「良い会社」って、何だろう?

「内定力」著者 光城悠人の酔いどれ就活相談所

「良い会社」って、何だろう?

「良い会社」って、何ですか……?
という質問を、学生からちょいちょい投げかけられることがあります。
どうなんでしょうね。良い会社って、何だろう。

もちろん「人それぞれ」というのが、大前提。
大手がいいとかベンチャーだとか、あの業界がいいとかそんなことないとか、ラクな仕事がいいとか若いうちは厳しいほうがいいとか、福利厚生だとか親がそう言うからとか自分の感覚で選ぶのが大事だとか、稼げるほうがいいとか3年は修行だとか、それはそれはいろいろあります。

ただ、ぼくなりに、今の時代を見ていて、それなりに多くの会社を見てきて、「あの会社は伸びるかな?」、「そろそろあの会社(業界)はダメになりそう……」なんて予想をしたり、学生たちの就活相談にのって、社会人になった彼らから話を聞いたりする中で、「この視点で見るのは、けっこう大事だな~」と考えている部分があります。

それは、
良くない会社って、「昭和気分が抜けてない会社」であり、
良い会社は、「変化している会社」です。
もっと言うなら「変化の速度が早い会社」だと、さらに良い。

当たり前といえば当たり前だし、すべての会社に当てはまるという話でもありませんが、良い会社とそうじゃない会社の判断基準として、簡単に考えるなら、これが今のところの最適解だと考えています。

変化がないと、仕事は「コピー作業」になる。

単純な話で、変化しない会社にあるのは「コピーの仕事」ばかりだからです。

コピーの仕事といっても、別に会議の文書や企画書や参考資料のコピーをとる仕事じゃありません。(とはいえ、いまだに“新入社員はコピーをとることから”なんて会社もあったりします)

 

変化をしないということは、その会社にある仕事は、「すでに誰かがやったことがあること」や「もう答えがわかっていること」をコピーすること。他の方法を試さない/試せない状態にあるということです。そこでの評価基準は、「既存の方法を早く正確にコピーできたもん勝ち」です。

 

「すでにできていること」のコピーが求められるということは、もちろん社内にいる先輩や上司は、そのコピー仕事をすでに経験してきた人たち。それでエラくなってきた。ということは、成長(というか社内出世?)のチャンスは、経験値の多い人たちよりもさらに「コピーの速度と精度」を高めることができるかどうかにかかってる。

そういう世界が好きな人は、変化のない昭和気質の会社でもいいかもしれません。(十数年後のことを考えないのであれば)

 

そして何より考えておきたいのは、すでにあるものを「コピーする作業」って、それこそコンピュータの得意分野ということです。

上司や社長の「先輩」にだって、なれる。

一方で、変化する会社や変化の速度が早い会社には、上司どころか社長さえも「まだ正解がわからない仕事」が転がっています。しかも、それがどんどん生まれ続けているんです。

経験が長ければいい、というもんじゃない。むしろ経験や常識がないからこそ、解決のヒントになることもあります。考え方や技術、制度や事業、環境や仕事の進め方まで、どんどん変化していくので、もしかしたらある分野では、上司や社長の「先輩」にだってなれる可能性があります。

解き方のコピーではなくて、そもそもの問いを立てて自分で解決策を見つけていく仕事です。

 

どんな業界・職種であれ、30代や40代になったときに、「コピーする仕事を繰り返してきた人」と、「変化に対応し続けてきた人」のどちらが求められそうか、と考えてみるといいかもしれません。

これからの時代は、どんなに大手であっても、どれほどシェアを握っていたとしても、たった数年で会社が縮小・倒産するなんて、ぜんぜん珍しいことじゃない。

 

そんな中で、個人にとって「良い会社」というのは「変化する会社」だと、ぼくは思うんです

「自己成長×価値提示」が成功のポイント。

社会ですごしていく上で、大事なのは、「自己成長×価値提示」の最大化。

「自分が成長することと、社会や他者への価値を最大化できる環境」です。

 

仕事や社会への価値観は人それぞれでありつつ、ぼくは基本的に、人は成長するものだと考えていて、それはもちろん成長したほうが自分の満足が増えることにつながるからです。そして、その成長が社会や他者にとって価値になっていく。つまり、自分の成長と社会への価値提供が相乗効果を発揮できる環境であること。それが大事なんじゃないかな、と考えています。

 

多様性も大事、グローバルも必要、AIや技術の活用や専門性ももちろん重要なポイントです。

ただ、それらはどれも「変化」という大枠の中にあって、そこへの対応スピードが、今の(これからの)社会に適応できるかどうかの分かれ目になる可能性が高そうです。これは、会社であっても、個人であっても同じです。

 

そういう視点をもってみた上で、自分なりの「良い会社」の定義を増やしていってみたらいいんじゃないかな、と思います。あなたにとっての「良い会社」が見つかりますように~。

ジョーカツスペシャルアドバイザー光城 悠人

光城 悠人

立命館大学卒業後、エン・ジャパン株式会社に新卒入社。企業の採用・教育・評価分野において、営業・ライター・クリエイティブディレクターとして7年間従事する中で、株式上場、新卒向けナビサイト[en]学生のための就職情報の立ち上げなどを経験。同社退職後、学生が新しい価値観に出合えるコミュニティの実現を目指し、2008年に京都で猿基地を開業。年間を通して学生とかかわる中で、新しい就活手法としての「就活ゲーム」を構築し、書籍やブログ、講演等でその普及に努めている。

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