【企業分析】セレブリックスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024年2月27日更新
はじめに
株式会社セレブリックスは営業コンサルティングを主軸とする企業です。
リクルート出身の経営陣が中心で校正されており、営業代行・セールスプロモーション支援事業・アウトソーシング事業・採用支援といった代行業務を得意としているのが特徴です。
同社はこれまで1,200社、12,000サービス以上の営業支援を行ってきた実績があり、この数値は業界最大級と言われています。
今回はそんなセレブリックスの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事ではセレブリックス株式会社への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。
- セレブリックスの仕事内容が気になる
- セレブリックスの就職難易度を知りたい
- セレブリックスの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、営業支援を主軸とする企業以外の業界については以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、セレブリックスの就職難易度は、あまり高くないと考えています。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、難易度はそこまで難しくないといえるでしょう。
しかし採用大学もさまざまな偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分に有り得ます。
新卒の場合は営業として入社することになり、業務内容は多種多様な業界のビジネスやサービスに関わる業務代行をすることになります。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
株式会社セレブリックスについて
出典元:セレブリックスコーポレートサイト
会社概要
セレブリックス株式会社は営業支援事業および人材支援事業に携わり、顧客の課題解決と収益力向上をサポートしている企業です。
営業代行事業とは、業務効率化や人件費削減のために営業活動の一部を外部へ委託して他社に営業活動をサポートしてもらう事業を指します。
近年の新型コロナウイルスの流行や法改正によるBPO需要の高まりから、営業代行事業の需要は増加傾向にあります。
直近5年の同業界の平均成長率は3.9%、そして市場規模は5年後には1兆円を突破するとも言われている業界です。
セレブリックスの営業代行の特徴として、膨大なデータを用いた成功率の高い営業手法が挙げられます。
同社はこれまで1,200社・12,000サービス以上の営業支援実績があり、この数字は業界最大級です。
参照ページ
各事業セグメントの解説
セレブリックスの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
営業支援事業(セールスカンパニー) | 最新セールステクノロジーを駆使した営業代行・営業コンサルティング・営業研修といった営業支援サービスの提供 過去12,000商品以上の営業を支援した中で生み出した「お客様の買わない理由をなくす」独自の営業メソッドで、クライアント企業の理想実現と課題解決をサポート |
人材支援事業(HRカンパニー) | 人材と仕組みで企業のあらゆる課題を解決 販売員派遣・リアルプロモーション・フィールドマーケティング・人材採用支援といった課題と向き合い、収益向上をサポート |
上述のとおり、セレブリックスでは法人向けの営業代行事業および営業コンサルティングが事業の核となっています。
同社の強みとなるのは「営業代行事業」です。
業務効率化および人件費削減を目的とした営業活動を支援するための事業を意味します。
営業代行事業のニーズは年々高まっていて、直近5年の同業界の平均成長率は3.9%、さらに5年後には1兆円を突破することが予想されています。
参照ページ
コーポレートサイト|セレブリックスとは
セレブリックスで働いている社員は?
平均勤続年数は?
セレブリックスの2023年3月28日時点での平均勤続年数は5年です。
営業代行企業の平均勤続年数は最長で平均4年1か月のため、業界平均よりやや定着率が高い職場と言えるでしょう。
平均年収は?
セレブリックスの平均年収は、411万円です。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも 低い結果となりました。
また、同じ「営業代行企業」の企業平均年収は300〜500万円でした。
平均残業時間は?
セレブリックスの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり21時間でした。
営業代行企業で働く従業員の平均残業時間は約20時間のため、業界内ではほぼ平均的な残業時間といえます。
平均ボーナス額は?
株式会社セレブリックスは年俸制を採用しているため、賞与はありません。
どんな文化なの?
