【企業分析】システムサポートの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024年2月27日更新
はじめに
株式会社システムサポートは、石川県金沢市に本社を置く独立系Slerです。
1980年に創業し、独自の技術力とオープンな立場を活かし、お客様に最適なソリューションを提供しています。
国内に5箇所のオフィスを構えており、石川県に本社オフィスの他にAMOセンターとコワーキングスペースがあります。
今回は、そんなシステムサポートの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事では、システムサポートへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に企業分析を行っています。
ぜひ参考にしてください。
- システムサポートの仕事内容が気になる
- システムサポートの就職難易度が知りたい
- システムサポートの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、情報、通信以外の業界については以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
システムサポートの就職難易度は、やや高めといえるでしょう。
システムサポートの2023年度の採用倍率は約7.1倍です。
一般企業の採用倍率の平均は約3倍なので、比較的高めの難易度といえます。
システムサポートに就職する社員の出身大学は様々ですが、金沢大学や北陸大学などといった石川県にある大学の出身者が多い印象です。
MARCHレベル以上の大学出身者もいますが、近年では地方大学出身者や専門大学出身者も積極的に採用しています。
大学偏差値は、就職活動においてある程度の目安になるものの、絶対的な指標ではありません。
以下のエントリーシート通過率と内定数を見るとBランク大学(上智大学やMARCHなど)の割合が多いため、就職偏差値はやや高めです。
参考ページ
システムサポートの就職難易度、採用大学とマッチ度【就活会議】
しかし、システムサポートは学歴よりも「ITスキル」「コミュニケーション能力」「問題解決力」を重視して採用を行なっています。
偏差値に関係なく、能力を持っている人材なら誰でも就職できるチャンスがあるでしょう。
事業としては、主に「システム開発・運用」「データセンターサービス」「クラウドサービス」の3つの柱があります。
次章からはシステムサポートに関する基礎知識やその他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
株式会社システムサポートについて
出典元
株式会社システムサポートは、独立系SIerのパイオニアとして長年に渡って多くの実績を積み重ねてきました。
デジタル技術を活用した社会課題の解決、地域社会への貢献、新規事業の創出、働き方改革など、様々な取り組みを進めています。
参照ページ
システムサポートの売上規模
出典元
業績ハイライト|業績・財務情報|IR情報|株式会社システムサポート | SYSTEM SUPPORT Inc
システムサポートの2022年度の売上高は192億6,000万円で、前期比18.9%増でした。
セグメント別売上高は以下の通りです。
- システム開発・インテグレーション事業: 148億5,000万円(前期比16.7%増)
- BPOサービス事業: 24億1,000万円(前期比27.2%増)
- その他事業: 20億円(前期比23.8%増)
営業利益は14億5,000万円で、前期比21.7%増でした。
各事業セグメントの解説
システムサポートの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
システム開発事業 | ・システム開発 ①要件定義、設計、開発、テスト、導入、運用保守 ②最新の技術動向を踏まえた提案 ③顧客満足度の高いシステム開発 ・システム運用 ①24時間365日のシステム監視 ②トラブル対応 ③定期的なメンテナンス ④セキュリティ対策 |
データセンターサービス事業 | ・高度なセキュリティと安定性を備えたデータセンターサービスを提供 ①サーバーコロケーション ②サーバーホスティング ③データバックアップ ④ディザスタリカバリー ・クラウドサービスとの連携 ・お客様のニーズに合わせた、柔軟な サービス |
クラウドサービス事業 | ・最新のクラウド技術を活用したサー ビスを提供 ①SaaS ②PaaS ③IaaS ④クラウド移行支援 ・お客様のIT環境に最適なソリューションを提案 |
各事業では近年、以下のような動向があります。
システム開発事業
システムサポートの開発事業は「顧客満足度」「品質」「コストパフォーマンス」
の面で高い評価を得ています。
データセンターサービス事業
システムサポートは、2001年よりデータセンターサービス事業を開始しました。
高いセキュリティと安定稼働を実現するデータセンターを提供しています。
データセンターの特長
- 高セキュリティ
- 高信頼性
- 拡張性
- 環境配慮
サービス内容
- サーバホスティング
- コロケーション
- クラウドサービス
- セキュリティサービス
- ネットワークサービス
クラウドサービス事業
システムサポートは、2010年よりクラウドサービス事業を開始しました。
さまざまなニーズに対応するクラウドサービスを提供しています。
サービス内容
- SaaS
- PaaS
- IaaS
- ハイブリッドクラウド
- マルチクラウド
このように、普及の変化や需要変動に伴った事業活動を行なっています。
デジタル化、クラウド、AI/IoTなどの技術動向を捉え、事業を展開しています。
以下参照ページを紹介するので、是非確認してみてください。
参照ページ:
システムサポートで働いている社員は?
