【企業分析】LINEヤフーの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業分析】LINEヤフーの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024年3月20日更新

はじめに

LINEヤフー株式会社は東京都新宿区に本社を置く インターネット・プロバイダー関連に属する企業です。

日本人の約86%の9500万人が使用しているアプリ「LINE」を軸に、モバイルに特化したさまざまなサービスの開発・運営・広告事業を行っています。

今回はそのようなLINEヤフーの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。

この記事ではLINEヤフー株式会社への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。

  • LINEヤフーの仕事内容が気になる
  • LINEヤフーの就職難易度を知りたい
  • LINEヤフーの選考対策として何をすれば良いかわからない

また、インターネット・プロバイダー関連以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

【業界研究ガイド】業界一覧

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この記事の結論

先にこの記事の結論からお伝えすると、LINEヤフーの就職難易度は、高難易度と考えています。

以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にしても高難易度です。

日本人なら誰もが知っているLINEヤフーの採用における倍率は、正確には公表されていませんが、50〜100倍程度と就活市場の中でも言われています。

選考対策として、「なぜLINEに入社したいか」を明確にしておくことと、「成長意欲/チャレンジ精神」を具体的なエピソードを元にアピールできればアピールしなければなりません。

また、採用大学を見てみると、有名私立大学や国立大学の採用ばかりなため、学歴フィルターも存在すると言えるでしょう。

LINEの募集職種は以下のとおりです。

  • エンジニア職
  • セールス職
  • 企画職
  • デザイナー職
  • データアナリスト職

選考の中で職種を選択する必要があるので、企業説明会への参加やOB訪問を行い、希望する仕事を明確にしておきましょう。

次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。

LINEヤフー株式会社について

LINEヤフー株式会社ロゴ

出典元:「LINEヤフー株式会社」発足

会社概要

LINEヤフー株式会社は、メディア事業、コマース事業、戦略事業を展開し、グループ会社の経営管理業務も行っています。本社所在地は東京都で、1996年1月31日に設立されました。2023年8月末時点での資本金は247,473百万円で、連結子会社数は124社、持分法適用関連会社数は39社です。

この会社は、LINE株式会社やヤフー株式会社などの再編を経て誕生した日本最大級のテックカンパニーであり、様々な事業領域で展開しています。従業員数は約1万人以上で、ユーザーに感動を与えるサービスを提供し、豊かで便利な暮らしの実現に貢献しています。

2023年10月に再編が行われ、LINE株式会社やヤフー株式会社などのグループ会社によって誕生したLINEヤフー株式会社は、日常に「!」を届けることをミッションに掲げています。検索・ポータル、eコマース、メッセンジャー、広告など、多様な領域において事業を展開しています。

LINEヤフーは、約40の国と地域から集まった1万人以上の従業員が働く大規模な組織です。ユーザーに感動を与えるサービスを提供し続けるとともに、インターネットの力を通じてより豊かで便利な暮らしの実現に貢献しています。

 

参照ページ

LINEヤフー

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各事業別の売上規模

LINEヤフー各事業売り上げ比較グラフ

LINEヤフー株式会社の2023年度の年間の総売上高は前年同期比8.7%増の1兆3468億4000万円で、純利益が同32%減の1224億4800万円でした。

この売上はメディア事業、コマース事業、戦略事業の収益によって構成されています。それぞれの事業分野での売上高は以下の通りです。

  • メディア事業:アカウント広告および検索広告の増収ならびに2022年9月のLINE MUSIC(株)連結子会社化の影響により、売上収益は5,268億円(前年同期比2.6%増)となった
  • コマース事業:コマース事業の売上収益は、アスクルグループおよびZOZOグループにおける増収により、6115億円(前年同期比1.7%増)となった
  • 戦略事業:戦略事業の売上収益は、2116億円(前年同期比64.7%増)2022年10月のPayPay(株)連結子会社化の影響やPayPay連結の成長により、前年同期比で増加した

 

参照ページ

決算説明会資料

LINEヤフー(4689) 3Q決算発表 決算スコア:-1.52

各事業セグメントの解説

LINEヤフー株式会社の主な事業セグメントは以下の通りです。

事業部門活動内容
メディア事業インターネット広告事業、金融サービス、データソリューションサービス、自動車関連サービス、LINE事業、Webtoon事業
コマース事業ヤフーが運営するショッピング・オークション事業、PayPayモール事業、PayPayフリマ事業、ZOZOが運営するZOZO事業、アスクルが運営するアスクル事業
戦略事業PayPay事業、ネット銀行事業、クレジットカード事業、証券事業、保険事業、LINE (株)が運営するLINE Pay事業、LINEスコア事業、LINE証券事業、LINE保険事業

普段イメージするアプリ「LINE」の他にも様々な事業を行っております。

メディア事業とコマース事業が売上は高いですが、今後戦略事業も伸びていく事業でしょう。

LINEヤフーで働いている社員は?

