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面接で連絡すると言われたのに来ないのはなぜ?問い合わせ時の注意点や例文も紹介
2024年1月25日更新
はじめに
新卒の面接が終わった後、合否を連絡すると言われたのに来ない状況で悩む人も多いかもしれません。
「もしかして不採用かも?」と落ち込むのは待ってください。
何らかの事情によって連絡が遅れている可能性もあります。
そこで今回は、面接で連絡すると言われたのに来ない場合、考えられる理由や問い合わせのタイミング、注意点、電話・メールの問い合わせ例文などを紹介します。
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面接で連絡すると言われたのに来ない理由
面接の後、合否について連絡すると言われたのに相手からの音沙汰がないと不安になるものです。
しかし、すぐ悪い方向に考えることはありません。
焦って行動する前に、まずなぜ連絡が来ないのかその理由を予想してみましょう。
まだ最終決定ができていない
面接結果の連絡が来ないのは、単純にまだ最終決定ができていない状態だからかもしれません。
選考はスムーズに進むこともあれば、社内のさまざまな意見によりなかなかまとまらないこともあります。
何日も議論されることも全く珍しくはないので、決定に時間がかかっていて連絡ができない状態は普通にあり得ます。
また、会社の規模が大きければ、採用候補者の決定に関する決裁を上層部まで通すのに時間がかかっている可能性もあります。
連絡に時間がかかっている
面接結果は出ているものの、何らかの事情で連絡に時間がかかっている可能性もあります。例えば採用担当者の業務が忙し過ぎて、面接結果の連絡に手が回っていないという状況もあり得るでしょう。
また、メールではなく電話で1人1人連絡するスタイルの企業であれば、まだ連絡の順番が回ってきていないことも考えられます。
連絡にかかるスピードも企業によりけりです。
社内で次の選考の調整をしている
もし合否を待っている面接が、選考フローの途中にある面接であれば、次のステップの社内調整に時間がかかっている可能性もあります。
次の選考の準備をしてからでないと、合格者に今後のスケジュールを伝えることができないため、すべて調整を終えた後に合否の連絡をする予定なのかもしれません。
社内の調整に時間がかかることもよくあります。
面接は採用担当者だけでなく、配属する部署の担当者や管理職、面接の段階によっては社長・役員など、社内の大勢の人が関わります。
例えば次の面接に面接官として出席する人達のスケジュールを確認し、全員の都合が良い日時と場所を押さえる調整などが必要です。
会社の規模が大きく、関わる人数が多いほど調整は難しく、手間も時間もかかるでしょう。
補欠の状況である
自分が選考上で補欠扱いになっているため、面接結果の連絡がまだ来ないというパターンもあります。
補欠は自分より採用の順位が高い人から選考結果の連絡がされ、もしその中から辞退者が出た場合に、繰り上がって採用されるという仕組みです。
補欠の応募者が採用されるかどうかは、他の採用候補者が内定を承諾するか否かに関わるため、連絡が後の方になるのです。
担当者の連絡ミス
可能性としてはそこまで高くありませんが、採用担当者の連絡ミスが発生することもあり得ます。特に、応募者が多い場合は連絡が漏れる可能性もあるでしょう。
人間のすることなので、必ずミスがないとは言い切れません。
面接結果の連絡が来ないときにやってはいけないNG行動
面接結果の連絡を今か今かと待っている状態は落ち着かないものです。
連絡が来ないことで、マイナスな想像が止まらず思い詰め過ぎる人もいますが、次のようなNG行動は絶対厳禁。
ぜっかくの面接の結果に響いたり、生活に影響して就活どころではなくなったり、ネガティブな状況に陥る可能性があります。
焦って期日前に問い合わせる
面接結果の連絡がなかなか来ないと、気が急いてしまい落ち着かないかもしれません。
しかし、ここで焦って期日前に問い合わせてしまうのはNGです。
また、期日が特に示されていない場合でも、面接からそう日が経たないうちに問い合わせをするのは早過ぎます。
基本的に、応募者側から合否を問い合わせするのは就活においてマナー違反とされています。
もし期日前に応募者から問い合わせの連絡を受け取ったら、企業側は「この応募者は説明をよく理解していない」など、マイナスなイメージを抱く可能性もあるでしょう。
まだ選考中だった場合、焦って早まった行動をとると、それが原因で不合格になってしまうかもしれません。
不採用だと決めつけて落ち込む
なかなか連絡が来ない状況に、「不採用かもしれない」とネガティブな結果をイメージしてどんどん落ち込んでしまう人もいます。落ち込むことで、無気力状態になったり、何も手がつかなくなったり、就活だけでなく生活にまで支障が出てくることも。まだ連絡が来ていないうちから勝手に自分の想像で不採用を決めつけるのは危険です。
面接後に連絡すると言われたのに来ないのは不採用のサイン?
