【企業分析】京阪神ビルディングの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/4/18更新
はじめに
京阪神ビルディング株式会社は、大阪府大阪市中央区に本社を置くビル会社です。
多機能で安全性の高いビルや施設を提供する「オフィスビル事業」「データセンター事業」などをおもな事業としています。
今回は、そんな京阪神ビルディングの企業研究をするための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
以下のような京阪神ビルディングへの就職に興味がある就活生を対象に企業分析をしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 京阪神ビルディングの仕事内容が気になる
- 京阪神ビルディングの就職難易度が知りたい
- 京阪神ビルディングの選考対策として何をすればいいのかわからない
不動産以外の業界については、以下の記事で概観しています。
ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先に本記事の結論からお伝えすると、京阪神ビルディングの就職難易度はそれほど高くはありません。
採用大学の実績を見る限りでは「学歴フィルター」がないからです。
京阪神ビルディングの平均年収は1071万円と、確かに不動産業界の中ではとても高い水準です。
2023年までに、高難度の大学から標準的なレベルの大学出身者を採用しているという実績があります。
本記事を参考に選考対策をすれば、すべての就活生に内定のチャンスがあるといえるでしょう。
募集している職種は「総合職(営業・管理部門)」です。
仕事内容は国内での営業や建物のメンテナンス業務、人事、法務など多岐にわたる業務を担当します。
次からは、各事業の詳しい内容や就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
京阪神ビルディング株式会社について
会社概要
京阪神ビルディング株式会社は、1948年に設立された不動産・住宅関連メーカーです。
大阪府大阪市中央区に本社を置く、不動産業界に属する企業です。
主な事業は、さまざまな機能や高い安全性を誇るビル・施設を提供する「オフィスビル事業」「データセンタービル事業」、日本中央競馬会(JRA)に場外馬券売り場を賃貸する「ウインズビル事業」、全国の商業施設・物流倉庫を貸与する「商業施設・物流倉庫等事業」の4つです。
京阪神ビルディングは従来の不動産賃貸業に加え、新たに「回転型事業」を組み合わせています。
まったく新しい事業形態によって、持続的成長ができるビジネスモデルの構築を目標としています。
新ビジネスモデルの一環として、首都圏や大阪府のビジネス街一等地など、駅近・幹線道路沿いの「好立地」を狙ってオフィスビルを展開しています。
建物に関わるすべての関係者にとって、使い勝手のいいビル・施設づくりにこだわっています。
ただし、利便性の高いビル・施設とは、建物の立地が良いだけでは不完全です。
立地だけでなく「多機能」「安全性」「環境への配慮」にもこだわったビル展開をしているのが、京阪神ビルディングの強みです。
免震装置や非常用発電機などを建物に採用し、BCP対策へのニーズにも応えています。
ほかにも、ゼロエネルギービルへの対応や自動調光システム、屋上・壁面緑化など、地球環境問題にも配慮しています。
地球に優しい取り組みの数々が評価され、「東京都港区緑の街づくり賞」を受賞しました。
環境にも企業関係者にも配慮した建物の提供を使命としている京阪神ビルディングでは、不確かな将来を担う新入社員を募集しています。
募集職種は総合職(営業・管理部門)です。