セレブリックスは実績次第で若手でも裁量の大きな仕事に挑戦できる、ベンチャーのような社風があります。
なお、セレブリックスでは働くために大切にすべき考え方や価値観を「CEREBRIX PRIDE」と称しています。
- GRIT…情熱を持ち、思考し続けてやり抜く
- Whyから始める…目的思考を持ち、仕事に意味付けを行う
- 踏み込む力で打開する…勇気を持ち自ら成長の機会を創り出す
- 他者への想像性/創造性を発揮する…相手の感情・思考を洞察する
- 不断の改善…出来ない理由だけでなく、どうしたら出来るのかを同時に考える
- ホンモノを追求する…一人ひとりがブランド体現者の意識を持つ
- 自責で考える…自分の選択・決断に責任を持つ
- 信頼残高を積み上げる…勝手な解釈・思い込みをせずにチームのビジョン・ミッションを主にして動く
セレブリックスでは問題点を見つけ出し、それをどのようにして解決できるかという改善策を考えられる思考力や自分から自発的にアクションを起こせる行動力が求められます。
また、セレブリックスのような営業代行事業や営業コンサルティング事業においては、さまざまな業界の顧客に対して営業活動を行うからこそ他者と円滑に話せるコミュニケーションスキルも必須と言えるでしょう。
エントリーシートや面接では、これらの特徴を持つことを自分の経験からアピールできるとよいでしょう。
参照ページ
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
営業代行企業の中でのセレブリックスの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、セレブリックスは比較的入社しやすい類の企業だということがわかります。
とはいえ、セレブリックスは営業代行企業の中でも強みが多い企業でもあります。
ここでは、セレブリックスならではの大きなポイントについて解説します。
- 一つの会社にいながらもさまざまな業界のビジネスに携われる…営業代行事業という事業の性質と同社のクライアントの豊富さがあるため、多くの会社のビジネスに携わることが可能です。
- 12,000サービスの支援実績で得たデータ…20年以上のデータサイエンスにより蓄積されたノウハウから編み出した独自の顧客開拓メソッドで、顧客の収益向上に貢献していきます。
- 充実した研修制度…セレブリックスが独自開発したe-ラーニングによる研修や階層別研修など、キャリアアップに即した研修が行われます。
以上の要素によりセレブリックスは営業代行企業の中では中堅クラスであると考えられます。
参考までに競合との比較情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2023年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
セレブリックス | 非公開 | 411万円 | – | 実績次第で若手でも裁量の大きな仕事に挑戦できる |
ウィルオブ・ワーク | 662億円(グループ全体) | 339万円 | – | 社員同士の相互尊重がされている |
アイランドブレイン | 2億円 | 344万円 | – | 自分でPDCAを回して試行錯誤する楽しさがある |
セレブリックスの就職偏差値は具体的な記載がありませんでしたが、売上や平均年収を競合と比較しても難易度はそこまで高くないことが推測されます。
参照ページ
セレブリックスの新卒募集要項について
以下にセレブリックスの新卒募集要項についてまとめました。
営業代行企業の中では平均的よりやや低い年収のため、新卒から入社してステップアップして20代のうちから稼ぎたい人には若干物足りないかもしれません。
ただし、セレブリックスでは経験や社歴がなくとも実績と本人の意志があれば、新卒2年目でも裁量の大きな仕事を経験できる社風があります。
またライフイベントや休暇に関連する福利厚生が充実しており、ライフワークバランスのとりやすい企業と言えるでしょう。
セレブリックスは年俸制のため賞与はないので、賞与が出る企業に行きたい学生は注意が必要です。
また、研修は資格取得奨励制度・階層別研修・リーダー研修・マネジメント研修・外部研修など勉強できる環境が整っています。
入社後に営業やビジネススキルを伸ばして若いうちから成長したい人にとっては、非常に恵まれた環境といえるでしょう。
勤務地は江東区にある本社ですが、営業支援という事業特性上担当プロジェクトによってはクライアントに常駐しての勤務の場合もあります。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | 総合職 |
給与(2022年4月入社 初任給実績) | ■総合職 月収30万円(固定残業代45時間分 78,540円) ※半期年俸制 |
賞与 | なし |
研修制度 | Off JT(ビジネスマナーを中心とした、“独自開発”のe-ラーニング) セレブリックス独自開発のe-ラーニングによる研修 リーダー研修・マネジメント研修・その他階層別研修など |
福利厚生 | ■社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)、健康診断、高額医療費一定額補助 ■交通費全額支給、残業手当、通信手当、出張手当 ■社員紹介お礼金 ■勤続5年毎に手当金の支給 ■表彰制度(月間表彰・クォーター表彰・年間表彰・最優秀マネージャー表彰) ■プレゼンテーション大会での入賞(金賞・銀賞・銅賞・新人賞) ■新規事業起案制度(社内SNSにて役職・社歴問わず役員に新規事業を直談判できる制度) ■福利DE集わん会(10名以上集まるイベントには、1名3,300円の活動手当を支給) ■クォーター懇親会補助金(3ヶ月に1回、1名当たり3,300円支給) ■副業可能 |
参照ページ
求める人材
セレブリックスでは求める人材として下記のものを公表しています。
- GRIT…情熱を持ち、思考し続けてやり抜く
- Whyから始める…目的思考を持ち、仕事に意味付けを行う
- 踏み込む力で打開する…勇気を持ち自ら成長の機会を創り出す
- 他者への想像性/創造性を発揮する…相手の感情・思考を洞察する
