タナベ経営のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/3/20更新
はじめに
本記事では、タナベ経営への就職を目指しているものの、エントリーシートの書き方やアピール方法に不安を感じている学生に向けて、エントリーシートの書き方のポイントを徹底解説しています。
特にタナベ経営ならではのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介していきます。
さらに、タナベ経営が求める人物像の特徴や、選考のポイントについても詳しくアドバイスしているため、タナベ経営への内定を目指す就活生はぜひご一読ください。
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タナベ経営の概要
引用ページ
まずは、タナベ経営の概要について紹介します。
タナベ経営とは
タナベ経営は、全国に10の拠点を構えているコンサルティングファームです。
創業の原点とも言える「経営コンサルティング」の分野に特化しており、時代のニーズを的確に捉えながらさまざまな課題を解決しています。
主な事業は以下の3つです。
- 戦略コンサルティング事業…全国各地に在中している経営コンサルタントが、プロジェクト型ではなく、4~10人のチームで常駐してコンサルティングを行う。
- アライアンス&人材育成事業…経営者向けの会員組織の運営を行い、会計事務所と連携して情報基盤を提供。さらに企業内の人材関連事業のコンサルティングも担当する。
- セールス&プロモーション事業…自社で手がけるビジネス手帳「ブルーダイアリー」の企画・制作・販売ノウハウを基盤とした、キャンペーン用ノベルティグッズの企画・販売やイベントプロモーションを担当。
IT戦略に特化したビッグファームと異なり、タナベ経営は独自の事業展開をしています。
「地元の中小経営者のためなら何でもする」という意識が根底にあることから、常にクライアントとの距離が非常に近いのも魅力の一つです。
地方の中小企業への支援をしたいと考えている学生におすすめの企業と言えるでしょう。
参照ページ
タナベ経営の採用難易度
タナベ経営の採用難易度はさほど高くはないと考えられます。
ヒューマンデザイン総合研究所が発表した「コンサルティング・シンクタンク業界就職偏差値ランキング」で、タナベ経営の偏差値が54と平均を下回っていることからも明らかでしょう。
日本国内すべてのコンサル企業の中でも、比較的下位のランキングのため、徹底したエントリーシートや面接対策をすれば十分内定を狙えます。
参照ページ
タナベ経営の採用大学
タナベ経営には学歴フィルターはないと考えられます。
以下は、タナベ経営の採用大学実績の一部です。
<大学> 北海道大学、新潟大学、金沢大学、長野県立大学、名古屋大学、広島大学、九州大学、福岡大学、西南学院大学、愛知淑徳大学、鹿児島大学、琉球大学、青山学院大学、大阪大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、京都大学、慶應義塾大学、上智大学、中央大学、東京理科大学、同志社大学、法政大学、明治大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学、小樽商科大学、兵庫県立大学、神戸大学、東京都立大学、順天堂大学、近畿大学、日本大学、立命館アジア太平洋大学、日本女子大学、同志社女子大学、三重大学、横浜国立大学 |
(出典:マイナビ)
タナベ経営は難関大学だけでなく、地方の大学や産近甲龍・日東駒専のような比較的偏差値が低い大学からの採用も行っています。
幅広い大学から採用していることから、タナベ経営には学歴フィルターがないと考えられるでしょう。
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
タナベ経営が求める人材とは?