総合職だけあって、国内での営業や建物のメンテナンス業務、人事、経理など幅広い業務を担当します。
参照ページ
京阪神ビルディング株式会社 事業内容
各事業別の売上規模
京阪神ビルディング株式会社の2024年第3四半期の総売上高は146億5500万円、純利益は4億1850万円。前年同期比4.1%の増収でした。
上記の売上は、オフィスビル事業・データセンタービル事業・ウインズビル事業・商業施設・物流倉庫等事業によって構成されています。
各事業分野での売上高は以下の通りです。
- オフィスビル事業:売上高は32億5300万円で、前年同期比3.0%の増収でした。働き方改革によるオフィスの在り方の見直しと大規模物件の竣工によって、空室率の上昇が懸念されました。しかし、思いのほか影響は少なく、高い稼働率を保っていたことが要因で増収に至っています。
- データセンタービル事業:売上高は77億1500万円で、前年同期比4.7%の増収でした。
- ウインズビル事業:売上高は26億8200万円で、前年同期比1.1%の減収でした。インターネットでの投票の普及が進んだ影響で、売上比率がダウンしたことがわずかな減収の要因です。固定賃料によって安定した収益を得たことで、大きな損害を避けることができました。
- 商業施設・物流倉庫等事業:売上高は9億500万円で、前年同期比22.5%の増収と好調に推移しました。
参照ページ
各事業セグメントの解説
京阪神ビルディング株式会社の主な事業セグメントは以下の通りです。
事業名 | 活動内容 |
オフィスビル事業 | 淀屋橋・本町地区、首都圏において最先端のオフィスビルを提供。 |
データセンタービル事業 | 高い防災性能や非常用発電機による安定した電力供給源の確保、最先端のセキュリティシステムなど、最新スペックの都市型ビルの提供。 |
ウインズビル事業 | 日本中央競馬会(JRA)に場外馬券売り場(ウインズビル)を賃貸。施設の美化や設備の改善。 |
商業施設・物流倉庫等事業 | 商業施設・物流倉庫の賃貸。 |
京阪神ビルディングは先述の通り、高品質なビル・施設の提供に特化した事業を展開していました。
オフィスビルやデータセンター、場外馬券売り場、商業施設など幅広い業界に関わる大型建物を提供しています。
一つの事業や業界に依存しないビジネスモデルによって、リスク分散や利益拡大を図っています。
さらに詳しい事業内容は、以下のページから参照してみてください。
参照ページ
京阪神ビルディングで働いている社員は?
平均勤続年数は?
京阪神ビルディングの平均勤続年数は、およそ9.8年でした。
不動産業界全体の平均勤続年数は6~14年なので、平均的と言えるでしょう。
平均年収は?
2023年の京阪神ビルディングの平均年収は、1071万円でした。
不動産メーカーの平均年収は415万円なので、業界全体で見ても桁違いに高水準です。
全国平均年収は461万円であることから、京阪神ビルディングはおよそ2倍以上の年収を得られる好待遇の企業と言えるでしょう。
平均残業時間は?
京阪神ビルディングの平均残業時間は、一ヶ月あたりおよそ15時間です。
日本の企業全体の月平均残業時間は21時間ほどであることから、労働環境が整った企業であることがうかがえます。
なお、不動産業界の月平均残業は25.6時間でした。
平均ボーナス額は?
京阪神ビルディングの平均ボーナス支給額に関する情報は、詳しく載っていませんでした。
しかし、京阪神ビルディングの平均年収から割り出すと、平均ボーナス額は171万円程度と推測できます。
国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合は約16%だからです。
ただし、業績や個人のパフォーマンスによって賞与額は増減するので、あくまで目安として認識しておきましょう。
どんな文化なの?
