【企業分析】日本ケロッグ合同会社の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024年2月28日更新
はじめに
日本ケロッグ合同会社は、東京都千代田区に本社を置く、食品製造企業です。
コーンフレークが有名ですが、穀物加工食品製造では世界トップクラスの実績を持つアメリカのケロッグを本社に持ちます。
日本ケロッグは、1962年設立で米国ケロッグ社の100%出資の日本法人です。
食品の製造販売及び輸入を事業内容に持っており、シリアルという単独カテゴリーに特化した企業です。
米国ケロッグ社とは異なるオリジナルのパッケージでコーンフレークを販売しており、現在は15種類以上のシリアルを生産するメーカーに成長しました。
ラインナップのなかには、高食物繊維の特定保健用食品まであります。
設立当初から、味の素と独占販売契約を結んできましたが、2020年3月末で解消しました。
今回は、日本ケロッグの企業研究のためになる基礎知識などの情報をご紹介していきます。
この記事では日本ケロッグ合同会社への就職に興味がある以下のような就活生を対象に企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。
- 日本ケロッグの仕事内容が気になる
- 日本ケロッグの就職難易度を知りたい
- 日本ケロッグの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、食品製造以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、日本ケロッグの就職難易度は、平均的から少し高い難易度と考えています。
公開されている情報が少なく相対的に図るのが難しい面がありますが、外資系であり、新卒だけでなく未経験や第二新卒などの募集があることを考えても、この辺りが妥当な難易度です。
ただし、こうした募集もHPで公募するのではなく、非公開求人になります。
ほとんどの情報を開示していない点に注意が必要です。
採用大学は公開されている情報がありません。
情報が少なく、対策がとりにくい面があることから、一般的な選考対策とともに、少ない情報を分析する必要があるでしょう。
選考対策として、食品業界のなかでも、なぜ「日本ケロッグ」を選んだのかという基本的なポイントがあります。
食品業界というだけでなく、「日本ケロッグ」という企業を明確にしたか、世界にも期待される企業だからこそ知識を問うからです。。
成果創出を支援することを明確に打ち出し、社員ファーストという柔軟な環境を作ってきた企業だからこそ、どこまで理解して選んだかが、その後のビジョンにもつながるでしょう。
このような背景からも、日本ケロッグでどんなことに挑戦したいかまで作り上げておかなければいけません。
職種として見ると、日本ケロッグは、穀物加工のなかでもシリアルに特化している企業です。
多岐にわたる事業ではなく、特化し続けてきたことに対する理解も必要といえます。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
日本ケロッグ合同会社について
出典元
会社概要
日本ケロッグ合同会社は、伝統と革新に重きを置き、世界中で愛されるブランドを展開してきました。
1962年に米ケロッグ社が100%出資する形で設立されて以来、一貫してシリアルにこだわっており、現在では15種類以上の製品を展開しています。
特定保健用食品である、高食物繊維のシリアルまで展開を始めました。
米ケロッグ社の100%出資法人ではありますが、パッケージなどは日本オリジナルで発売しており、差別化も図っています。
設立当初から、販売チャンネルは味の素と販売契約を結んでいました。
この契約は2020年3月末の契約満了を機に、日本ケロッグからの通達で解消されています。
ケロッグが販売しているプリングルズは、P&Gが開発した整形ポテトチップスの商標でした。
P&Gの食品事業撤退に伴い、ケロッグが買収しています。
P&G時代は明治製菓が販売していましたが、日本ケロッグが買収した2013年1月以降は、当時価格競争で後手に回っていた森永製菓が販売総代理店となりました。
ですが、この契約も味の素と同日に解消が発表されています。
これを機に、ケロッグは独立した販売チャンネルの構築を目指し、新たなステージに入りました。
参照ページ
味の素(株)と日本ケロッグ合同会社との総発売元契約解消に関するお知らせ
シリアルの売上規模
日本ケロッグ合同会社は決算公告していません。
合同会社は不要だからです。
現在の世界のシリアル市場は高成長期であり、2030年には530億米ドルにまで成長すると予想されています。
ただし、オートミールは市場が縮小しつつあり、日本ケロッグも商品をラインナップしている糖質オフタイプなどは、まだまだ堅調に推移する予想されています。
参照ページ
各事業セグメントの解説
日本ケロッグ合同会社は、社内構造などを公開しておりません。
合同会社のため、出資者は米ケロッグ社のみです。
権利者に対して事業セグメントを公開する必要がありません。
日本ケロッグは、シリアルを専門とする食品会社であり、展開もはっきりしています。
以下参照ページをご紹介いたしますので、是非確認してみてください。
参照ページ:
日本ケロッグで働いている社員は?