タナベ経営では、コンサルティング全体を通して「プロフェッショナルDXサービス」と呼び、戦略策定から実行までを一貫してサポートしています。
このような柔軟な対応が可能なのは、以下の経営理念に基づいているからです。
私たちは 企業を愛し 企業とともに歩み 企業繁栄に奉仕し 広く社会に貢献すべく 超一流の信用を軸とし 国際的視野に立脚して 無限の変化に挑み 常にパイオニアとして 世界への道を拓く |
引用ページ:企業情報|経営理念
上記は、全社員が共有しているタナベ経営の基盤とも言える経営理念です。
「企業とともに歩み、企業繁栄に奉仕する」という理念をもとに、誠実に、時に厳しく、愛を持って向き合い、チームの力を発揮しているのです。
経営理念からも分かるように、チームワークを重視し、他者の視線に立って物事を考え、課題解決ができる人物が求められています。
ここで、現役社員のインタビューの言葉も見てみましょう。
相手の言っていることを理解できず、相手の立場に立って物事を考えることができない方は、コンサルティングを実施する中で、クライアントとのコミュニケーションが上手くいかず、結果的に成果が出ないため、コンサルタントとして致命的です。 また、チームコンサルティングにおいてはメンバーとのチームワークが大切になるため、自己中心に考える方は、短期的には成果を上げるかもしれませんが、長続きはしません。 あくまでもAll for the Clientの価値判断とOneTeamの考えで業務を遂行する必要があります。 |
引用ページ:採用情報|チームと仕事を知る
このように、自分の視点だけでなく、他者の視点や考え方を汲みとって物事を解決する力が求められるでしょう。
参照ページ
タナベ経営各社の採用方向性の違いは?
まずは、タナベグループ全体の経営理念をご紹介します。
「企業を愛し、企業とともに歩み、企業繁栄に奉仕する」 |
出典:マイナビ
タナベ経営はこの言葉をもとに企業活動を進め、できるだけ多くの企業を支援し、繁栄に貢献することで、より豊かな社会にしていくことを目指しています。
「ファーストコールカンパニー 100年先も一番に選ばれる会社へ、決断を」というキャッチフレーズからも分かるように、強い使命感を持って経営コンサルティングを半世紀以上続けています。
さらに、1957年の創業以来、17,000社以上のコンサルティング案件を手掛け、多くのノウハウを蓄積しています。
タナベ経営は、他社にはない圧倒的な経験とノウハウで、唯一無二の経営コンサルティング・バリューチェーンの構築を目指しているのです。
いずれのグループでも、「他者のために何ができるのか最優先で考えられる人材」を求めているという採用方針は共通しているでしょう。
選考フローも、基本的にはエントリーシート→面接(複数回)という流れで進んでいきます。
年間休日125日以上、各種社会保険完備、賞与年3回と、グループ各社で手当や待遇に大きな違いはありません。
選考ステップやスケジュールに関する詳細は、タナベ経営およびタナベ経営の新卒採用ページで案内されています。
参照ページ
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
採用担当者は、エントリーシートで以下の内容をチェックしています。
- スキル・能力
- 性格
- 経験
- 入社への意欲
企業は「就活生がどのような人物か」「入社後どのように活躍してくれるか」を把握するために、エントリーシートを利用します。
これは学生一人ひとりのスキルや性格が、企業の風土や事業にマッチするかどうか見極めるためです。
また、就活生がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
そして最も大切なのが、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という入社への意欲・熱意です。
企業研究や競合比較を徹底して、タナベ経営にしかない魅力を見つけてアピールしましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- 結論ファーストを心がける
- 結論に至った理由を述べる
- 理由に説得力を持たせるために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くと結論が相手に伝わりやすくなるでしょう。
論理的な構成なので、相手に理由を明確に伝えられます。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が貴社を志望する理由は、私の強みを発揮できると考えたからです。 理由:周囲を巻き込みながら問題解決できる私の強みは、貴社で最大限に発揮されると考えるからです。 具体例:私はバイトリーダーとして塾の運営をしています。 運営では問題共有する場を設けたり、生徒との個人面談を担当することで、諸問題を解決してきました。 結論:この強みを発揮できると考え、貴社を志望します。 |
