【企業研究】JX日鉱日石金属の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024年2月19日更新
はじめに
JX日鉱日石金属は東京都千代田区に本社を置く日本を代表する非鉄金属製品の製造や販売を手がける企業です。JXホールディングスの非鉄金属事業を担う中核会社であるJX日鉱日石金属は、売上高は1兆円を超える世界トップシェア商品を数多く生み出している企業です。
今回はそんなJX日鉱日石金属の就職難易度や採用大学の実績について詳しく解説します。また、内定をもらうための選考対策方法も紹介します。
JX日鉱日石金属を志望する学生は必見。ぜひ最後までご覧ください。
非鉄金属以外の業界に関する情報は、以下の記事で概観しているので、興味のある方はぜひご覧ください!
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、JX日鉱日石金属の難易度は、やや難易度は高いと考えています。
以下の参照記事から採用大学の実績や選考方法に触れているので、十分な対策と志望動機を準備しておけば内定を獲得できる可能性は十分に有り得ます。
選考対策として、重要なことは学歴や個人のスキルが求められる点もありますが、それ以上に入社後のキャリアアップやキャリア形成をしっかりと構築し、JX日鉱日石金属が望むビジョンと合致しているかということです。
企業の求める人物像を確認するのはもちろんのこと、事前に過去の内定者の口コミや傾向を研究したうえで説明会に参加し企業風土を肌で感じ、その経験をまた生かして選考対策を練っていきましょう。
JX日鉱日石金属について
参照:https://www.jx-nmm.com/company/network/office/#anc02
会社概要
JX日鉱日石金属は、資源開発、金属製錬、電材加工、環境リサイクル、技術開発を主な事業内容としている企業です。
JX日鉱日石金属は、JXグループの中核企業としての地位を保持し、世の中で必要とされるサービスの「技術・品質の向上」「生産性の革新」を目指しています。
JX日鉱日石金属のビジネスモデルは、電気自動車に欠かせないリチウムイオン電池の材料や使用済み電子機器のリサイクルをはじめ、レアメタルなどの非鉄金属を扱う事業にも取り組んでおり、JX日鉱日石金属から生み出された製品は、日本だけでなく世界でも利用されるなど事業規模は、グローバルにまで発展しています。
企業理念として、「エネルギー・資源・素材における想像と革新を通じて、持続可能な経済・社会の発展に貢献」を掲げていて、実現に向けて生産性の革新に日々継続して取り組んでいます。
売上高
JX日鉱日石金属の2022年度の総売上高はJXグループの連結ベースで、売上高1兆6378億円の実績で営業利益は687億円、税引前利益は635億円となっています。
この売上は、ベース事業(資源事業、金属・リサイクル事業)とフォーカス事業(機能材料事業、薄膜材料事業、タンタル・ニオブ事業の収益によって構成されています。
参照ページ
各事業セグメントの解説
JX日鉱日石金属の主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
薄膜材料事業 | スパッタリングターゲット材料、化合物半導体材料の製造・高純度技術、高密度焼結技術を背景にした製品群。 |
タンタル・ニオブ事業 | コンデンサー・半導体材料・タンタル・ニオブ粉末を供給・高品質な素材を供給し、loT社会の発展に貢献。 |
機能材料事業 | 圧延銅箔、りん青銅、コルソン合金、チタン銅を製造。精密圧延、精密加工技術に特化。従来品性能を大幅に向上させる結晶粒微細化技術を応用した製品開発。 |
資源事業 | カネロネス銅鉱山の運営、生産性の向上、レアメタル鉱山の調査・開発に取組む。 |
金属・リサイクル事業 | 金属製錬、純度99.99%以上の銅地金、貴金属・レアメタルやりゅうさんの生産。リサイクル原料の処理、焼却・溶融技術を応用した産業廃棄物の無害化処理。 |
多くの方が抱いている非鉄金属業界に対するイメージとは違い、JX日鉱日石金属は非鉄事業だけでなくリサイクル事業をはじめ、多岐に渡る事業を展開しています。
また、JX日鉱日石金属の製品は我々の生活に身近な製品にも採用されているなど、世の中をより便利にさせる高機能や高付加価値を与える製品作りを支える高水準の技術を駆使した事業を展開しています。
JX日鉱日石金属で働いている社員は?