面接後に連絡すると言われたのに思っていたより時間がかかっている、このような状態で「不採用かも」と想像する人は多いでしょう。
しかし、連絡が来ないだけで、すぐ不採用のサインだと判断するのは時期尚早です。
ここまで紹介した通り、不採用以外に会社側で選考や調整に時間を要していて、連絡にまで至っていない可能性もあります。
連絡の仕方の中には採用が確定している人から順番に連絡するパターンもあるので、補欠であったり、不採用であったりという可能性もなくはないでしょう。
しかし、連絡がなかなか来ないだけでそれがサインとまでは考えられません。
早合点せず、慎重に判断することが大切です。
面接結果の連絡が遅れる可能性のある企業
面接結果の連絡は、どの企業でも遅れる可能性があります。
ここでは、特にその可能性が高い企業の特徴を紹介しておきましょう。
もし連絡がなかなか来ない企業が次のような特徴に当てはまっているなら、もしかしたら企業内の都合で連絡が遅れているだけかもしれません。
会社の規模が大きい
規模の大きい会社の選考は、結果の連絡が遅れることもあり得ます。
会社の規模が大きいと、社内の組織も大きくかつ複雑に構成されている可能性があります。新卒採用の選考は人事担当部署のみで決定できるわけではありません。
新卒を配属する予定の部署や、上層部との意見も合わせて議論する必要があります。
また、選考の結果を確定する際も、社内のさまざまな部署に承認をもらう手続きを踏まなくてはいけません。
会社が大きくなると、このように通常の手続きであっても時間がかかります。
承認に関わる人が多い分、不在で社内の決裁が一時ストップしてしまうこともあります。
採用人数が多い
採用人数が多い企業も面接結果の連絡が遅れる可能性があります。
その理由はシンプルで、採用人数が多いほど、採用にかかる業務量も増えるからです。
選考書類も人数が多いほど増えるので、目を通す時間や手間が増えます。
誰を採用するかという選考の議論も、人数が多ければ多いほど時間がかかるでしょう。
また、連絡の方法にもよりますが、採用人数が多ければ結果の連絡自体も全員分完了するまで時間を要する可能性があります。
採用担当者が少ない
採用担当者の人数が少ない会社も、面接結果が遅れる可能性があります。
企業の採用担当にはさまざまな業務があります。
リクルートページの作成や求人サイトへの募集記事掲載、応募者対応、社内の調整、面接の準備・調整、内定者の入社までのフォローなど多岐に渡ります。
これらをときには並行しながら進めるのです。
また、人手の少ない企業の場合、採用担当者が他の業務を兼任していることも。
さまざまな業務を担当しているため、他の業務に圧迫されて、面接結果の連絡が遅延する場合があります。
採用人数が少ない
採用人数が少ない企業は、面接の結果もすぐ連絡できるだろうとイメージする人が多いかもしれません。
しかし、採用人数が少ない場合も、結果の連絡が遅れる可能性はあります。
それは、選考に慎重になりやすいからです。
採用人数が少ないということは、内定辞退者が出たときのダメージが大きいということ。
例えば100人内定を出して1人辞退されてもそれほどダメージは大きくありませんが、5人内定なら1人辞退されただけで人数がグッと減ります。
内定をしっかり承諾し入社してくれる人を選考するため、特に時間をかけて選考する可能性があります。
面接結果の連絡が来ない間にすべきこと
面接結果の連絡が来ないとき、どうすれば良いのかわからず、ただ落ち着かない時間を過ごすという人もいるでしょう。
連絡がまだ来ない間にも、できることはいくつもあります。そして、連絡を待つ間の過ごし方が、後の就活に活きてくるかもしれません。
結果が来ない時間に押しつぶされないよう、次のようなことをしながら過ごしてみてください。
まずはひたすら待つ
面接結果の連絡が来ないとき、まずはひたすら待ってみましょう。
企業側から「〇月〇日まで連絡する」「面接後〇日以内に連絡する」などの期日が示されているなら、取り敢えずその期日いっぱいは待ちます。
NG行動でも説明した通り、どんなに気が急いていても、期日前に問い合わせるのはマイナスにしかなりません。
