ヒューリック株式会社のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/3/29更新
はじめに
この記事では、ヒューリック株式会社(以下ヒューリック)への就職を目指している中で、エントリーシートに不安を感じている方へ向けて、書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にヒューリックに向けて作成するエントリーシートのアピール方法から、実際の記載例まで細かく分析しました。
ヒューリックが求める人材の特徴や、選考情報ポイントについても詳しく解説していますので、内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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ヒューリックの概要

参考ページ
初めにヒューリックとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
ヒューリックとは
ヒューリックは、不動産事業をコア事業としている不動産会社です。
保有不動産の賃貸や投資開発事業を柱としており、みずほフィナンシャルグループとの関係が強いことで知られています。
他にも高齢者健康関連ビジネスや観光ビジネスまで範囲を広げており、教育事業まで展開してきました。
沿革は古く、1957年にみずほ銀行の前身である富士銀行が所有する不動産を母体として、日本橋工業株式会社が設立されています。
ヒューリックの前身であり、2007年に社名変更しました。
細かにM&Aをしてきたことでも知られており、2010年には不動産賃貸会社である千秋商事株式会社と扶養総合開発会社を合併しています。
同時に保険事業は分割して、ヒューリック保険サービスとなりました。
他にも2011年の昭栄株式会社との経営統合も知られています。
昭栄株式会社との合併は、逆さ合併と呼ばれる方式で、昭栄側がヒューリックを合併していますが、同日昭栄株式会社をヒューリック株式会社に名称変更していることから実質上の吸収合併です。
ヒューリックが行っている社会貢献として、将棋があります。
女流棋士のタイトルとして、8つ目のヒューリック杯白玲戦は、史上最高額の賞金が出ることでも知られるようになりました。
ヒューリックは東京23区を中心とした駅近郊の立地に、オフィスビルや商業施設などを数多く保有しています。
約90%が高需要を持つビルで、約8割が最寄り駅から徒歩5分以内という好立地な条件であり、新耐震基準を上回る耐震補強を行っているのも特徴です。
安心安全なオフィスビルの提供ということも前面に出すようになりました。
長く「安心と信頼に満ちた社会」の実現ということが、ヒューリックを示すキーワードにもなっています。
ヒューリックの採用難易度
ヒューリックの採用難易度は平均的であると考えられます。
東洋経済が作成している「入社が難しい有名企業ランキングトップ200社」にヒューリックは入っていませんでした。
ここから見るだけでは、ヒューリックの就職難易度は決して高いとは言えません。
ですが、ヒューリックの平均年収は1940万円で、非常に高額なことが分かります。
ここ数年の新卒離職率も0%であり、一度入社するとやめるような理由が見つからないこともわかるでしょう。
実際に不動産業界はさまざまな企業があり大手デベロッパーは入社は非常に困難です。
特に大手6社と呼ばれるデベロッパーは、三井不動産の2兆2,691億円の売上高を筆頭に、驚異的な金額を打ち出してきました。
ヒューリックの売上高は約5,000億円で、規模でみると三井不動産の1/4以下です。
それでも平均年収は三井不動産を上回っており、不動産デベロッパーとして人気があることは分かります。
ただし、ヒューリックの残業時間は平均で43時間とかなり多めです。
採用実績を見ると実は人数が少なく、10名以下になる年もかなりありました。
業績が好調なここ数年でも採用人数はほぼ変わりません。
参照ページ
ヒューリックの採用大学
ヒューリックの採用大学の実績は以下の通りですが、学歴フィルターはないと言われています。
| <大学院> 大阪大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、芝浦工業大学、千葉大学、筑波大学、東京大学、東京工業大学、東京理科大学、東北大学、東洋大学、奈良女子大学、早稲田大学 <大学> 青山学院大学、学習院女子大学、京都大学、慶應義塾大学、国際基督教大学、上智大学、中央大学、東京大学、東京外国語大学、東京女子大学、日本大学、一橋大学、明治学院大学、横浜国立大学、立教大学、早稲田大学 | 
採用実績のある大学は、かなり多彩なのがわかります。
ハイレベルの大学の名前がある一方で、標準的難易度の大学も出てくるため、不動産業としては珍しく学歴フィルターがないといわれてきました。
全国の大学から採用していることも、学歴フィルターがないと言われる理由です。
特に募集を見ると、全学部全学科も対象にしています。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
ヒューリックが求める人材とは?

