日産化学のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/4/18更新
はじめに
この記事では日産化学株式会社(以下日産化学)への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特に日産化学ならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、日産化学が求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、日産化学の内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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日産化学の概要
出典元:日産化学
初めに日産化学とはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
日産化学とは
日産化学株式会社は、1887年に日本初の化学肥料製造会社として歴史を刻んだ化学メーカーです。
同社は農業化学品事業、基礎化学品事業、機能性材料事業、ヘルスケア事業などを展開しており、幅広い分野での事業展開を実現しています。
日産化学の強みは、そのノウハウと技術力にあります。
長年にわたる経験と研究開発への積極的な取り組みにより、同社は業界トップクラスの製品を生み出し続けています。
日産化学はまた、海外展開にも積極的に取り組んでおり、グローバルな視野を持ちながら事業を展開しています。
近年では特に、環境への取り組みに力を入れており、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っています。
日産化学は、その豊富な経験と革新的な取り組みにより、化学産業において重要な存在として確固たる地位を築いています。
今後も技術革新や環境保全への取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献していくことが期待されます。
日産化学の採用難易度
日産化学の採用難易度は高いとされています。
これは、日産化学の就職難易度は58.9、採用倍率は 16.2 倍、有名企業424社の中167位であり、 日産化学の採用難易度は高いです。
日産化学の採用大学
日産化学の採用大学の実績は以下の通りです。
最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、いわゆる学歴フィルターはないと考えます。
<大学院> 青山学院大学、秋田大学、秋田県立大学、石巻専修大学、茨城大学、岩手大学 <大学> 石巻専修大学、茨城大学、岩手大学、宇都宮大学、愛媛大学、大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、岡山大学、帯広畜産大学、香川大学、神奈川大学、金沢大学、関西大学、関西学院大学、関東学院大学、学習院大学、北里大学、北見工業大学、九州大学、九州工業大学、九州国際大学 |
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
日産化学が求める人材とは?
結論から言うと、日産化学のパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。
各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
日産化学は、常に未来を切り拓くために、自律心や向上心を持ち、新たな課題に果敢に挑む人材を求めています。
組織が直面する様々な課題に対し、単なる従業員ではなく、自ら考え行動し、解決に向けて主導できる「自律」した人材こそが、日産化学が目指す理想像です。
過去の成功に安住するのではなく、常に未来を見据え、革新的な発想を持ち続けることが、日産化学での活躍に不可欠です。
日産化学は、ただ単に仕事をこなすだけでなく、自らが主体となって企業の未来を築くことができる人材を求めています。
自らの能力を最大限に発揮し、チャレンジ精神を持って日々の業務に取り組むことで、日産化学と共に成長し、未来を共に切り開いていくことができるでしょう。
参照ページ:日産化学 人材戦略
日産化学各社の採用方向性の違いは?
