【企業分析】アイゲートの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/3/31更新
はじめに
アイゲート株式会社は、東京都台東区に本社を構えるパチンコ屋などの遊技場の経営支援を行う企業です。
1975年にパチンコ店のホール専用コンピューターを開発・発売して以降、様々なパチンコ運営に関わる周辺機器を発売しています。
現在では、変化する顧客のニーズに応えるべくスマート遊技機専用ユニット「Koala(コアラ)」を発売するなど、過去にとらわれない事業展開を行っています。
今回はそんなアイゲートの企業研究を行っていくために、会社概要・選考難易度・学歴フィルターなどを紹介していきます。
- アイゲートの会社概要を知りたい!
- アイゲートのエントリーシートや面接ってどんな内容?
- アイゲートに学歴ファルターは存在する?
このような様々な悩みを持つ就活生に対して有益な情報をまとめてますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
また、パチンコ業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
結論から申し上げますと、アイゲートの就職難易度は「易しい」といえます。
その理由として以下の2点が挙げられます。
- 「募集要項」の応募条件に「普通自動車免許を取得している方」と記載があり、自動車免許を持っていれば誰でも応募できるため
- 技術サービス職に関しては「急募」と記載があり採用を急いでいて、また技術職にも関わらず「未経験者可。電気や機械、コンピュータ(ハードウェア)に関する基本的な知識があれば尚可」と経験や知識を必須としていないため
パチンコ業界に属する他の企業より易しい条件になっているものの、しっかりと「数ある企業の中でアイゲートを志望する理由」を競合他社と比較し、述べていくことが、内定獲得のポイントの1つです。
次からはアイゲートの特徴や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
アイゲート株式会社について
会社概要
アイゲート株式会社は、パチンコホールで使用される周辺機器(ホールコンピュータ、玉貸機、メダル貸機、表示ランプなど)を開発・販売する企業として1973年に創業しました。
創業後は、本社がある東京に加えて
- 大阪支店
- 仙台支店
- 福岡支店
など国内主要都市に勢力を拡大し、全国で運営されているパチンコ店の支援を行っています。
半世紀以上の長い歴史の中で培ったノウハウや技術を生かして、今後は独自のエンタテインメントコンテンツの開発や、幅広いエンタテインメント事業を展開する計画も出ています。
2022年には「ハイライツ・エンタテインメント株式会社」だった社名を「アイゲート株式会社」に変更するなど、名実ともに変化することを通して、顧客へのさらなる貢献を目指しています。
参照・引用ページ
各事業別の売上規模
アイゲートは決算の情報を公開していませんが、転職サイト「リクルートエージェント」ではアイゲートの売上高は「15億円」と紹介されています。
従業員が44名と少人数で会社が成り立っていることから、パチンコ業界の大手企業ほどの売上高には及ばないものの、長い歴史の中で培ってきた独自の技術力を武器に堅実な経営を行っているでしょう。
参照・引用ページ
各事業セグメントの解説
アイゲート株式会社の主な事業セグメントは以下の通りです。
遊技場用経営支援コンピュータの開発・製造・販売: | 遊技場(パチンコ店など)向けのコンピュータシステムを提供しています。これには、遊技場の運営をサポートするためのシステムが含まれています。 |
遊技場用顧客管理システムの開発・製造・販売 | 遊技場の顧客情報を管理するためのシステムを開発しています。 これには、来場者のデータベース、ポイントカードプログラム、顧客向けのサービスなどが含まれます。 |
遊技場用顧客向け情報サービスシステムの開発・製造 | 遊技場の来場者に対して情報を提供するためのシステムを開発しています。これには、遊技場内の案内、イベント情報、特典などが含まれます。 |
遊技場経営に関するコンサルティング業務 | 長い歴史で培った経験を生かして、パチンコ屋を経営する企業が抱える課題解決のサポートします。 |
参照・引用ページ
アイゲートで働いている社員は?
平均勤続年数は?
アイゲートは平均勤続年数を公表していませんでした。
アイゲートの主な事業内容は「パチンコ上における周辺機器の開発・販売」のため、それを踏まえると所属する業界は「製造業」に当たります。
そして厚生労働省が実施した調査によると、製造業全体の平均勤続年数は「約17年」とされているため、アイゲートも平均前後の平均勤続年数になっている可能性があります。
平均年収は?
アイゲートは平均年収を後悔していませんが、就活口コミサイト「就活会議」では、口コミをもとに各職種の平均年収が以下の内容で紹介されています。
- 営業系の職種:569万円
- 企画・事務・管理系の職種:456万円
- クリエイティブ系の職種:500万円
- 技術系の職種:330万円
- その他の職種:350万円
全産業の平均年収は「458万円」と言われています。
口コミ数自体が少ないため事実と異なる可能性がありますが、上記の内容を踏まえると営業系とクリエイティブ系の職種については、平均以上の年収になる可能性があります。
平均残業時間は?