平均勤続年数は?
日本ケロッグ合同会社は非上場企業であり、細かなデータはありませんでした。
平均年収は?
日本ケロッグの平均年収も公開されたデータはありません。
外資系企業であることを考えると、日本の同業種よりは高いことが予想できます。
平均残業時間は?
日本ケロッグの従業員の平均残業時間も公開されていません。
食品業界の残業時間は10~20時間程度が多いことからも、日本ケロッグの残業時間も同程度であると考えられます。
平均ボーナス額は?
日本ケロッグの平均ボーナスも公表されていません。
口コミ情報などを見ると、年俸制であることがわかります。
パフォーマンス次第で、収入は大きく変化することが予想できるでしょう。
どんな文化なの?
日本ケロッグは、「K Vaues」を掲げています。
価値観として誠実さ、敬意、責任感、簡潔さ、情熱、謙虚さ、成長意欲、成果の追求を上げており、活動の基盤として受け継がれてきました。
これは採用面でも重要視していることが公式で語られています。
このような考え方を持つ社員同士が連携し、お互いを助け合うことができれば、自然と刺激しあう状態になると掲げているのが日本ケロッグ合同会社の特徴です。
やがて企業としての発展になると考えていることからも、社内に根付いている文化といっていいでしょう。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
食品業界の中でもシリアル類として、日本ケロッグの立ち位置をご紹介します。
シリアルでトップを走るのは、カルビーです。
圧勝ともいえる状態で、主力3商品で20%以上のシェアを獲得するなど、独奏ともいえる状態に入りました。
日本ケロッグは、主力商品だけでも10%を超える程度のシェアしか獲得していません。
特にシリアル類としてみると、日本ケロッグが得意としていたコーンフレークはほとんど姿を見せず、穀物加工品に果物やナッツを加えた、食感も強いグラノーラが主力に変わりつつあります。
転換期だったのは2013年のことでした。
グラノーラにコーンフレークが抜かれ、それまで首位だった日本ケロッグがカルビーに変わったのです。
2013年といえば、日本ケロッグと味の素の販売契約を解消した年でした。
カルビーは早い段階からグラノーラを商品化しており、日本ケロッグが後を追う形になったのです。
現在の日本ケロッグは、グラノーラにシフトしており、カルビーを追いかける立場になっています。
- 主力商品の変化:日本ケロッグは、市場の変化に合わせるように、コーンフレークからグラノーラにシフトしてきました。
- 世界中で信頼されているブランド:日本ケロッグは、栄養価の高い朝食としてシリアルを提供してきました。これも世界中で信頼されるブランドイメージが確立されている点が大きいでしょう。
- 日本ならではの商品開発:日本ケロッグは、親会社である米ケロッグに対して大きな裁量権を持っています。2013年に独自の商品開発でグラノーラを発売するなど、市場を理解し、新たな開拓もしてきました。
以上の要素により日本ケロッグはシリアル市場で、高い競争力を持つものの、カルビーを追いかける立場に変わっています。
参考までに競合3社との情報もまとめました。
会社名 | 売上高(2022年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
日本ケロッグ | 非公開 | 非公開 | 情報不足のため算出不可 | 成果創出をサポートする社員ファーストの社風 |
カルビー株式会社 | 連結:2,793億円 | 754万円 | 65 | のんびりとしており成長を応援する社風 |
日清シスコ | 204億円 | 483万円 | 69(日清食品) | アットホームな社風 |
日本ケロッグの新卒募集要項について
現在のところ日本ケロッグ合同会社の新卒募集は見つかりませんでした。
第二新卒の情報はあるため、参考に記載します。
このほかにも公式HPにキャリア登録制度があり、職務履歴やスキルなどを登録しておくことで、適切なポジションの募集がある場合に連絡が来るシステムです。