ここではLINEヤフーで働いている社員の以下のことについて紹介します。

  • 平均勤続年数
  • 平均年収
  • 平均残業時間
  • 平均ボーナス額

詳しく見ていきましょう。

平均勤続年数は?

LINEヤフーは現在約28,000名の従業員がおり、平均勤続年数は10.1年です。情報通信業界の平均勤続年数は11.9年ですので、業界平均よりも1年短いと言えるでしょう。ただ、福利厚生の充実や働く環境を整備しているため、今後は勤続年数も長くなると考えられます。

平均年収は?

LINEヤフーの平均年収は912万円でした。情報通信業界の平均年収は626万円ですので、業界平均よりも約300万円以上も高いです。

全国平均の年収が433万円であることから、全国平均・業界内と比べてもかなり高水準と言えるでしょう。

平均残業時間は?

LINEヤフーの従業員の平均残業時間は、ネット上で詳しく分かりませんでしたが、合併前のヤフー株式会社の平均残業時間が約17.6時間ですので、近い数字と言えるでしょう。

情報通信業で働く従業員の平均残業時間は19.7時間のため、業界内では平均よりも少ない残業時間といえます。

平均ボーナス額は?

インターネット上の情報だけでは分かりませんでした。口コミサイトによると低いもので40万円、本部長で700万円とさまざまでした。

LINEヤフー株式会社の賞与は、4月と10月の年2回です。4月には特別賞与が加算され、景気に左右されますが、特別賞与の額が大きくなることもあります。

どんな文化なの?

LINEヤフーの企業文化は、自由と責任が重視されています。現場の意見が尊重され、若いうちからやりがいを感じられるとされています。この文化は、社員が自らのアイデアを積極的に提案し、実行することを奨励しています。

また、LINEヤフーは、さまざまな国籍や言語を使用する人たちが集まったグローバルな会社です。文化的な違いを理由に誰かが阻害されない雰囲気を保つことを重視しています。性別、人種、グループ各社の企業文化など多様性を尊重し、グループ全体で新たな価値創造を加速させることを目指しています。

 

参照ページ

4689 LINEヤフー

IT業界の長時間労働対策について

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

競合比較グラフ

競争が激しい情報通信業界の中でのLINEヤフーの立ち位置をご紹介します。

売上高を参照し他社と比較してみても、LINEヤフーはトップクラスの企業だということがわかります。

理由として以下の要因があると考えています。

  1. 日本最大級のユーザー基盤: LINEヤフーは、国内インターネットユーザーの6割以上がYahoo! JAPANのユーザーであるという、圧倒的なユーザー基盤を持っています。これにより、日本全国のユーザーに情報を届けることが可能です。さらに、国内でも有数の圧倒的なユーザー数を持つサービスを多数保有しており、これらのサービスからの導線を通じて新たなユーザーを獲得することができます。
  2. 多様な事業ポートフォリオ: LINEヤフーは、約200を超える多彩なサービスを提供しており、これらのサービスを通じて人々や社会に新たな価値を創出しています。この多様な事業ポートフォリオは、さまざまなコマース体験を提供し、幅広いユーザー層にリーチすることを可能にしています。
  3. 強固な財務基盤とサステナビリティ経営: LINEヤフーは、強固な財務基盤を持ち、サステナビリティ経営を推進しています。これにより、長期的な視点での事業展開が可能となり、持続可能な成長を目指すことができます。また、グループ会社の資本力と連携の強さも、LINEヤフーの大きな強みとなっています。

以上の要素によりLINEヤフーは情報通信業界の中でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられます。また合併して間もないので、今後の売上げアップも期待できるでしょう。

参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。

会社名売上高(2022年)平均年収就職偏差値・難易度社風
LINEヤフー1兆5674億円912万円73変化を恐れず、チャレンジする
楽天グループ1兆9278億点797万円69自己挑戦
ソフトバンク5兆9120億円804万円60年齢や性別に捉われない実力主義
サイバーエージェント7105億円817万円55~59チャレンジ志向

LINEヤフーの新卒募集要項について

以下にLINEヤフーの新卒募集要項についてまとめました。福利厚生がかなり整っている点は非常に嬉しい点ですね。

人材育成・支援制度も社員向け研修制度・LINEヤフーアカデミア・語学研修など多くの研修があります。

各項目詳細
職種エンジニア職、デザイナー職、セールス職、企画職、データアナリスト職
給与(2023年4月入社 初任給実績)エンジニア職: 336,000 円〜/月
デザイナー職: 320,000 円〜/月セールス職: 302,000 円〜/月
企画職:302,000 円〜/月
データアナリスト職:302,000 円〜/月
賞与年2回(4月、10月)
研修制度ラーニングナビ、会議ファシリテーション研修、キャリア自律ワークショップ、ビジネススキルアップ研修、職種横断全体研修
福利厚生社内でのコミュニケーション時に利用できる補助費、マッサージ師駐在、朝食の無料配布、LINE Pay補助、社員食堂、社内マッサージ室、スポーツクラブの割引、YG健康保険組合への加入