- 不断の改善…出来ない理由だけでなく、どうしたら出来るのかを同時に考える
- ホンモノを追求する…一人ひとりがブランド体現者の意識を持つ
- 自責で考える…自分の選択・決断に責任を持つ
- 信頼残高を積み上げる…勝手な解釈・思い込みをせずにチームのビジョン・ミッションを主にして動く
特に営業代行ならではの問題解決能力や行動力、そして本事業で最も重要なコミュニケーションスキルをアピールできるようなエピソードを用意しておくのがおすすめです。
新卒採用のフロー
セレブリックスの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①新卒エントリー
セレブリックス公式サイトの新卒エントリーボタンから必要事項を入力して登録を行います。
②エントリーシート
エントリーが完了したら、次はエントリーシートの記入に入ります。
計3問で、直近のエントリーシートでは以下のような内容が問われました。
- ファーストキャリアとして営業職を選択するメリットについてどのように考えているか(400字以内)
- 物事に対して問題意識をもって、改善行動を図った経験はあるか(400字以内)
- どのような場所でセレブリックスを知り、エントリーしたか(200字以内)
ここでの内容が面接でも用いられるので、すべての質問において整合性と一貫性のあるように記入する必要があります。
一読して分かるような文章にするため、エントリーシートを友人に読んでもらったりゼミの先輩に添削をしてもらったりと第三者からのアドバイスをもらうと良いでしょう。
③グループディスカッション選考(マネージャー、リーダー)
オンラインで人事と営業部のマネージャーの2名の社員に対して学生4~5人で行われます。
所要時間は1時間30分程度で、そのうち40分でグループディスカッションを行います。
お題は「FSC認証の監査業務を楽にするSaaSを3ヶ月後に論じよ」。議論の後に8分間の発表や、社員からのフィードバックが行われるようです。
発表後に社員からのフィードバックをもらえるため、今後の選考に役立てられるようにしっかりと内容を覚えておきましょう。
なお「ロジカルに議論を進めていた点」や「他のメンバーの方向性がずれた際に軌道修正する取り組みや方法」が評価される傾向にあったようです。
④複数回面接
セレブリックスでは「自分の言っていることに論理性があるか」「他者との円滑な会話ができているか」を最も重要視して面接を実施しています。
1次面接はオンラインの個人面談で、所要時間は1時間程度、マネージャー1名と学生1名で行われます。
最終面接も同様にオンラインで、役員1名に学生1名で行われることが多いようです。
以下では、口コミのあった質問事項を紹介します。
- 自己紹介
- 自己PR
- ┗なぜそれが強みといえるのか
- ┗なぜその体験で強みが生まれたのか
- 学生時代に力を入れたこと
- インターン経験の有無
- 就職活動の軸
- 他社の選考状況
ガクチカでは「他者と協調できること」を深掘りされる傾向があります。
またオンライン面接の場合は表情などが伝わりづらいため、対面以上に笑顔で元気そうに話すことを意識すると良いでしょう。
最終面接では営業代行として必要な素質と考えられる「立場の違う人をまとめられる力」や「多くの人と協力できる協調性」、「円滑にコミュニケーションを取る力」などが示せるエピソードを用意しておくのがおすすめです。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
参照ページ
⑤内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
内定者数は通年80~100名のようです。
採用大学
セレブリックスの採用大学の実績を以下に掲載します。
実績を見てみると標準的なレベルの大学をメインに短大・高専・専門学校まで幅広く採用されているため、学歴フィルターはないと考えられるでしょう。
<大学> 法政大学、立教大学、立正大学、早稲田大学、神戸学院大学、東洋大学、昭和女子大学、昭和大学、駒澤大学、近畿大学、放送大学、大阪大学、実践女子大学、順天堂大学、松蔭大学、淑徳大学、帝京科学大学、デジタルハリウッド大学、青山学院大学、国士舘大学、駒沢女子大学、國學院大學 <短大・高専・専門学校> 有明教育芸術短期大学、専門学校ESPエンタテインメント東京、尚美ミュージックカレッジ専門学校、東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校、東京デザインテクノロジーセンター専門学校 |
セレブリックスは多様な学生層からの応募者を積極的に採用しているため、学歴が原因で不採用になるケースは極めて少ないでしょう。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしておいてください。
参照ページ
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、セレブリックスの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえるでしょう。その理由として以下の2点が挙げられます。
・採用フローとして特別なステップがない
・採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりない
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
株式会社セレブリックスは、営業代行・セールスプロモーション支援事業・アウトソーシング事業・採用支援といった代行業務を得意としている企業です。
セレブリックスは競争が激しい営業代行企業の中で就職難易度は普通程度なので、企業研究がしっかりできていれば内定を掴める可能性も出てくるでしょう。
学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがある企業でもあるとも言えます。
ESや面接の対策をしっかり行って選考に望めば、学歴に自信がなくとも十分内定を獲得できる可能性があるでしょう。
ぜひ本記事を参考にして、企業研究の一環として役立ててみてください。