【企業研究】ヘンケルジャパン株式会社の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024年2月21日更新
はじめに
ヘンケルジャパン株式会社は、ドイツの化学メーカーヘンケルAGの日本法人です。日本では、1954年に設立され、東京都品川区に本社を構えています。
主な事業内容は、建設・自動車・電機など様々な産業分野で使用されるアドヒーシブ、接着剤、樹脂、コーティングなどの化学製品の販売・開発・生産です。
インダストリアル事業及びコンシューマー向け事業で、この分野でリーティングカンパニーとしての地位を確立しています。
それとともに、未来の世代のために革新的でサステナブルなブランドとテクノロジーを通じて邁進しています。
今回は、そんなヘンケルジャパン株式会社の企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
ヘンケルジャパン株式会社への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
- ヘンケルジャパン株式会社の仕事内容が気になる
- ヘンケルジャパン株式会社の就職難易度を知りたい
- ヘンケルジャパン株式会社の選考対策として何をすれば良いかわからない
また、化学以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
結論からお伝えすると、ヘンケルジャパン株式会社はドイツのヘンケルAGの日本法人です。
日本では1954年に創立され東京都品川区に本社を置く化学業界に属しているグローバル企業です。
就職難易度は高いでしょう。
応募可能な人物は、工学、化学工学、インダストリアルエンジニアリング、コンピューター工学、経営学、経済学の大学卒または修士の成績優秀者です。
英語力(TOEIC 600点以上)が必要で、応募書類も英語必須という条件があります。
向上心があり、論理的に考え行動ができ、周りを巻き込むことができる人材が求められます。
また、PC操作も問題なくでき、即戦力になる人が求められるでしょう。
新卒で応募できる職種は、Adhesive Operations Graduate Development Programです。
アドヒーシブテクノロジーズのオペレーションとサプライチェーン管理の役割と、タスクなどに幅広く携わる18ヵ月の研修生プログラムです。
このプログラムは職歴2年未満の第2新卒も対象で、新卒のみの採用枠ではないため、新卒としての採用枠は少ないです。
選考対策としては、業界・企業研究、自分の長所や短所などといった基本的な内容を、自分の言葉でアピールできるように準備しておきましょう。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
1. ヘンケルジャパン株式会社について
出典元
会社概要
ヘンケルジャパン株式会社は、ドイツのヘンケルAGの日本法人です。
日本では1954年に創立され、東京都品川区に本社を置く化学業界に属しているグローバル企業です。
代表取締役社長は浅岡聖二です。
ヘンケルジャパン株式会社のみの年次情報は、あまり多く公開されていません。
グループ全体のヘンケルの従業員は50,000人・グループ全体の売上高は224億ユーロ(前年比:8.8%増)営業利益(EBIT):23億ユーロ(13.7%減)にのぼる大手企業です。
主な事業内容は、建設・自動車・電機など様々な産業分野で使用されるアドヒーシブ、接着剤、樹脂、コーティングなどの化学製品の販売・開発・生産です。
インダストリアル事業及びヘアケアなどのコンシューマー向け事業でリーティングカンパニーとしての地位を確立しています。
企業の目的は、『Pioneers at heart for the good of generations』。
参照ページ
各事業別の売上規模構成比
ヘンケルジャパン株式会社の日本国内での各事業別売上は、公開されていません。
そのため、ヘンケル全体での事業別売上規模構成比をご紹介いたします。
事業 | 売上高(2022年) |
アドヒーシブテクノロジーズ (接着技術) | 112.42億ユーロ |
コンシューマブランド | 37.75億ユーロ |
ランドリー&ホームケア *日本では展開されていません。 | 71.52億ユーロ |
ヘンケルでは、事業のおよそ半分がアドヒーシブテクノロジーズからの売上です。
参照ページ
各事業セグメントの解説
ヘンケルジャパン株式会社の主な事業は、「アドヒーシブテクノロジーズ事業部門」「コンシューマブランド事業部門」の大きく2つの部門があります。
それぞれの主な事業を解説いたします。
事業領域 | 主な事業 |
アドヒーシブテクノロジーズ (接着技術) | 接着剤、シーリング剤、機能性コーティング剤 |
コンシューマブランド | ヘアケア商品 *日本では、世界で展開されているランドリー&ホームケアの展開はしていません。 |
参照ページ
ヘンケルジャパン株式会社で働いている社員は?
平均勤続年数は?
ヘンケルジャパン株式会社の平均勤続年数は、15年です。
化学業界は勤続年数が約19年で、ヘンケルジャパン株式会社の平均勤続年数は平均より短いです。
平均年収は?
ヘンケルジャパン株式会社の平均年収は830万円で、国内化学業界の平均年収は489万円で、年収は高いといえます。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりもかなり高い水準となっています。
平均残業時間は?