京阪神ビルディングは、ビジョンとして「会社の実力とは、従業員一人ひとりの力の総和に他ならない」を掲げています。
人材こそが京阪神ビルディングにおける最大の経営資源であり、成長するための源泉だと考えています。
従業員が満足しない企業は、顧客や企業関係者の満足度を高めることができないと考えているのです。
京阪神ビルディングは、「真面目に仕事に取り組める職場がいい」「人として社会人として成長したい」という方に向いているでしょう。
参照ページ
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
不動産業界における京阪神ビルディングの立ち位置を紹介します。
京阪神ビルディングは、首都圏を中心に競争が激化している不動産業界です。
競合他社と売上高を比べてみると、京阪神ビルディングはトップクラスの企業だとわかります。
理由として次の要因が考えられます。
- 多様な事業アセットによる安定した収益:京阪神ビルディングの事業はオフィスビル、データセンタービル、ウインズビル(場外馬券売場)、商業施設・物流倉庫等の提供。多彩な賃貸事業を展開することにより、不動産市況の影響を受けづらい収益構造を構築しています。
- お客さま・パートナー企業との良好な関係性:長年にわたるビジネスの経験から、多くの顧客やパートナー企業との強固な関係を築いています。強い関係性によって、安心・安全な建物づくりを実現しています。
- 少人数による効率的な経営:データセンターの管理に精通する専門人材を抱え、少数精鋭で高収益を生み出しています。
以上の理由により、京阪神ビルディングは業界トップクラスの立ち位置を得ています。
競合他社の情報もまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
会社名 | 売上高(2023年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
京阪神ビルディング | 189億円 | 1071万円 | 59 | 社員の成長を重視する社風 |
東急不動産ホールディングス | 1兆円 | 1047万円 | 63 | 若手が挑戦できる社風 |
東京建物 | 4950億円 | 1009万円 | 61 | 主体性重視の社風 |
平和不動産 | 441億円 | 1087万円 | 57 | 風通しがいい社風 |
京阪神ビルディングの新卒募集要項について
京阪神ビルディングの新卒募集要項について解説します。
京阪神ビルディングは給与が27万円と、新卒の平均よりも高い給与水準です。
厚生労働省の調査によると、大卒の平均初任給は22万5400円です。
研修制度では、自立思考型の社員育成を目的としています。
新卒向けの入社時教育はもちろん、社会人として必要な知識や技術を身につける若手社員戦力化研修など、人材を成長させる仕組みが整っています。
勤務地は本社がある大阪府です。
転勤の可能性は、入社時点ではないと思われます。
転勤の有無が気になる人は、面接や会社説明会で事前に確認してみてください。
職種 | 総合職(営業・管理部門) |
勤務地 | 大阪府(本社) |
初年度月収(2023年実績) | (大学・大学院卒)270,000円 ※時間外手当、通勤費補助あり |
賞与 | 年2回(6・12月) |
研修制度 | 新入社員研修、若手社員戦力化研修、職場リーダー研修、管理者研修、上級管理者研修、役員研修、資格取得支援制度ほか |
福利厚生 | 完全週休2日制、国民の祝休日、年末年始(12/29~1/3) 休暇/有給休暇、慶弔休暇、 社会保険完備、従業員持株会、財形貯蓄制度、 社外福利厚生サービス法人会員 |
求める人材
京阪神ビルディング株式会社が公表している「求める人材」について解説します。
1.誠実さがある人材
京阪神ビルディングでは、誠実さを持った人材を求めています。
多くの企業関係者から信頼を得ることが、利益拡大や事業成長につながると考えているからです。
「ウソをつくのが苦手」「マジメに仕事に取り組める環境がいい」という人は、京阪神ビルディングに向いているでしょう。
2.協調性がある人材
京阪神ビルディングでは多様な価値観を認め合い、企業関係者同士で協働できる人材を求めています。
京阪神ビルディングでは社員はもちろん、あらゆる企業関係者と協力してプロジェクトを進めることが多いからです。
コミュニケーション能力や協調性が重要とされ、チームでの目標達成や共同作業に貢献できる能力が求められます。
「個性が尊重される職場がいい」「いろんな社員がいる職場のほうが面白い」という人は、京阪神ビルディングに向いているでしょう。
