【企業分析】グノシーの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/04/26更新
はじめに
株式会社Gunosy(グノシー)は東京都渋谷区に本社を置くWebサービス・IT業界に属する企業です。
子会社として、株式会社Gunosy Capital、合同会社Gunosy Capital、株式会社ゲームエイト、株式会社Smarpriseを持ち、設立12年目を迎えたベンチャー企業です。
今回はそんなグノシーの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事では株式会社Gunosyへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。
- グノシーの仕事内容が気になる
- グノシーの就職難易度を知りたい
- グノシーの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、IT業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、グノシーの就職難易度はやや高いと考えています。
理由は以下の3点です。
- 国立大学や有名私立大学など、高学歴出身者が多い
- 東証プライム上場企業であり、就活生の人気が集まりやすい
- サービス知名度が高く、応募が集まりやすい
採用大学は全てが明らかになっているわけではありませんが、過去の社員インタビューなどをみると、国立大学や有名私立大学の名前が連なっています。
しかし、職種によっては高専卒などの学歴の人にも門戸が開いており、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分に有り得るでしょう。
また職種としては、セールスや広告プロダクト企画、エンジニアなど、多岐に渡ります。
業務内容は配属先によってさまざまですが、広告営業や企画、エンジニアとしてソフトウェアを開発したり、データサイエンティストとしてデータ活用の業務を担当することもあるようです。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
株式会社Gunosyについて
出典元
情報を世界中の人に最適に届ける。|株式会社Gunosy(グノシー)
会社概要
株式会社Gunosy(グノシー)は、「情報を世界中の人に最適に届ける」をミッションに掲げ、主な事業としてスマートフォン向けメディアアプリである「グノシー」、「ニュースパス」、「auサービスToday」などのメディア事業を展開しています。
2023年3月時点でメディア累計のダウンロード数は6290万ダウンロードを超え、日本屈指の情報キュレーションサービスとしての地位を確立。
また、子会社である株式会社ゲームエイトでは、月間4,200万人以上のユーザーが利用するゲーム総合情報Webサービス「game8.jp(ゲームエイト)」を運営するなど、グループ内での事業の多角化にも成功しています。
設立僅か2年半で東証マザーズ市場へ上場、その2年8か月後には東証一部上場を果たすなど、スピーディーな成長を遂げてきました。
主要取引先としては、Google LCCや、大手携帯キャリアであるKDDI株式会社などが挙げられます。
また、グノシーの強みであるテクノロジー分野の強化を目指し、「Gunosy Tech Lab」を社内に設立。
自社プロダクトのアルゴリズム改善を行い、社外への技術提供や、学会への論文発表など、業界全体の成長に繋がる研究開発も行っています。
働き方としては、リモートワーク×出社のハイブリッドワークを推進し、生産性高く活躍できる環境を整えているのです。
一方でリモートワーク時も社員同士がコミュニケーションを図れるよう、さまざまな企画を用意し、社員一人ひとりが孤立しない仕組みづくりにも取り組んでいます。
また、出社時は、渋谷スクランブルスクエア内のコワーキングスペース「WeWork」で業務を行います。
社員の専用エリアのほか、フリードリンクバーやゆったりとくつろげるソファスペースが完備されたフリースペースでの業務も可能です。
完全フリーアドレス制など、適度にリフレッシュしながら働ける「先進的な働き方」を取り入れています。
参照ページ
各事業別の売上規模
株式会社Gunosy(グノシー)の2023年度の総売上高は80億5,200万円で、営業利益は2億6,800万円マイナスでした。
この売上は100%がメディア事業によるもののため、詳細な内訳は公開されていません。
スマートフォンの普及や社会全体のデジタル化などを背景に、インターネット広告市場は3兆円規模にも達し、その追い風も受け、既存のメディア事業(『グノシー』、『auサービスToday』、『ニュースパス』など)の収益性向上、成長実現に注力しています。
営業利益のマイナスは、グノシーの広告宣伝投資によるものが影響しているようです。
各事業セグメントの解説
株式会社Gunosyの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
メディア事業 | 「網羅性」、「速報性」、「パーソナライズ性」に着目した情報キュレーションサービス「グノシー」や、KDDI株式会社との提携したauのポータルアプリ「auサービスToday」やニュース配信アプリ「ニュースパス」の開発・運営をしています。 |
株式会社Gunosyのメイン事業は、情報キュレーションアプリ「グノシー」などのメディアサービスです。
さまざまな情報発信を通してユーザー数を拡大し、ユーザーの興味・関心にまつわるデータを蓄積しています。
こうしたデータは、「グノシー」グループの顧客の商品やサービスに関心があるターゲットユーザーの特定に活用されています。
データ分析分野の強みを活かして、グノシーだけでなく、関連グループ会社のクライアントに対して、これらのデータを活かした広告商品の提供を行い、収益を獲得しています。
以下に参照ページを紹介するので是非確認してみてください。
参照ページ:
株式会社Gunosyで働いている社員は?
