社会学部におすすめの就職先まとめ!就活のポイントや人気の業界・職種も紹介
2024年1月27日更新
はじめに
大学の社会学部では、法学や経済学、環境学といったさまざまな分野が学べます。
さらに人間の心理と社会の関係や福祉・教育のあり方など社会と人間のつながりをテーマに社会現象を多面的に研究したい人にもおすすめの学部です。
「大学の社会学部で培った知識は、就活でどのように活かせるのか?」と気になる学生もいるのではないでしょうか。
また、自分がどのような業界や職種を目指すべきか迷っている人も多いはずです。
そこで本記事では、社会学部の学生で多い就職先や就活の際に活かせるアピールポイントを紹介します。
社会学部で身につけられる批判的な能力や考えを構築する能力や、問題の分析および解決能力を兼ね備えた知識を活かして就活を行うためのコツも紹介します。
社会学部ならではの強みを就活でアピールしたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
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社会学部では何を学べる?
社会学部では、ありとあらゆる社会現象を科学的に分析する「社会学」を学びます。
社会学の意味する「社会」とは、人と人との関係が組織化・制度化されたもののことです。
人間と社会との関わり方に関するすべてのテーマが研究対象になっているため、学ぶ範囲は非常に広範囲と言えるでしょう。
社会学部の特徴
先述の通り、社会学部の特徴は社会と人間の関係性をテーマとしており社会現象を多面的に研究するため研究対象が非常に広いのが特徴です。
さらに、政治や経済、環境、都市、文化、教育、福祉、歴史、さらには言語も扱っています。
具体的には「社会学」の基礎から応用を学んでから、「社会学概論」や「思想史」「組織論」などを学ぶのが一般的です。
「東洋社会史」や「西洋社会史」などの「史学」では社会の移り変わりについて学び、さらに地域や文化圏については「民俗学」や「文化人類学」から学びます。
また、世の中の出来事を報じる「マスコミ」関連の授業や「統計処理」のフィールドワークを実践する大学もあるようです。
社会学部には主な学科に社会学科、メディア社会学科、社会心理学科、社会福祉学科などがあります。
いずれの学科も、論理的な能力や考えを構築する能力や問題を分析・解決する能力を身につけるのが大きな目的です。
4年間の学びを通じて、社会の諸問題をひとつの観点だけでない多角的な観点から考察できるようになるでしょう。
社会学部学生から人気の高いおすすめ就職先業界ランキング
それでは、社会学部出身者には一体どのような業界が人気があるのでしょうか。
社会学部で人気の就職先をランキング形式で紹介します。
1位:製造業界 2位:IT業界 3位:マスコミ業界 4位:教育業界 |
1位:製造業
社会学部出身の学生が働く就職先業界ランキング1位は「製造業界」です。
製造業界では、原材料・素材を加工して製品を生産しています。
モノやサービスの生産に携わる業界のため、自分たちの普段の生活にも関わりが深い業界と言えるでしょう。
代表的な企業は以下の通りです。
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製造業は自社製品をできるだけ多くの顧客に販売して、売上を伸ばすことが主な目的です。
そのためにどうやって顧客にアプローチすれば製品に興味をもってくれるのか、効果的な販売戦略の展開が必要です。
製造業界は、社会学部で学んだ経営学や政治学といった知識が十分活かせる場でもあります。
マーケティングや戦略がうまくいけば、自社の製品の知名度を高めて売上向上に貢献できるでしょう。
企業の成果に直結しやすい仕事のため、やりがいを感じられるという理由で目指す学生も多いようです。
特に、商品の販売戦略を考えるマーケティング部署は非常に人気が高いです。
また、会社の売上に直接的に関わる営業職も経営学部出身者に人気があります。
この業界ではマーケティング・営業の職種の倍率が高くなる傾向にあるため、エントリーの際は希望する職種で自分のスキルがどのように活かせるのかアピールしましょう。
2位:IT業界
社会学部出身の学生が働く就職先業界ランキング2位は「IT業界」です。