アイゲートは平均残業時間を公表していませんでした。
一方、就活口コミサイト「就活会議」では、残業に関して以下の口コミが確認できました。
- 残業も無くとてもよい環境で、のびのびできました。放任主義で、あまり監視をされることも無く、ラクな会社でした。定時で帰れます。
- 基本的に残業は、ほぼないです。仕事の進め方も個人の裁量に任せられている。仕事終わりにパチンコや飲みに行くなど会社仲間との交流も多い。支店によっては直帰もできるので自身のスケジュールは立てやすい。
参照ページ
アイゲートのワークライフバランス・残業・有給消化率・働き方に関する評判・口コミ一覧【就活会議】
厚生労働省の調査では、全産業の平均残業時間が「10.6時間」と発表されています。
しかし、上記の口コミを見る限りアイゲートは残業がほとんどないため、残業時間の平均値を大きく下回るでしょう。
平均ボーナス額は?
アイゲートは平均ボーナス額を公表していませんでした。
一方、口コミの中で「賞与も基本給の一ヶ月ぐらいでした。」と記載した内容があったため、平均のボーナス額は「20万円~40万円」の間になってくると予想されます。
どんな文化なの?
アイゲートには以下の文化があると考えられます。
- 堅実
扱っている商材が「パチンコ屋」の周辺機器で頻繁に売れる商材ではないことも影響し、各職種ごとで日々実施する業務がほとんどルーティンワークになっています。
それ故に「失敗することがほとんどない」という口コミが確認でき、ミスを減らすべく固定化した業務を実施する点は「堅実」といえます。
- アットホーム
口コミでは、「率先して仕事を取って来ると物凄く評価される。営業を大事にしている、大きな案件などは役員や全社一丸となってフォローしてくれた。」という内容が確認できました。
「パチンコ屋」の周辺機器は頻繁に売れる商材でないからこそ、仕事を獲得したときには社内全体で祝福する雰囲気があり、アットホームといえます。
参照・引用ページ
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
今回は、パチンコ業界で活躍する製造業3社で比較していきます。
売上高に関して、大都技研や藤商事に比べるとアイゲートは大きく劣っています。
企業の各指標を比較するサイトでは、売上高「348億円」の藤商事業界6位で紹介されています。
また平均年収についてはアイゲートは公開していませんが、パチンコ業界全体として、
- パチンコ及びパチスロのホール数が年々減少傾向で、遊技機が従来より売れな
- パチンコ依存症の社会問題化
- パチンコの規制強化
などが原因でここ数年は業界が縮小傾向にあります。
そのため、今後はアイゲートが掲げるようなパチンコ業で培ったノウハウを生かした「独自のエンタテインメント創出」ができる企業が、業界で生き残りやすいと考えます。
またアイゲートの売上高がこのようになっているのには、下記の要因が考えられます。
- 売上高:事業規模と社員数の違い
アイゲートは社員数が「44名」と小規模のため、売上高で大きな差が開いています。
売上高と従業員数から算出する「1名あたりの売上高」は、「約3,500万円」になるため、少数精鋭で事業を営む企業といえます。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
アイゲート | 15億円 | 非公表 | 45 | アットホーム、堅実 |
大都技研 | 370億円 | 500~600万円 | 49 | トップダウン、挑戦的 |
藤商事 | 348億円 | 718万円 | 53 | ワークライフバランス重視、活気あふれる |
参照ページ
アイゲートの新卒募集要項について
アイゲートは、以下2職種で新入社員の募集を行っています。
- 営業職
- 技術サービス職
ホームページに記載されている募集要項には「新卒採用を実施しています」という記載はありません。
しかし応募条件を見る限り、実務経験を求めるような記載がないため、事実上新卒入採用を実施している状態と考えられます。
具体的な募集要項は以下になります。
業務内容(営業職) |
|
応募条件(営業職) | 普通自動車運転免許保有者(AT限定可) |
業務内容(技術サービス職) |
|
応募条件(技術サービス職) | 普通自動車運転免許保有者(AT限定可) 未経験者可。電気や機械、コンピュータ(ハードウェア)に関する基本的な知識があれば尚可 |
業種 | 電子・電機・精密機器メーカー |
募集職種・勤務地 |
JR山手線、京浜東北線、常磐線、高崎線、上野東京ライン 入谷改札 中央改札より徒歩5分 東京メ卜口銀座線、日比谷線1番出口より徒歩2分 京成電鉄、京成上野駅正面口から徒歩7分
|
給与 | 経験、能力、前職給与水準を考慮の上、決定します。 ※別途、交通費全額支給 |
待遇 | 昇給、各種会社保険、各種手当 |
休日 |
|
引用ページ
求める人材
アイゲートの求める人物像については、採用ホームページに記載があったため下記で紹介します。
【アイゲートの求める人物像】
- 既存のものにとらわれず、自由な発想ができる方
- 遊技機業界が好きな方、詳しい方
- ゲーム、アニメーション、漫画、キャラクター映画等が好きな方
- プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力が高い方
- 自ら動き、物事を変え新しいものを作り上げる強い意志を持った方
引用ページ
アイゲートの求める人材の1つに「パチンコやアニメ、漫画などが好きな方」があることから、大前提として好きを仕事にしたい学生を求めていると考えられます。