3.チャレンジ精神にあふれる人材
京阪神ビルディングは、チャレンジ精神あふれる人材を求めています。
競争の激しい都市部で事業を展開しており、新しい技術やビルの提供に取り組む中でさまざまな困難や挑戦に直面するからです。
挑戦を恐れずに前向きに取り組む姿勢が求められます。
「いつも同じことをやるのは好きじゃない」「新しいことに何でもチャレンジしたい」という向上心あふれる人は、京阪神ビルディングに向いているでしょう。
以上の3つは、京阪神ビルディングの経営理念である「価値ある事業空間を提供し、社会に貢献する」につながっています。
エントリーシートや面接では、「情熱」「協調性」「チャレンジ精神」がある人材かどうかが重視されるので、ぜひ意識して選考に臨んでください。
新卒採用の選考フロー
京阪神ビルディングの新卒採用の選考フローについて解説します。
公式ホームページでのエントリー後に、会社説明会があります。
説明会は直接対面またはWEBで参加できるので、都合をつけて参加しておきましょう。
次のステップとして、履歴書をもとにした書類選考があります。
必要書類は履歴書のみで、エントリーシートは不要です。
書類選考を通過すると、面接の案内が届きます。
面接では「志望動機」「ガクチカ」「なぜ京阪神ビルディングなのか」といった基本的な質問が中心です。
事前に面接対策をしておき、本番で返答に詰まったり、的外れな回答をしたりしないようにしましょう。
①新卒エントリー
マイナビより、新卒エントリーをしましょう。
必要事項を入力し、マイページ登録をすれば完了です。
②会社説明会
京阪神ビルディングでは、会社説明会を開催しています。
会社説明会では、不動産業界や京阪神ビルディングの事業内容について深く知ることができます。
対面、またはWEBで開催しているので、いずれかの方法で参加しましょう。
③履歴書による書類選考
京阪神ビルディングはエントリーシートが不要です。
代わりに履歴書による書類選考があります。
履歴書にも自己PRや志望動機など、基本的な質問内容があります。
「なぜ京阪神ビルディングなのか」「自分の強みを京阪神ビルディングでどう生かせるか」を考慮し、記載内容と結びつけましょう。
④複数回面接
書類選考の通過者を対象に、採用担当者、役員の方と2回にわたって面接があります。
質問内容は、基本的に履歴書に書いた内容の深掘りです。
「なぜ」「どうして」と同じ質問に対して、深く追及されることもあるでしょう。
京阪神ビルディングは誠実さやチャレンジ精神のある人材を求めているので、就活生の考えの深さや一貫性を見ています。
しっかりと選考対策をして面接に臨んでください。
採用担当者に好印象を与える面接のコツは、以下の記事を参考にしてください。
⑤内定
最終面接を通過すれば内定が出ます。
採用大学
京阪神ビルディングの過去の採用大学の実績は以下の通りです。
<大学院> 関西学院大学 <大学> 神戸大学、大阪市立大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、龍谷大学、甲南大学、近畿大学、同志社女子大学、中央大学 |
採用学校を見る限り、京阪神ビルディングにはいわゆる「学歴フィルター」はないと考えられます。
中央大学など難関大学もありますが、標準的なレベルの大学からも採用しているからです。
選考対策をしっかりすれば、すべての就活生に内容のチャンスがあると言えます。
本記事を参考に、京阪神ビルディングの選考対策をして内定を目指しましょう。
就職偏差値・難易度
京阪神ビルディングの就職偏差値・難易度はさほど高くないでしょう。
福利厚生や給与は高水準ですが、求人倍率は標準的で、学歴フィルターもないからです。
まずは、採用担当者の目に留まる履歴書をつくることから始めましょう。
基本的な質問である「ガクチカ」「志望動機」に的確に答えることができれば、採用の確率はグッと高まります。
本記事を参考に選考対策をして、ぜひとも内定を勝ち取りましょう。
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
京阪神ビルディングは、1948年に設立された大阪府大阪市中央区に本拠を置くビル会社です。
ビルや施設を提供する「オフィスビル事業」「データセンタービル事業」「ウインズビル事業」「商業施設・物流倉庫等事業」の4つをメイン事業としています。
国内で着実に成長を続けている京阪神ビルディングですが、就職難易度はそれほど高くはないです。
まずは採用担当者の目に留まる履歴書作成、面接対策から始めましょう。
本記事を参考に選考対策をして、ぜひ京阪神ビルディングの内定を目指してみてください。