リコーリースのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/4/19更新
はじめに
この記事ではリコーリース(以下リコーリース)への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にリコーリースならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、リコーリースが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、リコーリースの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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リコーリースの概要
初めにリコーリースとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
リコーリースとは
株式会社リコーリースはリース・金融業界に属し、リースとローン事業を主な事業内容としている企業です。
リコーの光学・オフィスオートメーション製品(OA製品)のリースやビジネスローン、さらに集金代行サービスなど金融サービス事業を展開しています。
2023年から戦略方向性として「企業のお客様の成長機会に貢献するサービス創出」を掲げており、社会課題の解決を目指しています。さらに、特定のマテリアリティへの取り組みを掛け合わせることで、社会課題を解決し、豊かな未来の実現を目指しています。
リコーリースのビジネスモデルは、リース&ファイナンス事業のほかにサービス事業とインベストメント事業があり、ファイナンス分野にも力を入れています。
また、ESG分野におけるスタートアップを中心とした企業や事業への投資を拡大・展開し、新たな事業創出を目的として、投資枠200億円を設定しています。
出資・子会社化を通じて、投資先企業およびその事業とリコーグループ事業の有機的な結合を図り、新たな価値創造を目指しています。
参照ページ
リコーリースの採用難易度
競争が激しいリース業界の中でのリコーリースの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、リコーリースの売上高はそこまで高くありません。
しかしながら、一般企業と比較すると、優秀な企業であることがわかります。
理由として以下の要因があると考えています。
- 多角的な事業戦略:リコーリースはリース業に限定せず、ファイナンス業、開業支援など多様なビジネスモデルを展開しています。これにより、市場の変化に柔軟に対応し、売上の多角化を実現しています。
- 顧客基盤:リコーリースは少額大量ビジネスをベースに構築されているため、顧客基盤がしっかりしています。そのため、取引先企業が約40万社、取引ベンダーは約6000社と顧客基盤が硬いことがわかります。
- 収益基盤:ストックビジネスにより、収益基盤がしっかりしています。資産を積み上げるビジネスでは営業資産残高が1兆902億円、継続利用を前提とした手数料ビジネスでは集金代行取扱件数が2836万件あり、収益基盤が安定しています。
以上の要素によりリコーリースはリース業界の中で売上高は高くないものの、安定している企業であると考えられます。
リコーリースの採用大学
リコーリースの採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えます。
<大学> 北海道大、東北大、高崎経済大、東京大、一橋大、首都大学東京、早稲田大、慶應義塾大、上智大、明治大、立教大、青山学院大、学習院大、日本女子大、東京女子大、日本大、東洋大、明治学院大、成蹊大、成城大、横浜国立大、横浜市立大、名古屋大、南山大、大阪府立大、大阪市立大、神戸大、同志社大、関西学院大、立命館大、京都産業大、甲南大、龍谷大、福岡大ほか全国の国公私立大学 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、リコーリースは多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
リコーリースが求める人材とは?
結論から言うと、リコーリースのパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
また、入社前に必要な知識やスキルは入社時に必須ではなく、社会をより良くする強い意志を持つことが重視されていることも書かれています。新卒求人サイトでは、オンボーディングのカリキュラムやコンテンツを重要視していることも、メッセージに記載されています。この観点から、リコーリースの門をくぐりたい人は事前にコンサルティング関連のナレッジが無くてもよい事も読み解けます。
参照ページ:人材育成の必要性と、その方針
リコーリースの採用方向性の違いは?
株式会社リコーリースでは求める人材として下記のものを公表しています。グループ会社の1つであるため、他のグループ会社でも共通になっている可能性が高いです。
求める人物像:失敗を恐れず、自ら考え行動し自分のモノにできる人。
- 柔軟性と適応
金融業界は日々変化しており、社会から求められるニーズも変動します。そのため、変化に対応できる柔軟性と適応力を持つ人材を求めています。
- 挑戦と創造性
誰も挑戦していない領域を「面白そう」と捉え、失敗を恐れずに自ら考え行動できる人材です。また、その挑戦が「面白そう」を「面白い」に変える原動力にできる人です。
- 困難を楽しんで乗り越える姿勢
新しい環境での苦労や挑戦は避けては通れません。しかし、それを楽しんで乗り越えられる人が、リコーリースの成長に貢献できると信じています。
- リソースを活用した挑戦
多少の失敗は構いません。会社のリソースを使って、面白そうなことに挑戦できる人材を求めています。
以上の4つはリコーリースの採用メッセージの『失敗を恐れず、自ら考え行動し自分のモノにできる人。』につながっていきます.。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が就活生応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、就活生応募者がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、就活生応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私がリース業界を志望する理由は2点あります。 理由:1点目は、大学時代に経済学を専攻し、持続可能な経済システムについて学んだ経験に基づいています。特に、資源の有効活用と廃棄物削減の重要性についての講義が印象に残っており、リース業界がこれらの課題解決に貢献していることを知りました。 具体例:大学の研究プロジェクトで、リースされたコンピューターを使用してデータ分析を行い、その効率性とコスト削減の効果を実感しました。この経験から、リース業界が経済と環境の両方に良い影響を与えることができると 結び:この強みを発揮できると考えリース業界を志望します。 理由:2点目は、大学生時代に経済学を学び、資源の有効活用が経済成長に不可欠であると理解したからです。 具体例:大学でのサステナビリティに関するプロジェクトで、リースされた機器を使用して効率的な資源管理の実践を学びました。このことがきっかけで、リース業界が持続可能な社会に大きく貢献していることを実感しました。 結び:そのため、いつまでも必要とされる環境で成長するために、リース業界を志望いたします。 |
