【例文あり】内定を引き寄せる!「苦労したこと」エントリーシートや面接の対策を解説!

【例文あり】内定を引き寄せる!「苦労したこと」エントリーシートや面接の対策を解説!

2024年1月25日更新

はじめに

面接やエントリーシートで頻繁に出会う質問に「苦労したこと」があります。

「苦労したことはどんな意図で聞かれてるんだろう」

「苦労したことがおもいつかない」

など、気になる就活生も多いでしょう。

この記事では、内定を引き寄せるための「苦労したこと」に関する質問の効果的な対策法を、具体的な例文とともに詳しく解説します。

ぜひ、最後まで読んでください!

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「苦労したこと」面接官の質問の目的

苦労したこと 面接

エントリーシートや面接で「苦労したこと」を聞く主な目的は次の3つです。

  1. 困難にどのように向き合うかを知りたい
  2. どのようなことを苦労と感じるか、その基準を知りたい
  3. 苦労や失敗から何を学んだか知りたい

困難にどのように向き合うかを知りたい

面接官は、就活生が困難や挑戦にどのように対処するかを知りたいです。

たとえば、過去の経験で予期せぬ問題が発生した場合、それにどのように対処したか、また、その時の感情や考え方をどのように管理したかなどが評価の対象となります。

就活生が職場で発生する、さまざまな問題やストレスにどのように対処するかを示唆するため、採用担当者にとって非常に重要な情報となるでしょう。

どのようなことを苦労と感じるか、その基準を知りたい

就活生がどのような状況を苦労と捉えるかは、その人の価値観と世界観を反映します。

たとえば、団体の目標達成のために自分の時間を犠牲にすることを苦労と感じる人は、チームワークを重視する傾向があるでしょう。

さらに、ある人は時間管理に関する苦労を挙げるかもしれませんが、別の人は人間関係の複雑さを困難と感じるかもしれません。

就活生の答えから、面接官は就活生の個性や価値観、仕事に対する熱意や姿勢をより深く理解できます。

苦労や失敗から何を学んだか知りたい

就活生の成長意欲、自己反省の能力、および問題解決能力を評価する意図もあります。

面接官は、単に苦労や失敗の経験を聞きたいのではなく、その経験を通じて就活生がどのような学びを得て、それをどのように自分の成長や今後の行動に活かしているかが知りたいのです。

面接官は苦労や失敗からの学びとその応用を通じて、就活生の柔軟性、成長性、および将来的な潜在能力を評価しようとします

したがって、過去の経験をただ話すだけでなく、そこから得た具体的な学びと、それをどのように活かしているかを明確に伝えましょう。

「苦労したこと」への回答のポイント

「苦労したこと」の具体的な回答のポイントは次の3つです。

  1. 苦労した経験の具体的な例をあげる
  2. その経験から得た学びや、どのようにして問題を解決したか
  3. ネガティブな話をポジティブな結果に結びつけること

苦労した経験の具体的な例をあげる

面接で「苦労したこと」に答えるときには、具体的なエピソードが必要です。

具体的なエピソードは、就活生が直面した困難な状況や挑戦を描写し、面接官にその状況をリアルに理解してもらうためのものです。

具体例を通じて、就活生がどのような状況を苦労と感じ、どのように対処したかを示せます。

その経験から得た学びや、どのようにして問題を解決したか

単に困難な状況を説明するだけでなく、その経験から何を学んだのか、どのようにして問題を解決したのかを詳述することが求められます。

これにより、就活生が自己成長と問題解決能力を持っていることを示します

ネガティブな話をポジティブな結果に結びつけること

ネガティブなエピソードもポジティブな結果や教訓に結びつけることが重要です。

たとえば、困難な状況を乗り越えた結果、新しいスキルを獲得したり、チームワークの重要性を学んだりするなど、ネガティブな経験がもたらしたポジティブな影響を強調します。

「苦労したこと」差がつくエントリーシートや面接の例文

苦労したこと エントリーシート

ここからは、ESや面接で「苦労したこと」を聞かれたときの例文を紹介します。

例文①部活1(412文字)

私が最も苦労した経験は、高校時代にサッカー部のキャプテンを務めたことです。

部員間のコミュニケーション不足とモチベーションの低下がチームの大きな課題でした。

試合での連敗が続き、部員たちの士気は低下していました。

私はこの問題を解決するため、まず部員一人ひとりと個別に話をして、それぞれの悩みや意見を聞きました。

そして、チームとしての目標を明確にし、それに向かって一丸となることの重要性を部員たちに訴えました。

また、日々の練習を見直し、部員たちが自分たちの成長を実感できるようなトレーニングメニューを導入しました。

この取り組みの結果、チームの雰囲気は徐々に改善され、その年の大会ではベスト4に入りました。

この経験から、私はコミュニケーションの重要性と、目標に向かってチームを一つにまとめるリーダーシップの大切さを学びました。

この学びは、貴社においても、困難な状況に直面した際にチームを率いて解決策を見出す力となると確信しています。

ポイント:全体的に、この就活生は挑戦を受け入れ、効果的に問題に対処し、チームを成功に導く能力があることが伝わります。

また、学んだことを自分の成長につなげ、将来的に活用する意向があることもよい印象を与えます。

例文②部活2(425文字)

