【就活対策】希望勤務地はどう答えるべき?質問の意図や回答のポイント・回答例を徹底解説!

【就活対策】希望勤務地はどう答えるべき?質問の意図や回答のポイント・回答例を徹底解説!

2024年1月24日更新

はじめに

本記事では、面接時や履歴書などでよくある「勤務希望地」の質問について、就活生向けに解説していきます。

 

なぜ面接官は勤務希望地について質問するの?

勤務希望地について回答する時に抑えるべきポイントを知りたい!」

勤務希望地面接時にを聞いてこない企業って具体的にどの企業?

 

上記のようなあらゆる悩みを持つ就活生に対して有益な情報をまとめてますので、ぜひ最後まで読んでいってください!

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企業側はなぜ「希望勤務地」について質問する?

就職活動では基本的に「ガクチカ」「志望動機」「キャリアプラン」など、質問される内容についてはどの企業の面接においても大きく乖離することがありません。

そしてそのようなオーソドックスな質問、また履歴書に記載すべき項目として「希望勤務地」という項目があります。

学生の人物像や実力を把握して、採用の可否を行っていくことが企業の採用活動ではありますが、なぜその中で勤務希望地についても質問されるのでしょうか。

企業側(面接官など)が希望勤務地について質問する理由は主に2点考えられるため、下記で紹介します。

希望勤務地

転勤についての認識を確認するため

企業側(面接官など)が希望勤務地について質問する理由の1つ目は、「転勤についての認識を確認するため」です。

例えば、企業によっては東京にしかオフィスがないため、転勤がないという企業もありますが、中堅~大企業の大半は日本全国各地にオフィスを構えていることも多く、サラリーマンとして働く以上は「転勤」を避けることができないケースがあります。

そして、学生の中には転勤に対してネガティブな感情を抱く方もいるはずです。

 

例えば、ネガティブな内容としては以下が挙げられます。

  • 転勤族で、小学生時代は転校ばかりして辛かったな…
  • 社会人はただでさえ辛そうなのに、誰も友達がいないような僻地に飛ばされるのは嫌だ
  • 頻繁に転勤すると生活が安定しないから、できるだけ避けたいな

上記の場合はどれも「ワークライフバランス」に関する言及ですが、仕事をする目的は自己成長やお金稼ぎではなく、自身の生活面の充実・安定をモチベーションに仕事に取り組む方も少なくないです。

 

また転勤は自身の生活に影響を及ぼすため、学生の中には企業選びの軸に「転勤がない企業」を定めている方も少なくありません。

最悪の場合、転勤があることが決め手で内々定を辞退されることも想定されるため、転勤が避けられない企業は内々定を出す前の面接時や履歴書作成の時点で質問し、転勤に対する認識を探りたいと予想します。

企業に対する志望度を確認するため

企業側(面接官など)が希望勤務地について質問する理由の2つ目は、「仕事に対する熱意を確認するため」です。

例えば、その企業で成長することを第一に考えている学生は勤務地をさほど重視せず、どんな環境でも努力すると考えられます。

一方、仕事に対する熱量があまり高くない方は、中には地方に飛ばされることに対して嫌悪感を覚える方もいるはずです。

例えばとてもハードワークな職種の場合は、少なくとも仕事に対する熱量や志望度の高さがないと、度々直面するであろう業務上の困難を乗り越えていけないと仮定した場合、「勤務希望地」の質問の返答が「どこでもいきます!」「御社の規定に従います」という返事の場合は、仕事を頑張る覚悟ができていると捉えることもできます。

そのため、企業によっては「勤務希望地」の質問を通して学生の志望度を図ろうとするケースがあります。

 

参照サイト:

【希望勤務地欄の書き方】面接で失敗しない答え方などもご紹介 | 就活の未来 (shukatsu-mirai.com)