平均勤続年数は?
株式会社Gunosyの平均勤続年数は3.3年です。
「平成30年度用全国産業別平均一覧表」によると、男性の情報通信業(IT業界)の平均勤続年数は男性で12.9年、女性で9.5年というデータが出ているため、非常に出入りの激しい企業ではあるようです。
ただし、設立が2012年と若い会社であることも念頭に置いておきましょう。
また、全職種平均勤続年数が11.6年と言われているため、参考にしてみてください。
平均年収は?
株式会社Gunosyの平均年収は、700万円でした。
2022年度の全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。
平均残業時間は?
株式会社Gunosyの従業員の平均残業時間は、正確な数字はインターネット上にはありませんでした。
平均ボーナス額は?
株式会社Gunosyの平均ボーナス額は、インターネット上の情報だけでは分かりませんでした。
しかし、株式会社Gunosyの平均年収から、平均ボーナス額は112万円程度と推測できます。
理由は、国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合は約16%だからです。
あくまで参考程度にしておいてください。
また、グノシーでは年に2回、ボーナスが支給されます。
どんな文化なの?
株式会社Gunosyは、「年功序列」ではなく、その人の働きや貢献度に応じて評価される社風です。
年に2回の評価制度を整え、短期間で給与や等級を見直しているのも、そのためです。
若手や社歴の浅い社員であっても、実績を上げた分だけ正当に評価されるため、実力主義の会社に興味がある人にはピッタリの会社だと言えるでしょう。
また、人材育成に関しては社員一人ひとりの市場価値に基準を置き、職種に応じて必要なスキルを習得する研修や、管理職向けの研修を実施するなど、画一的ではなく、その人に合った教育を行っています。
参照ページ
Gunosy 【6047】 : 株価・チャート・企業概要 | 企業情報FISCO
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
IT業界・Webサービス業界の中での株式会社Gunosyの立ち位置をご紹介します。
上記グラフを参照の通り、売上高を他社と比較してみても、グノシーはトップクラスの企業だということがわかります。
理由として以下の要因があると考えられます。
- 知名度の高いサービス:国内有数の情報キュレーションサービス「グノシー」をはじめ、トップクラスに知名度の高いサービスを手掛けており、強固なブランドを持っています。また、広告商品『Gunosy Ads』の売上もサービス開始依頼、右肩上がりに伸び続けています。
- 専門性の高さ:業界に先駆けてWeb広告の分野に取り組み、非常に大きな強みを持っています。ターゲットに合わせた興味・関心のある広告ノウハウを活用し、クライアント企業の集客等へ活かしています。
以上の要素によりグノシーはWebサービス業界の中でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられます。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2023年) | 平均年収 | 社風 |
グノシー | 80億5,200万円 | 年収700万円 | 年齢に関係なく実績で評価する |
クックパッド | 76億7,00万円 | 年収823万円 | 新たなチャレンジを歓迎し、ミッションを重視する社風 |
ニフティライフスタイル | 30億700万円 | 年収722万円 | 保守的・穏やかな社風 |
note株式会社 | 72億200万円 | 年収680万円 | クリエイターファーストな社風 |
参照ページ
株式会社Gunosyの新卒募集要項について
以下に株式会社Gunosyの新卒募集要項についてまとめました。
2024年4月現在、グノシーは新卒採用を表立って募集しておりません。
現在は新卒採用という形にとらわれず、アルバイトやインターンシップという形でチャレンジする学生を歓迎しているようです。
制度としては年2回の賞与のほか、昇給の機会も年2回設けられるなど、スピード感のある成長が可能なのが特徴です。
また、新卒にとって重要なポイントである研修制度は、2カ月間の新卒研修で座学、動画研修(Udemyを使用)、OJTと多方面から学ぶことができるため、早期のスキルアップが実現できるでしょう。
さらに、リモートワーク×出社のハイブリッドワークを推奨しており、月1万円の在宅勤務手当が支給されるなど、時代に合った働き方を導入していると言えます。
一方で、会社はシェアオフィス・コワーキングスペース「WeWork」内にあり、グノシー専用スペースのほかにシェアスペースを自由に使うことも可能。
オフィス内にはフリードリンクや高さを変えられる昇降デスクを用意するなど、生産性高く働ける設備も整えています。
職種 | ビジネス職(セールスなど) エンジニア職 |
給与 | 詳細データなし |
勤務時間 | フレックスタイム制 コアタイム:10時30分 ~ 16時30分 フレキシブルタイム:(始業)7時00分 〜 10時30分、(終業)16時30分 〜 22時00分 休憩時間:11時00分 ~ 14時00分までの間に1時間 ※リモートワークあり |
勤務地 | 東京都渋谷区渋谷 2-24-12 渋谷スクランブルスクエア41F |
賞与 | 年2回(6月、12月) |
休日制度 | 土、日、祝日、年末年始 有給休暇:初年度10日付与 特別休暇:夏季休暇、慶弔休暇、産前産後休暇、育児休暇 |
研修制度 |
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福利厚生 |