平均勤続年数は?
システムサポートの平均勤続年数は約6.9年です。
通信業界の平均勤続年数が約8.1年なので、勤続年数としては業界の平均よりも短い年数だといえるでしょう。
平均年収は?
システムサポート 2023年3月期 決算短信では、従業員給与7,729百万円と記載されています。
従業員数は1,469人なので、単純計算でシステムサポートの平均年収は約526万円となります。
平均残業時間は?
2023年3月期の決算短信に基づくと、システムサポートの平均残業時間は、月27時間です。
情報通信業の平均残業時間は28時間なので、システムサポートの平均残業時間は業界平均とほぼ同じといえるでしょう。
参照ページ
平均ボーナス額は?
システムサポートの平均ボーナス額の情報は非公開のため、正確な金額は不明です。
ですが、平均年収が526万円なので、この平均年収から推測するとボーナス額は約300万円ほどだと考えられます。
どんな文化なの?
株式会社システムサポートは、「挑戦」、「協働」、「成長」を3つの柱とする企業文化を掲げています。
3つの柱は以下のような内容です。
挑戦
- 積極的に新しいことに挑戦し、失敗を恐れずに改善を繰り返す文化
- 変化を恐れず、自ら課題を見つけ、解決策を提案する
- チャレンジを支援する制度や環境が整っている
協働
- チームワークを重視し、部門や役職を超えた協働を推進
- 異なるスキルや経験を持つメンバーが協力し、相乗効果を生み出す
- コミュニケーションを大切にし、相互理解を深める
成長
- 社員一人ひとりの成長を支援し、能力を最大限に発揮できる環境を提供
- 研修制度やキャリアパス制度が充実
- 自ら学び、成長する意欲を重視
このような企業文化に基づき、システムサポートは以下のような取り組みを行っています。
- チャレンジ制度: 社員が自ら企画した新規事業に挑戦できる制度
- 社内勉強会: 技術やスキルアップのための社内勉強会
- メンター制度: 先輩社員が若手社員を指導する制度
これらの取り組みを通してシステムサポートは社員の成長を支援し、企業全体の活性化を目指しています。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
情報、通信業界の中でのシステムサポートの立ち位置をご紹介します。
2022年度の情報・通信業界の売上高ランキングを見ると、システムサポートは600企業ある中で158位の売上高でした。
そのため、中堅規模の企業であると推測できます。
システムサポートの強みとしては、以下の点が挙げられます。
- 幅広い顧客基盤: 中小企業から大企業まで、幅広い業種の顧客にシステムソリューションを提供
- 豊富な経験と実績: 40年以上のシステム開発・運用実績
- 高い技術力: クラウド、AI、IoTなどの最新技術を活用したソリューションを提供
このように、AI・IoTなどの最新技術を活用したソリューションの提供に注力しています。
売り上げ規模でも紹介したように、年々右肩上がりなので、さらなる成長を見せてくれるでしょう。
システムサポートの新卒募集要項について
以下にシステムサポートの新卒募集要項についてまとめました。
システムサポートは、ITコンサルタントとインフラ・データベースエンジニアを積極的に募集している傾向があります
ITスキル、コミュニケーション能力、問題解決能力、熱意・意欲を重視して選考を行っています。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | ITコンサルタント インフラ・データベースエンジニア アプリケーションエンジニア ネットワークエンジニア セキュリティエンジニア 営業 人事 経理 |
給与(2023年4月入社 初任給実績) | 大卒: 22万円 修士卒: 23万円 博士卒: 24万円 |
