大学での課外活動をエントリーシートで効果的にアピールするには?おすすめの課外活動も解説!
2024年1月29日更新
はじめに
日々の大学の勉強以外に行う課外活動、部活にサークル、バイトに留学と、様々な種類があると思います。様々な課外活動をこなしてきても就活の時に活用できなければせっかくの頑張りがもったいないことになってしまいます。
エントリーシートで記載しようとしてもなかなかいいアピール方法が分からないという方も多いのではないでしょうか?せっかく頑張ってきた課外活動、どうせなら周りの就活生と差がつくようにアピールできたほうが良いでしょう。
今回はそんな課外活動をエントリーシートに記載するときの効果的なアピールポイントを紹介します。
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そもそも課外活動とは何か?
そもそも課外活動とは何のことでしょうか?
課外活動とは、学業以外の活動を指します。
これには、留学やボランティア、習い事、学外のサークル、地域のイベントへの参加といった、大学外での活動はもちろん、部活動、サークル活動などの学内での活動も含まれます。
最初にお伝えした通り、学業以外の活動を指しますので、学内と学外のどちらであっても、これらの活動は課外活動に含まれます。
主だった課外活動の種類は以下の通りです。
- 留学
- 委員会
- 生徒会
- 学校行事(文化祭、音楽祭など)
- 部活動
- サークル活動
- インターンシップの参加
- アルバイト
- 習い事
- ボランティア
- 地域イベントへの参加
- ビジネスコンテスト
その他
様々な種類がありますので、アピールできると思ったものは積極的に伝えましょう。
参照ページ
課外活動と学外活動の違いとは?
課外活動とよく似た言葉で「学外活動」というものがあります。これら二つはどのような違いがあるのでしょうか?また、課外活動を聞かれている時に学外活動のことを話してもいいのでしょうか?
結論から伝えると、「学外活動は課外活動の一種」です。そのため、課外活動を聞かれている時に学外活動について話しても問題ありません。では学外活動とはどのような活動でしょうか?
学外活動とは学校の範囲外で行う活動のことを指します。
先述した『主だった課外活動の種類』を例に見てみましょう。
- 留学
- 委員会
- 生徒会
- 学校行事(文化祭、音楽祭など)
- 部活動
- インターンシップの参加
- サークル活動
- アルバイト
- 習い事
- ボランティア
- 地域イベントへの参加
- ビジネスコンテスト
このうち、学外活動にあたるものは
- 留学
- インターンシップの参加
- アルバイト
- 習い事
- ボランティア
- 地域イベントへの参加
- ビジネスコンテスト
- (サークル活動)
です。サークル活動は学校内のもの、学校外のものがあるので括弧で括ってあります。
学業の合間を縫って行うアルバイトも立派な学外活動の一つです。
参照ページ
エントリーシートで課外活動をアピールするポイント
ではエントリーシートで課外活動をアピールする時に大切なポイントはどこでしょうか?
企業がエントリーシートで課外活動について聞く理由をしっかり把握しておくのは大切なことです。何を知りたくてこの項目を設けているのでしょうか?
企業が課外活動のエピソードから知りたいのは、物事への取り組み方や就活生の人物像などです。それにあたって、検討すべきポイントは下記3つです。
- 目標達成能力
- リーダーシップ
- チャレンジ精神
それぞれ詳しく見ていきましょう見ていきましょう。
目標達成能力
まず1つは目標達成能力です。なぜその活動を行なったのか?その目標は何なのか?ということ、そして、その目標達成はできたのかできなかったのか?目標達成のためにどんな工夫をしたのか?などです。
また、目標達成に向けて行った行動とそれに対してのPDCAサイクルなどを伝えると、担当者の人に印象よく伝わるでしょう。
目標達成に向けて簡単な目標を設定するのではなく、難易度の高い目標を設定し、うまくいかなかったことも話せると説得力がますと考えられます。
参照ページ
リーダーシップ
リーダーシップは組織や団体の中で自分がどのくらい影響力を持って主体的に周囲のメンバーを率いたかという経験です。よくあるのはバイトリーダーなどですが、必ずしもそういう役職でなくても構いません。
例えば長期のインターンシップなどでは「リーダー」というポジションや役職自体が存在しない場合もあります。その場合は先述した目標達成に対して自身が主体的になってどのように行動したのか?そして、周りの人とどう協力したか?といったような、自分が中心になった経験を伝えましょう。
リーダーシップを伝えることによって、主体的に行動できる人材と評価してもらえる可能性があります。
ここで大事なのはリーダーというポジションがないからといって無理な嘘はつかないことです。このリーダーシップ経験で嘘をついてしまうと面接の際の質問などで深掘りされる可能性が高く、矛盾した回答になってしまう可能性があります。