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参照ページ
求める人材
株式会社Gunosyでは、求める人材として下記のものを公表しています。
他の「グノシー」グループの会社でも共通になっている可能性が高いです。
- 当事者意識を持って、サービスをより良くしたい方
- 目標達成のためにチームメンバーと協力して仕事ができる方
- 向上心があり、挑戦し続け、失敗から学ぶことができる方
- 数値にもとづいたコミュニケーションができる方
- その場しのぎのためではなく、長期的価値をつくるために仕事ができる方
以上の5つはグノシーが掲げるミッションである「情報を世界中の人に最適に届ける」ために必要なものと考えられます。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
新卒採用のフロー
株式会社Gunosyの選考は、下記の通りの選考フローです。
ただし、エンジニア職とビジネス職で一部選考フローが異なるため、注意が必要になります。
面接では志望動機、ガクチカなどのスタンダードな質問がされますが、その回答を深掘りするような質問も多数されるようです。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①新卒エントリー(共通)
グノシー公式サイトや各求人サイトの新卒エントリーボタンより必要事項を入力し登録を行います。
エントリーフォームでは所属の学校の情報や、住所氏名といった個人情報を入力し、履歴書を添付の上、送信して終了です。
②選考インターン(エンジニア職のみ)
エンジニア職は、5日間の短期インターンがほぼ必須のため、インターン参加に向けて選考が行われます。
コーディング課題などが出され、簡単なアプリをつくるなど、実践的な試験内容となります。
こちらを通過すると、5日間の選考インターンへの参加資格を獲得できます。
実際にオフィスで働いたり、リモートで参加するなど、情勢に合わせてインターンの形式は変化します。
インターン終了時、合格者には面接の案内がされるというフローです。
③一次面接(共通)
一次面接では、現場の社員が中心となって行われることが多いようです。
面接では自己紹介や志望理由、学生時代に力を入れたことなどが聞かれますので自分の答えを見つけておきましょう。
今までに確認できた質問事項を紹介します。
- 自己紹介(自己PR)
- 志望動機
- 学生時代に頑張った事
- (回答に関して)その時に困難だったこと
- どうやって困難を乗り越えたか
- そこから何を学んだか
自己分析をしっかりと行い、深堀りの質問にもスムーズに答えられるよう備えましょう。
④複数回面接(共通)
グノシーの二次面接~最終面接では、現場の上席クラスの社員や役員による面接が行われます。
個々に合わせて選考を行うため、回数はその方によって異なるようです。
一次面接同様にガクチカなどの深堀りは行われますが、志望動機や入社して何がしたいか、など、入社意思の強さを確認する質問もされるようです。
今までにあった質問事項を紹介します。
- 志望動機
- 入社してしたいこと
- 将来どのようなことがしたいのか
- 学生時代に頑張った
- その際の課題や壁にぶつかったこと
- 得意なこと など
最終になるにつれて質問が深堀されたり、実務に適性があるのかを確かめるような質問が多くなされていることが分かります。
自分が実際に現場で働いている姿を想定するなどしてイメージを付けられるようにしましょう。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
⑤内定
複数回の面接を突破し、内定が決まります。
参照ページ
採用大学
株式会社Gunosyの採用大学の実績を以下に掲載します。
また、ここに載っている大学だけが全てではありませんので、ご注意ください。
<大学院> 東京工業大学 <大学> 東京大学、東京都立大学、上智大学、早稲田大学、関西学院大学、慶應義塾大学、名古屋大学、室蘭工業大学ほか |
最難関大学が多いものの、職種によっては学歴問わず採用しているようですので、不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、株式会社Gunosyの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度はやや高いといえるでしょう。その理由として以下の3点が挙げられます。
- エンジニア職はインターンがほぼ必須である
- 職種によっては学歴フィルターもないと考えられる
- 東証プライム上場企業として、充実した福利厚生がある
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をし、また「なぜ他の企業ではなくグノシーを志望するのか」などを考慮した上で内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
グノシーは、IT業界・インターネットサービス業界に属する企業で、スマートフォン向けメディアアプリ「グノシー」「ニュースパス」「auサービスToday」などを展開しているメディア事業を主事業としています。
Web上のさまざまな情報の中から、独自のアルゴリズムを駆使し、より上質な情報をユーザーに届けています。
設立12年目のベンチャー企業ではあるものの、スピード成長を遂げ、東証プライム上場を果たすなど、業界内でも屈指のレベルを誇る企業です。
そのため、企業研究をしっかりと行っているか否かで就活での結果は変わってきます。
ぜひこの記事を参考に、対策をしっかり行って選考に望んでください。
この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。