「合格の場合のみ連絡します」などと言われていない限りは、必ず何らかの連絡が来るはずです。
早く結果を知りたい気持ちはグッと押さえ、冷静に待ってみてください。
面接を振り返り反省点を見出す
連絡を待つ時間を利用して、面接の反省をしておくのも有益です。
もしこの後連絡が来た結果が不採用であれば、引き続き就活を行わなければいけません。
次に受ける面接こそは合格となるよう、不合格時の面接の内容を振り返ることが大切です。面接の内容を分析するのは難しいことかもしれませんが、改善すべき点がわかれば、もし残念な結果でもきっと次につなげられます。
引き続き就活に力を入れる
面接結果の連絡をただ待つだけでなく、並行して引き続き就活に力を入れるのも大切です。連絡が来ていない状態では合否はわかりません。
結果がわからない以上、不採用の場合も想定して就活は続けておいた方が良いでしょう。
不採用かもしれないと想像して落ち込んでいても、就活は終わりません。
終わったことは終わったこととして引きずり過ぎず、他の選考にも目を向けた方が建設的です。
就活について整理する
待つ時間を利用して、就活や選考の状況を整理してみるのも良いでしょう。
就活中は複数の企業の選考を並行して行わなければならない場合もあり、落ち着いて整理する時間がなかなか取れないという人もいるかもしれません。
選考結果を待つ間に、1度これまでの就活や選考の状況を振り返りながら、今後どのように動けば希望する仕事に採用されるか、作戦を練っておきましょう。
問い合わせのタイミング
先述の通り、基本的に面接の結果を応募者側から問い合わせるのは控えたいところです。
しかし、一定の期間を過ぎてもまだ連絡が来ない場合は、応募者側からコンタクトを取ってみるのもありでしょう。
問い合わせをするタイミングは、面接をした企業側が結果連絡を期日を示しているかどうかによります。
例えば「面接後2週間以内に結果を連絡します」と示されているなら、まずは2週間は待ちます。
それでも連絡が来ない場合に問い合わせを試みてください。
特に連絡の期日が示されていない場合は、2週間を目安にしましょう。
面接の結果は大体1週間以内、遅くても10日ほどで連絡する企業が多いからです。
面接から2週間を経過しても音沙汰がなかったら、問い合わせを検討してみてください。
問い合わせの際の注意点
示された期日以上の期間を待ち、もしくは2週間以上待ち、それでも面接結果の連絡が来なければ問い合わせもやむを得ません。
ただし、問い合わせをする際もさまざまな点に注意が必要です。
ポイントは、企業側に非があるようなニュアンスで問い合わせないこと、企業側の事情を十分想像し配慮することなどです。
問い合わせで企業にマイナスイメージを持たれないよう、しっかり準備した上で問い合わせましょう。
期日が過ぎてからさらに数日は待ってみる
面接結果の連絡期日が示されていて、その日を過ぎた場合でも、できればもう数日待ってみると良いでしょう。
期日が過ぎたら問い合わせしてみて問題はないのですが、期日を過ぎてすぐだと、企業側は結果を待ちかまえられているような感覚を覚えるかもしれません。
問い合わせをする際、企業側を急かしている印象を与えるのはNGです。
期日から数日待てば、余裕をもって問い合わせているイメージにできます。
問い合わせの前に連絡が届いていないか再確認してみる
問い合わせをする前に、今一度手元に面接結果の連絡が来ていないか確認してみましょう。電話で連絡が来る予定なら、電話に着信などが残っていないか履歴もチェックしてみてください。
メールで連絡が来る予定であれば、受信ボックスをしっかり再確認します。
迷惑フォルダなど別なフォルダに振り分けられている場合も考え、くまなくチェックしましょう。郵送で通知される予定なら、ポストの確認をします。
連絡が来ないことを非難しない
連絡がなかなか来ないからといって、企業側を非難するのはやめましょう。
面接結果の連絡が遅れているのは、何らかの事情によるものかもしれません。
想定よりも選考が難航している、社内の調整に時間がかかっている、採用担当者が多忙過ぎて連絡がなかなか進まない、さまざまな状況が考えられます。
