ソフトバンクグループのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024年1月22日更新
はじめに
この記事ではソフトバンクグループへの就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にソフトバンクグループならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、ソフトバンクグループが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、ソフトバンクグループの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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ソフトバンクグループの概要
はじめにソフトバンクグループとはどんな企業なのか紹介していきます。
みなさん1度は必ず聞いたことがある企業と言っても過言ではないほどの知名度を誇るソフトバンク。
携帯会社としてのイメージが圧倒的なのではないでしょうか?しかしながら、その他にも強みがあるんです。
エントリーシートを書いていくにあたって、企業について詳しく知っていることは必須事項です。今一度確認してみましょう。
ソフトバンクグループとは
ソフトバンクグループとは、通信事業のソフトバンク・キャッシュレス決済サービスのPayPayとYahoo!とLINEが経営統合したZホールディングスなどを子会社に持つ「持ち株会社」です。
現在、実質国内No.1のプラットフォーマーであり、コロナ禍で衰退していく業界も多い中、増収増益と好調であることから、就活生からの人気も高い企業の1つです。
投資事業・ソフトバンク事業・半導体のアーム事業やソフトバンクホークスでお馴染みの野球事業など多岐にわたる事業を展開しています。
海外展開も積極的に推進しており、海外売上比率は半分を超えています。
また、ペッパー君で知られているロボット事業・電気事業など新規事業の成長も著しく、今後も期待されています。
このような「多種多様な事業内容」や「グローバル展開」は他社と比較しても、競争力があり、差をつける要素と言えるでしょう。
ソフトバンクグループの採用難易度
ソフトバンクグループの採用難易度は、比較的高いと言われています。
これは、東洋経済オンラインが発表した『入社が難しい有名企業ランキング』トップ200に、166位にランクインしていることから分かります。
その他の競合他社のランキングは以下になります。
順位 | 会社名 |
84位 | KDDI |
85位 | 楽天 |
144位 | ドコモグループ |
このように、通信業界に属する企業の中でも低く、全体のランキングでも下位になります。しかしながら、ライバルは非常に多く倍率が高いことが予想されます。
そのため、ソフトバンクグループの採用難易度は比較的高いと言えるでしょう。
ソフトバンクグループの採用大学
ソフトバンクグループの採用大学は、以下の通りとなっています。
採用大学ランキング上位は、早慶や東大、MARCHなどの名門大学が名を連ねています。
しかしながら、採用大学一覧を見てみると海外や地方など、様々な大学から採用していることがわかります。
基本的には高学歴がライバルになるでしょうが、幅広い大学から採用していますので、チャンスはあると考えてよいのではないでしょうか。
会津大学大学院、茨城大学大学院、大阪大学大学院、大阪府立大学大学院、岡山大学大学院、京都大学大学院、青山学院大学、大分大学、大阪大学、大阪市立大学、大谷大学、大妻女子大学、小樽商科大学、お茶の水女子大学、学習院女子大学、金沢大学 |
ソフトバンクグループが求める人材とは?
ソフトバンクグループでは求める人物像として、『ソフトバンクグループの変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する人』を挙げています。
新たなことを提案し、常に進化し続けているソフトバンクグループでは、非常に困難な課題も多いと思います。
そんな中で、そのような変化をチャンスとして捉え楽しむことができ、挑戦していく方が適していると言えるでしょう。
実際に働いている社員の方の声を見ていくと、ソフトバンクンの社風は自由度が高く、若手であっても大きな裁量権が与えられ、しっかりと成長の機会を与えてくれる社風であることが分かります。
これらのことをまとめると、ソフトバンクグループでは以下のような人物が求められていると考えられます。
どんな困難な課題もチャンスと捉え、挑戦していく人
周囲の人を巻き込みながらリーダーシップを発揮し、目標を達成できる人
課題やニーズを見つけ出し、解決のため提案から実行まで個人で行える人
進化を楽しむことができる人
もちろん個人で行動し、成果を挙げていくことも重要であり評価されます。
しかしながら、ソフトバンクのような規模の大きいプロジェクトを全て1人で実行していくことは不可能です。
チームで協力するために、全体をまとめるようなリーダーシップが求められるのも間違いないでしょう。
ソフトバンクグループ各社の採用方向性は?