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「勤務希望地」について回答する際のポイント

先ほどは勤務希望地を企業が質問する理由について述べましたが、実際に勤務希望地について聞かれるケースは多々あり、聞かれた場合はもちろん回答をしていく必要があります。

そして勤務希望地の質問に対する回答で意識すべきポイントが3点あるため、下記で紹介していきます。

希望勤務地 回答

1番無難なのは「御社の規定に従います」という回答である

「勤務希望地」について回答する際のポイントの1つ目は、「1番無難なのは「御社の規定に従います」という回答である」という点です。

やはり企業は先ほども説明した通り「転勤」「入社への熱意」など、採用するうえでの根拠となりうる内容を探るべく質問してきている可能性が高いです。

そんな中、「~がいいです」のように自分本位の回答をしてしまうと、その時点でマイナスの評価になってしまう可能性があります。

本当に勤務希望地についての意向を確認したい企業であれば、例えば「内定獲得後」に勤務希望地について質問するなど、採用活動とは別の機会で質問してくる場合があります。

そのため、あくまで選考の中での質問ととらえて、企業側がネガティブな印象を持たないような回答をしていくことをオススメします。

勤務希望地を回答する場合は「正当な」理由を述べる

「勤務希望地」について回答する際のポイントの2つ目は、「勤務希望地を回答する場合は「正当な」理由を述べる」という点です。

勤務希望地に対する回答として1番無難なのは「御社の規定に従います」という内容ですが、理由が全うなものであれば勤務希望地を正直に伝えても問題ないです。

例えば、「都会にあこがれてるので…」や「地元近くて友達が多いから」というような自分本位な内容はNGです。

ここでいう正当な理由とは、例えば「親の介護が必要」など親族の都合が挙げられます。

このように、企業がやむを得ないと判断できる内容であれば勤務地の希望を伝えていいと判断し、またそのような理由がない場合には「御社に従います」という旨を伝えていくべきです。

「希望あり」回答する場合は断定表現は避ける

「勤務希望地」について回答する際のポイントの3つ目は、「希望あり回答する場合は断定表現は避ける」という点です。

具体的には、回答として「大阪がいいです!」「転勤はしたくないです!」のような表現ではなく、

  • 可能であれば
  • 希望としては
  • 問題がなければ
  • 不都合出なければ

というような言葉を先頭につけて話すことで、あくまで企業側の意思を尊重するような姿勢をアピールし、「融通が全然利かなさそうだな」と思われないようにしましょう。

 

参照サイト:

【履歴書/面接】希望勤務地の正しい書き方/答え方 | 希望理由,注意点も | 就活の教科書 | 新卒大学生向け就職活動サイト (reashu.com)

希望勤務地と理由は正直に伝えていい?適した答え方や例文、注意点を解説【面接・ES】 (y-aoyama.jp)

「勤務希望地」を面接で聞かれた場合の回答例

上記では勤務希望地を回答する際のポイントについて記載しましたが、次に実際に回答する際の「回答例」を下記に紹介していきます。

希望「なし」と伝えたい場合

「御社の規定に従います。」と答えれば問題ないです。

また全国転勤を許諾する理由について追加で質問された場合は、

  • 新しいことに挑戦していくことが好きなためです。
  • 好奇心が強く、知らないことに対して興味が持てる性格だからです。

上記のように、「全国転勤を許諾するポジティブな理由」もあわせて述べていくことで、キャリアに対して前向きな姿勢をアピールできます。

※履歴書の場合は、具体的理由を長々と書くのではなく「御社の規定に従います。」のみ記載すれば問題ないといえます。

希望「あり」と伝えたい場合

  • 両親の介護が必要なため、◯◯を勤務地として希望いたします
  • 婚約者がいるため、〇〇勤務を希望します。
  • 家業を手伝う必要があるため、自宅から通勤可能な勤務地を希望します。
  • ◯◯という業務に挑戦したいため、本社勤務を希望します。