賞与 | 年2回(夏・冬) 業績給あり |
研修制度 | 新入社員研修: 2ヶ月 OJT: 配属後、先輩社員による指導 各種技術研修: 社内・外部で開催 資格取得支援制度: 費用補助あり |
福利厚生 | 各種社会保険完備 通勤手当 住宅手当 家族手当 食事補助 健康診断 レクリエーション活動支援 育児・介護休暇制度 |
求める人材
システムサポートは、以下の能力や思考を持った人材を求めています。
- 向上心とチャレンジ精神
- 常に新しい知識や技術を学び、スキルアップしようとする意欲
- 困難な課題にも積極的に挑戦し、解決しようとする意欲
- 失敗を恐れず、自ら考え行動できる主体性
- 協調性とコミュニケーション能力
- チームワークを重視し、周囲と協力して目標達成を目指す
- 相手に分かりやすく説明できるコミュニケーション能力
- 多様な価値観を受け入れる柔軟性
- 顧客志向
- 顧客のニーズを正確に把握し、最適なソリューションを提案
- 顧客の立場に立って考え、顧客満足度向上に貢献
- 誠実で責任感のある対応
- 継続力と忍耐力
- 目標達成に向けて、最後までやり遂げる力
- 困難な状況でも諦めずに努力を続ける忍耐力
- 向上心を持って学習し続ける継続力
- 正直さと倫理観
- 法令や社内規則を遵守し、倫理的に正しい行動
- 誠実で信頼できる人柄
- 高い倫理観を持ち、責任を持って仕事に取り組む姿勢
また、システムサポートではこれらの要素に加え、それぞれの職種に応じた専門知識やスキルも求められます。
新卒採用のフロー
システムサポートは、積極的にチャレンジできる環境が整っています
向上心とチャレンジ精神を持ち、顧客と共に成長したい方におすすめの企業です。
システムサポートの選考は、下記の通りの選考フローです。
選考フローは応募する職種や時期によって変更される場合があります。
①新卒エントリー
マイナビ、リクナビ、大学の就職課などからエントリーをしてください。
履歴書、職務経歴書、自己PRなどを提出します。
②説明会に参加
対面またはオンラインで開催されます。
説明会当日に選考はありませんが、事業内容や仕事内容などを企業担当者が説明します。
質疑応答の時間を設け、質問に回答してくれます。
③選考 WEB試験・面接数回
システムサポートのWEB試験は、SPIテストと適性検査で構成されています。
適性検査では性格、興味、価値観などを測ります。
WEB試験ではSPI3と玉手箱が採用されています。
SPI3は、言語能力、非言語能力、性格検査の3つの分野から構成されています。
玉手箱は、思考力、判断力、表現力などを測定するテストです。
対策としては以下のような方法がおすすめです
- 過去問を解く
- 対策本を購入する
- 模擬試験を受ける
過去問は、システムサポートの公式ホームページからダウンロードできます。
対策本は書店やインターネットで購入できるので、過去問だけでは不安な人は購入してみてください。
模擬試験は、就職活動を支援する団体や企業が実施しています。
その他、「時間配分を意識する」「落ち着いて問題を解く」「ケアレスミスをなくす」といった試験本番に備えた実践トレーニングもおすすめです。
④役員面接
役員面接は、最終面接に続く重要な選考ステップです。
面接官は役員であることが多く、企業理念や経営方針への理解度、将来性、会社への貢献意欲などを重点的に確認していきます。
役員面接では、以下の点に注意しましょう。
- 企業理念や経営方針を理解していることを示す
- 具体的なエピソードを用いて、自分の強みや能力をアピールする
- 熱意と意欲を明確に伝える
役員面接の前に、想定質問とそれに対する回答を準備しておきましょう。
自己分析を行い、強みや能力を整理しておくといいです。
以下に、役員面接で聞かれやすい質問をまとめました。
役員面接で聞かれやすい質問
- 志望動機
- 自己PR
