雄電社のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/4/21更新
はじめに
この記事では株式会社雄電社(以下、雄電社)への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特に雄電社ならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、雄電社が求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、雄電社の内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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雄電社の概要
出典元:株式会社雄電社
初めに雄電社とはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
雄電社とは
株式会社雄電社は、東京都品川区に本社を置く建設業界に属する企業です。
日本全国に複数の事業所を展開しており、超高層マンション・大規模商業施設、物流施設などの大型プロジェクトから、病院・学校などの公共施設まで、建物の電気工事に特化した事業を展開しています。
雄電社の採用難易度
雄電社の採用難易度は平均的な難易度とされています。
これは、「2024年卒 東大・京大就職人気ランキング」で雄電社が13位にランクインしていることからも明らかです。
採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分に有り得ます。 また職種としては、電気設備エンジニアとなっており、業務内容としては主に建物の電気工事に従事することになります。
商材は配属される部門によって異なりますが、超高層マンション・大規模商業施設、物流施設などの大型プロジェクトから、病院・学校などの公共施設まで、建物の電気工事がメインになります。
また、建設業界のトップ企業と比較すると売り上げにもかなりの差があり、決して難易度の高い企業とは言えないでしょう。
雄電社の採用大学
雄電社の採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えます。
<大学院> 大阪大学、京都大学、慶應義塾大学、筑波大学、東京大学、 <大学> 青山学院大学、大阪大学、大阪市立大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、東京工業大学、東京理科大学、立命館大学、早稲田大学大学、学習院女子大学、京都大学杏林大学、岐阜経済大学、国立音楽大学、群馬大学、慶應義塾大学、恵泉女学園大学、高知大大北海道大学、松山大学、武蔵野大学 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、雄電社は多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
雄電社が求める人材とは?
結論から言うと、雄電社のパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
また、入社前に必要な知識やスキルは入社時に必須ではなく、社会をより良くする強い意志を持つことが重視されていることも書かれています。新卒求人サイトでは、オンボーディングのカリキュラムやコンテンツを重要視していることも、メッセージに記載されています。この観点から、雄電社の門をくぐりたい人は事前に建設や建築関連のナレッジが無くてもよい事も読み解けます。
参照ページ:人材育成の必要性と、その方針
雄電社各社の採用方向性の違いは?
雄電社は「信用第一」を社是として掲げており、その意味は「お客様に対して誠意をもって向き合う」ということを意味しています。雄電社は創立以来、常にお客様に満足していただける企業を目指しており、これは変わることのない大切な理念として、これからも受け継いでいくと説明しています。そのため、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
さらに雄電社は、新卒採用において重要視している部分として下記の6点を挙げています。
- 挑戦意欲のある人
- ものづくりに感動できる人
- もうひと頑張りできる人
- 協調性のある人
- 一歩先を見ている人
- 創造力のある人
それぞれ見ていきましょう。
挑戦意欲のある人
雄電社は創業してから約90年、常に挑戦し続けてきた会社です。そのため、次の100年に向けて、歩みを止めない姿勢を大切にしています。
ものづくりに感動できる人
「ものづくりに感動できる」そして「技術に夢を語れる」社員を育成することが社会貢献であるというのが雄電社の考えていることであり、このメッセージに共感できる人を求めています。
もうひと頑張りできる人
あきらめない姿勢を大切にしています。
協調性のある人
雄電社には事業所や部署、世代間、社長と社員の垣根を越えて親交を深めるためのイベントが数多くあります。このように垣根を越えて協力していく姿勢を大切にしています。
一歩先を見ている人
次の100年に向けて、歩みを止めず、次を見据えられる人材を大切にしています。
創造力のある人
企業の使命として、空間に新しい価値を造り出す技術をもって、豊かな社会環境創造の一翼を担うことを目標にしています。
選考ステップやスケジュールに関する詳細は、雄電社の採用ページやリクナビで案内されています。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が就活生応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、就活生応募者がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、就活生応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私がコンサルティング業界を志望する理由は2点あります。 理由:1点目は、周囲を巻き込みながら問題解決できる私の強みはコンサルティング業界で最大限に発揮されると考えるからです。 具体例:私はバイトリーダーとして塾の運営を行っています。運営においては、問題共有する場を設けたり、生徒との個人面談を担当することで諸問題を解決してきました。 結び:この強みを発揮できると考えコンサルティング業界を志望します。 理由:2点目は、幅広い業界に深く携わることにより様々なスキルを吸収し、成長したいと考えているからです。 具体例:現代ではコロナウイルスやIT、グローバル化により日々社会が激しく変化しています。その変化に適応し、活躍していくためには自身の能力を高めていくことが不可欠です。コンサルティング業界では幅広い業界の企業をお客様とし、課題解決のための様々な戦略提案や、ニーズを満たすため日々インプットできる環境にあるため、志望理由にマッチしています。 結び:そのため、自身の成長できる環境があるという点からコンサルティング業界を志望しています。 |
