レーザーテックのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/4/18更新
はじめに
この記事では、レーザーテック株式会社への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にレーザーテックならではのエントリーシートでのアピール方法から、実際の記載例まで分かりやすく紹介しています。
ほかにもレーザーテックが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しく紹介しています。
レーザーテックの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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レーザーテックの概要
初めに、レーザーテックとはどんな企業なのかをかんたんに紹介します。
レーザーテックとは
レーザーテック株式会社は、1962年に設立された日本有数の半導体関連装置メーカーです。
半導体マスク欠陥検査装置を中核として、半導体関連装置やエネルギー・環境関連装置、FPD関連装置、レーザー顕微鏡などの開発・製造・販売を主な事業としています。
レーザーテックはグローバルニッチトップ戦略のもと、世界各国の超一流メーカーに検査・計測装置を提供しています。
海外での売上比率は80%以上で、全世界の最先端の製品開発現場を支えています。
洗練された企業戦略によって、レーザーテックは日本国内にとどまらず、中国をはじめとする諸外国のメーカーにもシェアを拡大しています。
とくに近年では生成AI関連や、パワー半導体関連の設備投資による売上が堅調に推移。
国内外において、安定した立ち位置を築いている半導体製造装置メーカーといえるでしょう。
参照ページ
レーザーテックの採用難易度
レーザーテックの採用難易度は、それほど高くありません。
求人倍率も標準的で、学歴フィルターもないと考えられるからです。
東京大学や京都大学といった一流大学からも採用していますが、一般的なレベルの大学も就活生も採用している実績があります。
したがって、エントリーシートなどの選考対策をすればすべての就活生にチャンスがあるでしょう。
レーザーテックの採用大学
レーザーテックの採用大学の実績は以下の通りです。
<大学院> 総合研究大学院大学、北陸先端科学技術大学院大学 <大学> 青山学院大学、群馬大学、首都大学東京、信州大学、千葉大学、中央大学、東京大学、東京工業大学、東京農工大学、東京理科大学、同志社大学、兵庫県立大学、横浜市立大学、立教大学 |
先述したとおり、採用大学のレベルは難関から標準まで幅広いです。
いわゆる「学歴フィルター」はないと思われるので、エントリーシートをはじめとする選考対策が重要です。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
レーザーテックが求める人材とは?
レーザーテック株式会社が公表している「求める人材」について解説します。
1.主体性がある人材
レーザーテックでは、主体性のある人材を求めています。
目の前の課題に対して自分で考え、当事者意識をもって解決することが、会社の発展につながると考えているからです。
どんな困難を目の前にしても自ら考え、周囲を巻き込みながら解決に向かって行動することが求められます。
「難しい問題を解決するのが好き」「頭を使って考えるのが好き」という人には、レーザーテックに向いているでしょう。
2.多様性がある人材
レーザーテックでは多様な価値観を認め合い、社員同士で協働できる人材を求めています。
異なる経験・能力を持っている人材こそが、多様な課題・社会変化に柔軟に対応するために必須だと考えているからです。
「個性が尊重される職場がいい」「いろんな社員がいる職場のほうがおもしろい」という人は、レーザーテックに向いています。
3.チャレンジ精神にあふれる人材
レーザーテックでは、世界初に挑戦する気概がある人材を求めています。
「世の中にないものをつくる」という企業理念を掲げている通り、世の中に必要とされているものの、まだ存在しないモノづくりに取り組んでいます。
「いつも同じことをやるのは好きじゃない」「新しいことになんでもチャレンジしたい」という向上心あふれる人は、レーザーテックに向いているでしょう。
4.協調性がある人材
レーザーテックでは、協調性がある人材を求めています。
個々人がどれだけ高い能力を持っていても、それぞれが好き勝手な仕事をしては成果は上げられないと考えているからです。
会社という組織は個人プレーではなく、団体競技です。
チーム一丸となり、一つの目標に向かって各社員がなすべきことをなすことで、プロジェクトの成功や契約成立、新製品の開発など大きな成果につなげられると考えているのです。
「個人よりもチームプレーのほうが好き」「仲間と協力して大きな仕事をこなしたい」という人は、レーザーテックに向いているでしょう。
5.傾聴力のある人材
レーザーテックでは、傾聴力のある人材を求めています。
傾聴力とは人の話に耳を傾け、要望をくみ取る能力のことです。
レーザーテックはお客様の依頼や要望を聴き、お客様の会社でどんな検査がしたいのか、どんな装置や機能が必要なのかを聞き出す必要があるからです。
レーザーテックが売りたい装置を売り込むだけでは、お客様は満足してくれません。
あくまでもお客様が求めている「答え」をプロの技術者として模索し、導いてあげることが技術開発職の使命です。
「誰かの相談に乗ることが得意」「人の話を聞くのがうまいといわれる」という人は、レーザーテックに向いているでしょう。
以上の5つは、レーザーテックの企業理念である「世の中にないものをつくり、世の中のためになるものをつくる」につながっています。
エントリーシートや面接では、「主体性」「協調性・多様性」「チャレンジ精神」がある人材かどうかが重視されるので、ぜひ意識して選考に臨んでください。
レーザーテック各社の採用方向性の違いは?