情報通信産業、通称IT業界は成長が著しい分野として社会学部の学生の間で人気が非常に高いです。
通信インフラを主力とした通信サービスや、情報システムの開発・運用がメインの情報処理系など、分野も多岐に分かれています。
代表的な企業は以下の通りです。
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IT業界と言えばプログラマーやシステムエンジニアなどの技術職がすぐに思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
しかし、実際にはそれ以外にも営業やマーケティング、コンサルタントといった文系出身者が携わることができる仕事も多く存在します。
特にマーケティングは統計や調査、分析といったスキルが活かされるため、問題の分析や解決能力に特化した社会学部の学生にはぴったりな職種と言えるでしょう。
専攻に近い分野で専門性をさらに高めつつ、分析力や結論を導いて提言するプレゼンスキルも活かせるはずです。
社会学部では情報学やIT学といったデジタル時代の社会課題に関する知識も身につけられます。
しかし、人気の業界のためライバルも日々変化し続けるIT業界の情報や知識を常にアップデートし続けるでしょう。
IT業界での内定を獲得したい学生は学部で学ぶ内容とは別に、プラスアルファで新聞やネット、メディアの情報を収集しておく努力が必要です。
3位:マスコミ業界
社会学部出身の学生が働く就職先業界ランキング3位は「マスコミ業界」です。
世の中にさまざまな方法で情報を発信し続けるマスコミ関係は、社会学部の学生だけでなく他の学部生からも非常に人気が高い就職先のひとつです。
マスコミ業界の企業としては、テレビ局やラジオ局、新聞社、出版社、広告代理店などが挙げられます。
代表的な企業は以下の通りです。
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学科によっては新聞やテレビなどのメディアで起こり得る現象についての研究をするゼミも多いです。
社会学部で学ぶ「社会学」では、国や地域など社会全体を研究対象としているため、マスコミ論やメディアと社会の関係について理解が深められます。
この社会学の領域で得た学びを活かして、マスコミ業界に就職する学生が多くいるようです、
「マスコミ業界」と一括りにしても、情報発信に用いるメディア媒体によって異なります。
4位:教育業界
社会学部出身の学生が働く就職先業界ランキング4位は「教育業界」です。
教育業界では、小学校や中学校・高校、さらに短期大学・大学・大学院での学習や受験などに関連するサービスを提供しています。
代表的な企業は以下の通りです。
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社会学部は、学部全体が社会系の教員免許の取得を推奨している場合が多いです。
また、社会学部入学時から教員免許取得のために勉強をすぐに始める学生も少なくありません。
昨今の人材不足の影響で教育業界は教員や講師が少なくなってきているため、比較的倍率が低い業界です。
また同時に、子どもたちの人間形成において大切な時期に深く関わりが持てるという大きなやりがいを感じられる業界とも言えるでしょう。
経済学や経営学、歴史、心理学、医療福祉など多様な分野を学べる社会学部だからこそ、教育の現場でのやりがいもより大きいはずです。
参照ページ
社会学部学生に目指してほしいおすすめ職種4選
続いて、社会学部の学生とマッチするおすすめの職種を4選紹介します。
おすすめ職種①キャリアコンサルタント
キャリアコンサルトとは、国家資格のひとつで人材サービスを提供する企業および大学で、求職者に対して職業選択やキャリア形成のアドバイスをする職業です。
個人のスキルや価値観、興味関心、人柄、特性などをもとに、個々に適した職業選択や能力開発をサポートしてくれます。
行政機関や民間企業、教育機関など幅広い場所で活躍できるため、今人気を集める職業のひとつです。
また心理学アセスメントを使用して求職者のスキルを把握し、最適なキャリアパスをアドバイスすることもあります。
キャリアコンサルタントには求職者にどのような特性や価値観があるのかについて分析しなくてはいけません。
その際、社会学部で培った分析力やプレゼン力、問題提起から解決する力を活かせるでしょう。