「部長経験がないから…」「バイトリーダーってことにしよう」など嘘偽りのないようにするのが自分の身を守ることにもつながるでしょう。
チャレンジ精神
新しく何か始める試みはもちろん、与えられた課題以外の目標を立て、それに取り組むことも該当します。
例えば「部活でチームプレーに課題があったので新しいフォーメーションを取り入れる戦術とそれに向けた練習を取り入れた。」や「バイトで売り上げを上げるために接客時にメニューの提案を行うようにした。」といったことや、「テレビで見た海外に行く企画に影響されて一人で海外に行ってみました。」といった些細なことでも構いません。
チャレンジ精神があると入社してからも既存の枠組みにとらわれない柔軟な発想があると期待してもらうことができます。
課外活動をアピールするときのの効果的な組み立て方
課外活動から企業が評価するポイントを踏まえた上でどのようにエピソードを組み立てるべきでしょうか?相手に伝わりやすい構成を意識して課外活動を書くのがポイントです。
- 活動の説明をする
- 活動の動機を伝える
- 課外活動での目標
- 課外活動を行って学んだこと
- 企業にどう活かすのか
この5つに絞って組み立てると伝わりやすいと考えられます。
参照ページ
活動の説明をする
まずは行なってきた課外活動について概要を伝えます。この概要では下記内容を盛り込みましょう
- 活動期間
- どこで活動したのか
- 何の活動をしたのか
上記3点があると概要がわかりやすく伝わります
例は下記の通りです。
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このような説明になります。
活動の動機を伝える
次に、なぜその活動をしたのかという動機やきっかけを伝えましょう。活動の動機は先述したチャレンジ精神を評価するポイントになります。そのため、動機やきっかけは主体的なものにしましょう。
同期が不十分だったり主体的なものでないと魅力的な活動でも、「何も考えてなさそう。」「流されるタイプなんだな…」といったネガティブな印象を持たれてしまいます。しかし、主体的な理由と言っても「成長したくて」や「興味があったので」という同期だと、魅力が伝わりにくくなってしまいます。その場合は「なぜ成長したかったのか」や「何がきっかけで興味を持ったのか」ということを話すことが大切です。
例は下記の通りです。
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課外活動での目標
活動の中での目標や課題を何に設定したのか、その目標を明示しましょう。その目標を明示する際に、その目標設定にした背景も一緒に伝えましょう。そうすることで目標設定に説得力を持たせることができます。
また、目標に対しても簡単な目標ではなくハードルの高い目標を設定しましょう。簡単な目標だと、目標達成した意味に繋がりにくくなってしまいます。また、目標が複雑な場合は具体的な数値や他の資格などに例えて説明すると良いでしょう。
せっかく困難な目標を達成してもその苦労や大変さが伝わらなかったらもったいないですね。
例は下記の通りです。
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課外活動を行って学んだこと
この経験を通じて得られた知識やスキルについてまとめましょう。
この部分が課外活動の説明において一番大切とも言えます。
活動を通して学んだことを伝える際は具体的な内容やエピソードを意識しましょう。定性的な部分よりも定量的なエピソードを伝えるのが効果的です。「テストの成績が上がった」と伝えるよりも「テストの成績が80点上がった」と伝える方が理解してもらえやすいです。また、学んだ結果が定量的に伝えにくい場合は取り組み方に具体性を持たせると良いでしょう。
例は下記の通りです。
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企業にどう活かすのか
最後に、課外活動を通して得た学びや成果をどのように企業で活かしていきたいかを伝えましょう。採用担当者は、採用した就活生が入社後も活躍してくれそうな人材であるかどうかを判断しています。そのため、この学びを企業にどう活用して行くかをしっかり伝えることができれば好印象を与えることができます。
もちろん、課外活動で得た内容をそのまま企業で活かせるケースは多くないかもしれません。志望する職種や業種、ポジションや企業の規模によって大きく左右されると思います。その中でコミュニケーションスキルやロジカルシンキングなど、様々な業務に通用するポイントがあるはずです。諦めることなく、しっかり見つけていきましょう。
例は下記の通りです。
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エントリーシートで評価される課外活動とは何か?
ではエントリーシートで評価される課外活動とは何があるでしょうか?