ヘンケルジャパン株式会社従業員の平均残業時間は、7.3時間です。
業界平均が14.8時間のため、業界内では少ないといえるでしょう。
平均ボーナス額は?
ヘンケルジャパン株式会社の平均ボーナスは、公表されていませんが、事務職で1回につき月給の1か月程度です。これは、年収に含まれます。
営業の場合はインセンティブが大きいため、自身の業績によって大きく異なるでしょう。
どんな文化なの?
ヘンケルは、サークルエコノミーの実現に向けて、環境への配慮と企業の成長を
両立する努力を続けています。
サスティナブルを推進する企業です。
ヘンケルジャパンでは、ホワイト財団事務局が定める「ホワイト企業」として認定されています。
社内の文化としては、社員や文化の多様性と一体性を重視しています。
一人ひとりが当事者意識を持ち、担当業務に自立して取り組む一方で、お互いに尊重しながら成長し活躍できる環境づくりを心がけています。
そして、事業と社員のさらなる成長を目指し、柔軟な働き方である「スマートワーク」というコンセプトを推進し、働きやすい環境を提供しています。
参照ページ
ヘンケルジャパン株式会社| 社員一人ひとりが挑戦する、ヘンケルジャパンの企業文化 | ホワイト企業が集まる就活情報サイト ホワイトキャリア (jws-japan.or.jp)
2.就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
化学業界の中でのヘンケルの立ち位置をご紹介します。
日本国内競合3社と比較したグラフから、ヘンケルの売り上げは化学業界で日本国内競合に匹敵するとわかります。
参考までに、競合3社の平均年収と就職難易度もご紹介します。
平均年収では競合3社の中で3位ですが、就職難易度は売上業界トップクラスで高いです。
万全の対策をして選考に挑みましょう。
会社名 | 売上高 (世界) | 平均年収 (日本国内) | 就職難易度 (日本国内) |
ヘンケル | 3兆0,800億円 *1ユーロ =137.5円で算出 | 830万円 | – |
三菱ケミカル | 4兆6,345億円 | 1,045万円 | 62 |
住友化学 | 2兆8,952億円 | 910万円 | 61 |
旭化成 | 2兆7,264億円 | 760万円 | 58 |
参照ページ
有価証券報告書 | IR資料室 | IR情報 | 旭化成株式会社
有価証券報告書・四半期報告書 | IR資料室 | 住友化学株式会社
ヘンケルジャパン株式会社の新卒募集要項について
ヘンケルジャパン株式会社の新卒募集要項についてご紹介いたします。
現在、ヘンケルジャパン株式会社の新卒募集では、アドヒーシブテクノロジーズ領域でのAdhesive Operations Graduate Development Programで募集がされています。
Adhesive Operations Graduate Development Programは、アドヒーシブテクノロジーズのオペレーションとサプライチェーン管理の役割とタスクなどに幅広く携わる18ヵ月の研修生プログラムです。
このプログラムは職歴2年未満の第2新卒も対象で、新卒のみの採用枠ではありません。
応募可能な人物は、工学、化学工学、インダストリアルエンジニアリング、コンピューター工学、経営学、経済学の大学卒または修士の成績優秀者です。
ヘンケルジャパン株式会社
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | Adhesive Operations Graduate Development Program |
勤務地 | 加古川(兵庫県) 日野(滋賀県) 厚木(神奈川県) |
給与 | 月収:25万円~ |
賞与 | 季節賞与:年2回 業績賞与:年1回 |
勤務形態/ 休暇 | 週休2日制(土・日)、祝日、年末年始など |
参照ページ
ヘンケルジャパン株式会社 |ホワイト企業に認定されました| ホワイト企業紹介 (jws-japan.or.jp)
求める人材
ヘンケルジャパン株式会社が公表している、求める人物に求めるスキルをご紹介します。
- ヘンケルのビジョンと価値観に共感
- 達成への姿勢と決意
- 決断力とリスクをいとわない姿勢
- 変革とイノベーションの推進
- 見通しと判断力
- 説得力と影響力
- 人材のコーチングと育成(マネジメントする場合)
- 英語力(TOEIC 600点以上),
- MS Officeの高度な知識
つまり、向上心があり論理的に考え行動ができ、周りを巻き込むことができ、英語力がありPC操作も問題ない即戦力になれる人が求められています。
参照ページ
企業理念
ヘンケルの企業の目的は、
「Pioneers at heart for the good of generations」
です。
ヘンケルは世界各地に約5万人の多様性に富んだ社員を擁し、ヘンケルの製品、サービス、ソリューションを通じて毎日の生活を豊かにし、向上させることを目指しています。
そうすることで、お客様のために価値を創出し、世の中のためになろうとしています。
ヘンケルの理念に関する詳細は、以下の参照ページにあります。