ヒューリックが求める人材として、掲げられている情報としては、採用サイトの情報があります。
公式で取り上げている情報となるため、ここから分析を進めないといけません。
あとは経営理念とサステナビリティから読み取れます。
- ヒューリックのエンジンとなれる人
ヒューリックは、組織の歯車ではなく、けん引できるエンジンになれる人を求めています。
 主体性を持って仕事に取り組み、けん引できるだけの意識を持った人でなければいけません。
- 安全と信頼に満ちた社会の実現に貢献できる人
ヒューリックの掲げるサステナブル経営のスローガンです。
 社会価値の創造と企業成長が連動することを重視しており、企業理念を理解し、社会に対する貢献とは何かを理解した人でなければいけません。
- 少数精鋭の意味を理解し貢献できる人
ヒューリックは、少数精鋭のプロフェッショナル集団であることが強みです。
 ひとり一人が生産性を引き上げる行動ができることを求めており、少数精鋭の意味を理解できる人を求めています。
この情報から見ても分かるように、少数精鋭を前面に押し出しており、ひとり一人が、ヒューリックを引っ張れるような人材でなければいけないとしています。
そのうえで、安全と信頼に満ちた社会の実現といった、経営のスローガンも重要になるでしょう。
ただ仕事をすればいいというわけではなく、しっかりとした社会貢献を求めているからです。
特に社会活動の創造と企業の成長が連動することを重視しており、理念も理解した人材でなければ雇用する意味はないとも取れます。
不動産デベロッパーとして、優秀な人材を求めていると解釈できるでしょう。
採用難易度はそこまで高くありませんが、高い志を持った人を雇用したいという姿勢が分かります。
参照ページ
ヒューリック各社の採用方向性の違いは?
ヒューリックは、非常に多くの子会社を抱えているグループ企業です。
ヒューリックプロパティソリューション株式会社やヒューリックビルド株式会社、よく知られているヒューリック保険サービス株式会社もあります。
他にもホテル関係事業を展開するヒューリックホテルマネジメント株式会社や建設事業を受け持つヒューリックビルドマネジメント株式会社などもあり、広い事業展開をしていることもわかるでしょう。
しかしこのほとんどが新卒採用などを行っていません。
キャリア作業などもほとんど見られないため、採用の方向性の違いは確認できない状態です。
各社とも掲げている理念はヒューリック本社とほぼ変わりません。
基本的にヒューリック本体と関連した経営ですので、強い影響力を受けていることが分かります。
新卒採用などが出たとしても、ヒューリック本社と同じ方向性と考え対応していくことが求められるはずです。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント

ポイントの概要
提出されたエントリーシートは、応募者の能力や人柄を知るために利用されるほか、書類選考としての大事なデータでもあり担当者が分析します。
分析する以上一定の基準があり、満たさない場合には不合格とされるわけです。
応募する側から考えるとこの基準がとても重要になります。
基準は企業によって違いがありますが、一般的には求める人材像にマッチするかどうかを判断するでしょう。
キューリックでも求める人材像を前面に打ち出していますが、このような理念的部分を理解しているかどうかは判断しやすくなります。
エントリーシートに全く触れていない状況であれば、何も理解していないと読み取れるからです。
これは「なぜ志望したのか」という理由にも繋がります。
ヒューリックは少数精鋭の不動産会社であり、それぞれがエンジンになることを期待されていることはホームページを見ればすぐにわかるでしょう。
それぞれが自立して動けることを求めており、素早い判断力や決断力も必要です。
志望した理由に対し自分の能力を絡めながらアピールしなければいけません。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方は、読んですぐわかることです。
読んだらすぐにわかるエントリーシートの構成ポイントは、論理性にあることは間違いありません。
ヒューリックでもそれほど長くエントリーシートを眺めているわけではないでしょう。
パッと読んで理解できる論理性のある文章であれば、素早くアピールすることができるのです。
まずは論理性を高めるためのPREP法を理解していきましょう。
- 結論
- 理由
- 具体例
- 再び結論
PREP法の特徴は、リード部分に結論がきます。
結論に対して導き出された理由を述べたのち、2つをつなげる具体例を上げることが大切です。
最終的には具体例と最初の結論を結びつけまとめていきます。
最初に結論からスタートするため、読んでいる人は論点が分かりやすい構成です。
何を言いたいかはその後の理由や具体例で膨らませていけば論理性が高まります。
PREP法は非常に有効ですが、エントリーシートの場合にはもう少し観点を広げなければいけません。
それが企業の理念や求める人材像に関わってきます。
エントリーシートはその人の人柄などを知るために制作を求める書類です。
自社の経営理念などを理解しているかも判断材料になるため、必ずアピールしなければいけません。
そのポイントになるのが、具体例と最後の結論を結びつける瞬間です。
ここで経営理念などを絡めながら、最後の結論を作り上げることを重要視しなければいけないでしょう。
応募者の多い企業などは、エントリーシートを読む時間もほとんどありません。
第一印象で落とされる可能性も出てくるため、PREP法のような構成が向いているのです。
PREP法は、テンプレートとして使えるところも、エントリーシートには向いています。
テンプレートを元に自分のエピソードや伝えたいキーワードを盛り込んでいけば、400字程度であれば簡単に作れるからです。
400文字で構成する場合、要素は4つになるでしょう。
この各要素を100文字平均として考えれば、テンプレートを活用することで簡単に作れるのがわかります。
注意点は、文字数稼ぎなどをせず作ることです。
エントリーシートではどうしても冗長な表現が入りやすく、ダラダラした印象を与えます。
リズム感よく作るためにも、一文一意を心がけ作成していくことが先行を通過しやすいエントリーシートのポイントです。
以下に例文をあげてみます。
| 結論:私の強みはコミュニケーション能力が高いことです。 理由:高校生の時に関西から東北へ転校しました。 そのときに、コミュニケーション能力が自分の強みだと気が付いたのです。 転校先には、当然知り合いはいません。 地域も全く異なることから文化も違うのです。 すぐに不安を感じはじめ、周囲に溶け込むことができず孤立しました。 具体例:このままではいけないと、クラスメイトに積極的に話しかけ始めると、事態は一変します。 方言が分からなければ、それが話題になるのにも気が付きました。 自分も積極的に方言で話しかけることで、打ち解けやすくなったのです。 あっという間にクラス全員と話ができる仲になりました。 結論:私は自分にコミュニケーション能力があることを理解したのです。 人の懐に入ることも、思いのほかうまいことにも気が付きました。 私は貴社の営業職を志望していますが、どんな状況でも人の心を打ち解けさせることができ貢献できると思っています。 | 
ヒューリックの価値観やカルチャーを文章に取り入れれる
エントリーシートで大事なポイントは、「なぜこの会社を選んだのか」を盛り込むことです。
ヒューリックの場合、「推進力を持ったエンジン」が重要なキーワードです。
そこに主体性や成長、開発などヒューリックの理念や事業展開を混ぜていきます。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートは、なぜ提出するのでしょうか。
その理由はエントリーシートの位置づけにあります。
企業にとってエントリーシートとは、新卒向けの提出書類というのが一般的な解釈です。
書類選考に使われますが、それだけではなく、面接の基礎資料にもされます。
面接では、エントリーシートの内容を読んで、さらに深堀りするのです。
対策になるのが論理的思考にあります。
面接でも利用されるなら、話に食い違いがあってはなりません。
自分に落とし込むような展開までしておけば、面接でも論理性のある答えになるでしょう。
ほかにも以下のような位置づけもありますので理解してください。
(a)志望動機系(熱意、業界の理解など情報収集能力)
(b)過去の経験系(論理性、コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c)未来目標系(大局観、未来志向、社会貢献性、ライフプランなどビジョン)
(d)価値観系(個性的か、コンサルタント適性があるか)
(e)その他(長所・研究内容)
一般的にエントリーシートで分析される内容で、ヒューリックでも当然おこなわれます。
質問に答えた理由を見るというのがポイントです。
経験だけでなく、どこまで情報収集してきたか、人物像まであぶりだします。
対策上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例

