株式会社西武ホールディングスのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/4/24更新
はじめに
この記事では株式会社西武ホールディングス(以下西武ホールディングス)の選考を受けるにあたり、エントリーシートの書き方に不安を感じている方へ向けて、選考通過率を上げるライティングポイントについて詳しく解説しています。
特に西武ホールディングスならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
さらに、西武ホールディングスが求める人材や、選考情報の重要なポイントについてもアドバイスしていますので、西武ホールディングスの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお読みください。
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
西武ホールディングスの概要
初めに西武ホールディングスとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
西武ホールディングスとは
西武ホールディングスとは西武グループの持株会社であり、2014年に東証1部に上場している企業です。
主な事業はグループ全体の経営戦略策定、グループ事業会社の経営管理、グループ全体の資金管理・調達、グループ全体の広報、グループコンプライアンスの推進です。
西武グループは81社、約23,000の社員から成り立っており、展開している事業には「都市交通・沿線事業」「ホテルレジャー事業」「不動産事業」「その他事業」があります。
多様さに富んだ事業を手掛けていることや海外へ進出していることが強みです。
西武ホールディングスの採用難易度
西武ホールディングスの採用難易度について紹介します。
結論から述べますと、西武ホールディングスの採用難易度はかなり高いと考えています。
まず、西武ホールディングスの知名度です。
西武グループは非常に馴染み深い事業を手掛けているため、多くの就活生が志望していることが予想されます。
そして給与等の待遇面や福利厚生も充実していることも注目を集めている理由の1つです。
次に西武ホールディングスの採用人数の少なさです。
過去3年の採用人数を見てみましょう。
採用年度 | 人数 |
2023年 | 6名 |
2022年 | 4名 |
2021年 | 5名 |
このように例年10名未満しか採用されていませんので、難易度を高めています。
また、学歴フィルターのある可能性があります。
次の項目で採用大学について紹介しますが、最難関大学の採用が多くありました。
これらのことを踏まえると、西武ホールディングスの選考は難易度が高いと言えるでしょう。
西武ホールディングスの採用大学
西武ホールディングスの採用大学の実績は以下の通りですが、いわゆる学歴フィルターは存在していると考えられます。
<大学院> 東京大学、筑波大学、早稲田大学、お茶の水女子大学、名古屋大学 <大学> 東京大学、京都大学、一橋大学、東京都立大学、早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、立教大学、千葉大学、中央大学、同志社大学、上智大学、横浜国立大学 |
採用実績のある大学を見ると最低でもGMARCHレベルの大学となっており、最難関大学と呼ばれる偏差値の高い大学の出身者が多いので選考難易度は高いです。
以下の記事では学歴フィルターについて徹底解説しています。
ぜひ併せて記事を参考にしてください。
西武ホールディングスが求める人材とは?
西武ホールディングスでは、西武グループの掲げるビジョンに共感し、人の喜びを自分の喜びとして成長できる人材を求めています。
西武グループのビジョンは、グループ理念・グループ宣言・スローガンによって成り立っています。
非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。
また、西武グループの仕事はお客さま一人ひとりの感動・喜びに直接触れることができるという点が大きな魅力です。
誰もが持っている欲求ですが、これをプロフェッショナルとして追求する姿勢が求められています。
以下の4点を「プロになる心構え」として備えておくべき資質にあげています。
- 明るくさわやかであること
- 常に自己啓発・研鑽していくプロとしての執念
- 旺盛なチャレンジ精神
- 企業人・社会人としての颯爽とした姿勢・振る舞い
入社前のスキルよりもこうした姿勢や心構えを大切にしています。
参照ページ:
西武グループ各社の採用方向性の違いは?