希望「あり」の場合は、家庭の事情などをはじめとして「やむを得ない」理由を添えて回答していくようにしましょう。

また地方より「都会」で勤めることがビジネスを行っていくうえで自身の成長に繋がる明確な理由があれば、「キャリアプラン」を理由に勤務地の希望ありと回答するのも理にかなっているといえます。

 

参照・引用ページ:

【回答例あり】面接で勤務地を聞かれた際の答え方を解説します! | 就職活動支援サイトunistyle (unistyleinc.com)

【希望勤務地の理由や書き方例文】東京や地元実家から通いたい人必見!|転職サポート職ピタ (wailog.net)

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「転勤なし」で有名な企業一覧

「勤務希望地」を聞いてくる企業は、少なからず全国転勤の可能性がある企業ということが前提になります。

一方、転勤がない企業は「勤務希望地」に関する質問はされないはずで、実際に大手企業の中でも転勤がないことで有名な企業は多く存在します。

もし「勤務希望地を面接時に聞かれるか気になる」という学生がいる場合は、下記で紹介する企業一覧に名前が載ってなければ「面接時に質問を受ける可能性がある」と判断できるため、下記で確認してみてください。

転勤なしの大手企業の例

NTTデータ、東京ドーム、ヒューリック、テレビ東京、東洋経済新報社、トレンドマイクロ、ミクシィ 、グリー、東京電鉄、小田急電鉄、京王電鉄、京急電鉄、東急電鉄、野村総合研究所、日本総合研究所、大和総研、フジテレビ、日本テレビ 、テレビ朝日 、TBS 、電通、博報堂、サイバーエージェント、電通デジタル、DAC、アイレップ、東急不動産、森ビル、大和アセット、三井住友DSアセットマネジメント、野村アセットマネジメント、アクセンチュア、ベイカレント・コンサルティング、yahoo関西エアポート、南海電気鉄道、朝日放送、テレビ大阪、大阪ガス、任天堂、京都銀行、阪急阪神ホールディングス、京阪ホールディングス

※稀に転勤する可能性があります。

 

上記の企業から推測する限り、

  • 鉄道業界
  • テレビ業界
  • 地方銀行・信用金庫業界
  • コンサル・シンクタンク業界
  • 広告代理店業界
  • 不動産業界(デベロッパー)

については、比較的転勤を心配する必要がない業界といえます。

また金融機関については、大手企業の場合は基本的に全国に店舗を持つため「全国転勤」とする企業が多い中、先ほど挙げた「地方銀行・信用金庫業界」と「資産運用業界(アセットマネジメント)」に限り、転勤がない金融機関に該当する可能性が高いと言うこともできます。

不動産業界についても、細かく分けていくと「不動産仲介」「ビルマネジメント」「不動産投資」など業種は多岐にわたりますが、中でもデベロッパーは転勤がない可能性が高い業種ということが分かりました。

 

参照・引用ページ:

【業界/地域別】転勤がない大手優良企業一覧 | 職種別採用を実施する企業一覧も | 就活の教科書 | 新卒大学生向け就職活動サイト (reashu.com)

「転勤なし」の企業を上手く探したい場合

先ほどは「転勤がない大手企業の例」で具体的企業名を記載しましたが、実際に転勤しない企業を自身でピックアップしたい場合は、下記3つの内容で進めていくことをオススメします。

「エリア採用」で募集している企業を探す

転勤なしの仕事に就くために行うべきことの1つ目は、「エリア採用で募集している企業を探す」という点です。

エリア採用とは「地域を限定して勤務地を確定する」という職種のため、総合職と呼ばれる「全国転勤」で仕事していく職種と異なります。

エリア採用を募集している企業はかなり多いため、「この企業が魅力的だけど全国転勤は厳しいな…」と言う場合は、エリア採用も検討してみてください。

気になる企業のOB・OG訪問を実施する

転勤なしの仕事に就くために行うべきことの2つ目は、「気になる企業のOB・OG訪問を実施する」です。

実際に職場で働いている方と話す機会になり、多くの社員はある程度人事異動の特徴を把握しているはずです。

そのため、インターネットで調べたけど転勤などについて定かな情報が見つからなかった場合は、OB・OG訪問を行って担当社員の方に直接、転勤を含めたキャリアのお話を聞くのも1つの手段です。