日産化学のグループ会社には、以下の企業があります。
- 日星産業
- 日産物流
- 日産緑化
- 日産エンジニアリング
- 環境技術研究所
- 日本肥糧
- サンアグロ株式会社
- クラリアント触媒株式会社
- 北海道サンアグロ株式会社
日星産業・日産物流・日産緑化・日産エンジニアリングは、新卒採用において異なる「求める人材」を掲げています。
日星産業
好奇心旺盛で積極的に行動したい、向上心を持っている、変化に対応できる人材を求めています。
また、環境に捉われず自律的に仕事を楽しめる人材も求めています。
日星産業は、日産化学グループの卸売部門として、基礎化学品や機能性化学製品、合成樹脂などを扱っています。
商社というビジネス形態である以上、社員の育成が不可欠と考えており、教育プランをしっかり立て、実践しています。
日産物流
人とのコミュニケーションを大切にしています。
また、グループ内にメーカーと商社があり、通常の物流会社よりも深く人と情報に接する機会がある点が魅力です。
日産緑化
人や植物を同じ「生き物」と捉え、人それぞれの個性や特長を生かせる現場に配置しています。
また、親会社が薬品メーカーであるため、薬剤散布も得意分野としています。
日産緑化は「安全第一」を事業の最優先課題としており、「安全基本方針」を定めています。
日産エンジニアリング
さまざまな分野に興味を持って取り組む人、相手の立場を考えてコミュニケーションできる人を歓迎しています。
また、立案志向の人、スケールの大きなモノづくりに携わりたい人を求めています。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、応募者がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が化学製品製造企業を志望する理由は2点あります。 理由:1点目は、その高い技術力と独自性、そして幅広い事業分野への展開力にあります。 具体例:この業界は常に新しい素材や製品を開発し、革新的な技術を追求しています。 私は自分の専門性を活かして最先端の場で活躍したいと考えており、このような企業でその夢を実現できると確信しています。 化学製品製造企業は社会にとって必要不可欠な役割を果たしています。 私は社会貢献度の高い仕事に関わりたいという思いから、この業界に魅力を感じています。 結び:新しい素材や製品を開発し、人々の暮らしを向上させることに貢献したいと考えています。 理由:2点目は、環境負荷低減やエネルギー効率向上に貢献する企業の取り組みに共感しています。 具体例:持続可能な社会の実現に向けて、私も一助となるような活動に積極的に参加したいと考えています。 結び:このような企業で働くことで、モノづくりを通じて人々の生活を支える仕事に携わることができます。 多彩な素材の生産に関わり、他社では経験できないモノづくりに挑戦したいという思いもあります。 私は自分の能力を最大限に発揮し、この業界で成長していきたいと考えています。 |
日産化学の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
例えば日産化学であれば企業理念は、「社会が求める価値を提供し、地球環境の保護、人類の生存と発展に貢献する」です。
その他バリューやビジョンだったりを文章の中で取り上げましょう。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。
例えば日産化学は、主要化学メーカーの研究開発費比率が平均3.5%なのに対して、日産化学は7.7%と2倍以上です。
また、新入社員の採用は約7割が研究職と研究開発に力を入れていることがわかります。
その強みを活かし、自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできます。
大事なのは数あるファームや代替可能業界がある中で、なぜ「日産化学」を選ぶのかを論理的に説明することです。
参照サイト:日産化学 企業理念
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。
そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
- 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
- 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
- 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
- 価値観系(見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)
- その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
日産化学の選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
日産化学のエントリーシート
志望動機
・日産化学を志望する理由をご記入ください。(500文字以下)
【記載例】