前述している通り、西武ホールディングスは西武グループの持株会社です。
西武グループには、西武鉄道・西武リアルティソリューションズ・西武プリンスホテルズワールドの3社を中核会社とし、81社のグループ企業があります。
その他にも、みなさんに馴染みのある西武ライオンズ・横浜アリーナや横浜・八景島シーパラダイスなども運営しています。
このように、都市交通・沿線事業、ホテル・レジャー事業、不動産事業など、お客さまの生活に密着した幅広い事業を展開していることがわかるでしょう。
また、グループ全体で経営理念・進むべき方向性を示す『グループビジョン』を掲げており、『でかける人を、ほほえむ人へ。』のスローガンのもと、「お客さま目線」「コンプライアンス」を念頭に安全・安心で快適なサービスを提供しています。
グループ企業各社で新卒採用が行われており、各社・各職種で併願可能です。
しかしながら、どれも行う業務が異なるため、ご自身の本当にやりたいことはなにかを考えて応募することを推奨します。
求める人材についても、グループ全体で掲げているものもあれば、グループ企業独自のものもあります。
選考ステップやスケジュールに関する詳細は、西武グループの新卒採用サイトで案内されていますので、確認してください。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
就活でエントリーシートが用いられる目的は、企業が就活生のスキルや性格が自社にマッチしているかをチェックするためです。
企業は、応募者がどのような人物であるか、そして入社後自社でどのように活躍できるかを想像しながら選考しています。
そして個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めています。
その他に重要視しているポイントは、応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、ベストパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業でなければならない理由」も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは、説得力のある文章にするため必ず結論から書き始めます。
以下の流れを意識するようにしましょう。
- まず結論を提示する
- その結論に至った理由を書く
- 理由を裏付けるための具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この書き方をPREP法と言います。
結論を先に述べることによる最大のメリットは、焦点を当てたいテーマが明確になることです。
また、論理的な構成であるため読み手の理解度が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が化粧品業界を志望する理由は、化粧品を提供することで女性の日常に彩りを与えたいと考えたからです。 理由:中でも、貴社の肌の弱い方やアトピーの方でも使いやすいベースメイク商品に力を入れている点に魅力を感じています。 私は幼い頃から肌が弱く、常にコンプレックスを感じており、人前に出ることが辛い時期がありました。メイクを楽しみたいという思いもありましたが、肌に合う商品がなく諦めていました。 具体例:しかしある時、友人のアドバイスで貴社の化粧下地を使用した際、これまで必ず出ていた肌荒れが全く出なかった驚きと感動を今でも覚えています。 この経験から、私のような肌体質で悩みを抱える女性にも、メイクを楽しみ日常に彩りを与えられるような化粧品を開発したいと思うようになりました。 また、大学時代にはアパレル関係のアルバイトを経験し、トレンドの捉え方や消費者ニーズの分析力を培いました。 締め:貴社に入社後には、化粧品の成分を研究し常にアンテナを張り市場ニーズを捉えた商品開発したいと考えています。 |
西武ホールディングスの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートにおいて大事なポイントの一つでもある「この会社を志望している理由」を明確にすると、通過率を格段に上げることができるでしょう。
例えば西武ホールディングスであれば、スローガンである「出かける人を、ほほえむ人へ」であったり、その他グループ理念や宣言だったりを文章の中に取り入れることが有効的です。
もちろん上記内容は必ず書かなければいけないわけではありません。
西武ホールディングスは、現在保持しているスキルよりもパーソナリティを重視しています。
中でも人の喜びを自分の喜びとして成長できる人を求めています。
スキルやノウハウは経験を積み重ねる内に身につけることができますが、こうした姿勢や心構えは生まれ持った素質です。
それらをアピールするために、過去の経験を振り返り、そこから学んだことや将来像を明確にしておくとよいでしょう。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートは、新卒採用を受けるにあたって必ず提出する書類であり、就活生にとっては自信をアピールする最初の場です。
企業側が提出を求める理由は「自社にマッチした人材を効率的に見つける」ためです。
数多くの就活生がエントリーをしている場合、全就活生と面接を行うことは物理的に不可能です。
そのため、自社にあった学生のみに面接に進んでもらうために書類選考をしています。
エントリーシート作成に取り組む上で、押さえておきたいポイントは以下の3点です。
- 論理的な文章構成
- 企業理念や求める人材に沿った人物像で書く
- 将来の活躍をイメージできるか
エントリーシートは1〜2分で判断されることが多いため、簡潔にわかりやすく書く必要があります。