求める人材

都会の街並みを背景にこちらを見つめる女性

LINEヤフーでは求める人材として下記のような内容があります。

  1. 順応性がある人
    変化を楽しめる人や変化への順応性がある人を求めています
  2. 自責思考
    課題を自分ごととして捉えられる自責思考を持っている方を望んでいます
  3. コミュニケーションスキルが高い人
    相手の立場に立ったコミュニケーションがとれる人がいいでしょう
  4. 成長思考
    自らのパフォーマンスを向上させる変化・成長に意欲的な人材を評価しています
  5. チャレンジ精神や自律性
    指示通りに仕事するだけでは得られない成長をモチベーションにして、ともに仕事に取り組みます

以上の5つは、LINEヤフーからのメッセージや内勤社員のインタビューから割り出される結論です。

また、LINEヤフーの企業理念は『企業理念「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける 』を掲げています。

「WOW」はLINE が、「!」はヤフーが、 それぞれ合併以前より、長年大切にしてきた価値観です。

 「WOW」とは、初めての体験であり、他の人に教えたくなるような感動のことで、 「!」は想像を超える体験や、今の延長線上にない創造性を意味します。 100点で満足することなく、想像以上の120点の感動をこれからもユーザーに届けたい、そんな強い意志をミッションに込めています。

企業理念に沿ったエントリーシートや面接をおこなえば、採用にも繋がるでしょう。

新卒採用のフロー

LINEヤフーの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。

面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。

選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。

一部のポジションでは課題提出などを求める場合や、状況に合わせて面接回数を変更する場合があります。

①新卒エントリー

LINEヤフー公式サイトの新卒エントリーボタンより必要事項を入力し登録を行います。

エントリーシートでは志望動機や自己PR、長所と短所などの一般的な質問について回答し、Web上で入力し送信して終了です。

②エントリーシート・SPI(Web)

LINEヤフー株式会社の選考フローでは、エントリーシートとSPI(Web)が課されます。企業が指定する期間内に、自宅や学校などインターネット環境があればどこでも受検できます。

③複数回面接

面接では以下の内容が聞かれます。

  • 志望動機
  • 入社理由
  • 変化への順応性
  • 入社したらやりたいこと
  • 他人から言われる長所・短所
  • 落ちたらどこへ行くか

最終になるにつれて質問が深堀されたり、実務に適性があるのかを確かめるような質問が多くなされていることが分かります。

④内定

複数回の面接を突破して内定が決まります。

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SPIなどの適性検査に自信がない学生は多いでしょう。

「何を勉強したらいいのか…」「どんな問題が出るか知りたい」そんな学生のためにまとめたものがSPI頻出問題集です。

SPIの出題範囲である言語/非言語/英語といった問題を完全網羅しています。

この問題集を解けば、一気に自信がつき内定へと近づくこと間違いなしです。

この機会にぜひ、問題集を解いて対策しておきましょう。

SPI頻出問題集

採用大学

LINEヤフーの採用大学の実績を以下に掲載しました。

<大学>

東京大学、京都大学、東京工業大学、一橋大学、大阪大学、神戸大学、名古屋大学、東北大学、九州大学、北海道大学、筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、東京外国語大学、電気通信大学、東京都立大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、東京理科大学、学習院大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学

これを見る限り国立大か有名私立大が多く採用されており、GMARCHや関関同立がボーダーと言えるでしょう。

ただ、LINEヤフーは学歴の有無に関する情報を明確にしていません。高い知名度を誇る企業になると、高学歴の応募者が増えるため、選考において高学歴の者がより残る傾向があります。

ですので、過去の採用大学に通っている大学がないからと言って、あきらめるのは早いかもしれませんね。

就職偏差値・難易度

それでは、ここまでの内容を踏まえて、LINEヤフーの就職偏差値・難易度を見てみましょう。

結論としては、偏差値・難易度は高難易度といえるでしょう。その理由として以下の4点が挙げられます。

  • 採用倍率が高い
  • 採用大学を見ると国立大か有名私立大が多い
  • 給与や福利厚生が特筆して良い
  • 認知度が高い

よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策を行ったうえで、「なぜLINEヤフーでなけらばならないのか」や「LINEヤフーでないと化外こと」をしっかりと考えておく必要があります。

しっかりと対策を行い内定を獲得してください。就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

 

参照ページ

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

さいごに

本記事では、LINEヤフーの就職難易度・採用大学・選考対策などについてご説明しました。

記事内でも説明したとおり、LINEヤフーは確かに難関の企業で、過去の採用実績校を見ても、かなり偏差値の高い大学から採用を行っています。

ただし、学歴フィルターを公言しているわけではないので、面接対策やエントリーシート対策をおこなえば、内定を勝ち取るチャンスもあるでしょう。

本記事を参考にLINEヤフーの就活をおこなってみてください。

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