タナベ経営の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
タナベ経営のミッションは、「First Call Company 100年先も一番に選ばれる会社をともに」です。
その他の価値観やビジョンを文章の中で取り上げると効果的でしょう。
とはいっても、上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。
例えば、タナベ経営は特に事業承継に強みがあり、金融機関と一緒に支援していくスタイルをとっています。
その強みにより、タナベ経営でならあなたのやりたいことや将来像が実現することを文章に盛り込みましょう。
大事なのは、数ある代替可能な企業がある中で、なぜ「タナベ経営」を選んだのかを論理的に説明することです。
参照サイト
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
コンサルティング業界全体におけるエントリーシートの書き方の注意点は、以下の4点です。
- なぜコンサルティング業界を志望するのか
- その中でもなぜタナベ経営を志望するのか
- 志望する職種を明確にする
- 自分が貢献できる内容を説明する
コンサルティング業界は堅調に業績を伸ばしており、一時期は業績の伸び悩みを見せていたものの、現在では回復しています。
数あるコンサルティング企業の中でも、なぜ志望する企業に入社したいのかを説明することで、入社意欲をアピールできるでしょう。
コンサルティング企業は、営業をはじめとして総務人事やマーケティングなどさまざまな職種があります。
これらの中で、どの職種を希望しているのかも明確にしましょう。
その職種でどのように自分が貢献できるのか具体的に説明することで、面接官も「入社後にどのように活躍してくれるのか」想像しやすくなります。
タナベ経営のエントリーシートは、特に以下の3点について気をつけながら作成しましょう。
熱意と圧倒的な志望度の高さを示す
一般的に、コンサルティング業界は同業他社が多く、複数の企業と併願してする学生が多いです。
そのため、企業は志望度がより高い学生を採用したいと考えるでしょう。
そのため、他のコンサルティングファームではなくタナベ経営でなくてはいけない理由を明確に伝える必要があります。
相手のことを一番に考えられる思考をアピールする
タナベ経営は、中小企業の経営者に徹底的に寄り添いながら、一番身近な存在としてアドバイスをするという独自のスタイルをとっています。
そのため、選考では「相手に寄り添って行動することのできる人物かどうか」が見られるでしょう。
エントリーシートの対策として、他人に寄り添って行動できる資質があるとわかるエピソードを考えておきましょう。
その際に、「どうして他者に寄り添いたいのか」まで具体的な例を挙げて示すとより良いです。
論理的思考力を示す
コンサルティングファームであるため、論理的思考力は当然求められるでしょう。
顧客との距離が近いとはいえ、コンサルティングは時間単位で料金がかかるので、常に顧客のために頭を働かせなくてはいけません。
ほかのコンサルティング企業と異なりケース面接などはないですが、エントリーシートでは論理的に物事を考えられているかどうかが見られるでしょう。
エントリーシートに記載する際は常に結論ファーストを心がけ、端的かつ分かりやすい言葉で相手に説明するように心がけましょう。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
タナベ経営の選考で、過去にエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
コンサルタント職のエントリーシート
業界への志望理由
・コンサルティング業界志望理由
【記載例】
理由は2つあります。 1つ目は自己成長をしたいからです。 多種多様なクライアントの経営者に関わるということで、必ず日々の成長が求められるでしょう。 私は常に成長したいという意識を持っているので、成長が求められる環境で働きたいと考えています。 2つ目は、社会や企業に貢献したいと思ったからです。 私は今までサークルでリーダーとして戦力強化などチームを主体的に支え、そこで生じる変化にやりがいを感じています。 この主体性を、次は大きなフィールド(社会)で活かしていきたいと考えているからです。 |
ポイント:理由が2点あると最初に結論づけて、一つずつ話を展開している点が評価できます。
一つ目の理由が若干具体性に欠けるので、「なぜコンサル業界にいると成長できると感じたのか」について深掘りできるとより良いでしょう。