私の大学生活での最大の挑戦は、バスケットボール部でのマネージャー業務でした。

部活動は選手だけでなく、裏方のサポートも重要です。

私の主な役割は、試合のスケジュール管理と練習環境の整備でしたが、選手の怪我や設備の故障など、予期せぬ問題が頻発しました。

とくに困難だったのは、練習試合の直前に会場が使用不可になった時です。

急遽、他の会場を確保しなければならず、対戦相手の大学と連絡を取り、スケジュールを調整しました。

一人では候補になる会場を効率よく探せないため、会場規模や移動時間、予算など条件にあう会場のリストをまとめて仲間に協力を仰ぎました。

最終的に、無事に会場が見つかり練習試合を実施できました。仲間だけでなく相手の大学のチームからも感謝されたときは本当に嬉しかったです。

この経験から、何事も予測不可能であること、そして、問題が発生した時には迅速に行動することの重要性を学びました。

貴社で働くときも、この柔軟性と迅速な問題解決スキルを活かしていきます。

ポイント:予期せぬ状況に対して迅速かつ柔軟に対応し、チームを成功に導く能力があることが伝わります。

また、学んだことを将来の職場で活かす意向があることもよい印象を与えるでしょう。

例文③アルバイト1(435文字)

レストランでアルバイトをしていたとき、ピーク時の混雑対応とお客様満足度の維持に苦労しました。

とくに週末や祝日の混雑時にお客様の満足度を保つことが大きな挑戦でした。

客数の急増により、キッチンとフロアの連携が重要になり、注文ミスや料理の提供遅れが頻繁に起こりました。

この問題を解決するため、私は営業後にスタッフミーティングを設け、役割の再確認とコミュニケーションの強化に取り組みました。

繁忙期に向けての事前準備を徹底し、効率的な動き方を計画しました。さらに、お客様のフィードバックを集め、それを基にサービス改善に努めました。

その結果、スタッフの協力体制が強化され混雑時のミスが大幅に減少しました。

スタッフ一同が余裕をもって顧客対応ができるようになり、結果的に客単価も向上しました。

この経験から、高いプレッシャーのもとでの問題解決能力と、お客様の期待を超えるサービスの提供がいかに重要かを学びました。

この学びは、社会人として働くうえでも、さまざまな環境にも適応できる自信になりました。

ポイント:この就活生は高いストレス状況下での問題解決能力、顧客指向性、チームワークの強化、リーダーシップ能力を備えていることが伝わります。

さらに、将来のキャリアに活かせると自信が感じられ、面接官にとっての印象も良くなります。

例文④アルバイト2(509文字)

現在アルバイトで働いているコンビニエンスストアで、化粧品売り場の発注責任者を任されています。

化粧品売り場は、季節や流行に応じて売れ筋商品が頻繁に変わるため、過剰在庫と品切れのバランスを取ることが難しいです。

昨年の夏、新しい化粧品の発売に伴い、売れ行きを過大評価してしまい、過剰な量を発注してしまったのです。

結果として、売れ残りが発生し、店舗の利益に影響を与える事態になりました。

このミスを受けて、私はまず店長に相談し売れ残った商品のプロモーション活動の企画を提案しました。

店内の目立つ位置に陳列し、手作りのPOPとお客様への声掛けを続け、結果として在庫を売り切りました。

さらに、この経験から発注業務の改善にも取り組みました。

市場分析をより慎重に行い、過去の販売データと季節のトレンドを基にした予測モデルを作成しました。

また、定期的に商品の動向を分析し、売れ行きが低迷している商品は早期に発注量を調整するようにしました。

このミスを通じて、私は発注業務におけるリスク管理の重要性と、問題発生時の迅速な対応力を学びました。

 

今後のキャリアにおいても大いに役立つと確信しており、どのような状況でも冷静に対応できる自信を得ました。

ポイント:この例文では就活生がミスを認め、それを解決し、さらに改善策を講じる能力を持っていることを示しています。

面接官にとって、就活生が将来的な課題や困難に対して積極的に取り組み、自己成長を図れる人材である印象を与えます。

例文⑤ゼミ(544文字)

大学で参加していたゼミでのプロジェクト管理です。

印象深いのは、年度末に開催される研究発表会の準備でした。

私はプロジェクトのリーダーとして、研究テーマの選定、メンバー間の役割分担、スケジュール管理を担当しました。

最初はメンバー間の意見の不一致やスケジュールの遅延に苦労しました。

とくに、研究テーマに関しては、メンバーの関心や専門性が異なるため、共通の目標を見つけるのが難しかったです。

これを解決するため、私は個々のメンバーと話し合い、それぞれの意見や専門知識を尊重しつつ、全員が納得できるテーマを選びました。

さらに、進捗管理のために定期的なミーティングを設定し、タスクの進行状況を共有することで、スケジュールの遅延を防ぎました。

この経験を通じて、チームでの協働、効果的なコミュニケーション、時間管理の重要性を学びました。

研究発表会では、私たちのプロジェクトは好評をもらい、チーム全員の努力が報われました。

この経験から、私はどのような困難な状況でもチームをまとめ、目標達成に導くリーダーシップ能力を身につけました。

また、異なるバックグラウンドをもつ人々と協力することの重要性を深く理解しました。

このスキルは、将来の職場でのチームワークやプロジェクト管理において、大いに役立つと確信しています。

チームでの協働、効果的なコミュニケーション、問題解決能力を持ち合わせており、これらは将来の職場での成功に重要な要素です。

また、学んだスキルを実務に活かす意欲を持っていることが伝わり、ポジティブな印象を与えます。

「苦労したこと」回答の注意点は?