ヒューリックの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
総合職のエントリーシート
志望動機
・当社理念のどこに共感したか(400文字以下)
【記載例】
| 私は少数精鋭の姿勢に共感しました。 数の力はとても大きなものです。 ですが、ひとり一人がエンジンとなり、けん引できるのであれば、それは大きな力になるでしょう。 それぞれが経験に基づき責任を持って働くことでしか、企業をけん引する力として成り立たないからです。 新たな視点で世界を作りたいという思いもあります。 不動産業界を目指している理由ですが、自分の手で世界の一部を作ってみたい思いを抱き続けてきました。 プロフェッショナルとして、どのような形を作り上げられるか、自分の夢のひとつです。 自分の夢と貴社の少数生成による経営は、きっとつながると思っています。 ヒューリックの掲げている理念は、少数精鋭で幸せな未来を作り出せると思うからこそ、共感したのです。 | 
ポイント:最初に共感した理念としてあげていませんが、少数精鋭の姿勢を評価し、自分もそのエンジンになりたいという逆順にしています。
自分の夢である世界を作りたい思いを語り、そのためにはプロフェッショナルとして少数精鋭のなかで手腕を発揮したいという願いに繋げました。
未来というのもヒューリックのキーワードであり、理念以外にも共感できた部分をあげることで強調しています。
自己PR
・あなたの強みを生かし、当社でどんな価値が発揮できると思いますか。(400字)
【記載例】
| 私の強みは、迅速な行動力です。 学生時代から自分の力で利益を生み出したいと考えてきました。 約4年間、自分で作ったものを商品とし、インターネット販売を続けています。 売上げが落ちたときには、SNSで需要や流行をリサーチし、ニーズに合った商品開発もしてきました。 考えたことは行動することを重視しており、スピード感をもって取り組んだことが利益につながったと思っています。 この経験により、分析力と素早い決断力も身につきました。 ヒューリックが取り入れている「変革とスピード」には、自分の強みが必ず生きてくると思っています。 どんなことでも挑戦するチャレンジ精神をもっており、貴社で力を発揮できれば、事業展開にも貢献できる人材となれると確信しています。 | 
ポイント:行動力をアピールポイントとして掲げました。
商売を通じて、素早い行動が利益を上げたことを例にとり、分析力と決断力も身につけていると、複数のポイントアピールしています。
ヒューリックの経営で重要視している変革とスピードに対しても、身につけた能力を活かせると考えており、自信をもって働けるという強いメッセージを込めました。
まとめ
この記事では、ヒューリックの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
ヒューリックは、多岐にわたる事業展開をしてきた不動産会社です。
年収もトップクラスであり、少数精鋭だからこそ実現できたことともいえます。
常に新たなビジョンを持ち、さまざまな事業展開を進めつつも安定した経営を実現できていることは、非常にまれな存在です。
ヒューリックでは、「変革とスピード」という企業理念があります。
半歩先を見た変革、そこにはスピードが欠かせません。
「少数精鋭」に対するこだわりもヒューリックを支える大事なポイントですが、だれもが主役になれるというメッセージも込められています。
エントリーシートを書く際には、企業理念や求められる人材像といった価値観の部分にもこだわっていかなければいけません。
この記事が、ヒューリックの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。
 
 
 
 
 
 










 
 