具体的には下記だとエピソードとして話しやすいのではないでしょうか。
- 留学
- インターン
- アルバイト
- 部活
- サークル
エントリーシートで課外活動を書くときの注意点
エントリーシートに課外活動を記載する場合の注意点を紹介します。せっかく有意義な課外活動を経験し、構成を分かりやすく作成しても、注意点に気をつけないと担当者にこの有意義な経験をアピールできなかったり、伝わらない可能性があります。
担当者に伝わりやすいアピールをするために下記2点に注意してください。
- 得たものを必ず書く
- 専門用語は使わない
詳しく見ていきましょう。
得たものを必ず書く
例えば資格の取得に向けた勉強を書くとしましょう。
企業は課外活動を通じて就活生がどのような姿勢で目標に取り組んだのかを気にしています。そのため、「資格を取得できました!」という報告だけではなく、どのような工夫をしてどのような過程を通じて資格取得ができたのかを伝えましょう。資格取得のみが得たものとは限りません。
例は下記の通りです。
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資格取得という結果は勉強を頑張った成果に含まれますが、あくまで結果であって成果とは別のものです。どんなスキルが身についたのかなども客観的に判断して伝えましょう。
専門用語は使わない
課外活動に熱心に取り組んでいる人が陥りがちなのが、専門用語を使ってしまうということです。そのコミュニティ内で当たり前に使われていても、その仲間内でしか伝わらない用語だったりもします。
担当者のわからない専門用語を使って記載してしまうと、内容を十分に伝えられず、「物事の説明ができない」「配慮できない」「相手の立場に立てない」などのネガティブなイメージにつながってしまいます。
どうしても専門用語を使わなくてはいけない場合は、「〇〇と呼ばれる××の事」というような言い回しや括弧書きでの説明の付け加えなどを行うと良いでしょう。
例は下記の通りです。
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参照ページ
課外活動で書ける内容が無い場合
もし課外活動を行っていない場合や、内容に不安がある場合は短期のインターンシップやアルバイト、ボランティアなどに参加しましょう。もし時間があるのであれば留学などでも良いと思います。
どの活動をするにあたっても主体的な動機を持つようにしましょう。
課外活動のエントリーシート例文
ここではエントリーシートの例を持ってきました。
所属するボランティアサークルで、〇〇〇で1軒の家を建築する〇〇人のチームのリーダーを務めた。中でも私は「インターネット募金で建築資金の一部を集める活動」を提案して実行し、〇〇万円の募金達成に導いた。1家族の家を建てる為に多くの人に支援して欲しい想いから募金を始め、当初は目標金額を〇〇万円としていたが、2週間で2万円しか集まらなかった。原因は、募金サイトをSNSでただ拡散し、相手との対面無しに募金を依頼していたことだと考えた。メンバーの士気を上げる為にも、この課題を解決する行動を起こす事がリーダーには必要だと考え、私は80人以上に直接会って募金を依頼した。ボランティア活動をしている方々を探して接触をし、実際に足を運んでチームの活動を広めた。その結果、1人で〇〇万円の募金に成功し、チームに希望が生まれたことでメンバーのさらなる協力や案を得て、チームで〇〇万円の募金を達成した。 |
引用ページ:富士フイルムのエントリーシート(総合職) | 就職活動支援サイトunistyle
半年間行った長期マーケティングインターンの経験だ。売上が低迷していた商品への対策を社員と議論した結果、メルマガを効果的に利用することとなった。私は、貴重な学びの機会だと捉え、自らメルマガ担当を志願。目標とこだわりを持ち挑戦した。具体的には、前月5件を上回る15件の新規顧客獲得を目標に掲げ、実現に向け次の2点にこだわった。1.既存メルマガとマーケットニーズの分析・予測2.社員との連携である。1について、従来は、商品説明の比重が高く、ターゲットが親しみづらい無機質な文章であった。そこで私の提案で、顧客のニーズを把握し、利用者の声や使用するメリット等を多く盛り込んだ内容に変更した。2について、当初社員の方々は既存のメルマガを変更することに躊躇っていたが、顧客の声を多く載せることが販売促進につながると社員に説明し、同意を得た上で新しいメルマガを社員と共に作り上げた。最終的に私の行動力が評価され、リーダーとして販売促進を担った。結果、目標を上回る20件の新規顧客獲得を実現した。この経験から、「相手のニーズを把握する大切さ」と「立場の異なる人々にも臆せず、自ら動き周囲を巻き込む大切さ」を学んだ。 |
まとめ
エントリーシートの記載について解説していきました。
エントリーシートを記載するにあたってのポイントは課外活動の活動内容はもちろん、その同期や目標なども伝えることが大切です。
また、その活動を通して何を得たのか、どんな工夫をしたのか、その経験をどう企業に活かすのかも伝えることで、担当者の方に入社後から活躍してくれそうなイメージを伝えることができます。
また、担当者の方はその活動内容に詳しいとは限りません。
そのため、専門用語を使うのは避け、伝わりやすい言葉で説明しましょう。
もし課外活動で描ける内容がない場合や内容に不安がある場合は短期のインターンシップやアルバイト、ボランティアなどに参加し、担当者に伝えられる内容を作りましょう。
インターンシップ参加の大学3年生であれば時期的にギリギリ見つかると思います。
理想の就活が成功するようにぜひこの記事で学んだことを活かしてみてください。