- 学生時代に力を入れたこと
- キャリアプラン
- 逆質問
このような質問をされてもスムーズに答えられるようにしておけば、内定率はグッと上がるでしょう。
⑤内定
複数回の面接を通過して内定が決まります。
システムサポートの面接は、基本的なマナーやコミュニケーション能力に加え、向上心とチャレンジ精神がある人間であるかが重視されます。
面接では明確な志望動機を示しましょう。
そして積極的な質問もできれば、面接を突破できる可能性は高まります。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
採用大学
システムサポートの採用大学の実績を以下に掲載します。
<東北エリア> 会津大学 <関東エリア> 青山学院大学、茨城大学、茨城大学大学院、お茶の水女子大学、学習院大学、神奈川大学、神奈川工科大学、慶應義塾大学、國學院大學、相模女子大学 <以下省略> <中部エリア> 愛知大学、愛知学院大学、愛知教育大学、愛知県立大学、愛知工業大学、愛知淑徳大学、岐阜大学、諏訪東京理科大学、大同大学、中京大学、中京大学大学院 <以下省略> <関西エリア> 大阪大学、大阪大学大学院、大阪教育大学、大阪工業大学、大阪樟蔭女子大学 、関西大学、関西外国語大学、関西学院大学、京都大学、京都芸術大学、 <以下省略>
<北陸エリア> 金沢大学、金沢大学大学院、金沢科学技術大学校、金沢学院大学、金沢工業大学、金沢工業大学大学院、金沢星陵大学大学院、金城大学、富山大学 <以下省略> <中国・四国エリア> 愛媛大学、岡山理科大学、香川大学大学院、島根大学、徳島大学、広島大学大学院、広島工業大学、松山大学 <九州エリア> 佐賀大学 <海外エリア> New England College、Oklahoma Christian University |
日本全国の様々な大学の出身者が多く、標準的なレベルの大学やMARCH以上の大学出身者もいるため、そこまで学歴フィルターはないでしょう。
海外の大学出身者もいるため、企業が求める条件さえ合致していれば、国籍問わず採用するのだとわかります。
学歴が原因で不採用になることは考えにくいでしょう。
しっかりと書類選考や面接のための対策をして内定を獲得してください。
就職偏差値・難易度
システムサポートの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
株式会社システムサポートの就職偏差値は非公開ですが、難易度は比較的高いと考えられます。
理由は、IT業界の中でも知名度が高く人気がある企業で、年収水準が高いからです。
福利厚生も充実しており、写真教育にも力をいれている企業なので人気が集中しやすいでしょう。
エンジニア職が多いので、システムサポートへの就職を目指す方はITスキルを磨くことが重要です。
また、スキルだけでなくコミュニケーション能力も向上させ、問題解決能力を高めておくと、就職後に即戦力として活躍できるでしょう。
就職偏差値・難易度については以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
システムサポートは幅広い分野のシステム開発実績があり、コンサルティングから運用まで質の高いサービスを一貫して提供しています。
採用では、求める人材にあるように、困難な課題があっても積極的に挑戦し、解決しようとする意欲があるか、顧客のニーズを正確に把握しているかといったといった点が重視されます。
ITスキルだけでなく高いコミュニケーション能力も求められるでしょう。
高いハードルに聞こえますが、高いスキルを持っていればシステムサポートで必要とされる人材になれるでしょう。
システムサポートの内定を獲得するために、ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。