また、経営学では競争戦略から市場分析、製品開発、プロジェクト管理といったビジネス戦略も学べます。
これらの知識や考え方は、さまざまな業種・職種を相手にするキャリアコンサルタントにとって必要不可欠なものと言えるでしょう。
おすすめ職種②企画職
企画職とは、担当する領域の課題解決を目指してマーケティングを実施し、企画を提案する仕事です。
企業や部署によって異なりますが、どの領域においても企画立案→実行→検証→改善と業務を回していくことになります。
代表的な企画職には、商品企画や宣伝・広告企画、営業企画などが挙げられます。
社会の動向や消費者ニーズを分析し、その結果をもとに自社製品やサービスをいかに売り込むかを施策するのが大きな役目です。
企画職は、市場分析はもちろん商品・サービスの開発から販売までを考えなくてはいけません。
市場分析を元に売上を予測し「事業として成立するか」「消費者にどのようなアプローチが必要か」を立案・検証していきます。
事業検証においては、社会学部で培った「さまざまな観点から問題を発見・分析・解決する能力」が発揮できるでしょう。
おすすめ職種③教職員(中学校教諭・高等学校教諭)
教職員は、児童・生徒・学生を教育指導する職務のことです。
「学校の先生」として、働くために先生になるためには教員免許状を取得しなくてはいけません。
社会学部では中学校(社会)、高等学校(地理歴史)、高等学校(公民)における一種免許状が取得可能です。
これらの免許状を取得するために、教職課程と呼ばれる特別なコースが用意されています。
この教職課程で、教職や教科に関する専門知識だけでなく教員になるためのスキルを習得していきます。
教職員という職業はとても大変な一方で、やりがいのある魅力的な仕事です。
私たちに身近な社会的問題を取り上げて、それらの問題を解決するためにどうすべきかについて考え、答えに導いてあげなくてはいけません。
社会学部では、子ども達が身につけるべき「社会的教養」や「社会を生き抜く力」を教える方法が学べます。
社会学部卒の学生であれば、そういった教養や社会のあり方について教え説くことができるでしょう。
おすすめ職種④営業職
営業職は顧客の抱える問題に対してソリューションとして自社の製品やサービスを提案し、売上を作り出していく職種です。
取引先やお客様との関わりが最も多く売上に直接関係する業務で、企業でも常に重要性の高い職種と位置づけられています。
営業部を花形部署として捉えている学生も少なくないため、かなり選考倍率が高い部署でもあります。
仕事上では業界や製品に対する豊富な知識はもちろん、高いコミュニケーションスキルや、顧客への理解力が求められます。
社会学部は経営・経済学についても学ぶ機会があるため、営業職として入社してもすぐになじみやすいでしょう。
また、営業は元々購入を検討している顧客ではなく購入意欲が低い相手にも自社製品を魅力的に売り込む必要があります。
ノルマが高く設定されていることもあるため、華やかな反面かなり厳しい職種であることも覚えておきましょう。
参照ページ
社会学部学生が就活を有利に進めるためのコツ
社会学部の学生が就活を有利に進めるための3つのコツについて紹介します。
これから就活を
自己分析や企業研究を入念に行う
就活を有利に進めるためには、自己分析や企業研究を入念に行いましょう。
魅力的な自己PRの作成をするためには、徹底した自己分析と企業への理解が必要不可欠です。
自己分析では、まず「自分がどのようなキャリアを歩みたいのか」「何を成し遂げたいのか」について整理する必要があります。
また企業研究では、その企業独自の強みや考え方、そして今後の展望についてコーポレートサイトなどをチェックしてみてください。
「自分の性格と社風」「やりたい仕事とその企業の強み」がマッチしていることをアピールすれば、魅力的な自己PRができるはずです。
企業や業界を絞り過ぎない
就活を進める際には、企業や業界は絞りすぎないように注意してください。
なぜなら、エントリー数を絞りすぎてしまうと思うように内定が獲得できず就活に失敗するリスクが高くなるからです。
例えば大手企業ばかりエントリーしている学生は、中小企業やベンチャー企業も視野に入れてみるのがおすすめです。
大企業はネームバリューがあり福利厚生が充実しているなど魅力的な反面、年功序列の風潮が強く若いうちから昇給しづらいなどのデメリットもあります。