特定職種など限定しない形も取れるため、日本ケロッグに興味があるときには有効なシステムになるでしょう。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | オペレーター |
給与 | 月給\241,666~ 基本給\241,666~を含む/月 |
賞与 | 年俸制 |
研修制度 | |
福利厚生 | 自転車通勤可(全従業員利用可) 出産・育児支援制度(一部従業員利用可) 資格取得支援制度(一部従業員利用可) U・Iターン支援(全従業員利用可) 継続雇用制度(再雇用)(全従業員利用可) 従業員専用駐車場あり(全従業員利用可) |
求める人材
日本ケロッグ合同会社では求める人材として下記のような内容があります。
1.誠実さと責任感
部門・役職の垣根を超えた誠実さと責任感。
2.K Values
誠実さ、敬意、責任感、簡潔さ、情熱、謙虚さ、成長意欲、成果の追求。
ケロッグが掲げるグローバルな基盤で、価値観を共有することが求められる。
3.スタートアップ精神
日本市場はまだまだ拡大する余地があることから、チャレンジャーとして成功者には表彰制度などもある。
自立と成長がカギであることからも、新たな人材にもスタートアップ精神が求められる。
以上の3つは、日本ケロッグのOur Cultureに書かれている価値観です。
新卒採用のフロー
日本ケロッグは、現在のところ新卒採用を公開しておりません。
情報もないため、採用フローははっきりとしない状況です。
第二新卒などからも想像ができるポイントはありません。
新卒募集があった場合、一般的な採用フローで考えるのが妥当な判断となるでしょう。
特に外資系の場合、大学3年生11月あたりに本選考がスタートします。
3月には内定が出そろうなど、早い展開が予想できるため、サマーインターンなどの参加も検討するなど準備段階が重要です。
日本ケロッグではありませんが、一般的な企業及び外資系企業と新卒採用フローと注意点を見ていきましょう。
採用フローと注意点を押さえておけば、新卒採用の情報が出たときでもすぐに行動できるからです。
①新卒エントリー
新卒採用のエントリーを開始します。
方法はいろいろありますが、専用サイトを作っているところが多くなりました。
ほかにはマイナビなどを利用している企業もあります。
封書での連絡もまだまだ現役です。
②会社説明会
企業を具体的に知るための会社説明会です。
コロナ禍以降はWEBで実施されることが増えました。
会社説明会の目的もいろいろありますが、まずは会社の概要を知ることです。
次に説明会で伝えてきたことはなにかを分析しましょう。
そのなかには、求める人材像などが隠れているからです。
エントリーシートなどのヒントもたくさんありますので、十二分に活用できる資料にもなります。
③エントリーシート提出
エントリーシートも期限までに提出します。
エントリーシートの提出は、新卒採用エントリーと同時のところもあるため、期限に注意が必要です。
一般的には、下記の内容が良く出題されます。
- ガクチカ
- 志望動機
- 強み・弱みを含んだ自己PR
- 人生についての質問
- 就職後のビジョン
ガクチカとは、学生のときに力を入れていたことです。
つまり、学生時代なにをしていたか、現在にどんなつながりがあるかを問われます。
志望動機は、いろいろな側面があるでしょう。
自分が志望した動機ではありますが、受取側によって意味が変わります。
企業側からすると、どこに注目して選んだかが重要だからです。
まったく関係のない部分に注目しているようなら、興味がないか滑り止めと判断できます。
ですが、的確にポイントをついてきたらどうでしょうか。
よく調べていると感心するかもしれません。
自己PRですが、強みと弱みに分けることが必要です。
さらに企業理念などに結び付けるなど、工夫もできます。
人生についての質問は、色々なものが出てくるでしょう。
これまで生きてきてつらかったことなど、ネガティブな面を引き出す質問です。
ところが待っている答えはここではありません。