レーザーテックは、中国や香港をはじめとする世界各国に子会社を持つグループ企業です。
とはいえ、レーザーテックグループはいずれの会社も、新卒採用において同じ「求める人材」を掲げています。
レーザーテックでは「世の中にないものをつくり、世の中のためになるものをつくる」を企業理念に掲げ、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
高い専門性と社会変革への強い意志が重視され、多様な興味や専門性を持つ人々を歓迎しています。
入社時の高度な知識やスキルは必須ではなく、トレーニングとサポートを通じて知識やスキルを身につけることが可能です。
技術開発職において、2024年4月以降に理工系の大学または大学院を卒業予定の就活生を対象にしています。
文系の大学は応募することができませんが、選考対策をすれば多くの就活生に内定のチャンスがあるでしょう。
新入社員の導入研修が終わって各部署に配属された後は、神奈川県横浜市にある本社での勤務です。
各種社会保険やフレックスタイム制、カフェテリアプラン制度、家賃補助制度などの福利厚生が充実しています。
選考ステップやスケジュールに関するくわしい内容は、セイコーインスツルの採用ページで紹介されています。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
企業はエントリーシートから、、就活生の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は就活生がどのような人物か、自社でどのように活躍してくれるかを知りたがっています。
就活生の優劣をつけるためではなく、個々人の能力や性格が企業の社風・仕事内容にマッチするかを見極めるためです。
また、就活生が社会人として働く意欲が高いかどうかも重要なポイントです。
高いモチベーションで働くことができる社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献できる可能性が高いからです。
もう一つ重要なポイントとして「志望動機」があります。
「なぜほかの企業ではなく自社を志望したのか」という点を明確に示し、志望度の高さをアピールしましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは「結論から」書き始めると説得力が増します。
具体的には、以下の順番を意識してエントリーシートを書くことをおすすめします。
- 「結論」を先に示す
- なぜ結論に至ったのか「理由」を書く
- 「具体例」で理由を強調する
- 再び「結論」を強調する
上記のような順序で文章を書くことを「PREP法」といいます。
PREP法を使うことで文章にまとまりが生まれるので、採用担当者にとって就活生がどのようなテーマに焦点を当てているかがよく伝わります。
レーザーテックの選考において、通過しやすいエントリーシートの書き方は、以下の例文を参考にしてみてください。
結論: 私がレーザーテックを志望する理由は2点あります。 理由1: 一つ目は、私の問題解決能力とリーダーシップがレーザーテックの業務で活かせると考えるからです。 具体例: 私は大学のプロジェクトでリーダーを務め、メンバーと共に問題を解決してきました。 仲間と困難を乗り越えた経験は、レーザーテックのチームで働くときに役立つのではと思っています。 理由2: 二つ目は、レーザーテックの幅広い製品ラインと技術革新により、さまざまなスキルを習得し、自己成長を遂げたいと考えているからです。 具体例: 現代社会はIoTやAIなどの技術進化により急速に変化しています。 多様な社会の変化に対応し、新たな価値を創造するためには、自身のスキルを向上させることが必要です。 レーザーテックでは、そのような技術革新をリードしており、私の成長意欲とマッチしていると考えました。 結論: 以上の理由から、自己成長と会社・社会への貢献ができる環境が整っているレーザーテックを志望しました。 |
レーザーテックの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすることで、選考通過率がアップします。
たとえばレーザーテックの企業理念である「世の中にないものをつくり、世の中のためになるものをつくる」です。
ほかにもコーポレーション・アイデンティティやビジョンを文章に盛り込むといいでしょう。
企業が大事にしている事柄を取り上げれば、自分のやりたいことや将来像につなげて文章を作成できます。
数ある業界や競合他社ではなく、「なぜレーザーテック」を選んだのかを明確にし、採用担当者がわかるように論理的に説明しましょう。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけは、主に就活生の論理的思考力を試すための手段ととらえるのが良いでしょう。