平均勤続年数は?
JX日鉱日石金属の平均勤続年数は、15.6年であることから、業界平均よりも社員の出入りが少ない職場といえるでしょう。
平均年収は?
JX日鉱日石金属の平均年収は、1,009万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、全国平均よりも高い水準となっています。
平均残業時間は?
JX日鉱日石金属の平均残業時間は、1ヶ月当たり21.0時間でした。
非鉄金属業界で働く従業員の平均残業時間は15時間のため、業界内では平均よりも多い残業時間といえます。
平均ボーナス額は?
JX日鉱日石金属の平均ボーナスは月給の4倍から6倍となっています。
インターネット上の情報だけではわからなかったものの、一般企業と同様に役職によってボーナスが異なる人事制度となっています。
また、JX日鉱日石金属のボーナスは年に2回支給されます。
JX日鉱日石金属は、若手社員が常に新しい挑戦が続けられる環境を整備しており、若手社員もチームの核として積極的な場面にも責任を持って取り組む風土があ流ので、主体的に仕事に取り組みたい人には向いています。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
非鉄金属業界の競合他社の実績は以下になります。売上高および平均年収は業界トップクラスですが、学歴や偏差値フィルターがなく幅広い人材を積極的に採用しています。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
住友電気工業 | 2兆9,330万円 | 828万円 | 63 | 男女平等に活躍できる社風 |
三菱マテリアル | 1兆4,178万円29 | 744万円 | 61 | 部下や後輩の面倒見が良い社風 |
住友金属鉱山 | 8,554万円 | 828万円 | 65 | 人材育成に定評のある社風 |
JX日鉱日石金属 | 1兆293億円 | 993万円 | 55 | 野心のある上昇志向の社風 |
財務情報の比較(売上)
日本を代表する非鉄金属業界に属するTOP4の中で財務情報を比較するとトップはダントツで住友電気工業の2兆9,330万円の営業利益となっています。続いてJX日鉱日石金属の1兆293億円となっており売上および営業利益で見ても素晴らしい実績を残していることがわかります。
社風の比較
非鉄金属業界は全般的に年功序列を採用しており、年齢が上がるにつれて役職が上がっていく傾向が強く見受けられます。その点、JX日鉱日石金属は若手から新しいことに挑戦する社風が根付いており、若くても責任ある業務に早くから携われることから比較的年齢の割には経験と知識が早く身につき、キャリアアップも人によってはスピーディーに展開している人材も多く輩出しています。
就職偏差値
就職偏差値は他業界と比べると非鉄金属業界のTOP3の企業は、平均よりも高い状況となっています。ただ、JX日鉱日石金属には就職偏差値に関する情報はありません。結論としては、就職偏差値に捉われず、個々の人材が有する熱意や目標を重視した採用に重心をおいていることが影響していると考えられます。
JX日鉱日石金属の新卒募集要項について
以下にJX日鉱日石金属の新卒募集要項についてまとめました。
各項目 | 詳細 |
職種 | 総合職・事務職 |
給与(2023年4月入社 初任給実績) | 博士:291,200円 修士:263,100円 学士:230,000円 |
賞与 | 昇給年1回、賞与年2回(6、12月) |
研修制度 | 新入社員教育、階層別教育、社外研修、海外語学教育、国外留学、自己啓発支援制度等 |
福利厚生 | 社宅・独身寮完備、各種社会保険、保養所、財形貯蓄、持株会等 |
求める人材
JX日鉱日石金属が求めている人材として下記のものを公表しています。
・自ら考え、動き出し、変革を推進できる人
・周囲を巻き込みながら、自らが原動力となり変革を引き起こし、チャレンジ精神をもって課題に取り組める人
