告を載せるだけではなく、会場のロビーに企業の展示ブースを作ることを提案した。この提案により前年の二倍の協賛金を集めることに成功し、企業、来場者、会場にとってもこれまでより充実したイベントになった。円滑なコミュニケーションと粘り強さを大切にした。
ポイント:学生時代に力を入れて取り組んだことが書かれています。
自己PR
・自己PR(何かご自身でやり遂げた経験を具体的にご記入ください)(400字)
【記載例】
私の強みは、困難な課題に対しても粘り強く取り組み、最後までやり遂げる力です。
その強みを発揮した経験として、大学時代に所属していたボランティアサークルでの活動が挙げられます。
サークルでは、地域の子どもたちを対象とした学習支援を行っていました。
ある時、ある子どもが勉強になかなか集中できずに困っていました。
その子どもは、家庭環境が複雑で学校でもいじめを受けていたのです。
私は、その子どもとじっくり話をし、信頼関係を築きました。
その結果、その子どもの表情は明るくなり徐々に勉強に集中できるようになりました。
この経験から、困難な課題に対しても粘り強く取り組み、最後までやり遂げる大切さを学びました。
また、相手の課題や悩みを理解し、その人にとって最適な解決策を導くことができることも学びました。
この強みを活かして、コンサルタントとして、クライアントの課題を解決し、社会に貢献していきたいと考えています。
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できます。また、時系列に順序だてて、かつ端的に表現している点は評価ポイントに該当するでしょう。しかし上記の文章では「ボランティア活動」の成果が必ずしもコンサルタントに応募する根拠とはならないので、エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があることを念頭に置きましょう。
まとめ
この記事では、ハウス食品の会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
ハウス食品はカレーのルーなどの販売を行っている会社です。人気商品を取り扱っている会社なので、安定的で将来性にも期待できる会社となっています。
このような背景を持つハウス食品では、「食を通じて、家庭の幸せに役立つ」を存在意義として掲げており、この精神に共感できる人材を求めています。
特に、ハウス食品では向上心を持って、会社に貢献が可能な人を求めています。
また、社会の発展に寄与したいという強い意志を持つ人材が評価されます。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、ハウス食品の内定に一歩近づくための参考になることを願っています。