ここでは、ソフトバンクグループでは、どのような考えのもと採用しているのか紹介していきます。
過去に、人事本部 採用・人材開発統括部 人材採用部の採用推進課長が実践している5つの採用手法について話していましたので、まとめました。
ぜひ、役立てて下さい。
ソフトバンクグループでは、以下のような採用方法が行われています。
- 何かしらのNo.1 実績プレゼンする『No.1 採用』
- 「実際に会社で働く」採用直結の就労体験型インターン
- 地方創生インターン
- グローバル採用
- 『Pepper でハッカソン」
ソフトバンクグループでは、採用とは「会社の未来を作っていく役割」という考えのもと採用活動をしています。
「大手だから...」と諦めてしまう学生も多いそうです。
そうして諦めてしまう学生のため、大手ではなかなかできない採用方法を行い、積極的に採用していることが、これら5つの手法を見ると分かります。
大切にしていることとして”学生ファースト”であることも挙げられているので、挑戦する全ての学生にチャンスがあると考えてよいのではないでしょうか。
また、採用の際に「人」と‘「事業」をつなぎ合わせる事をミッションとして掲げており、成長・挑戦していけるよう、能力開発・エンゲージメント向上・ダイバーシティや健康経営など社員に対しての投資が行われているのも特徴です。
これらの考えは、どのソフトバンクグループでも共通している考えです。
また、ソフトバンクグループには多種多様な業種があり、選考方法も1つではありません。
詳細はソフトバンクのマイページで案内されています。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、応募者がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
自分の中で100点のエントリーシートを書いても、なかなか選考に通過しないという方いませんか?
エントリーシートには、作成する際にポイントがいくつかあります。
「結論ファースト」で書く
書く流れは、以下の順番を意識すると良いでしょう。
・まず結論を提示する
・結論に至った理由を書く
・理由を強調するために具体例を用いる
・最後に再び結論を強調する
この流れで書くと、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
「ポイントを絞る」こと
多くの就活生が陥る失敗例としてあげられるのが、企業にアピールしたい内容・経験をすべて盛り込んで書いた志望動機です。
焦点を絞らず、伝えたいことをすべて書きたい気持ちはわかりますが、それでは相手には何が本当に伝えたいメッセージなのかわかりません。
エントリーシートでは、限られた文字数の中で「自分がこれまで培ってきた経験やスキル、それらを裏付けるエピソード」で貴方という存在を理解し、会ってみたいと興味を持たせることが重要です。
そのためには、いくつも並べて書くより1つに絞り、それについて深く論じた方が相手は理解しやすくなるでしょう。
言葉遣いに注意する
エントリーシートは、応募者の人柄や能力が表れると言われています。
企業側は、相手と対面することなく書類上だけで判断しなければなりません。
そのため、言葉遣いには特に注意が必要です。
以下の点は、多くの就活生がやってしまいがちなミスです。
- 話し言葉や「ですます調・である調」が混在している
- 誤字脱字
- 主語と述語の間に余分な情報を詰め込む
- 不要な接続詞(そして、また、なぜなら等)がついている
- 偽ったエピソードを書き、面接の深堀の際に嘘が露呈する
- 一文が長すぎて読みにくい
- 学生言葉
以下の例文を参考にしてください。
私は、人と人とを結ぶ新しいAIサービスの開発をしたく、貴社を志望しました。 現在人が行っている作業は、多くの人が想像しているよりも遥かに早く、機械に置き換わる時代が来ると考えます。 貴社が世界に先駆けて一般販売した「Pepper」が、人の感情を汲み取ることができるロボットだと知り、受けた衝撃を今でも忘れられません。 それまでの自分はAIの発展において、無意識的に人と機械は共存できないと判断していたことに気づかされたからです。 貴社であれば、人々が長年抱いているこうした固定観念を覆し、全く新しいAIと人との関係を築けると確信しています。 入社後は大学で学んだAIの知識を活かし、AIエンジニアとして人と機械だけでなく、人と人とを結び付ける革新的なサービスを提供することに尽力します。 |
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけは、主に就活生の論理的思考力をもっているかを判断するセクションだと考えられます。
文章の内容が評価の対象になっていることはもちろんです。
しかしながら、面接官が最も注意して見ている点は、不自然な文章の構造ではないか、論理展開を意識した文章であるかどうかです。
そのため、企業に提出する前には必ず論理展開や文章構造の見直しをしなければなりません。
また、企業が見ている点は質問によって異なっており、以下のように分類されます。
- 志望動機
志望動機では、企業への熱意や情報収集能力を見ています。ホームページなどで社長の言葉や細かい部分まで読んでいると企業への熱意が伝わりやすいと思います。また、会社説明会などに参加することもおすすめです。
- 過去の経験
過去の経験について問われている時には、コミュニケーション能力やリーダーシップなど貴方自身の資質を見ています。なぜ過去の経験を聞くのかについては、これまで得てきたスキルや、ご自身の強みを実際のエピソードを聞くことにより、より具体的にイメージしやすくなる為です。