ネガティブな答えだからこそ、どんなポジティブな結論を導き出したかを見ているからです。
このようにエントリーシートは、ただ質問に返答するだけでは意味がありません。
もうひとつ裏にある答えを見つけ出すことが肝要です。
④適性検査
適正テストもさまざまなものが使われるようになりました。
試験科目は「能力検査・性格検査」が一般的な内容になるでしょう。
能力検査は、個人の知的能力や論理的思考の検査です。
性格検査は、入社後に社内の企業風土にマッチするかを見ます。
チームワークを重視している企業では、調和できるかの判断材料です。
時間は1時間程度での内容で対策も必要ですが、資料もかなり出版されているため、対策が苦になるものではありません。
⑤複数回面接
面接の数は企業によって違います。
複数回の面接が一般的で、始めはグループ、次は個別というところが多いでしょう。
最近はオンラインのみで展開するところも増えてきました。
回数を重ねるごとに深堀りする傾向が強く、どの場面でも自分の言葉で答える必要があります。
面接でのポイントの一つが逆質問です。
別に質問はないと思う人もいるかもしれませんが、逆質問には隠れた評価点が存在します。
- 応募者の意欲
- コミュニケーション能力
- 相性の見極め
- 志望度の向上
応募者の意欲は分かりやすいでしょう。
やる気があるかどうかの判断です。
コミュニケーション能力は、自発的に質問する姿を見て、会話ができるか判断します。
仕事の内容によっては必須能力です。
相性の見極めは、みずから行動できるか判断します。
志望度の向上は、質問させることで不安感をなくして欲しいという願いです。
これだけのポイントを見て気が付くところがあるでしょう。
逆質問をするのなら、分かっていることは聞かないことです。
せっかくのチャンスをふいにします。
以下のコンテンツも面接対策に役立ててみてください。
⑥内々定
複数回の面接をクリアできれば、内々定に進みます。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、日本ケロッグの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度も想定しにくい企業です。
その理由として以下の3点が挙げられます。
・新卒採用の情報が公開されていない
・第二新卒の募集はあるが過去の情報もほとんど出てこない
・外資系合同会社として情報公開の義務がない
日本ケロッグに就職を考えるのであれば、情報が限られていることからも、基本的な対策は欠かせません。
ケロッグという企業の持つ理念も理解しないといけないでしょう。
特にはっきりと打ち出されている部分であり、上層部との障壁が低い社風の理解も欠かせないポイントです。
外資系企業としての特徴も理解したうえで、現在のシリアル市場や展望、米ケロッグ社の状況なども整理しておく必要があります。
内定まで獲得する意思がはっきりとあるなら、しっかりと対策してください!
現在は新卒募集がありませんが、いつ出てくるかわかりません。
今後新たな募集要項が発表される可能性はありますので、情報収集は怠らないことが大切です。
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
日本ケロッグは、食品業界のなかでもシリアルに特化してきた企業です。
欧米型の朝食でありながら、健康に対しても意識し発展してきました。
事業内容は絞られていますが、日本市場にはまだまだ火宅の余地があり、新たな発想や挑戦も求められています。
誠実さと責任感という文化が根付いており、価値観を体現することが求められる企業です。
外資系として、価値を作り出し、成長することが求められます。
合同会社として非公開の情報が多いなかでも、チャンスをつかみ取る精神を持つことが求められるでしょう。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。
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