転職口コミサイトで調べる

転勤なしの仕事に就くために行うべきことの2つ目は、「転職口コミサイトで調べる」です。

代表的な転職口コミサイトとしては「OpenWork」や「ライトハウス」が挙げられますが、これらは実際の社員が転職・退職したい時に口コミをすることが多いため、企業で働く際の実情を把握することができます。

また口コミがカテゴリで分けられていて、「OpenWork」の場合は退職検討理由やワークライフバランスというカテゴリがあるため、それらの項目を読み進めていくことで福利厚生面や勤務状況について確認ができます。

「内定後」に勤務地を聞かれた場合

先ほどは「勤務希望地」を聞かれた場合は「御社の規定に従います」と答えるのが最も無難と回答しましたが、その理由の1つに「選考の要素が含まれているから」という内容を述べました。

しかし、勤務希望地は必ずしも選考途中で質問される内容という訳ではなく、「内定獲得後」の入社前面談などで質問を受ける場合はあります。

その場合は採用の可否はすでに決まったうえでの質問になるため、勤務希望地は「あり」と回答して問題はございません。

むしろ、逆に「御社の規定に従う」とだけ答えた場合は、面談を担当した人事担当者は「入社後のことは深く考えていないのかな…」とマイナスな印象を持ってしまう可能性すらあります。

 

そのため、この場合はなるべく理由を添えて勤務地「希望あり」で回答していくのが無難かもしれません。

そして、勤務地「希望あり」を伝える際は自身の「キャリアプラン」に基づいた内容など、内定先で働く中で成長をしていくためにどうしたら良いか、という問いの最適解になるような勤務希望地を述べていくことをオススメします。

就活における「勤務希望地」に関するQ&A

ここでは就活の面接時に実際に経験した事象をもとに、学生が抱えているかもしれない問題に対しての回答を提示していきます。

「貴社規定に従う」と伝えたうえで、重ねて勤務希望地を聞いてくる場合

この場合は、企業は純粋に学生が考えている勤務希望について確認したい可能性があるため、素直に勤務希望地を回答しても問題ありません。

また具体的な勤務希望都市を発言する必要があるため、しっかりキャリアプランなどを踏まえて面接官が納得いくような理由で回答していけるよう、あらかじめ準備しておきましょう。

勤務希望地を「第3希望」まで聞いてきた場合

この場合は学生の勤務希望を確認したい意図とは別に、「学生のアドリブ力」や「難しい問題に直面した時の対処の仕方」などを確認しようとしている可能性もあります。

面接ごとの流れなど、内容的な部分で質問する理由が異なるため、もし題名に記載した「勤務希望地を第3希望まで聞く」というような突飛な質問が飛んできた場合は、完璧な回答を目指さずになるべくマイナスの印象を感じさせないような発言を心がけましょう。

まとめ

本記事では、【就活対策】希望勤務地はどう答えるべき?質問の意図や回答のポイント・回答例を徹底解説!というテーマで、就活生に対して役立つ情報をまとめました。

就活という場で企業側が「勤務希望地」を質問するのは、単に勤務地の希望を聞きたいだけではなく、「志望度の高さ」や「転勤についてどう考えているか」など、別の理由を確認する意図も考えられることが分かりました。

実際に希望地を聞かれた場合、勤務地にこだわりがない学生はそのまま「御社の規定に従う」と答えるのが無難ですが、中には勤務地をこだわりたい学生もいるはずです。

その場合は、上記で紹介した「転勤のない企業の具体例」「転勤梨の企業を上手くみるケル方法」なども参照しながら、企業調べをしてみてください!

 

この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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