求められる人材にビジョンと価値観への共感は求められていますので、企業文化を意識して選考に臨みましょう。
参照ページ
新卒採用のフロー
ヘンケルジャパン株式会社の選考フローは、オンラインから応募、電話面談、面接です。
人事担当チームへの連絡や採用に関する最新情報の入手は、Facebook、LinkedIn、インスタグラムから行うこともできます。
インターンシップの情報も、Facebookから確認できるでしょう。
インターンの他にも、アプレンティスシッププログラムもあります。
ご興味がある方は、ヘンケルホームページからオンラインで申込ができるでしょう。
今回ご紹介するのは通常の採用プロセスです。
①オンラインから応募・書類審査
まず、ヘンケルの応募書類はすべて英語で作成する必要があります。
応募は、ヘンケルのホームページのジョブポータルから志望動機・履歴書・資格情報・各種証明書を1つのPDFにして応募します。
ファイルは最大5MBまでに納めましょう。
特に、志望動機は就活生独自のものにしないと通過は難しいです。
また、誤字脱字、書類の不足などよく確認してから送りましょう。
履歴書は2ページ以内にまとめ、フォントは11ポイント以上にします。
応募案件と関連性の高いスキルやキャリアを強調し、応募する職種に以下に適した人材かをアピールしましょう。
写真も重要です。
自身のアピールしたいことが表現でき、カリスマ性や個性が感じられると理想です。
サイズは6×4.5㎝がおすすめです。
LinkedInのプロフィールがあれば、インポートすることも可能です。
②電話面談
書類審査の次は、電話面接があります。
静かな環境にいない場合は、後でかけ直しましょう。
通話中は、相手を尊重し、最後まで話を聞き、応募書類の内容と一致した回答をゆっくり発言しましょう。
必ず逆質問をしてください。
③面接(数回)
面接は、事前準備が必要ですが、ポイントを押さえておけば大丈夫です。
基本的なことですが、面接当日は、遅刻をしないように早めに現地に到着しましょう。
万が一のために、担当者の名前と連絡先を控えておきます。
応募書類の内容の確認と、業界・企業研究、自分の長所や短所などの基本的な内容は、自分の言葉で話せるように準備しておきましょう。
逆質問もオリジナルのものを用意しておくといいです。
面接中は、自信をもってはっきり大きな声で話すことが好印象につながります。
注意深く相手の話に耳を傾けましょう。
④内内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
以下のページも確認し、ぜひ内定を勝ち取ってください。
参照ページ
採用大学
ヘンケルジャパン株式会社の採用大学の実績校は、公開されていません。
応募可能な人物は、工学、化学工学、インダストリアルエンジニアリング、コンピューター工学、経営学、経済学の大学卒または修士の成績優秀者です。
英語力(TOEIC 600点以上)が求められ、応募書類も英語が必須です。
そのため、大学名よりも本人の実績や英語のスキルが求められるでしょう。
就職偏差値・難易度
ここまでの内容を踏まえて、ヘンケルジャパン株式会社の就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は高いです。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 世界でもトップクラスの売り上げを誇るグローバル企業
- 応募条件が厳しく、英文でエントリーが必須
- 新卒としての採用枠はなく、倍率が高い
企業文化への理解、自分のキャリアの方向性や資格や実績が、応募する職種と一致しているかなど、企業研究・自己分析など、万全の対策が必要です。
しっかりと対策を行い、内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
3.まとめ
ヘンケルジャパン株式会社はドイツのヘンケルAGの日本法人です。
日本では1954年に創立され東京都品川区に本社を置き、化学業界に属しているグローバル企業です。
就職難易度は高いといえます。
応募可能な人物は、工学、化学工学、インダストリアルエンジニアリング、コンピューター工学、経営学、経済学の大学卒または修士の成績優秀者です。
英語力(TOEIC 600点以上)が必要で、応募書類には英語が必須です。
向上心があり、論理的に考え行動ができ、周りを巻き込むことができる人が求められるでしょう。
PC操作も問題なくできると、即戦力になると考えられ、有利でしょう。
また、新卒で応募できる職種は、Adhesive Operations Graduate Development Programで、アドヒーシブテクノロジーズのオペレーションとサプライチェーン管理の役割とタスクなどに幅広く携わる18ヵ月の研修生プログラムです。
このプログラムは職歴2年未満の第2新卒も対象で、新卒のみの採用枠ではないため、新卒としての採用枠は少ないです。
ヘンケルジャパン株式会社を志望する際は、業界・企業研究、自分の長所や短所などといった基本的な内容を、自分の言葉でアピールできるようにしっかり対策をしてください。
この記事が、ヘンケルジャパン株式会社の内定に一歩近づくための参考になることを願っています。