今は中小企業にも有力企業が多く、実力次第では20代のうちから年収1,000万円プレーヤーを目指せる企業も存在します。
自分の軸をしっかり決めた上で、視野が狭くなりすぎないように気をつけて就活を進めましょう。
インターンシップには積極的に参加する
興味関心のある企業のインターンシップには積極的に参加するのがおすすめです。
インターンシップとは、企業が就職前の学生に業務を体験してもらうための制度です。
インターンシップに参加することで、企業のリアルな雰囲気や実際の業務内容が分かります。
人脈の構築やビジネススキルの習得、さらに内定に直結する選考を優先的に受けられるなどのメリットも多いです。
インターンシップを体験することで企業理解も深められるため、ライバルと差別化した魅力的な志望動機も作りやすくなります。
より深掘りした志望動機を作りたい人や、本当に自分に合った企業を見つけたい人は積極的に参加してみてください。
参照ページキャリアチケット
社会学部出身者が就職先で有利になる資格5選
社会学部で学んだ知識を活かせる職種を選んで就活をすれば、選考でも有利になって就活を進めやすいです。
ここからは社会学部の学生に目指してほしいおすすめの職種を5選紹介します。
進みたい業界が決まった人は、ぜひこのおすすめ職種の中からさらに自分のキャリアを選んでみてください。
資格①教員免許
多くの社会学部は教員免許の獲得に力を入れているところが多いです。
中にはカリキュラムの一環で教職課程を必須としている学校もあります。
教員免許を取得すれば、中学・高校の教師だけでなく塾の先生や家庭教師、学習テキストの制作会社など教育関連の一般企業に就く際もアピールできるでしょう。
社会学部の学生が取得できる教員免許の科目は主に「地理」「日本史・世界史」「公民」です。
資格②社会調査士
社会調査士という資格は、簡単に言えば社会調査に関する基礎的な知識と技能を証明する資格です。
この資格は、学校が設けている「社会調査科目」を受講して単位を取得後に卒業後大学に申請をすることで取得できます。
ほかの資格と違って資格取得のための勉強が不要なので、余裕があれば取得しておきましょう。
資格③認定心理士
認定心理士は「公益社団法人日本心理学会」が認定した心理学の資格で、心理学についての基礎的な知識と技能を証明する資格です。
こちらも社会調査士同様に、所定の単位を取得後に学校に申請すれば取得できます。
将来的に医療・教育・福祉関連の仕事がしたい人は、ぜひ取得を目指してみてください。
資格④図書館司書
図書館司書は国家資格のひとつで、公共の図書館などで資料の選択、発注及び受け入れ、分類、目録作成、貸出業務、読書案内などを行います。
大学側が設けている「司書講習」を受講し、司書資格に必要な所定講義の履修・単位を習得することで資格が取得できます。
資格⑤学芸員
学芸員は博物館など「歴史的遺産物」を展示する場で働く際に必要な国家資格です。
業務は主に展示品の保管・整理、展示品の資料提示などさまざまな業務を担当します。
図書館司書のように大学側の指定する講習の受講と、資格に必要な所定講義の履修・単位取得が資格取得の条件となっています。
参照ページユアターンPlus
まとめ:社会学部学生におすすめの就職先
今回は、社会学部の学生におすすめの就職先について紹介しました。
社会学部の学習領域は人間と社会との関わり方に関するすべてのテーマが研究対象になっているため、学ぶ範囲は非常に広範囲であると言えます。
論理的な能力や考えを構築する能力や問題を分析・解決する能力を身につけられるのが最大の特徴です。
社会学部ならではの強みを活かして上手に就活を進めて、第一志望の企業の内定獲得を目指してください。
この記事ではサイボウズへの就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にサイボウズならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、サイボウズが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、サイボウズの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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