「苦労したこと」を回答するときには注意することが2つあります。

  1. 過去の苦労話は、できれば高校時代以降のものにする
  2. 解決が容易な苦労や伝わりにくい苦労は避ける

過去の苦労話は、できれば高校時代以降のものにする

高校卒業後のエピソードは、個人の成熟度や社会人としての能力を反映する可能性が高いです。

高校時代以前の経験では、専門的なスキルや社会的な経験がまだ限られているため、職場で必要とされる適応能力や専門知識を示すには不十分な可能性があります。

高校卒業後の活動、たとえば大学や専門学校での学び、アルバイト経験などは、実際の職業生活で直接役立つスキルや知識を獲得している可能性が高く、応募する職種や業界に関連する具体的なエピソードを見つけやすいでしょう。

面接やエントリーシートでの「苦労したこと」のエピソードを選ぶときには、高校卒業後の経験に焦点を当てることをおすすめします。

解決が容易な苦労や伝わりにくい苦労は避ける

解決が容易な苦労や伝わりにくい苦労は、面接官に対して就活生の能力や成長を十分に示せません

たとえば、日常的な小さな課題や、多くの人が経験する一般的な問題は、とくに印象に残るエピソードとしては不十分であり、就活生の特定の能力や特性を際立たせることが難しいです。

また、他者が共感しにくいような独自の状況や専門的な問題も、面接官に伝わりにくく、評価のポイントとしての効果が薄れる可能性があります。

「苦労したこと」NG回答にも気をつける

まや、エントリーシートや面接では以下の2つのNG回答にも注意しましょう。

  1. 能力不足に起因する困難は避ける
  2. 些細すぎる困難や一般的な課題

能力不足に起因する困難は避ける

自身の能力不足やスキルの欠如が原因で生じた困難な状況について語るのは避けましょう。

これは、面接官に対して不必要なネガティブな印象を与えかねません。

たとえば、「新しい技術を習得するのに時間がかかった」話では、自己の能力を低く見せる可能性があります。

代わりに、成長や改善につながった経験に焦点を当てましょう。

些細すぎる困難や一般的な課題

日常的な小さな問題や、誰もが経験する可能性のある一般的な課題について話すことは避けてください。

これらの話題は、就活生の特定の能力や特質を十分に示せず、面接官にとって有意義な洞察を提供しない可能性があります。

たとえば、「通勤時の電車の混雑」や「一般的な試験のプレッシャー」などは、とくに印象に残るエピソードとはなりにくいです。

「苦労したこと」がない場合の対処法

就活生が「苦労したことがない」と感じる場合は以下の2つ方法を用いて考えてみましょう

  1. ライフチャートの作成
  2. 自己分析

ライフチャートの作成

人生の大きな出来事を時系列に沿って整理する方法です。

幼少期から現在に至るまでの重要な出来事や転機、成功や失敗を記録し、それらがどのように自己成長に繋がっているのかを振り返ってください。

この過程で、意外な形での苦労や挑戦が明らかになることがあり、自己理解を深める助けとなります。

自己分析

自己分析をすることで、自分の行動パターンや価値観、強みや弱みを理解できます

学業、アルバイト、趣味、人間関係など、さまざまな面から自分自身を見つめ直し、これまでの経験から何を学んだか、どのような困難を乗り越えてきたかを探ります。

これにより、面接での「苦労したこと」に関する質問に対して、より深みのある回答を用意できるでしょう。

まとめ

今回は、「苦労したこと」に関するエントリーシートや面接での質問に効果的に対処する方法を、例文を交えて解説してきました。

面接官は、候補者が困難にどう向き合うか、どのような状況を苦労と感じるか、そして苦労や失敗から何を学んだか知りたがっています。

効果的な回答には、具体的な苦労の経験を挙げ、そこから得た学びや問題解決の方法を説明し、ネガティブな経験をポジティブな結果に結びつけることが重要です。

自己分析を深め、具体的な経験と学びを明確に伝えられるよう準備し、自信を持ってあなたの経験と成長を面接官に伝えましょう。

成功をお祈りしています!

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監修者情報

近藤明弘

キャリアアドバイザー

株式会社ニトリに新卒入社。
個人売率ランキングでは全国で10位に入賞するなど、多くの成果を生み出してきた。 2021年より株式会社ナイモノにジョイン。 リクルーティングアドバイザー(RA)とキャリアアドバイザー(CA)の経験を持ち、現在はCAとして急成長中。