企業への志望理由
・タナベ経営志望理由
【記載例】
貴社を志望する理由は2つあります。 1つ目は、経営者視点のコンサルティングで企業に寄り添ったコンサルティングができるからです。 私はクライアントに真摯に向き合えるコンサルタントになりたいと考え、就活をしています。 貴社は「企業を愛し、企業とともに歩み、企業繁栄に奉仕する」という経営理念にもあるように、顧客の経営課題に真剣に向き合い、解決しています。 そんな貴社において、私は常に顧客に信頼されて感謝されるコンサルタントに成長したいです。 2つ目は、60年積み上げてきた豊富な実績があるからです。 貴社には今まで積み重ねてきたノウハウと、さまざまな領域や種類のコンサルティング実績があります。 だからこそ、その道のスペシャリストとして成長できると感じています。 このような環境で自分の専門する分野を見つけ、自分のキャリアを自分で切り開いていきたいです。 |
ポイント:こちらも論理的な書き方で内容を深掘りできていますね。
しっかり自己分析をして、就活の軸やこの学生の内面が見えるエントリーシートとなっています。
企業の経営理念に共感する姿勢を見せているのもポイントです。
価値観
・「就職する会社を選ぶ基準を3つ」
【記載例】
1つ目は、人とのかかわりが多い仕事ができることです。 コンサルティングでは、クライアント側に潜り込み外部の社員と同じ立場に半分なれます。 様々な会社の中に入り価値観や客観性を作っていきたいと思います。 2つ目は、感謝される仕事ができる会社です。 日本では、中小企業がほとんどです。 そして御社は、中小企業に対してコンサルティングを主力に置いています。 日本の幅広い企業を、仕事で支援し感謝される働きからをしたいと思うからです。 3つ目は、成長できる環境で働ける会社です。 コンサルタントは、クライアントの先を行かなくてはできない仕事です。 お客様の専門領域を新たに勉強しながら、今までの総合的な解決能力を蓄積し、向上させていく働き方をしたいと思うからです。 |
ポイント:タナベ経営の特徴を挙げているのが効果的です。
面接でも「この3つの基準をすべて満たしているのが貴社です」とアピールしやすいでしょう。
自己PR
・自己PR
【記載例】
「1週間で学びきる 吸収力」があります。 1時間でより多くの英単語を覚えるために、最も効率的な学習法を試行錯誤した結果、勉強と睡眠を1時間ごとに繰り返す学習法を編み出しました。 忘却曲線に示されるように、人の記憶は忘却と見直しを繰り返すことで定着しやすくなります。 忘却と見直しのサイクルを高速で回すという学習法で、1週間で日本商工会議所簿記検定2級や、心理学検定2級を取得しました。 入社後は業務で必要な知識を習得し、常にアンテナを張り、素早く最新技術をアップデートして活躍していきたいです。 |
ポイント:この「吸収力」を活かしてどのように活躍したいのか、しっかりキャリアを見据えて考えられています。
自分がタナベ経営でどのように働きたいのかについて、具体性を持たせてアピールできているのがポイントです。
ガクチカ
・学生時代に頑張ったことはなにか?
【記載例】
水泳です。 大学2年生の3ヶ月間水泳教室に通い、泳げない状態から最終的には約1000メートルの泳力がつきました。 水泳を始めた理由は3つです。 1つ目は体力をつけるため、2つ目は成長を実感するため、3つ目は、世代や背景が異なる方の思考を学び、柔軟な思考を得るためです。 水泳を始めて2ヶ月目で泳力が伸び悩みました。 そこで、コーチに自分の泳ぐ姿の撮影を頼み、肩の上がり具合や息継ぎのタイミングを確認し、イメージトレーニングに活かしました。 その結果、効率的に水をかけて、最終的には1000メートルを泳ぎ切るまでに成長しました。 |
ポイント:論理的構造の文章で、どのような課題があってどう解決したのかについて簡潔にまとめられています。
最後に「この経験を活かしてどのようにタナベ経営で活躍したいのか」について記載できると、なお良いでしょう。
まとめ
この記事では、タナベ経営の会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
タナベ経営は、全国に10の拠点を構えているコンサルティングファームです。
創業の原点とも言える「経営コンサルティング」の分野に特化しており、時代のニーズを的確に捉えながらさまざまな課題を解決しています。
グループ全体では、「企業を愛し、企業とともに歩み、企業繁栄に奉仕する」という企業理念を掲げています。
チームワークを発揮し、他者の視線に立って物事を考え、課題解決ができる人物が求められているでしょう。
エントリーシートを書く際は、ガクチカなどこれまでの経験を踏まえて、価値観に沿った人物像であることをアピールしましょう。
本記事の内容を参考にして、タナベ経営の内定を獲得できることを願っています。