論理的な構成で書くことにより、採用担当者があなたの伝えたいことが一目で理解できるようになるでしょう。
また、西武ホールディングスが求める人材と自身がどれだけマッチしているかが重要ですので、過去の経験、スキル、強み、直面した課題とその解決策について振り返り、これらをどのようにエントリーシートに結びつけられるかも熟考してください。
エントリーシートの一般的な質問には、志望動機・学生時代に力を入れて取り組んだことや自己PRがあります。
これらの項目から見極めているのは、就活生の人柄・価値観・適性やポテンシャルです。
具体的に企業が見ているポイントは以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
過去の西武ホールディングスの選考においてのエントリーシートで頻出していた質問と記載例を紹介します。
総合職のエントリーシート
志望動機
- あなたが西武グループを統括している西武ホールディングスを志望する理由と、西武グループの経営資源を活用してあなたが取り組みたい内容を記載してください。(500文字以内)
【記載例】
私が貴社を志望している理由は2点あります。 まず1つ目は事業規模です。 貴社には鉄道、ホテル、レジャー、不動産など人々の生活に関わるあらゆる分野を網羅しています。 また公共交通機関事業により安定的な収益源を確保しつつ、その他の事業で需要の波を上手く捉え、さらなる収益の最大化に挑める仕組みが確立されている点に、貴社ならではの強みがあると考えています。 中でも、これら多岐に渡る事業のシナジー効果を作り出し、グループ全体で一つの方向性に導いていくことが求められる、非常に責任の大きな仕事が出来る環境に魅力を感じ志望しました。 二つ目は、会社の成長性です。 現在の国内で業界No.1になるためには、日本のみならず海外を視野に入れることが必要だと考えています。 多くのホテルでもインバウンド事業が当たり前になっていますが、貴社の魅力はそれだけでなく、すでに海外にもホテルを保有しており、認知度を上げる施策がすでに取られている点です 次世代の可能性は幅広い事業を手がけている貴社にあると思います。 入社後私は、まず現場を経験した後経営戦略を考える仕事に携わり、不動の業界No.1の地位を築いていけるように貢献します。 |
ポイント:まず結論ファーストで述べていることにより、読み手が次にくる内容を理解した上で読めるようにしています。
そうすることにより、行ったり来たりするという手間なく読めるようになるでしょう。
また、他企業にはない西武ホールディングスならではのことを取り入れている点が評価できるポイントです。
他にはない魅力を見つけるには、西武ホールディングスだけでなくその他の企業や業界の研究ができているかがカギになってきます。
【記載例】
私が学生時代に最も挑戦したことは海外留学です。 社会人としても常に高みを目指す姿勢を持ち続けることの重要性を感じ、限られた時間の中で最大限の学びを得るため、アメリカへの1年間の留学を決めました。 留学前には、日常会話や現地での基本的なマナーや文化を徹底的に研究し、留学での成果を最大化することを目標に掲げました。 しかし、現地の学生と交流し言語や文化の違いを目の当たりにすると、戸惑うことばかりで積極的に行動することはできませんでした。 この挫折から、私は次の2つのことを実践することにしました。 新聞やテレビを活用すること、ホストファミリーと積極的に会話をすることです。 日常生活で、新聞からアメリカの経済事情や社会情勢など全般、テレビから海外の文化や考え方を理解しました。また、ホストファミリーと少しでもコミュニケーションを円滑にするためにはボディランゲージを多用し、意思疎通を図ることができました。 私がこの経験から身に着けたことは、未知の環境において自己成長させる力と与えられた状況下で最大限努力する姿勢です。 貴社に入社した際にも、この強みを活かして常に高みを目指していきたいと考えています。 |
ポイント:1文目に結論を簡潔に述べていることによって、その後の内容が伝わりやすくなっています。
いきなり本論に入ってしまうと、読み手が文章を行ったり来たりしながら理解することになります。
次に目標や課題を挙げ、実際に取り組んだ具体的なエピソードを取り入れていることが評価できる点です。
物事への取り組み方には人柄が特に表れます。
抽象的な表現をするのではなく、工夫の内容や考えを書くことがポイントです。
また、西武ホールディングスでは成長していく姿勢を重要視しています。
こうした企業が求める人材像とマッチした内容を選ぶようにしましょう。
まとめ
この記事では、西武ホールディングスの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
西武ホールディングスは、81社のグループ企業を持つ西武グループの持株会社です。
西武グループでは、都市交通・沿線事業、ホテル・レジャー事業、不動産事業など、お客さまの生活に密着した幅広い事業を展開しており、それら全グループ企業を統括するグループガバナンス体制を構築・運用しているのが西武ホールディングスです。
西武グループ全体で「出かける人を、ほほえむ人へ」というスローガンのもと、お客さまの喜びを自身の喜びとして成長に結びつけるような人材が求められています。
また、現状保持しているスキルやノウハウよりも基本的な姿勢や心構えを重視しています。
選考に受かりやすいエントリーシートを作るには、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが大切です。
この記事が、西武ホールディングスの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。