いずれにしろ、企業側の状況を慮ることが大切です。
もしまだ選考の途中だとすれば、攻撃的な応募者は採用したくないと思われる可能性もあります。
期日を過ぎても連絡が来なかった不安や戸惑いは胸の中にしまって、落ち着いて丁寧に問い合わせましょう。
問い合わせる時間帯に配慮する
企業に問い合わせる時間帯にも注意が必要です。
一般的に社内が忙しくなりやすい時間帯は連絡を避けた方が良いでしょう。
具体的には次のような時間帯です。
・始業前:企業の営業時間前なので問い合わせに対応しきれません
・始業直後:始業直後は社内で朝の打ち合わせやスケジュール確認、メールチェックなどを行うことが多いため、特に忙しい時間帯です
・昼休憩中:昼食や休憩をとる時間なので問い合わせに対応できない
・終業時間:終業するための締め作業などを行っている場合があり特に忙しい時間帯です
問い合わせるのは「面接結果連絡の期日」
企業に問い合わせるのは、面接結果の連絡の期日です。
面接結果を問い合わせで確認するのはやめましょう。面接結果を口頭で伝えるのは不可としている企業もあるので、対応してくれた人を悩ませてしまうかもしれません。
また、面接結果はもう出ているはずというスタンスで問い合わせをするのも、企業にとってプレッシャーです。
選考に難航しているのかも…という気遣いを持ちながら、いつ頃結果の連絡がもらえそうかを確認すればスマートです。
電話・メールでの問い合わせ例文
ここからは、電話やメールで面接結果について問い合わせる場合の例文を紹介します。
実際どのように連絡すれば相手側に対し失礼にならないのか、よくわからず悩む人もいるかもしれません。
次に挙げるポイントや例文を参考に、問い合わせの仕方を考えてみてください。
問い合わせる際の内容のポイント
問い合わせる際、電話でもメールでも共通するポイントは、丁寧な言葉遣いです。
採用担当者を非難したり、プレッシャーをかけたりするような表現は厳禁。面接に貴重な時間をとってくれたことへの感謝の気持ちや、相手側の多忙さを配慮する気持ちとともに、やわらかな言葉で尋ねましょう。
次の例文は、面接の結果の連絡期日が示されている場合の問い合わせ例文ですが、もし期日が特に示されていなければ、いつ頃連絡がもらえそうかだけ問い合わせてください。
電話での問い合わせ例文
お世話になっております。
〇月〇日に新卒採用の面接を受けた〇〇(氏名)と申します。
先日は面接のお時間をいただきまして、誠にありがとうございます。
面接の最後に、1週間以内に結果のご連絡をいただけるとご案内くださいましたが、まだ当方で確認できておらず、お電話いたしました。
差し支えなければ、面接結果のご連絡がいつ頃になるか、お教えいただいてもよろしいでしょうか?
(電話の終わりに)
ご多用のところお手数おかけいたしました。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
メールでの問い合わせ例文
【件名】選考結果のお問い合わせ(氏名)
〇〇株式会社
〇〇課 〇〇様
お世話になっております。
〇月〇日に面接を受けた〇〇(氏名)と申します。
先日はご多用のところ、面接の機会をいただきまして誠にありがとうございました。
面接後にいただいたご連絡では、1週間後に結果をお知らせいただけるとご案内くださいましたが、現時点で確認できておらず、恐縮ながらメールさせていただきました。
ご多用の中大変お手数をおかけいたしますが、結果のご連絡がいつ頃になるか、お知らせいただけますと幸いです。
何卒どうぞよろしくお願いいたします。
まとめ
面接の後、連絡すると言われたのに来ない時間が続くと不安に駆られるでしょう。
しかし、連絡が来ないから不採用に違いないと思い込む必要はありません。
企業側には企業側の事情があり、さまざまな理由によって連絡が遅れることもあるのです。ネガティブな想像をするのはやめて、前向きな気持ちで待ちながら有意義な時間を過ごしましょう。
また、しばらく待っても連絡が来ず問い合わせをする際は、相手の事情を慮りながら丁寧にコンタクトしてみてください。