事実、仕事を「好きなことという認識で取り組む」場合と、「仕事だと割り切って取り組む」場合だと、成果を残せるのは前者である可能性が高いです。
少数精鋭で事業を展開している企業であることから、パチンコ業界に新しい価値を生み出していくという「当事者意識」を強く持った方を採用したいという意図も汲み取れます。
新卒採用のフロー
アイゲートの選考フローは、インターネット上で確認できませんでした。
一方で、
- 応募条件に「大学卒」が含まれていない
- 技術サービス職に関しては「急募」と記載がある
ことなどから、学生が難しく感じるような「グループディスカッション」などのフローは設けず、一般的な流れで選考を進めていくと予想されます。
下記ではパチンコ業界に属する他企業の選考フローを参考にしながら、一般的な新卒採用の選考フローについて紹介します。
①新卒エントリー
企業の採用ホームページから各種必要情報を入力の上、エントリーを行います。
②エントリーシート
エントリーシートでは、企業側が設けた質問事項に対して指定された条件(文字数など)を踏まえて回答していきます。
多くの企業では、以下3つの質問を300文字~400文字の字数制限をもとに質問していました。
- 学生時代頑張ったこと(ガクチカ)
- 志望理由
- 自己PR
文字数に関しては、文字数の上限の90%以上(400字の場合は360字以上、300字の場合は270字)を目安に文章を完成させましょう。
③適性検査
適性検査は、主に能力を図る「学力検査」と人物像を把握するための「性格検査」の2種類で構成されます。
代表的な適性検査は「SPI」や「玉手箱」がありますが、企業は各テストの正答率で企業独自のボーダーラインを設けています。
素晴らしいエントリーシートを書いても、試験の結果がボーダーライン未満の場合は面接に進めないため、必ず試験前に参考書を用いて演習を行いましょう。
④複数回面接
多くの企業では、学生に内定を出すまでに「3回」個別面接を実施します。
各面接で面接官が確認する項目が変わるとも言われているため、一般的な内容を下記で紹介します。
- 一次面接:
ガクチカや自己PRを中心に質問していきます。
面接官はビジネスマナーや身だしなみなどから「ネガティブ」な点がないか確認していきます。
- 二次面接:
一次面接にした質問より、細かい内容を確認する質問が多くなります。
志望動機についても深掘りされ、面接官は「入社したら活躍してくれる素質があるか」を見極めようとします。
- 最終面接:
学生が間違いなく当社を第一志望として考えているか確認すべく、「志望理由」を中心に深掘りされます。
最終面接実施前にすでに内定を出すことが決まっている場合もあります。
⑤内定
複数の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
アイゲートは採用大学を公表していませんでした。
一方、「募集要項」の応募条件には「普通自動車免許を取得している方」としか記載がなかったため、アイゲートに学歴ファルターは「ない」と考えられます。
先ほど「就職偏差値・難易度および業界での立ち位置」で紹介した大都技研や藤商事の採用大学を見ても、各々の企業で学歴フィルターを設けておらず、大卒に加えて「専門学校卒」の学生も採用しています。
加えてアイゲートは、「普通自動車免許を取得している方」であれば誰でも応募できるため、大学卒だけでなく「専門学校卒・短期大学・高卒」の方も内定獲得のチャンスがあるでしょう。
就職偏差値・難易度
上記で記載した内容を踏まえると、アイゲートの就職難易度は「易しい」といえます。
その理由として以下の2点が挙げられます。
- 「募集要項」の応募条件に「普通自動車免許を取得している方」と記載があり、自動車免許を持っていれば誰でも応募できるため
- 技術サービス職に関しては「急募」と記載があり、採用を急いでいる、また技術職にも関わらず「未経験者可。電気や機械、コンピュータ(ハードウェア)に関する基本的な知識があれば尚可」と経験や知識を必須としていないため
平均年収も非公表ですが、突出して高水準だった数値もなかったため、一定以上の対策をすることで内定獲得のチャンスが期待できるでしょう。
そのため、アイゲートを志望する学生は「数ある企業の中でなぜアイゲートを志望するか」を明確にして面接に臨んでください。
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
本記事では、【企業分析】アイゲートの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説というテーマで就活生に役立つ情報をまとめました。
1973年に創業、そして1975年にパチンコ店のホール専用コンピューターを開発・発売して以降、パチンコ店の周辺機器を中心に多くの商品を製造・開発してきた企業であることが分かりました。
また、パチンコ店によっては労働環境が劣悪なケースもある中で、アイゲートの場合は「定時退社できる」など働き方もホワイトで、アットホームな社風を持っている点は、魅力的な要素の1つだといえます。
採用に関しては、「普通自動車免許を取得している方」が誰でも応募できることなどから、選考難易度は「易しい」と記載しました。
一方で、難易度が易しいというのは「対策しなくても内定をもらえる」というわけではなく、「数ある遊技機を扱う企業の中でアイゲートを志望するか」という点を明確にすることが前提です。
アイゲートの選考に応募しようと考えている学生は、本記事を参考にしながら対策を練ってみてください!
この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。