リコーリースの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。例えばリコーリースであれば「失敗を恐れず、自ら考え行動し自分のモノにできる人」であったり、その他バリューやビジョンだったりを文章の中で取り上げましょう。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできます。
大事なのは数あるリース業界の企業や代替可能業界がある中で、なぜ「リコーリース」を選ぶのかを論理的に説明することです。
参照サイト:基本理念 – リコーリースジャパン
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
リコーリースの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
エントリーシート
志望動機
・リース業界を志望する理由をご記入ください。(400文字以下)
【記載例】
私が貴社を志望する理由は2つあります。1つは私のキャリア形成においてマッチ度が高い点です。学生時代よりブロックチェーン技術を用いたソリューションを提供してきました。今後のキャリア形成ではこの経験を活かし、企業のDX化やリスクマネジメントの領域でバリューを提供できる人材になりたいです。貴社の提供するリスク&コンプライアンスの領域で特にマッチしており、志望します。 2つは研修制度に魅力を感じたからです。「分業・専業化ではなく総合力を身に着ける」の佐渡様のコメントに共感しました。私は過去に担当した案件で、自分の専門領域外に根本原因があり、プロジェクトを遅延させてしまいました。環境や物事が変化する昨今、問題を俯瞰視し根本原因と解決策を提案できる人材になる必要があると考えました。そのために幅広い知見が必要であり、今後のキャリアでもアウトプットできる環境に身を置きたいです。よって私は貴社を志望します。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できます。また、自分の現在軸から未来軸へ論理構造を作ることで、リコーリースで何をしたいのかが分かりやすくなっています。
他者との関係について
・他の人と意見のすり合わせが必要となった場面であなたはどのように考え、行動したのか教えて下さい。(400字)
【記載例】
プロジェクトの成功に向けて、私はチームメンバー間の意見の相違を調和させるために、リーダーシップとコンセンサスビルディングの技術を用いました。 学生時代のあるプロジェクトで、メンバーが異なる見解を持っていたため、進行が停滞していました。 この問題を解決するため、私は全員が自由に意見を表現できるオープンなディスカッションを設け、共通の目標に焦点を当てました。 異なる意見を統合し、実行可能な解決策を見つけることで、チームは期限内に質の高いプロジェクトを完成させることができました。 この経験は、多様な意見を調和させ、チームワークを促進するための私の能力を示しています。 入社後も、これらのスキルを活かして企業の目標達成に貢献したいと考えています。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できます。また、時系列に順序だてて、かつ端的に表現している点は評価ポイントに該当するでしょう。しかし上記の文章では「オープンなディスカッション」の成果が必ずしもすり合わせにつながる根拠とはならないので、エントリーシートが通過したとしても面接時にディスカッションをどのように進めたのか、どのような意見の対立があったのかなど深堀りされる可能性があることを念頭に置きましょう。
過去の振り返り
これまで、最も注力した活動について教えてください。
私が最も注力した活動は、大学時代に立ち上げた環境保護プロジェクトです。 このプロジェクトは、地域社会における環境意識の向上と実践的なエコ活動の推進を目的としていました。 私はプロジェクトリーダーとして、チームを組織し、活動計画を策定し、多くのボランティアと協力して、地域の清掃活動やリサイクルキャンペーンを実施しました。 この活動を通じて、私は計画立案、チームビルディング、イベントの運営といった多岐にわたるスキルを磨きました。また、地域の学校や企業と連携し、環境教育のワークショップを開催するなど、コミュニティとの協働も積極的に行いました。 これらの経験は、私にとって大きな成長の機会となり、社会貢献と持続可能な発展への深い理解と情熱を育むことができました。 貴社においても、私はこの経験を生かし、企業のCSR活動や環境経営に貢献することができると確信しています。 特に、貴社の持つリース事業を通じて、環境負荷の低減やリソースの有効活用に関する取り組みに携わりたいと考えており、私のスキルと情熱が企業の持続可能な成長に寄与すると信じています。 |
ポイント:最初に自身の行った活動の内容を述べ、そこから自身の成長になった経験などを述べているのは評価できます。また、リコーリースでこの経験を何に活かせるかを述べているところも良いと思います。
しかし、具体的にどのようなプロジェクトを行なったのかが記載されておらず、面接の際に深掘りされる可能性があります。また、このプロジェクトで苦労した部分なども問われる可能性があることも念頭におきましょう。
まとめ
この記事ではリコーリースのエントリーシートの対策法を解説していきました。
リコーリースはリース・金融業界に属する企業です。リコーリースはリコーの光学・オフィスオートメーション製品(OA製品)のリースやビジネスローン、さらに集金代行サービスなど幅広く金融サービス事業を展開しています。
また、リコーリースは採用フローが多く、採用活動に力を入れている企業なので、企業研究を行っているか否かで就活での結果は変わってきます。
しかし学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあります。
対策をしっかり行って選考に望んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。