日産化学を志望する理由は2つあります。 1つ目はその研究開発への積極的な投資と、社員が真剣に取り組む姿勢にあります。 この企業は高い利益率を誇る化学メーカーであり、科学技術を駆使した環境対策も充実しています。 また、ノウハウと技術力、売上高研究開発費比率の高さ、業界トップクラスの利益率など、その強みは目覚ましいものがあります。 日産化学は、創業以来一世紀以上にわたる研究開発の歴史を持ち、その成果が現在に生きています。さらに、海外展開や環境問題への取り組みも積極的であり、持続可能な未来への貢献にも意欲的です。 2つ目は、日産化学では研究に真摯で真面目に取り組む社風が根付いています。 社員同士の和やかな雰囲気もあり、協力しながら成長できる環境が整っています。 私は、このような環境で自身の能力を発揮し、日産化学と共に未来を切り拓いていきたいと考えています。 今後のキャリアでもアウトプットできる環境に身を置きたいです。よって私は貴社を志望します。 |
ポイント:エントリーシートのポイントは以下の通りです。
- 研究開発への投資と成果
日産化学が研究開発に多くの投資を行っていることや、その成果を具体的に挙げます。
例えば、過去の研究成果や新製品の開発などを引用することで、企業の研究力や成長ポテンシャルを示します。
- 企業文化と社風
日産化学が真摯で真面目に取り組む社風や、社員同士の和やかな雰囲気などを強調します。
これは自身の志向や価値観と企業の文化が合致していることをアピールするために重要です。
- 持続可能な取り組み
最近では環境への取り組みも積極的に行われていることを強調します。
具体的な取り組みや成果、企業が持つ持続可能性へのコミットメントを示すことが求められます。
- 業界トップクラスの強み
日産化学が業界トップクラスの利益率を誇るなど、業績や競合他社との比較を通じて、企業の強みを示します。
この点は企業の持つ競争力や将来性をアピールする上で重要です。
- 個人の志向と企業の価値観の一致
自身の志望理由と日産化学の価値観やビジョンとの一致を強調します。
自身の経験やスキル、志向性が企業の方針や文化とどのようにマッチしているかを明確に示すことが重要です。
自己PR
・自己PR(何かご自身でやり遂げた経験を具体的にご記入ください)(400字)
【記載例】
私は化学工学の専攻をしており、卒業研究では新規材料の合成とその特性評価に取り組みました。 研究室での実験やデータ解析、論文の執筆など、研究に真摯に取り組みました。 また、チームメンバーとの円滑なコミュニケーションや協力関係の構築にも努めました。これらの経験から、日産化学の研究部門での働き方に適していると自負しています。 日産化学は環境への取組みも積極的に行っており、私も環境に配慮した技術開発に興味を持っています。 大学では持続可能な化学プロセスの研究にも携わり、環境負荷の低減に向けた取り組みを行いました。 日産化学の環境対策に貢献し、社会に貢献することができると信じています。 また、日産化学の歴史やグローバル展開にも興味を持っています。 明治20年に誕生した日本初の化学肥料製造会社としての伝統を受け継ぎながら、世界中で事業展開を行う同社の姿勢に感銘を受けます。 国内外の研究者と協力しながら、日産化学のさらなる発展に貢献したいと考えています。 私は日産化学でのキャリアを通じて、研究開発への情熱を活かし、社会に貢献することができると信じています。 そのためにも、真摯に取り組む姿勢とチームワークを大切にし、日産化学の価値を高める一員として活躍したいと思っています。 |
ポイント:自己PRエントリーシートのポイントは以下の通りです。
- 経験の具体性と関連性
自己PRには、経験の具体的な説明が含まれています。
大学時代の研究経験や関連する活動について、具体的な内容や取り組んだことが示されています。
また、それらの経験が日産化学での職務にどのように関連しているかも述べられています。
- 自己の特性やスキルのアピール
自己PRでは、自己の特性やスキルについても触れられています。
例えば、研究に真摯に取り組む姿勢やチームワーク能力などが示されています。
これらの特性やスキルは、日産化学での活動において重要な役割を果たすことが期待されています。
- 企業研究への関心と貢献意欲
自己PRには、日産化学の事業や価値観への関心や貢献意欲が示されています。
企業の歴史やグローバル展開に対する興味や、環境への取り組みに対する意欲などが具体的に述べられています。
- 自己PRの統一感と熱意
自己PR全体には、統一感があり、熱意が伝わるようになっています。
志望企業への熱意や自己のキャリア目標に向かっての意欲が、文章全体から感じられます。
まとめ
この記事では、日産化学の会社概要やエントリーシート(エントリーシート)の書き方について解説しました。
日産化学は、日本の産業界において重要な位置を占める化学メーカーの一つです。
その歴史は、明治20年に日本初の化学肥料製造会社として誕生し、以来、一世紀以上にわたって続いています。
この長い歴史の中で培われた豊富な研究開発のノウハウと技術力が、同社の競争力と成長を支えています。
日産化学の採用戦略も独自の特徴を持っています。
例えば、約7割が研究職という数字は、同社が優れた人材を研究開発分野に集中させ、技術革新やイノベーションを推進していることを示しています。
この人材の集中が、日産化学の持続的な成長と業績向上に寄与しています。
結果として、日産化学は常に先進的な技術や製品を提供し、市場でのリーダーシップを築き上げています。
これからも同社が持つ研究開発の伝統と、革新的なアプローチに期待が高まっています。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、日産化学の内定に一歩近づくための参考になることを願っています。