もちろん文章の内容も評価の対象になっているものの、文章構成や正しい論理に基づいた文章展開に着目しています。
企業にエントリーシートを提出する前に、文章全体の見直しをしましょう。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、技術職適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
それぞれ設問で「就活生からなにを聞き出したいのか」を意識して、エントリーシートに記入しましょう。
詳しいエントリーシートの対策方法は、以下の記事を参考にしてみてください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
レーザーテックの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
開発技術職のエントリーシート
志望動機
・レーザーテックを志望する理由をご記入ください。(400文字以下)
【記載例】
私が貴社を志望する理由は、自らのアイデアや発想を活かして自由に開発ができる社風に魅力を感じたからです。 大学院時代にはプラズマを発生させて計測し、宇宙の謎の解明や核融合発電に結びつけるプロジェクトに取り組みました。 自ら実験用システムを製作し、新たな発見に挑む中で、創造力とチャレンジ精神を磨くことができました。 また、学部時代にはロケットサークルに所属し、機体の製作から打ち上げまで関わり、アイデアを形にする喜びを体験しました。 これらの経験から、ものづくりを通じて新しい価値を生み出すメーカーでのキャリアを志望しました。 大手メーカーと比較して、貴社は分野や技術領域の変更が柔軟であり、幅広い経験を積むことができるのではと思いました。 以上の理由により、貴社を志望します。 |
ポイント:最初に結論を述べることで、文章にまとまりが生まれます。
企業理念である「世の中にないものをつくり、世の中のためになるものをつくる」と関連した内容を盛り込むことで、情報収集能力の高さや価値観がマッチしていることをアピールできるでしょう。
自己PR
・自己PR(何かご自身でやり遂げた経験を具体的にご記入ください)(400字)
【記載例】
私の強みは、困難な課題に対しても粘り強く取り組み、最後までやり遂げる力です。 大学時代には学生団体のリーダーとして、学生の福祉向上に取り組みました。 具体的な活動内容としては、キャンパス内のアクセシビリティを改善するための取り組みを主導しました。 初めは周囲の関心が低く、進展が遅れることもありました。 しかし私はあきらめずに周りの学生や教職員に協力を依頼し、意識を高めるためのイベントやワークショップを開催します。 結果、大学の施設やサービスがより包括的になり、より多くの人々が利用できる環境が整いました。 福祉活動の経験から、困難な課題にも諦めずに取り組む姿勢や、リーダーシップ、コミュニケーション能力を身につけました。 レーザーテックの一員として、技術革新に向けて果敢に挑戦し、社会に貢献する仕事に取り組んでいきたいと考えています。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点が評価できます。
時系列順に文章を組み立てて、端的に表現している点は評価ポイントに該当するでしょう。しかし、上記の文章に含まれる「福祉活動」の成果は、必ずしも開発技術職に応募する理由とはならないことに注意が必要です。
エントリーシートでの選考に通過したとしても、面接の時に「もっと詳しく教えてください」と深堀りされる可能性があることを念頭に置いておきましょう。
まとめ
この記事では、レーザーテックの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
レーザーテックは、1962年に設立された神奈川県横浜市に本拠を置く半導体装置メーカーです。
半導体マスク欠陥検査装置を中心とした、半導体関連装置の開発・製造を主力事業としています。
レーザーテックでは「世の中にないものをつくり、世の中のためになるものをつくる」を企業理念として掲げており、精神に共感できる人材を求めています。
特にレーザーテックでは、誠実さや向上心を持って常に学び続ける姿勢を重視しています。
また、社会の発展に寄与したいという強い意志を持つ人材が評価されます。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、レーザーテックの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。