JX日鉱日石金属では、自ら考え、動き出し、変革を推進できる人材を求めています。事業特性を鑑みると技術的合理性・効率性・品質・特性の向上を追求し、資源と素材の生産性の革新に取り組む風土が根付いています。このため、周囲を巻き込みながら自らが原動力となり変革を引き起こし、チャレンジ精神を持って課題に取り組める人材かどうかを見られているのでぜひ意識して選考に望むといいでしょう。
新卒選考フロー
JX日鉱日石金属の選考フローとなっています。
面接では事前に実施されるWEB試験や適正検査にまつわる質問の他、人柄をチェックする質問が多いのが特徴です。
選考対策として入社意欲や将来のビジョンを明確にしておく必要があります。将来のキャリア形成をしていく上で挑戦した事業を明確にしておきましょう。
エントリーシート
JX日鉱日石金属公式サイトの新卒エントリーボタンより必要事項を入力し登録を行います。エントリーシートには志望動機や自己PR、長所や短所など一般的な項目を記入し、全ての項目が埋まればWEB上で送信して終了となります。
WEB試験
JX日鉱日石金属ではエントリーシートの提出と合わせてWEB試験が採用されています。試験場所は自宅などWEB環境が整っている場所ならどこでも受験することができます。試験時間は1時間であり、玉手箱のWEBテストを受験する形となります。過去問や参考書を繰り返し解いておくことが大切となります。
性格検査
JX日鉱日石金属では最終面接と合わせて適性検査が実施されています。TALを通じて、1人ひとりの能力、性格、思考力を深く知るために実施されています。初回の玉手箱とは異なり、性格検査のみの実施となりますが、対策しないで挑むと内定獲得が危うくなってしまいます。以下の記事に性格検査に関する内容を詳細に解説しているので、ぜひ確認してください。
性格検査では、落ちないって本当?性格適正検査の特徴を理解して対策を取ろう!
面接試験(複数回)
JX日鉱日石金属では、面接試験が複数回実施されています。入社理由や熱意に関する質問から志望度合いを確認します。加えて、自己PRや一般的な質問から考え方や人柄を深く確認しています。事前に面接での質問事項を確認し、模範解答を準備しておきましょう。
また、非鉄金属業界に限らず、他の事業内容に関する課題や将来の動向についても、一般常識に加えて深い理解を持っておく必要があります。
採用担当者は、就業希望者が他業界にも関心を持ち、トレンドや課題を収集しているのかを確認したいと考えています。
そのため、事前に業界の動向や課題について調べ、自分の意見や提案を持っていることをアピールすると良いでしょう。
採用大学
JX日鉱日石金属の採用大学の実績を以下にまとめましたが、大学院から標準大学まで幅広い大学から採用を行っています。
JX日鉱日石金属の採用大学は以下のとおりです。
青山学院大学、秋田大学、秋田大学大学院、茨城大学、茨城大学大学院、岩手大学、岩手大学大学院、大分大学、大分大学大学院、大阪大学、大阪大学大学院、大阪府立大学、大阪府立大学大学院、岡山大学大学院、小樽商科大学、鹿児島大学大学院、金沢大学大学院、関西大学、ほか
上記には偏差値の高い大学もありますが、JX日鉱日石金属は多様な学生層から応募者を積極的に採用しており、学歴が原因で不採用になることは考えにくいと言えます。
志望動機や将来のビジョンを明確にして、エントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
まとめ
JX日鉱日石金属は、非鉄金属業界の中でもトップクラスの業績を誇る日本を代表する企業として広く認知されています。
JX日鉱日石金属は事業内容が専門的な分野で高度な技術力に定評があり、最新技術の開発や取り組みに力を入れています。
JX日鉱日石金属で挑戦したい事業や目標を明確に持った人材が集まっているのが特徴となります。
個々の能力や知識を含めた学歴重視の採用方法ではなく、個々の仕事に対する熱量や将来像を持った人材を求めていることから、全員に等しくチャンスがあります。
しっかりと対策を行なったうえでJX日鉱日石金属をはじめ、非鉄金属業界に興味がある人はぜひ選考に臨んでください。