雄電社の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。例えば雄電社であれば社背として掲げている「信用第一」の意味である「お客様に対して誠意をもって向き合う」であったり、その他バリューやビジョンだったりを文章の中で取り上げましょう。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。例えば雄電社は特に施工管理に特化した建設企業です。その強みを活かし、自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできます。
大事なのは数ある建設企業や代替可能業界がある中で、なぜ「雄電社」を選ぶのかを論理的に説明することです。
参照ページ:ご挨拶 | 会社情報|株式会社雄電社
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
雄電社の選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
コンサルタント職のエントリーシート
志望動機
・建設業界を志望する理由をご記入ください。(400文字以下)
【記載例】
私は建設業界で人々の生活を豊かにしたいと思い、この業界を志望しました。 興味を持つようになったきっかけは、大学で建築学を専攻していたことです。建築物が社会に与える影響力と、その建築物を作り上げる過程に魅力を感じ、建設業界に進むことを決意しました。 特に、建設プロジェクトが地域社会に与えるポジティブな影響に興味があります。新しい建築物が地域の景観を変え、人々の生活を豊かにする様子を見ることは、この業界で働く大きなやり甲斐の一つだと思います。 また、建設業界は常に新しい技術や方法論を取り入れており、そのダイナミックな変化に対応することは刺激的です。私はこの業界で働くことで、最新の技術を学び、それを活用してより良い建築物を作り上げることができると考えています。 私が貴社に興味を持った理由は、顧客満足度の追求にあります。貴社の「信用第一」というビジョンに共感し、その理念をもとに働きたいと思っています。 私は施工管理職として、貴社の計画するプロジェクトの成功に貢献し、やりがいを感じつつも顧客満足度の向上に努めたいと考えています。 以上の理由から、私は建設業界、特に貴社でのキャリアを強く望んでいます。よろしくお願いいたします。 |
ポイント:最初に結論ファーストで展開している点は評価できます。また、自分の現在軸から未来軸へ論理構造を作ることで、雄電社で何をしたいのかが分かりやすくなっています。
自己PR
・何かご自身でやり遂げた経験を具体的にご記入ください(500字)
【記載例】
私の強みは、困難な課題に対しても粘り強く取り組み、最後までやり遂げる力です。 その強みを発揮した経験として、大学時代に所属していたボランティアサークルでの活動が挙げられます。 サークルでは、地域の子どもたちを対象とした学習支援を行っていました。 ある時、ある子どもが勉強になかなか集中できずに困っていました。 その子どもは、家庭環境が複雑で学校でもいじめを受けていたのです。 私は、その子どもとじっくり話をし、信頼関係を築きました。 その結果、その子どもの表情は明るくなり徐々に勉強に集中できるようになりました。 この経験から、困難な課題に対しても粘り強く取り組み、最後までやり遂げる大切さを学びました。 また、相手の課題や悩みを理解し、その人にとって最適な解決策を導くことができることも学びました。 この強みを活かして、施工管理として、クライアントの課題を解決し、チームをまとめながらも社会に貢献していきたいと考えています。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できます。また、時系列に順序だてて、かつ端的に表現している点は評価ポイントに該当するでしょう。しかし上記の文章では「ボランティア活動」の成果が必ずしも施工管理に応募する根拠とはならないので、エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があることを念頭に置きましょう。
ガクチカ
・学生時代頑張ったことを記入してください(500字)
【記載例】
私が大学生時代に最も力を注いだのは、学生ボランティア団体での活動でした。私たちは地元の小学校で週末の学習支援を行っていました。私はこの活動を通じて、子供たちが学ぶ喜びを感じ、自己成長を遂げる様子を目の当たりにしました。 しかし、活動初期には参加者が少なく、団体の存続が危ぶまれる時期もありました。そこで私は、団体のPR活動を積極的に行うことを決意しました。学内でのポスター掲示やSNSでの情報発信を行い、新たなメンバーを募りました。結果として、団体のメンバーは3倍に増え、活動の幅も広がりました。 この経験から、困難な状況でも解決策を見つけ出し、行動に移すことの重要性を学びました。また、チームでの協力とコミュニケーションの大切さも実感しました。これらの経験は、私が将来の職場で活躍するための貴重な糧となりました。私はこれらの経験を活かし、貴社での仕事に取り組みたいと考えています。 |
ポイント:時系列に順序だてて、かつ端的に表現している点は評価ポイントに該当するでしょう。また、そこで経験した問題に対してどのような行動で解決に向かっていったかを記載しているのもいいと思います。
しかし、その中で具体的にどのように決めたのか、メンバーと工夫したのかなどが不明なため、面接で深掘りされる可能性がありますので、しっかり対策をしておきましょう。
まとめ
この記事では、雄電社の会社概要やエントリーシート(エントリーシート)の書き方について解説しました。
日本全国に複数の事業所を展開しており、超高層マンション・大規模商業施設、物流施設などの大型プロジェクトから、病院・学校などの公共施設まで、建物の電気工事に特化した事業を展開しています。
「お客様に対して誠意をもって向き合う」ということを意味する「信用第一」を社是として掲げており、建設業界を取り巻く環境の変化や、お客様からのニーズに柔軟に対応しています。
特に、雄電社では「ものづくりに感動できる」そして「技術に夢を語れる」社員を育成することが社会貢献であると考えており、新たな価値の創造と信頼の醸成の実現を目指しています。
また、上記の考えに共感してくれる人材の他に
- 挑戦意欲のある人
- ものづくりに感動できる人
- もうひと頑張りできる人
- 協調性のある人
- 一歩先を見ている人
- 創造力のある人
が評価されます。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
また、エントリーシートに関しては具体的な情報がないため、自己PRや志望動機、ガクチカなど、基本的な内容を徹底的に対策しましょう。
この記事が、雄電社の内定に一歩近づくための参考になることを願っています。