- 将来像・目標
将来像や目標について問われている時は大局観、未来志向や社会貢献性について見ています。
応募者の将来像について理解することによって、入社した際にどのような活躍をしてくれるか、企業にとってどのような利益があるかを見ていると考えられるでしょう。
- 価値観
価値観を問う質問では、貴方自身の個性について知りたいことはもちろん、会社の方向性と合致しているかも見ています。
また、仕事の適性があるかの判断材料にもなっています。
- その他
その他、企業それぞれで異なる質問では長所や研究内容について問う質問が多いと思います。
例えば、面接において頻出質問として逆質問がありますが、こちらで見ているのはコミュニケーション能力や入社意欲です。また、応募者の不安を解消するために聞いている企業もあると言われています。
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
ソフトバンクグループでは、過去に以下のような質問がありました。
今回は必ず聞かれる志望動機についてのアドバイスをしたいと思います。
ソフトバンクならではのポイントも含めておりますので、志望している方必見の内容です。
まず志望動機で1番伝えなければならないことは、”熱意”です。しかし、思いのままに語ればいいというわけではありません。企業それぞれにあった書き方があるのです。それを理解する必要があります。
志望動機でアピールすべきことは、自分が企業の求める人物であることです。
ソフトバンクの求める人物像は、上記で解説しておりますので、ホームページなども再度確認し、研究しておきましょう。
多岐にわたって事業を展開している企業ですので、どんな分野でどのようなことを目指したいか、明確にして意欲を盛り込むとよいと思います。
つまり、企業理解に加え重要なのが、自己理解ということです。
次に、有効的なのが「経営理念」への共感です。
ソフトバンクの経営理念は「情報革命で人々を幸せに」です。
ビジョンは「世界の人々から最も必要とされる企業グループ」で、バリューは「努力って、楽しい。」です。
ソフトバンクの他社と異なる強みは、実に幅広い事業領域を持っていることです。
ソフトバンクしかやっていない事業領域での将来のビジョンを伝えるというのは、実に説得力ある動機と言えるでしょう。
ソフトバンクは2024年に国内最大級の生成AIを開発すると発表しておりますので、大学でAIを研究していたことなどを伝えるのが有効であると考えられます。
また、ソフトバンクでは『No.1採用』という採用方法もあります。
これは過去にコンテストで優勝したり、発明や特許を取得したという人がエントリーできるものです。そうした実績を活かしたいというのも最もな動機です。
わかりやすく例えるならば、ソフトバンクグループにはロボット事業もあるので、大学でロボットを制作していたり、コンテストで優勝した方はそうした経験を活かし「ソフトバンクで唯一無二のロボットを開発したい」などです。
ここで1つ志望動機の例文を紹介します。
志望動機は、ご自身の思いを実際の経験などを踏まえ、伝えた方が熱意は伝わりますので、あくまでも参考程度にご活用ください。
私が貴社を志望した理由は、先見性の高い貴社の環境で、世界で通用する日本発のITサービスを提供したいと考えたからです。私は学生時代に1年ほど留学を経験しましたが、海外には日本より各段発展したIT技術があり、非常に強いショックを受けました。その時私は、日本のIT技術が世界から後れを取っているという事実を知りました。非常にもどかしく、失望したことは今も忘れられません。日本が世界を先駆けていくために必要なのは、生活や産業に深く浸透させ、発展させていくこと以外にないと考えます。貴社に入社した際には、日本のIT技術を世界に発信することに尽力いたします。 |
ポイント:結論ファーストで書くことにより、話の意図が伝わりやすく、論理的な思考を持っていることを示すことができます。
この文章で評価されるのは、ITサービスを提供したいと考えた動機を、具体的に書いている点です。
また、それが他社ではなくソフトバンクグループでなければならない理由も含められているのも良いと思います。
最後に、入社後何をしたいかを書いてあるのも、今後をイメージしやすく、より興味を持ってもらえる文章になっています。
まとめ
この記事では、ソフトバンクグループの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
ソフトバンクグループはソフトバンク事業・アーム事業・野球事業やIT事業など多種多様な企業を傘下に置く日本の株式会社です。
携帯電話会社としてのイメージの強いソフトバンクグループですが、グループ会社Yahoo!JAPANやPayPayなどと連携し、我々の生活に有意義なサービスを提供しています。
ソフトバンクグループでは求める人物像として、『ソフトバンクグループの変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する人』を挙げています。
さらに、採用の際に「人」と‘「事業」をつなぎ合わせる事をミッションとして掲げており、この精神に共感できる人材を求めています。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
そのためには、企業の研究を行うことはもちろん、自己分析も必ず行わなければなりません。
自分の将来のビジョンが見えてくると、より良い就活になると思います。
この記事を、ぜひソフトバンクグループの内定に一歩近づく参考にしてみてください。
みなさんに素敵な未来が待っていることを祈っています。